職場や学校が遠くて125ccじゃちょっときつい。
自動車専用道路や高速道路も走れると随分楽なんだけど。。。
メインは移動だから250ccまでは要らないな。
125ccのバイクはスペック的にも経済的にもかなり優秀で『自動車専用道路や高速道路などを使わなければ』日本の公道において最強クラスの利便性を誇ります。
ですが、やはり場合によっては『自動車専用道路や高速道路などを使わなければ』と言う部分がネックになってしまうこともあるでしょう。
事実、先日お会いした方が通勤用に125ccを購入したものの、自動車専用道路を通らないルートだとかなり遠回りになり、結局時間がかかってすぐに売ってしまった、と言うお話を聞きました。
そこで今回は『安くて、軽くて、扱いやすい』150ccクラスのバイクを10車種ご紹介します!
150ccクラスのメリット
- 125ccクラスに負けない機動性!
- 125ccクラス並のコンパクトな車格!
- 自動車専用道路や高速道路を走れる!
車体価格や税金、任意保険料は多少上がりますが、それに見合うだけのメリットがあると思いませんか?
ホンダ|PCX160
まずはホンダのPCX160です。
2021年にモデルチェンジしてPCX150からPCX160になりました。
信号待ちなどでエンジンを停止するアイドリングストップシステムが標準装備されています。
149ccから156ccに排気量が上がったことで馬力やトルクも微増し、更に扱いやすくなりました。
フロントABS標準装備に加えてセレクタブルトルクコントロールにより、加速時の後輪スリップも抑制してくれるのでどんな天候のときに通勤・通学しても安心感があります。
その他、主要装備としてUSB Type-Cソケットでスマートフォンなどの充電ができたり、Honda SMART Keyシステムで鍵を取り出さなくてもエンジンの始動ができて便利です。
PCX160 | 簡易主要諸元 |
全長(mm) | 1,935 |
全幅(mm) | 740 |
全高(mm) | 1,105 |
シート高(mm) | 764 |
車両重量(kg) | 133 |
燃料消費率(km/L) | 【WMTCモード値】 43.7(クラス 2-1)〈1名乗車時〉 |
総排気量(cm³) | 156 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 12[15.8]/8,500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 15[1.5]/6,500 |
メーカー希望小売価格(消費税込み) | 412,500円 |
ホンダ|ADV160
2023年1月26日に発売されたADV160は『DISCOVER NEW EXITEMENT』をコンセプトとして開発された、人気モデルADV150の後継モデルです。
荒れた路面の走行も想定した前後サスペンションが装備されているのが特徴。
新形状フレームを採用したことでシート高が従来型の795mmから780mmへダウンし、足つき性も向上しています。
スクリーン位置はハイポジション/ローポジションの2段階に調整が可能で、工具不要のワンタッチで高さを変えることができます。
エンジンはPCXと同じで、力強い走りと燃費性能を追求した「eSP+」を搭載。フロントABSやセレクタブルトルクコントロールも標準装備で安心です。
アイドリングストップ標準装備で環境性能も◎。もちろんHonda SMART Keyシステムや、2Lの容量を確保したType-A USBポート付インナーボックスもあり、利便性も変わりません。
『通勤用スクーターだけど走りも楽しみたい』という方にはおすすめです。
ADV160 | 簡易主要諸元 |
全長(mm) | 1,950 |
全幅(mm) | 760 |
全高(mm) | 1,195 |
シート高(mm) | 780 |
車両重量(kg) | 136 |
燃料消費率(km/L) | 【WMTCモード値】 42.5(クラス 2-1)〈1名乗車時〉 |
総排気量(cm³) | 156 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 12[16]/8,500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 15[1.5]/6,500 |
