四国には、絶景スポットやご当地グルメ、観光地など、魅力的なスポットがたくさんあります。
大型連休を利用して、四国一周をツーリングを計画しているバイク乗りさんは多いのではないでしょうか。
そこで四国一周を2度経験したカゲモトが、実際に走ったルートをもとに作成した四国を3泊4日で走るツーリングプランを前半・後半に分けてご紹介します。
四国はキャンプツーリングがオススメなので、キャンプ場情報も満載です。
関西のバイク乗りさんなら、この記事のまま四国ツーリングを楽しむことができます。
関西以外のバイク乗りさんでも、参考になる情報をたっぷりお届けするので、大型連休が待ち遠しくなるはず!
ぜひ、最後までお付き合いください。
大型連休は四国ツーリングを楽しもう!
四国にある徳島県、香川県、愛媛県、高知県の4県は、それぞれが個性豊かで、じっくりと堪能してほしい魅力が詰まっています。
一周といえば、ぐるっと水面を眺めながら外側を周るイメージですが、四国は内側にもオススメスポットがが豊富です。
海沿いの景色もすばらしいですが、山でしか見ることのできない絶景があります。
四国の外周だけでも約950kmもあるので、海も山も満喫するなら大型連休が狙い目です。
4日あれば人気スポットを回ることができるので、ゴールデンウィークやシルバーウィークは四国をツーリングするチャンスです。
酷道や険道の先に絶景が待っている
自然豊かな四国には、走りづらい酷道や険道が多くあります。
思ったよりも距離が伸びないのが四国の怖いところです。
地図やインターネットを使って道を事前に確認し、避けられる道は避け、適度に休憩をとるのが大切です。
走りづらい道の先には、息を呑むほどの絶景が待っていることもあります。
避けては通れない酷道・険道でも、絶景を見れば疲労は吹っ飛ぶので、安全運転でのんびり挑みましょう。
四国には設備が整った格安キャンプ場もたくさんあります。
1年を通して温暖で穏やかな気候なので、キャンプツーリングもオススメです。
実走ルートをもとに四国一周ルートを作成しました!
今回ご紹介するツーリングプランは、カゲモトが実際に走ったルートをもとに作成しています。
オススメしたいスポットを厳選したところ、3泊4日で四国一周が可能です。
四国へは4つの渡る方法がありますが、今回は兵庫県から「大鳴門橋」を利用して四国に上陸します。
それでは出発!
四国へ渡る方法
- 兵庫県:明石大橋 ~ 淡路島 ~ 大鳴門橋
- 岡山県:瀬戸大橋
- 広島県:瀬戸内しまなみ海道
- 大分県:国道九四フェリー(大分市 ~ 愛媛県西宇和郡)
1日目|ご当地グルメと秘境を満喫します
8:00|『うだつの町並み』で街歩き
大鳴門橋を渡ってはじめの立ち寄りポイントは、江戸時代の景色が残る『うだつの町並み』です。
『道の駅 藍ランドうだつ』と隣接しているので、訪れやすくなっています。
うだつとは長屋建ての家と家の間に設ける、装飾と防火を兼ねた屋根付きの袖壁のこと。
当時、うだつの設置は費用がかかる裕福の象徴だったことから、出世ができずパッとしないという意味を持つ「うだつが上がらない」の語源になったといわれています。
街を散策すれば、タイムスリップしたような気分が味わえます。
9:30|『五色台展望台』でワインディング
香川県北部にある『五色台スカイライン』は、全長約9kmの尾根を走る気持ちのいいワインディングロードです。
展望台からは岡山県と瀬戸大橋を望むことができます。
11:00|ランチは『三嶋製麺所』で讃岐うどん
香川県でランチといえば、ご当地グルメの讃岐うどんは外せません!
『三嶋製麺所』は、のれんも看板もない隠れ家のようなお店で、イメージ通りの讃岐うどん屋さんです。
メニューはうどんのみで、温か冷と玉数を選ぶだけのシンプルさが本場っぽい。
トッピングはネギと七味、40円で卵を追加できます。
本場の空気を感じながら、おいしい讃岐うどんを食べるなら、三嶋製麺所で決まりです。
三嶋製麺所の詳細情報
電話番号 | 0877-84-2266 |
予 約 | 不可 |
営業時間 | 9:00~15:00 |
定休日 | 金曜日 |
公式サイト | https://x.com/mishimaseimenjo |
駐車場は店舗裏にクルマ3台ほどのスペースがあります。
14:30|スリル満点の『奥祖谷二重かずら橋』
お腹を満たした後は、徳島県の秘境『奥祖谷(おくいや)二重かずら橋』を訪れます。
奥祖谷二重かずら橋には、男橋と女橋の2つのかずら橋が架かっていて、人力のロープウェイ『野猿』に乗ることもできます。
執筆現在は野猿の利用はできないようですが、河原から見る2つのかずら橋は圧巻です。
ちなみに奥祖谷二重かずら橋は国道439号線沿いにありますが、ヨサクという愛称の酷道で知られています。
道幅は狭く路面は荒れぎみなので、焦らずのんびり走りましょう。
奥祖谷二重かずら橋の情報
電話番号 | 0883-76-0877 |
料 金 | 大人 550円 / 子ども 350円 |
営業時間 | 4月~6月:9:00~17:00 7月〜8月:8:00~18:00 9月~11月:9:00~17:00 |
定休日 | 12月~3月:冬季休業 |
公式サイト | https://miyoshi-tourism.jp/spot/okuiyanijukazurabashi/ |
16:00|『祖谷渓の小便小僧』と2ショット
