皆さんこんにちはヨシキです。
“自宅でお店のような洗車がしたい”
そんなバイクユーザーに人気の高圧洗浄機。最近ではコンパクトなハンディタイプの商品も発売されるなど、ますます手軽になってきましたね。しかし、機材が手に入りやすくなってきている反面、手軽じゃなくなってきているのが価格面。
高価な商品であれば3万円以上するものも珍しくありません。もちろん数千円で販売している安価な商品もありますが、性能面に不安が残りますよね。
そこで今回は整備士ライダーのヨシキがおすすめする高圧洗浄機の選び方や、注目のポイントを紹介します。特にバイクが汚れやすいオフロード遊びをする方にとって、高圧洗浄機は是非とも欲しいアイテムの一つではないでしょうか。
是非商品選びの参考にしてみて下さいね。
自宅でバイクをキレイにしたい
そもそも高圧洗浄機の購入理由の多くは“自宅でバイクをキレイにしたいから”ではないでしょうか。
わざわざ洗車場まで出かけるのが面倒。混雑しているコイン洗車場では周りの目が気になってゆっくり洗車ができない。コイン洗車場は便利ですが立地や混雑状況によっては不満を感じる場面も少なくありません。
高圧洗浄機があればそんな悩みはすべて解決。自宅で心行くまでバイクを洗車できるようになります。
バイクを常にキレイにしていたい人ほど高圧洗浄機はオススメ
自宅で洗車をするための道具としてメジャーなのは水道につなぐタイプのシャワーヘッド。アタッチメントを付けるだけで簡単に取り付けられる上に価格も安価ですから、ちょっとした砂埃を洗い流すくらいならこれで十分でしょう。
しかし、シャワーヘッドではしつこい泥汚れなどを落とすにはちょっとパワー不足です。頻繁にバイクを洗う方や、オフロード遊びをする方にしてみるとやや物足りないかもしれません。そんな時に高圧洗浄機は非常に役立ちます。
シャワーヘッドを使った洗車に不満を感じていたら、高圧洗浄機の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
家庭用高圧洗浄機という選択肢
高圧洗浄機を導入するメリットは次の3つ
- 高圧の水で汚れをキレイに落としたい
- プロ並みの道具でバイクを洗いたい
- オフロードの泥汚れを簡単に落としたい
高圧洗浄機があればとにかく洗車が楽になります。ブラシで一生懸命こすらなくても汚れが落ちますし、手が入らないところの汚れも水の力で簡単にキレイになります。
よくバイクを洗車する方にとっては高圧洗浄機を入れるメリットは十分にあります。
家庭用高圧洗浄機とは
ここで家庭用高圧洗浄機の種類を紹介していきましょう。家庭用高圧洗浄機のタイプは大きく分けて2種類。
- 電動タイプ:コードレスやコンパクトなものが多く、使い勝手が良い。水圧は弱め
- エンジンタイプ:水圧が非常に高くお店並みの洗浄力を持つ。サイズが大きく取り回しが悪い
それぞれ一長一短ありますが、家庭で手軽に使うには電動タイプが無難です。いかに電動とエンジンの特徴をまとめてみました。
電動タイプ
電動タイプの特徴はコンパクトで電源と水があればどこでも洗車ができる点。最近はバッテリー式のコードレスタイプが増えてきており、電源が無くても使用できる商品が増えてきました。
しかし、コンパクトになった分、威力が小さいものも多く販売されているため、購入するときは常用吐出圧力を参考に選ぶといいでしょう。
エンジンタイプ
エンジンタイプはとにかく強力な高圧洗浄機が欲しい方におすすめ。威力はどの商品も申し分ないパワーを発揮します。しかし、エンジンが付いているため、サイズが大きく持ち運びが非常に不便なのが難点。また、水の使用量も多くなるので、90Lのポリバケツに水を貯めておくなど使うための準備が必要です。
家庭用にはややオーバースペックではあるものの、頻繁にオフロードへ出かけるライダーにはもってこいの商品です。
コードレスタイプ
電動タイプの補足として最近注目されているコードレスタイプも一緒にご紹介していきます。コードレスタイプはバッテリーで駆動する為、水さえあれば電源不要で使用できるのが特徴です。例えば、トランポにバイクを載せる前に軽く汚れを落としておきたい場合など、コンパクトな高圧洗浄機があればとても便利です。また、バッテリー式なので持ち運びが容易なのも高ポイントですね。
