- 大阪発の日帰りツーリングルートが知りたい
- ツーリングをコスパ良く楽しむ方法は?
- すぐに実践できる節約術を教えて!
「ツーリングに行きたいけど、ガソリン代も高いしお金が心配・・・」そんな風に思っていませんか?実は、たった3,000円の予算でも、満足できる日帰りツーリングが可能です!
そこでこの記事では、長期旅のおかげで節約に目覚めたカゲモトが、3,000円で楽しめる大阪発の日帰りツーリングルートと、知らなきゃ損な節約術を5つご紹介します。
「節約=我慢」ではありません。ちょっとした工夫で、お財布に優しく、心も体も大満足の1日が手に入ります!
ぜひ、最後までお付き合いください。
低予算で兵庫と京都を巡る!日帰りツーリングルート
コスパ最強といえるツーリングプランを考えるにあたって、求める条件以下の3つです。
- ガソリンと食事込みで3,000円
- 高速道路や有料道路は使わない
- 我慢せず本気で楽しむ
せっかくの機会なので、これまで立ち寄ったことのないスポットや、気になるスイーツをプランに入れ込んでルートを考えてみました。
それでは早速、3,000円だけ握りしめてツーリングにスタート地点に向かいます!
ツーリング開始|余野コン
スタート地点に選んだのは、北摂バイク乗りの聖地「余野コン」こと、ファミリーマート 豊能町余野店。梅雨晴れとあって、朝からバイク乗りさんが続々と集まってきます。
今回、ここからぐるっとスポットを巡って、再び余野コンに帰ってくる約154kmのルートを作成しています。残念ながら、カゲ美さんが途中参加のため、h.taichoさんに付き合っていただきました。それでは、出発!
余野コンや大阪府のおすすめスポットについて、こちらの記事でご紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。
深呼吸したくなる眺め|知明湖
まず最初に訪れたのは、2022年に規制が解除され、土日でもバイクで訪れられるようになった「知明湖(ちみょうこ)」。周辺にキャンプ場や展望台が点在する自然豊かなスポットです。
湖に架かる橋を渡ると、広々とした駐車場とベンチが設置された心地いい広場があり、ゆっくりとピクニックがしたくなります。
広場へと続く湖畔沿いのルートは、山と湖のコントラストが美しいクネクネ道。途中から一方通行になっているので、対向車を気にせずに景色を楽しめます。
余野コンから知明湖展望台までのルートはこちら。府道732号線が走りやすくてオススメです。途中、蛍を鑑賞できるスポットを通過します。知明湖展望台の詳細情報
電話番号 | 072-794-4970(兵庫県立一庫公園) |
入場料・入館料 | 無料 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
公式サイト | https://hitokura-park.com/ |
駐車場は、無料で76台駐車できます。
快走+ワインディング|猪名川渓谷ライン
猪名川町を南北に縦断する「猪名川渓谷ライン」は、篠山へと続く快走路。里山感のある道を進むと、西峠や古坂峠など、走りごたえのあるワインディングロードも通過します。
知明湖展望台から猪名川渓谷ラインに続くルートはこちら。歴史情緒あふれる町並|河原町妻入商家群
猪名川渓谷ラインを抜けて少し進めば、江戸時代にタイムスリップしたような景色が残る「河原町妻入商家群」に到着です。妻入り(つまいり)と呼ばれる建築方式で建てられた、三角屋根が特徴的な商屋が建ち並んでいます。
2021年に電柱が撤去されたそうで、より昔の景観に近づきました。ちなみに、三角屋根が横向きになる建築方式は平入り(ひらいり)と呼ぶそうです。
猪名川渓谷ラインから河原町妻入商家群までのルートはこちら。町内は一方通行なので、東から入りましょう。季節限定!和スイーツ|大福堂
ツーリングで甘いものは外せません!ということで、明治26年創業の老舗和菓子店「大福堂」に立ち寄ります。店内にはさまざまな和菓子が陳列され、その場で食べることもできます。
本当は黒豆大福(250円)を食べに来たのですが、期間限定のみたらし団子をチョイス。お団子は焦げ目が香ばしく、柔らかくてしっとりしています。あんは甘すぎず醤油の風味が際立っていて、上品な甘じょっぱさが絶品です!
