日本のほぼ真ん中に位置する三重県には、自然や文化、グルメなど多彩な魅力があり、観光地として人気のスポットです。
もちろん、ご紹介したいツーリングスポットもたくさんあります。
そこでこの記事では、関西に生まれ、関西で育ち、関西をバイクで走り回っていると気づけば全国を走り回っていたカゲモトが選んだ、三重県のオススメツーリングスポットと、ツーリングに欠かせない!近所のおいしいごはん屋さんとカフェをまとめてご紹介します。
ぜひ、最後までお付き合いください。
「三重県を堪能したい」「おいしいグルメを食べたい」その欲望、叶えます
三重県といえば、全国神社の中心「伊勢神宮」や国内最大級の飼育数を誇る「鳥羽水族館」、イセエビや松坂牛などの海や山の幸を思い浮かべます。
有名な観光地が多いので、学校の行事や旅行で訪れたことがあるライダーさんも多いのではないでしょうか。
ツーリング先としても三重県は、山と海に囲まれた自然豊かな地域なので、ご馳走ロードや絶景、絶品グルメに事欠きません。
ということで今回は、カゲモトが厳選した三重県のツーリングスポットとオススメのランチ&カフェをセットにしてお届けします。
富士山が見える|鳥羽展望台
まずご紹介するのが、伊勢と志摩を結ぶ「パールロード」の道中にある「鳥羽展望台」です。
展望台からは、リアス海岸と水平線を望められ、天気が良い日は海の向こうに富士山が見えます。
パールロードは全長約24kmの快走路で、緩やかなカーブが続く気持ちのいい道です。
昔は有料道路だったためか、路面はキレイで走りやすく、信号もほとんどありません。
ただ、展望の良い区間は短いので、海も堪能するなら鳥羽展望台を目的地にすると良いです。
カフェ「海女のテラス」やトイレなども設置されているので、休憩も兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか。
ここにもベンチ|南伊勢町フォトスポット
滋賀県の琵琶湖にある『あのベンチ』、兵庫県の淡路島にある『こんなところにもベンチ』に続いて、三重県のここにもベンチがあります。
こんなところにもベンチの詳細はこちら
< 【ツーリング×グルメ】兵庫県のオススメツーリングプラン『淡路島編』 >
スポットの名前は「南伊勢町フォトスポット」で、気持ちのいい国道260号線沿いの海辺に3基のベンチが設置されています。
ベンチに座って目の前に広がる五ヶ所湾をボーッと眺めたり、撮影を楽しんだりと、つい長居してしまう場所です。
このベンチを設置されたのは、道路を挟んだ向かいにある「里の駅 ないぜしぜん村」の村長だそうです。
ないぜしぜん村の地場産品販売所では、地元の特産品や手作りジュースを販売しています。
ベンチに腰掛ける前に、ぜひ立ち寄ってみてください。
里の駅 ないぜしぜん村の情報
電話番号 | 0599-67-8100 |
予 約 | – |
営業時間 | 9:30~17:30 |
定休日 | 木曜日 |
公式サイト | https://naize.net/ |
バイクで駅弁|駅弁のあら竹本店
今回のランチは、三重県の数ある名産の一つ松坂牛を使った名物駅弁です。
あら竹の駅弁は駅の構内だけでなく、駅近くの店頭でも購入することができます。
あら竹といえばインパクトのあるパッケージと、何とも懐かしいメロディーが流れる駅弁「モー太郎弁当」は外せません。
妙にリアルな牛型の蓋を開けると、童謡「ふるさと」が流れ始めます。
コダワリは容器だけでなく、ご飯は伊賀産のコシヒカリを使い、甘辛く煮た松坂牛が贅沢に敷き詰められています。
すき焼き風に味付けされたお肉はご飯との相性がバツグンで、写真を撮るのも忘れてペロッと完食してしまいました。
容器とメロディーセンサーは、繰り返し使うことができ、電子レンジの使用も可能です。
松坂牛を堪能した後は、旅の思い出に家まで持ち帰りましょう!