以前のコードレスタイプは威力も弱く、高圧洗浄機としては正直物足りない商品が多く販売されていましたが、ここ最近では高出力なモデルも増えてきており、ストレスなく使える印象です。
ちなみに私が最近気になっているのがインカムでおなじみ、サインハウスから出ている“SPICERR”。ポケットにしまえるコンパクトサイズながらも吐出圧力が1MPaもあるハイスペックマシンとなっています。
キット付属の水タンクを使えば水道も不要ですので、コースや林道など屋外で使うにはピッタリですね。
家庭用高圧洗浄機の選び方
スペックは常用吐出圧力を参考に
高圧洗浄機選びで最も注目するポイントはやっぱり威力。特に、説明書には最大吐出圧力と常用吐出圧力の2種類が表記されていますが、注目したいのは常用吐出圧力です。これは水を放出し続けた時の圧力で、実際に使用しているときの圧力に相当します。
最大吐出圧力がいくら高くても、常用吐出圧力が低かった場合は満足に汚れを落とすことができない可能性があるので、安い商品やコンパクトな商品を選ぶときはこの数字に注目しましょう。
ちょっとした汚れ程度なら0.5MPaもあれば十分
必要な常用吐出圧力の目安はおおよそ0.5MPa。これは水道の規定圧力のおおよそ2~1.5倍に相当する圧力で、ある程度の汚れを落とす程度ならこれで十分なスペックです。
とにかく頑固な汚れも落としたいならエンジンタイプ一択
泥汚れがひどいバイクを洗ったり、頑固な虫の汚れも一気に落としたい。とにかくパワーがある高圧洗浄機を選ぶなら電動よりもエンジンタイプがおすすめです。
エンジンタイプは取り回しも悪く、価格も高価ですが、洗浄力は圧倒的です。エンジンのパワー次第ではコイン洗車場に匹敵する圧力で水を噴射する商品もあり、力のある高圧洗浄機を求めている人になら高確率で満足できるでしょう。
家庭用高圧洗浄機を選ぶときの注意点
さて、家庭用高圧洗浄機はとても便利ですが、いくつかの注意点もあります。これに気を付けないと、最悪、ご近所トラブルになってしまった。なんてこともあるので購入前に必ずチェックしておきましょう。
パワーが大きくなるほど騒音も大きくなる傾向に
高圧洗浄機といえば騒音問題。特にパワーがあるタイプは騒音も大きくなるので注意が必要です。最近では静音タイプの商品も増えてきましたが、それでもやはりある程度の音は出ます。
エンジンタイプなど、ハイパワーな高圧洗浄機の購入を検討されている方は周囲の環境にも気を配る必要がありますね。
水道と直結して使うタイプは水量不足に注意
水道と本体を直結して使用する高圧洗浄機は水量不足に注意しましょう。家庭の水道管に流れている水量は都市部や山間部などによって変化します。使用環境によっては水量不足でロクに使えないということもあるので、直結タイプを選ぶときは必要水量をよく読んでから購入しましょう。
コードレスタイプのコンパクト洗車機でも水の使用量は結構なもの
ちなみに、高圧洗浄機は思っているよりも水を使用します。コードレスタイプの小さな高圧洗浄機でも1分間に数リットル水を使用する商品もあります。
使いすぎると水道代がトンでもないことになるので水の使用量もある程度把握しておくと無難です。
家庭用高圧洗浄機でいつでもバイクをピカピカに
家庭用高圧洗浄機は1台あるだけで手軽にお店のような洗車ができる素晴らしいツールです。チェーンの隙間や、フェンダーの奥など、中々手が届かない部分も高圧洗浄機ならすぐにキレイにできます。
“愛車を自宅でピカピカに仕上げたい”そんな方の希望を叶える高圧洗浄機。一度試してみてはいかがでしょうか。
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投稿者プロフィール
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元モトクロス国際B級ライダーのヨシキです。
趣味は林道探検、オフロードバイクでどんな山道も散策します。
今は整備士として活躍しているので、メンテナンス、DIYでできる整備など、お役に立てる情報を発信していきたいと思います。もちろんレーサーならではのライテク記事も執筆していくのでおたのしみに。
【愛車たち】
SUZUKI RM-Z250,HONDA CR125,SUZUKI RM80L
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