あと3本くらい食べれますが、この後ランチなのでガマン。
みたらし団子は今年の販売が終わってしまいましたが、本わらび餅や栗餅など、四季折々の和菓子が味わえます。次に訪れたときは、どんな出会いが待っているのか。。。今から楽しみです。
河原町妻入商家群から大福堂 広小路店までのルートはこちら。大福堂 広小路店の詳細情報
電話番号 | 079-552-5777 |
予 約 | 可 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 月・火曜日 |
公式サイト | https://www.daifukudow.com/ |
駐車場は、店舗横にあります。すぐそばに本店もありますが、駐車しやすい広小路店を選びました。
進化続ける絶品カレー|京fujiharuカレー
大福堂で小腹を満たした後、東へ38kmほど走ったところに、こだわりのカレーが食べられる「京fujiharuカレー」があります。注文したのは2種類のルーがかかった贅沢な一皿、あいがけカレーです。
向かって右側のプレーンカレーは辛さが4段階、左側のエビカレーはマイルドとスパイシーの2種類が選べます。ご飯は白米から、栄養豊富な古代米に無料で変更可能です。
それでは、いただきます。
プレーンカレーは、野菜や果物の酸味と甘みを感じる本格的な欧風カレー。サラッとした感じで、スパイスも辛さもほどよく、とても食べやすいです。
エビカレーは、エビの出汁が効いていて香ばしく、旨みが強い。 想像していたエスニックな感じはなく、むしろ洋食に近いまろやかな味わいになっています。
あいがけの醍醐味、ルーを一緒に食べてみると、どちらの個性も際立ち、ケンカしないことに驚きます。添えられた野菜も新鮮でおいしい!
店内は広々としていて、暖かい雰囲気に包まれています。奥には居心地のよさそうなソファー席もあり、カフェメニューも豊富なので、つい長居してしまいそうです。
京fujiharuカレーでは、日々カレーの研究を続けているそうで、進化はまだまだ止まりそうにありません。ポイントカードを作ってもらったので、またお邪魔しようと思います。
ごちそうさまでした。
大福堂 広小路店から京fujiharuカレーまでのルートはこちら。国道9号線が混みがちなので、一本逸れた道がオススメです。京fujiharuカレーの詳細情報
電話番号 | 0771-20-6383 |
予 約 | 可 |
営業時間 | 11:00~15:30(L.O. 15:00) |
定休日 | 月・火曜日 |
公式サイト | https://www.fujiharu-kyoto.jp/curry/ |
駐車場は、店舗の二軒隣に7台、少し離れて4台が駐められる専用駐車場があります。
快走ご馳走ロード|日吉ダム
お腹を満たした後は、走りやすい道が続く「日吉ダム」に向かいます。ダムのすぐ近くにある「道の駅 スプリングスひよし」は、週末になるとバイク乗りが集まり、活気にあふれています。
日吉ダムがある天若湖に沿って走る「京都府道50号 京都日吉美山線」は緩やかなカーブが続く快走路で、景色も申し分なし。特に、橋から見下ろす湖は、息を呑む美しさです。
走りやす過ぎてスピードが乗りやすいので、安全運転で楽しみましょう。
京fujiharuカレーから日吉ダムまでのルートはこちら。府道25号線も気持ちのいい快走路です。水量が激変する池|廻り田池
府道50号線をまっすぐ進めば、正面に「廻り田池(まわりたいけ)」が現れます。6月現在は水面が道路近くまでありますが、10月になると水が完全になくなる不思議な池です。
季節によって水量が激変する理由は、池の水が農業用水として使われているから。稲の収穫が終わると、水を抜き、池の底にたまった泥やゴミを取りのぞいて水質をきれいにして、来年の稲作に備えるんだそうです。
晩秋の水のない廻り田池では、池底や地層が露出して、何とも言えない独特の景観を楽しめます。
池沿いの道は、気持ちいいワインディングロードなので、つい素通りしがち。近くを通った際は、ちょっとバイクを降りて、不思議な景色を楽しんでみてください。
これで立ち寄りスポットはすべて回れたので、このまま余野コンへ帰ります。
日吉ダムから廻り田池までのルートはこちら。ツーリング終了|154km ガソリン抜きで1,420円
今回の兵庫と京都を巡る日帰りツーリングは、立ち寄りスポット5カ所とスイーツ、ランチを楽しみ、総走行距離は約154kmで終了。実際に走ってみると、9時にスタートして17時に余野コンに到着しました。
走った距離は短めですが、走りごたえのあるスポットが多めなので、満足いただけるのではないかと思います。
それでは、ツーリングでかかったお金を計算してみましょう!バイクの燃費を20km/l、ハイオク189円/lとしてガソリン代を算出すると、以下になります。
ランチ | 1,300円 |
スイーツ | 120円 |
ガソリン | 1,455円 |
合計 | 2,875円 |
見事に3,000円を切りました!ガソリンを計算する条件を厳しめに設定しているので、実際のところは缶ジュース1本くらいは余裕が出そうです。これなら毎週末ツーリングに出かけられますね!
ぜひ、このルートを参考にツーリングを楽しんでみてください。SNSで感想などを共有してもらえるとうれしいです。
知らなきゃ損な節約術5選
全国を走り回る旅を続けるために行っている節約術をご紹介します。もし、ご紹介したルートが遠くて走れなかったとしても、5つの節約術を取り入れることで、予算3,000円のコスパ最強日帰りツーリングが実現できます!