弁当のあら竹の情報
電話番号 | 0598-21-4350 |
予 約 | 可 |
営業時間 | 月~金 9:00~17:30 土・日・祝 7:00~17:30 |
定休日 | 年中無休 |
公式サイト | https://www.ekiben-aratake.com/ |
伝説が残る峠道|珍布峠
切り立った岩の壁が迫力満点の「珍布(めずらし)峠」は昼でも薄暗い神秘的な場所です。
珍布峠は大岩を削って道を通した峠道で、壁の表面はゴツゴツとした素掘りのまま。
変わった名前の由来は、「天照大神(あまてらすおおみかみ)」と「天児屋根命(あまのこやねのみこと)」の2神がばったり出会った際に、天照大神が『おお、めずらしや』といわれたことからめずらし峠になったそうです。
珍布峠の近くを流れる櫛田川には、国分け伝説に登場する「礫(つぶて)石」があります。
珍布峠までの道は、そこまで荒れてはいませんが、ハイキングコースになっているので注意して訪れてください。
大きな赤桶が目印|水屋神社
珍布峠のすぐ近く、先ほど登場した神様の天児屋根命を祀っている神社が「水屋神社」です。
水との関わりが深い神社で、鳥居の向かいには大きな赤い桶が置かれています。
ご神木は樹齢1000年以上といわれる大楠で、県指定天然記念物にも指定されています。
境内にはムササビが住んでいるそうなので、運が良いと出会えるかもしれません。
ご馳走ロード|青山高原
関西の軽井沢ともいわれる「青山高原」は、気持ちのいい尾根を走るご馳走ルートです。
2車線の全長約10kmの道は、緩やかなアップダウンとコーナーが心地いいワインディングロードになっています。
高原には90基以上の風車が設置されているので、身体と目で風を感じることもできます。
青山高原の西側は快走路ですが、東に向かうにつれて道は細くなり路面も荒れ始めるので、Uターンするのがオススメです。
標高は800mほどあって夏でも涼しく、霧も発生しやすいので、防寒具があると安心です。
伊賀焼で一服|長谷園 大正館
伊賀焼の老舗窯元「長谷園(ながたにえん)」には、展示スペースを兼ねたカフェ「大正館」があります。
長谷園は江戸時代後期の天保3年(1832年)に始まり、大正館も歴史が古く、登録有形文化財に登録されています。
建物の中も味わい深く落ち着くのですが、お伝えしたいのはこのカップ。
自動販売機の挽きたてコーヒーを伊賀焼のカップで飲むことができます。
コーヒーの価格は350円で、飲んだ後はカップを持ち帰れます。
もちろん私もカップは持ち帰り、今も愛用中です。
落ち着く空間でオシャレなコーヒーをいただきつつ、三重ツーリングを振り返ってみてはいかがでしょうか。
長谷園 大正館の情報
電話番号 | 0595-44-1511 |
予 約 | – |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | お盆・年末年始 |
公式サイト | https://igamono.co.jp/ |
まとめ
今回は、カゲモトが厳選した三重県のツーリングスポットとオススメのランチ&カフェをご紹介しました。
関西ライダーにとって、富士山は遠い存在ですが、鳥羽展望台から見ることができるのは驚きですね。
私はまだ展望台から富士山を拝めていないので、次に訪れる時は、じっくりと探してみようと思います。
そして、愛知県方面から訪れるライダーさんには、愛知県南部の渥美(あつみ)半島から出港する『伊勢湾フェリー』がオススメです。
フェリーを利用すれば、60分で鳥羽水族館横の鳥羽港に降り立て、お手軽でリーズナブルに旅感を演出してくれます。
三重県をツーリングする際は、ぜひご利用ください。
ではまた!
投稿者プロフィール
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バイクと旅が大好きな夫婦ライダー、カゲモトです。ハネムーンの東本州1周をきっかけに、北海道1ヵ月旅、九州1年移住をへて、全国を走破しました。
今は関西を拠点に日本中を走り回って、ご当地グルメやB級ツーリングスポット、ミニマムキャンプを楽しんでいます。
愛車はNUDA900R・トリッカー・XL883R改。
執筆担当のカゲ太とご意見番のカゲ美が「実体験にもとづいたモトライフを楽しむヒント」をお届けします。
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