私は夏が嫌いです。
理由は暑いのはもちろんですが虫が多いから!
夏のツーリングでは、全ライダーが直面する悩ましい問題がいくつかあります。そのうちの一つが大量の虫汚れ。
特に山間部や高速道路を走行すると、バイクのヘッドライトやカウル・スクリーン、さらにはヘルメットのシールドまでが虫の攻撃を受け、視界が悪くなることもしばしば。
これらの汚れをその場でサッと拭き取るための対策は必須です。この記事では、もう10年以上毎年虫に悩み続けている筆者が、ツーリング中に発生する虫汚れを簡単にかつ効果的に落とす方法を紹介します。
特に、出先で手軽に使える虫取り専用のウェットティッシュや、水無しで使える洗車用クリーナーなど、携帯に便利なアイテムを中心にピックアップしました。
これらのアイテムを駆使して、ツーリング中の虫汚れ問題を解決し、今年の夏は快適なツーリングを楽しみましょう。
“虫アタック”の問題点
虫汚れはバイクに様々な悪影響を及ぼします。視界の悪化、美観の損傷、そして塗装へのダメージがその主な問題点です。
また、虫汚れを放置すると、これらの問題がさらに深刻化するのでできるだけ早くきれいにしましょう。
まず、バイクのフスクリーンやヘルメットのシールドに付着した虫汚れは、視界を妨げるため安全性に大きな影響を与えます。
また、バイクのボディに付いた虫汚れは、美観を損なうだけでなく、虫の体液や残骸に含まれる酸性の成分がバイクの塗装を傷める原因となります。
虫汚れを長期間放置すると、これらの成分が塗装に浸透し、取り除くことが難しくなるので注意が必要です。
ツーリング後や休憩中などに、こまめに虫汚れを取り除くよう心がけましょう。適切なケアを行うことで、バイクの美しさと安全性を保つことができます。
効果的な虫汚れへの対処法
バイクの虫汚れ対策として、バイクにコーティングを施す方法があります。
専用のコーティング剤を使用することで、バイクの表面に保護膜を作り、虫汚れが付着しにくく、また付着しても簡単に拭き取れるようになります。
特にガラスコーティングは、耐久性が高く、長期間効果が持続するためおすすめです。ただし、コーティング施工前に下地となるボディを整えておく必要があります。
コーティングというものは本来、キレイに魅せる為のものではなくキレイにしたボディを保存する為のものだということを覚えておきましょう。
ツーリング中の虫汚れ対策としては、虫取り専用のウェットティッシュを携帯することをおすすめします。これにより、休憩時に簡単にバイクやヘルメットの虫汚れを拭き取ることが可能です。
また、水無し洗車用のクリーナーも便利です。スプレータイプのクリーナーを使用すれば、汚れた部分にスプレーして拭き取るだけで、簡単に虫汚れを除去できます。
虫汚れ対策グッズ【5選】
夏のツーリング中に発生する虫汚れは、視界の悪化やバイクの美観を損なうだけでなく、塗装にもダメージを与えるということを解説してきました。
虫の体液は酸性の成分を含んでいるため、長期間放置すると塗装を劣化させる可能性があります。
様々なメーカーから専用のクリーナーやウェットティッシュが開発、販売されているので、あなたにとって使い勝手の良いものをいつも用意しておきましょう。
以下では5つの虫汚れ対策商品をご紹介します。これから紹介する商品を使えば、ツーリング中や帰宅後でも簡単に虫汚れを取り除き、バイクを美しく保つことができます。
【SOFT99】フクピカ 虫・フン取りシート強化タイプ
フクピカ 虫・フン取りシート強化タイプは、サッと拭くだけでこれらのしつこい汚れを効果的にクリーニングできる便利なアイテムです。
このシートはガラスや濃色車のボディに使用しても白残りを抑え、スッキリときれいに仕上がる特徴があります。さらに、石油系溶剤を使用していないため、バイクや環境、人に優しい成分です。
界面活性剤やオレンジオイル成分で、頑固な汚れをしっかりと浮かせて取り除くことができ、除菌・防カビ剤も配合されているため、清潔さを保つことができます。