ツーリング初心者からベテランまで、誰でもすぐに実践できる内容ばかりです。
ガソリンスタンドアプリを活用する
一時期よりは落ち着いたものの、いまだに高額なガソリン。地域によっては10円/L以上の価格差があるため、確認せずに給油すると損します。
ガソリン価格を確認するなら、各社が配信しているガソリンスタンドアプリが便利です。アプリ上でスタンドの検索や料金が確認できるため、ルート上でガソリンが安い店舗を狙い撃ちできます。
さらに、指定したスタンドで使用できるクーポンを使えば、ガソリン1L当たり2~5円引き!クレジットカードを登録すると、QRコードを読み込ませるだけで、ガソリンの種類や給油量の指定、支払いまですべて完了できるので、給油がとっても楽になります。
少しでもツーリング費用を抑えたい方は、出発前にガソリンスタンドアプリを入れておきましょう。
80km圏内で目的地を探す
低予算で日帰りツーリングを楽しむなら、往復の走行距離を意識しましょう。当たり前ですが、距離が伸びるほど、ガソリン代も増えてしまうことに。折り返し地点を80km圏内で設定すれば、立ち寄りスポットを増やしても総走行距離が200kmを超えにくいので、ツーリング中の給油を避けられます。
ツーリング前なら、ガソリンスタンドアプリで指定したスタンドに立ち寄りやすく、クーポンを無駄にせずに活用できます。そして、距離を伸ばさないことで、時間に余裕が生まれるため、思い付きで立ち寄りスポットを増やしても、休憩中に仲間と話が弾んでも安心です。
距離を抑えることでガソリン代を節約しつつ、時間の余裕も確保できます。
飲み物を持参する
ツーリング中に何気なく買ってしまうコンビニの飲み物。1本160円程度でも、1日に2〜3本買えば500円近くの出費になります。
そこで、事前にスーパーで飲み物を買ったり、マイボトルを持参したりすれば、大きな節約になります。暑い夏なら、保冷ボトルに冷えたお茶を入れておくと、いつでもクールダウンできて快適に走れるし、熱中症対策にも効果的です。
走ることが目的なら、ご飯も準備してピクニックを楽しむのもいいですね!最近、私は朝ご飯におにぎりを握って持って行っています。 眺めの良い場所で、好きな具が入ったおにぎりを食べるのは格別ですよ。
無料スポットを中心にルートを組む
ツーリング先ではつい入場料のかかる観光地を選びがちですが、無料でも楽しめるスポットはたくさんあります。私が好んで立ち寄る無料スポットは、こんなところがあります。
オススメの無料立ち寄りスポット
- 展望台:勝手に展望ランキングを付けると楽しい
- 最◯端:最果てに到達した達成感がある
- 水辺の公園:景色が良くてボーッとしたくなる
- B級スポット:ゆるい感じがいい
特に、B級スポットが好きすぎて、こんな記事も執筆させていただきました。
ルートを組むときは、無料で楽しめる場所を中心にピックアップすることで、コスパの良いツーリングが実現できます。
メンテナンスを怠らない
節約とメンテナンスは、無関係に思えるかもしれませんが、実は直結しています。理由は、メンテナンスを怠ると、ガソリン代や修理費の負担が増えるからです。たとえば、タイヤの空気圧が低いまま走ると燃費が悪化し、消耗品の交換を先延ばしにすると大きな故障に繋がります。
体験談ですが、リアブレーキのパッドが減っていることに気づかず走り続けてしまい、部品の交換代がかさんでしまったことがあります。一応、整備士なのに恥ずかしい限りです。
出発前の日常点検を習慣にするだけで、無駄な出費は防げます。そして、定期的なメンテナンスを行い、想定外の出費を回避しましょう。
節約術を活用してコスパ良くツーリングを楽しもう!
今回は、3,000円で楽しめる日帰りツーリングルートと、知らなきゃ損な節約術を5つご紹介しました。低予算で考えたツーリングプランでしたが、実際に走ってみると、思った以上に楽しかったです!兵庫県や京都府を走る予定がある方は、ぜひ実走してみてください。
ご紹介した節約術は、すぐに実践できるものばかりで、コスパ良くツーリングを楽しめます。お金が心配で、ツーリングを控えているバイク乗りさんの助けになれば嬉しいです。
これからのツーリングが、もっと気軽で楽しいものになりますように!
ではまた!
投稿者プロフィール
-
バイクと旅が大好きな夫婦ライダー、カゲモトです。ハネムーンの東本州1周をきっかけに、北海道1ヵ月旅、九州1年移住をへて、全国を走破しました。
今は関西を拠点に日本中を走り回って、ご当地グルメやB級ツーリングスポット、ミニマムキャンプを楽しんでいます。
愛車はNUDA900R・トリッカー・XL883R改。
執筆担当のカゲ太とご意見番のカゲ美が「実体験にもとづいたモトライフを楽しむヒント」をお届けします。