メーカー希望小売価格(消費税込み) | 473,000円 |
ヤマハ|X FORCE
次はヤマハのX FORCEをご紹介します。
新世代の水冷155ccの BLUE COREエンジンを搭載していて、加速のいい優れた走行性能と低燃費を実現。
滑りやすい路面でも後輪のスリップ傾向を抑止するトラクションコントロールシステムも採用しています。
「Yamaha Motorcycle Connect」というスマートフォン用アプリを使用することで、様々な車両情報を確認でき、メーター表示機能の拡張や、メンテナンスタイミングのリコメンド機能などを付加することが可能です。
X FORCE | 簡易主要諸元 |
全長(mm) | 1,895 |
全幅(mm) | 760 |
全高(mm) | 1,120 |
シート高(mm) | 815 |
車両重量(kg) | 130 |
燃料消費率(km/L) | 【WMTCモード値】 40.9km/L(クラス 2-1)1名乗車時 |
総排気量(cm³) | 155 |
最高出力 | 11kW(15PS)/8,000r/min |
最大トルク | 14N・m(1.4kgf・m)/6,500r/min |
メーカー希望小売価格(消費税込み) | 396,000円 |
ヤマハ|NMAX155
ヨーロッパや日本で人気のヤマハ製スクーター・MAXシリーズ。末弟の「NMAX(125)」の排気量を拡大して、高速道路走行など活用範囲を拡大したのが「NMAX155」です。
こちらの車両も、質のいい加速感と上質な乗り心地を両立したSMG採用の新設計BLUE COREエンジンを搭載。
トラクションコントロール搭載で加速時の後輪スリップを抑制し、アイドリングストップ機構も備えており無駄な燃料消費を抑えます。
また、スムーズな操作が可能なスマートキーと、600mlのペットボトルが収まる左側には、さまざまな用途に応える12VのDCジャックを装備。
右側の収納ボックスにはリッドを備えています。
NMAX155 | 簡易主要諸元 |
全長(mm) | 1,935 |
全幅(mm) | 740 |
全高(mm) | 1,160 |
シート高(mm) | 765 |
車両重量(kg) | 131 |
燃料消費率(km/L) | 【WMTCモード値】 44.6km/L(クラス 2-1)1名乗車時 |
総排気量(cm³) | 155 |
最高出力 | 11kW(15PS)/8,000r/min |
最大トルク | 14N・m(1.4kgf・m)/6,500r/min |
メーカー希望小売価格(消費税込み) | 407,000円 |
ヤマハ|トリシティ155
2023年モデルとして4月14日に発売されたトリシティ155。
本モデルから上位機種のナイケンやトリシティ300が採用する“アッカーマンジオメトリ”を採用しています。
エンジンは他車種と同様、扱いやすくて頼もしい“BLUE CORE”エンジンです。
こちらの車両もスマートキー対応で、キーをポケットなどに入れて近づくだけでメインスイッチの操作ができます。
3輪のため他の2輪スクーターと比べると重量がありますが、同じく3輪のため安定感があり取り回しには困らないでしょう。
トリシティ155 | 簡易主要諸元 |
全長(mm) | 1,995 |
全幅(mm) | 750 |
全高(mm) | 1,215 |
シート高(mm) | 770 |
車両重量(kg) | 172 |
燃料消費率(km/L) | 【WMTCモード値】 42.1km/L(クラス 2-1)1名乗車時 |
総排気量(cm³) | 155 |
最高出力 | 11kW(15PS)/8,000r/min |
最大トルク | 14N・m(1.4kgf・m)/6,500r/min |
メーカー希望小売価格(消費税込み) | 566,500円 |
ヤマハ|YZF-R15
『足だけどスポーティーにツーリングも楽しみたい!』という方は150ccクラスのMT車はいかがですか?
まだ日本では発売前の段階ですが、2000年代の半ば過ぎからヤマハはYZFシリーズの小排気量モデルとして、YZF-R15を発売しています。
タイヤマハモーターが発表した2023年モデルでは、上位モデルにR15Mが設定されており、トラクションコントロールシステムやクイックシフター、フルデジタルメーター、デュアルチャンネルABSが装備されている模様!
日本での正式発売が待ち遠しいですね!