国道439号線から県道32号線に入って少し進むと、『祖谷渓の小便小僧』が渓谷に向かって気持ちよさそうに用を足しています。
県道32号線もなかなかの険道なので、走りやすい道を使うなら県道45号線を経由して『大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)』で知られる国道32号線を通りましょう。
17:30|キャンプは『新居浜市市民の森キャンプ場』
酷道続きで疲れた体を癒すのは『新居浜市市民の森キャンプ場』です。
街から近いキャンプ場ですが、緑が豊かで自然を感じられます。
炊事場やトイレなどの基本的な設備が揃っていて無料で利用が可能です。
新居浜市市民の森キャンプ場の情報
電話番号 | 0883-76-0877 |
開設期間 | 通年 |
イン/アウト | フリー |
設 備 | フリーサイト、水道、トイレ、 炊事場、自動販売機 |
料 金 | 無料 |
乗 入 れ | 不可 |
ゴミ捨て | 不可 |
食材調達 | ラ・ムー 新居浜店(所要時間 9分) |
入浴施設 | 新居浜温泉パナス(所要時間 15分) 大人 650円 / 子ども 200円 |
備 考 | 火気を使用する場合は 管理事務所に書類の提出が必要 |
公式サイト | https://miyoshi-tourism.jp/spot/okuiyanijukazurabashi/ |
2日目|絶景ルートを駆け抜けます
10:30|『UFOライン』を快走
9時にはキャンプ場を出発し、『UFOライン(いの町道 瓶ケ森線)』を目指します。
テレビやCMにも登場するUFOラインは、標高1,500mの尾根沿いを走る絶景ロードです。
全長約27kmの天空の道を楽しんだ後は、ワインディングが楽しい『石鎚スカイライン』が始まります。
13:00|ランチは『味倉』で2種の鯛めし
愛媛県のご当地グルメ鯛めしは地域によって異なり、松山市と今治市では炊き込みご飯、宇和島市では鯛の漬け丼の2種類があります。
どっちも食べてみたい!今決められない!という人には『道後温泉』の近くにある『味倉』がオススメです。
味倉には中予風鯛めし(炊き込みご飯)と南予風鯛めし(鯛の漬け丼)が揃っています。
ひゅうが飯というご当地グルメも味倉で食べられるので、胃袋がいくつあっても足りません。
食後は腹ごなしに道後の温泉街を散策してはいかがでしょうか。
味倉の詳細情報
電話番号 | 089-934-7075 |
予 約 | 可 |
営業時間 | 11:00~14:00 17:00~21:00 |
定休日 | 火曜日 |
公式サイト | http://ajikuradogo.web.fc2.com/ |
道後温泉周辺に無料駐輪場(125cc以下)があります。
駐車場シェアリングサービス「特P」を利用すれば大型バイクでも利用可能な駐車場が見つかります。
15:00|海が近い『夕やけこやけライン』
伊予灘の海岸線ギリギリを走れる絶景ルートが『夕やけこやけライン』です。
道中には駅から海が見える『下灘駅』や夕焼けの観賞で人気の『ふたみシーサイド公園』があります。
本当は夕方に走りたいところですが、明日のためにガマンです。
17:00|キャンプは『姫鶴平キャンプ場』
『姫鶴平キャンプ場』では、高原ならではの雄大な景色と満天の星空を楽しめます。
景色は格別ですが、標高1,400mあり夜は夏でも冷え込むので防寒具が必要です。
キャンプ場周辺には何もないので、事前に買い出しやお風呂、給油を済ませておきましょう。
キャンプのハードルが高い場合は、管理棟を兼ねた『姫鶴荘』で宿泊も可能です。
四国一周ツーリングの前半はここまで!
お疲れさまでした。
姫鶴平キャンプ場の情報
電話番号 | 0892-55-0057 |
開設期間 | 4月上旬~11月上旬 |
イン/アウト | フリー |
設 備 | フリーサイト、水道、トイレ、 炊事場、自動販売機、売店(15時まで) |
料 金 | 500円 |
乗 入 れ | 一部可能 |
ゴミ捨て | 不可 |
食材調達 | – |
入浴施設 | – |
備 考 | 姫鶴荘が営業時間外ときは 正面玄関右の夜間受付ボックスへ入金 |
公式サイト | https://yanadani-skk.jp/stay/camp/ |
まとめ
今回は、私が実走したルートをもとに四国を3泊4日で走るツーリングプランをご紹介しました。
四国の面積は九州の半分と広いので、この記事も前半と後半に分けてお送りしています。
前半はご当地グルメを満喫し、ワクワクする秘境を訪れ、絶景ルートを走りました。
豊かな自然を多く残す四国には、おいしいグルメも息を呑むほどの絶景もまだまだたくさんあります。
四国一周ツーリングの後半もお楽しみに!
ではまた!
投稿者プロフィール
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バイクと旅が大好きな夫婦ライダー、カゲモトです。ハネムーンの東本州1周をきっかけに、北海道1ヵ月旅、九州1年移住をへて、全国を走破しました。
今は関西を拠点に日本中を走り回って、ご当地グルメやB級ツーリングスポット、ミニマムキャンプを楽しんでいます。
愛車はNUDA900R・トリッカー・XL883R改。
執筆担当のカゲ太とご意見番のカゲ美が「実体験にもとづいたモトライフを楽しむヒント」をお届けします。
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