みなさんこんにちは、現役整備士ライダーのヨシキです。
今回のテーマはバッテリー式の「電動工具」。
最近はさまざまな電動工具が登場しており、エアツールに匹敵、もしくはそれ以上のパワーを持つ製品も次々と発売されています。大型のホームセンターでも取り扱われるようになり、目にする機会が増えてきたと感じている方も多いのではないでしょうか。
DIYで整備をしている方であれば、一度は電動工具に興味を持ったことがあるはずです。ただし、ネックになるのがその価格。正直なところ、電動工具は安い買い物ではありません。
どれくらい使うか分からない工具に何万円も出すのは、かなり勇気がいりますよね。さらに、いざ購入しようと思っても種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からないという悩みもあるでしょう。
そこで本記事では、私ヨシキが実際の整備現場で愛用している「電動工具」3点をご紹介します。あわせて、電動工具選びのポイントも解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
電動工具は今や整備の現場の必需品

実際、整備の現場でも電動工具の使用はかなり増えてきました。
これまでエアツールで回していたボルトも、今では電動工具で外すケースも多く、エアツールよりも使用頻度が高い工具もあります。
正直、DIYで使用するレベルであればパワーもバッテリーの容量も申し分ない商品が数多く販売されているので、エアツールのインパクトと電動工具のどちらを導入しようか悩んでいるユーザーさんなら、電動がおすすめです。
エアツールと比べると電動工具は弱い?
また電動工具を購入する際によく聞かれるのが、
「エアツールより電動工具の方がパワーが弱いのでは?」
という質問です。
これに関しては道具にもよりますが、エアツールと比べても電動はほぼ遜色ないパワーを持っています。
例えばボルトの脱着に使うインパクトレンチやドライバーはエアツール以上のパワーがありますし、研磨用のベルトサンダーやディスクグラインダーもパワー不足は感じません。
とはいえ、ホームセンターオリジナルなどの安価な電動工具は少々パワーが物足りないので、ある程度パワーが必要であれば電動工具専門のメーカー品がおすすめです。
電動工具を選ぶときのポイント

用途に合った道具を選ぶ
電動工具選びで最も重要なのは、「用途に合った道具を選ぶ」ことです。たとえば、フロントフォークのクランプを緩めたり、ブレーキキャリパーを外したりする程度であれば、そこそこのトルクがあるインパクトドライバーで十分でしょう。
一方、アクスルシャフトのナットを緩めたり、リアショックを外したりするなら、比較的トルクが強いインパクトレンチがおすすめです。
どの整備に使うかによって適切な工具が変わるため、“これ一つでOK”という商品はありませんが、ある程度汎用性を求めるならインパクトドライバーの購入を検討するといいでしょう。
トルクはどれくらいのあれば十分?
正直、緩めトルクは200Nmもあれば十分です。
「どうせ買うならハイパワーなものを」と考えがちですが、過剰なパワーはかえって使いにくくなることもあります。
ちなみに、汎用性と使い勝手のバランスが最も良いと感じるのが、マキタのTD173シリーズ。
アタッチメントを交換すれば、ドライバービットからソケットまで幅広く使えるのも魅力です。
安心して使いたいなら一流メーカー一択
電動工具はパワーがある分、安全性が非常に重要です。バッテリー電圧も高いため、充電中の爆発や火災といったリスクを考えると、実績のあるメーカーを選ぶべきでしょう。
国産メーカーであればマキタやハイコーキ。
海外メーカーならミルウォーキーやデウォルトあたりが安心です。
今後も道具を増やす予定ならバッテリーが使いまわせるメーカーがおすすめ
今後、電動工具を買い足す予定がある場合は、バッテリーを共用できるメーカーを選ぶのがおすすめです。

工具ごとにバッテリーを購入していると、バッテリー代だけでもかなりの出費になります。有名メーカーの多くはバッテリー共有設計になっているため、最初に選ぶメーカーは慎重に決めたいところです。
注意!汎用バッテリーは絶対にやめた方がいい
電動工具用バッテリーは高額です。たとえば、マキタの18V・6Ahバッテリーは定価24,400円、ハイコーキのマルチボルトバッテリーは定価33,000円もします。
一方で、汎用バッテリーは半額以下で購入できますが、事故や発火の報告も見受けられ、心配なので自分は使っていません。安全面を考えると、純正品が一番ですね。
「たまに使うだけだから汎用品で十分」という意見もありますが、安全を最優先に考えるなら、多少高くても純正バッテリーを選ぶべきです。
ヨシキ愛用オススメ電動工具3選
DIY用途としてはオーバースペックかもしれませんが、これだけあればほとんどの整備作業に対応できるヨシキのオススメ電動工具3選です。
マキタ TW300 インパクトレンチ

先ほど紹介したTD173シリーズよりも、さらに高トルクなモデルです。先端はビットタイプではなく、角ドライブ仕様のインパクトレンチ。一日フルに使用してもバッテリーは十分に持ちます。
標準は1/2インチ角ですが、変換ソケットを使えば3/8インチ角にも対応でき、汎用性は非常に高いです。
ミルウォーキー M12 FIW2F12 インパクトレンチ

こちらもインパクトレンチですが、最大の特徴はコンパクトさ。狭い場所でも作業しやすく、それでいて最大緩めトルクは745Nm(締め付けトルクは542Nm)と非常にパワフル。
リアサスペンションリンクやエンジンマウントボルトの脱着時など、狭いところのボルト脱着に重宝しています。
ちなみに、こちらの商品バッテリーのアンペア数によってかなりパワーが変わります。ストレスなく使うなら、5.0AHパワーブーストバッテリーの使用がおすすめです。
ミルウォーキー M12 FHIR38-0 ハイスピードラチェットレンチ

ラチェットも今や電動の時代。これ一本あれば、多くのボルト作業が一気に楽になります。
トルクは控えめなので、最初は手で緩め、その後を電動で回す使い方がおすすめ。外装類やM8サイズまでのボルトに最適な一本です。
グリップがやや太めなので、手になじむまで少し慣れが必要ですが、コンパクトでとりまわしも非常に良い商品。
バッテリーはミルウォーキーM12シリーズと兼用です。
少し価格は高いけど、整備をするなら電動工具は買う価値あり
電動工具は「なくても困らないけど、あると圧倒的に便利」な存在です。整備時間を短縮したいときや、力を使わずに作業したいときには、間違いなく活躍してくれます。
フルセットで揃えるとそれなりの出費になりますが、ある程度整備をする方であれば、持っていて損はありません。
最初にバッテリーと充電器を購入してしまえば、本体は比較的手頃な価格で買えるのも電動工具の魅力です。
気になっている方は、ぜひ一度導入を検討してみてください。
投稿者プロフィール

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元モトクロス国際B級ライダーのヨシキです。
趣味は林道探検、オフロードバイクでどんな山道も散策します。
今は整備士として活躍しているので、メンテナンス、DIYでできる整備など、お役に立てる情報を発信していきたいと思います。もちろんレーサーならではのライテク記事も執筆していくのでおたのしみに。
【愛車たち】
SUZUKI RM-Z250,HONDA CR125,SUZUKI RM80L
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