YZF-R15 | 簡易主要諸元 |
全長(mm) | 1,990 |
全幅(mm) | 725 |
全高(mm) | 1,135 |
シート高(mm) | 815 |
車両重量(kg) | 140 |
燃料消費率(km/L) | 不明 |
総排気量(cm³) | 155 |
最高出力 | 13.5kW(18.4PS)/10,000r/min |
最大トルク | 14.2N・m(1.4kgf・m)/7,500r/min |
グーバイク販売価格(消費税込み) | 29万8000円〜59万8000円 |
ヤマハ|XSR155
同じくヤマハから発売されているXSRシリーズの155ccモデル【XSR155】
エンジンはVVAと呼ばれる可変バルブタイミング機構を実装した最新の水冷4ストローク単気筒エンジンを搭載。
XSR125だけでなく、XSR155も国内で正式に取り扱ってくれると嬉しいですね。
XSR155 | 簡易主要諸元 |
全長(mm) | 2,005 |
全幅(mm) | 805 |
全高(mm) | 1,080 |
シート高(mm) | 810 |
車両重量(kg) | 134 |
燃料消費率(km/L) | 不明 |
総排気量(cm³) | 155 |
最高出力 | 14.2kw(19.3PS) / 10,000rpm |
最大トルク | 14.7N・m (1.5kg・m) / 8,500rpm |
グーバイク販売価格(消費税込み) | 39万8000円〜65万4500円 |
スズキ|ジクサー150
ジクサー150は、『毎日、遊ぼう』がコンセプトのスズキの150ccスポーツネイキッドです。
154ccの軽量コンパクトなSEPエンジンを搭載。力強い中低速トルクと燃費性能を兼ね備えています。
フル液晶デジタルメーターには、時計や電圧計、ギヤポジション表示などの便利機能を搭載。
オイルチェンジインジケーターを採用していて、初回1,000km以降3,000km毎に交換時期をお知らせしてくれます。
ジクサー150 | 簡易主要諸元 |
全長(mm) | 2,020 |
全幅(mm) | 800 |
全高(mm) | 1,035 |
シート高(mm) | 795 |
車両重量(kg) | 139 |
燃料消費率(km/L) | 50.0 km/L(クラス 2-1) 1名乗車時 |
総排気量(cm³) | 154 |
最高出力 | 9.6 kW〈13 PS〉 / 8,000 rpm |
最大トルク | 13 N・m〈1.3 kgf・m〉 / 5,750 rpm |
メーカー希望小売価格 | 385,000円 |
スズキ|ジクサーSF150
ジクサーSF150は、インドスズキで発売されていて一部日本でも輸入販売されています。
ジクサーとは、もともと『GSX-R』の愛称から来たものだったので、フルカウルのジクサーSF150のほうが名前に近い車両。
エンジンはジクサー150と共通で、『ストリートファイターよりもフルカウルスポーツのほうが好き』という方にはおすすめです。
ジクサーSF150 | 簡易主要諸元 |
全長(mm) | 2025 |
全幅(mm) | 715 |
全高(mm) | 1035 |
シート高(mm) | 795 |
車両重量(kg) | 148 |
燃料消費率(km/L) | 不明 |
総排気量(cm³) | 154 |
最高出力 | 13.6ps@8000rpm |
最大トルク | 13.8Nm@6000rpm |
グーバイク販売価格(消費税込み) | 26万500円〜38万5000円 |
GPX|Legend150
最後はタイのオートバイメーカー【GPX】から、レジェンドシリーズの末弟【Legend150】をご紹介します。
クラシカルなデザインのレトロネイキッドですが、灯火類はフルLED。サスペンションにはタイの有名メーカーYSSのものが装備されています。
シンプルなデザインなのでカスタムベース車としても最適!
GPXのバイクはかなりのハッピーメーターらしく、実際の速度よりもメーターには速い速度が表示されるそうです。
また、ウィンカーがプッシュキャンセル式ではないので、右左折が終わったらウィンカーレバーを中央まで自分でスライドさせる必要があります。
デメリットはそれくらいのもので、このクラシカルな見た目が気に入れば”アリ”な選択肢ではないでしょうか?
Legend150 | 簡易主要諸元 |
全長(mm) | 2,025 |
全幅(mm) | 785 |
全高(mm) | 1,100 |
シート高(mm) | 780 |
車両重量(kg) | 143 |
燃料消費率(km/L) | 不明 |
総排気量(cm³) | 149 |
最高出力 | 10.5 kw @ 8,000 rpm |
最大トルク | 13.5 Nm @ 6,500 rpm |
メーカー希望小売価格 | 399,300円 |
まとめ
今回は、『125ccでは物足りないけど、自動車専用道路に乗れれば250ccまでは要らない。』という方向けに150ccクラスのバイクを10車種ご紹介しました。
ATスクーター5車種と、MTフルサイズ5車種をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
気になる車両はありましたか?
高速道路を使って遠方までツーリングに行くというような使い方には向いていませんが、自動車専用道路などを使いつつ主に下道しか使わない、と言う用途にはぴったりです。
是非一度お近くの販売店に行って実車を確認してみてください!
投稿者プロフィール
-
バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
最新の投稿
- コラム2024年11月22日【あなたの愛車は未来の宝?】プレミアのつくバイクの特徴
- コラム2024年11月20日【夜間の街乗り攻略法!】初心者でも安心して走るためのマナーや注意点を解説!
- コラム2024年10月31日【疑問】「オービス」と「Nシステム」ってどう違う?知っておくべき取り締まり装置の役割
- メンテナンス2024年10月24日【バイクのサビ取り完全ガイド!】簡単サビ取り法と長持ちパーツの選び方