8枚入りのシート(200×300mm)は使い切りで、使用後は燃えるゴミとして処理できるため、後片付けも簡単。ぜひ携帯しておきたい一品です。
【KeePer】コーティング専門店の虫とりクリーナー
コーティング専門店の虫とりクリーナーは、コーティングを傷めることなく使用できる点が大きな特徴です。
特殊な浸透剤を使用しており、頑固な虫の死骸をふやかし、簡単に落とすことができます。
コーティングを分解せずに汚れだけを効果的に除去することができるので、バイクや車のボディやガラス面に施されたコーティングやワックスを守りながら、清潔に保つことが可能です。
風のない曇りの日や太陽光の当たらない日陰で使用することで、効果が最大限に発揮されます。使用前にはあらかじめボディのホコリや砂を洗い流し、使用後にもきれいに拭き取ること必要です。
【AUTOGLYM】アクティブ・インセクト・リムーバー
アクティブ・インセクト・リムーバーは中性洗浄成分を含んでおり、頑固な虫の死骸を溶かして素早く洗浄できます。中性タイプなので、塗装を傷める心配がありません。
虫がこびり付いた塗装面にスプレーし、30秒ほど浸透。きれいな布で拭き取り、乾いたタオルで乾拭きしてください。
途中で液が乾いた場合は、拭取り布を水で湿らせるか本液をスプレーして拭き取ると、スムーズに拭き上げができます。
泡状のスプレーで、水が不要のため、ツーリング途中でも手軽に使用できるのが魅力です。
【72Jam】虫除去剤スプレー
72Jamの虫除去剤スプレーは、これらのしつこい汚れを手軽に除去できる強力なクリーナーです。強力な洗浄成分を含んでおり、頑固な虫の死骸や鳥のフンを効果的に溶かして除去します。
このスプレーは、塗装面を傷めずに使えるよう開発されたため、バイクやヘルメットに対して安全に使用できるのが特徴。泡状のスプレーが汚れにしっかり浸透し、短時間できれいにできます。
ツーリング中や帰宅後にバイクやヘルメットの虫汚れを簡単に除去でき、持ち運びに便利なスプレーボトルは、どこでも手軽に使用できます。
大容量のスプレーボトルのほか、小型のスプレーも販売されているのでツーリング時に持ち歩くのにも便利です。
【プロスタッフ】64バスター(ムシバスター)
64バスター(ムシバスター)は、泡状のスプレーが汚れにしっかり浸透し、頑固な虫の死骸や鳥のフンを迅速に溶かして除去します。
使い方は簡単で、気になる虫汚れにシュッとスプレーして拭くだけでOK。鳥フンなどのガンコな汚れも数秒間つけ置きするだけで簡単に落とせます。
水で洗い流す必要がないのでツーリング先でも簡単に使用することができて便利です。
まとめ
夏のツーリングでは、虫汚れは避けられない問題の一つです。しかし、適切な対策と道具を使用することで、虫汚れの悩みは解消することでしょう。
この記事では5つのおすすめ商品を紹介しました。これらのアイテムを駆使すれば、ツーリング中や帰宅後に虫汚れを簡単に取り除くことができます。
適切な虫汚れ対策を行うことで、ヘルメットのシールドについた汚れを取り除いて視界を確保し、バイクの美観も維持できます。
これからの夏のツーリングを快適に楽しむために、ぜひこれらのアイテムを準備しておきましょう。安全で楽しいツーリングのために、しっかりと虫汚れ対策を行って下さい。
投稿者プロフィール
-
バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
最新の投稿
- コラム2025年2月1日【バイク練習】初心者におすすめの時間帯は?【個人的には朝練一択】
- レビュー2025年1月25日【愛車レビュー】コンチネンタルGT650の魅力とは
- コラム2025年1月23日【プロテクター警察】何故バイク乗りは半袖Tシャツや短パンに過剰反応するのか
- コラム2025年1月21日【合法?違法?】一方通行をバイクで逆走する方法【ルールは遵守!】