デカくてイカつい大型バイクに大量の荷物を詰め込み、退屈な日常を抜け出しロングツーリングに出かける!
そんな旅好きライダーなら誰でも震えるシュチエーションにぴったりな「旅を極める最強大型バイク」を日本2周済みの僕が独断と偏見で選んでみました!
個人的な旅を極める最強大型バイクの条件
今回はあくまで僕の独断と偏見による「旅を極める最強大型バイク」の紹介記事なので、まずはその選定基準を説明しておきます。
第一に「荷物の量に対してスマートに対応できること」で、具体的にはフルパニアに対応しているバイクがこれに該当します!
例えば日帰りならトップケースのみ、宿泊ツーリングならサイドケースも追加、キャンプなら更にシートバッグも追加、、、というように荷物の量に対してスマートかつフレキシブルに対応できるバイクを中心に選んでいます。
ちなみに僕は「バイク旅(アナログ)が好きだけど、泥臭いことがキライ・・・」という非常に困った性格の持ち主なので、基本どんなことでもスマートに対応できる事を重視します!
続けて長距離走行の疲労を軽減してくれるハンドガードやスクリーンを装備していて、なおかつ万が一の事態に備えてエンジンガードなどを装備できるバイクで、加えてライディングポジションが楽でメンテナンスサイクルが長いバイクであることも選定基準です!
そして何より「旅のシーンにマッチすること」が最重要ポイントで、ただ眺めているだけで旅に出たくなるマシンが僕は大好きです、、、って、ここまでの選定基準はまさにアドベンチャーバイクの定義とぴったりなわけでして、、、今回紹介するほとんどが「それ系のマシン」であることをはじめにお伝えしておきます(ぺこり)
独断と偏見で選ぶ「最強大型旅バイク」10選
1 HONDA アフリカツイン CRF1100L
HONDAが誇るオン・オフ共にハイスペックな走りを楽しめる大型アドベンチャーバイクが「アフリカツイン CRF1100L」です。
大柄な車体にしっかりとしたスクリーンとハンドガード、それからイカついフルパニアに頑丈そうなエンジンガード、、、とまさに「教科書通りのアドベンチャーバイク」で、通常のマニュアルミッション仕様車とクラッチレスのDCTモデルが用意されています!
しかも、最もスタンダードなモデルなら160万円台、最上級グレードでも200万円ちょっとの価格設定なので、昨今の同クラスのバイクとしては群を抜いたコストパフォーマンスの良さも魅力です。
HONDA アフリカツイン CRF1100Lの情報
エンジン:水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒 1,082cc
最高出力:102PS、最大トルク112N・m
車重:231kg、242kg(DCT)、シート高:850/870mm(スタンダードグレード)
タイヤサイズ:フロント21インチ、リア18インチ
車両価格:税込1,639,000円〜
2 HONDA X-ADV
スポーツバイクとスクーターの良さをミックスさせたHONDAの新感覚マシンが「X-ADV」です。
ジャンルとしてはクラッチレスのDCT(オートマ)仕様のみの展開であること、それから両足をステップボードに乗せるポジションであることから「一応は」ビッグスクーターに分類されることが多いマシンではありますが、個人的には「X-ADV」という唯一無二のジャンルを確立しているマシンという認識です!
スクーター的なシート下スペースとフラットなシートのおかげで積載性がよく、実はオプションでフルパニアにすることも可能で、しかもDCTなので運転が楽でスクリーンやハンドガードも装備していて、、、それでいて多少のラフロードも「グラベルモード」を選べば走破できる!、、、とくれば、これはもう新世代のツーリングバイクと言っても過言ではありません。
HONDA X-ADVの情報
エンジン:水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒 745cc
最高出力:58PS、最大トルク69N・m
車重:236kg、シート高:790mm
タイヤサイズ:フロント17インチ、リア15インチ
車両価格:税込1,320,000円
3 YAMAHA TRACER9 GT
MT-09と共通のスポーティな三気筒エンジンを搭載した、YAMAHAの大型ツアラーバイクが「TRACER9 GT」です。
6軸IMUや電子制御サスペンションなどの最新の装備を搭載しながら、税込150万円を切るバリュープライスを実現しており、しかもフルパニア、スクリーン・ハンドガード、クルーズコントロールなどの旅バイクとしての機能も充実しています!
どちらかといえばイケイケなMT-09のエンジンを穏やかなツーリング向けの特性に変更しており、ワイディングをスポーティーに楽しめるけど疲れない!という贅沢なマシンに仕上がっています。
YAMAHA TRACER9 GTの情報
エンジン:水冷4ストローク3気筒DOHC4バルブ 888cc
最高出力:120PS、最大トルク93N・m
車重:220kg、シート高:820/835mm
タイヤサイズ:フロント17インチ、リア17インチ
車両価格:税込1,496,000円
4 SUZUKI Vストローム800DE
250cc、650cc、1050cc、そして800ccからなる「SUZUKIのVストロームファミリー」の中で、特にオフロードの走破性に優れたマシンが「Vストローム800DE」です。
もともと「旅バイク」としての完成度が高いベースモデルのVストローム800より、最低地上高とサスペンションのストローク量を増やしており、加えてホイールをキャストからスポークに変更したことでオフロードの走破性を底上げしています!
僕自身は「大型バイクでオフロードを走る行為」は極力避けたい人間ではありますが、、、その気になればオフも走れる!というワイルドさが「旅への意欲を掻き立ててくれるひとつの性能」だと思っています。
SUZUKI Vストローム800DEの情報
エンジン:水冷4サイクル2気筒DOHC4バルブ 775cc
最高出力:82PS、最大トルク76N・m
車重:230kg、シート高:855mm
タイヤサイズ:フロント21インチ、リア17インチ
車両価格:税込1,320,000円
5 KAWASAKI VERSYS 1000SE
KAWASAKIが誇るアドベンチャーバイクブランド「ヴェルシス」のフラグシップモデルが「VERSYS 1000SE」です。
どちらかといえばオンロードユースに特化した車体構成ですが、今現在考えられる電子制御と快適装備の類のほぼ全てを網羅しています!
ちなみにオプションのフルパニアを装備した状態での「タンデムツーリング」も快適にこなせるマシンなので、特にタンデムで旅をしたいライダーにはおすすめの1台です。
KAWASAKI VERSYS 1000SEの情報
エンジン:水冷4ストローク並列4気筒 1043cc
最高出力:120PS、最大トルク102N・m
車重:257kg、シート高:820mm
タイヤサイズ:フロント17インチ、リア17インチ
車両価格:税込2,046,000円
6 BMW R1300GS Adventure
アドベンチャーバイクの王者こと「BMW GS」の最上級グレードかつ最新モデルが「R1300GS Adventure」です。
2023年にフルモデルチェンジされた「R1300GS」のヘビーデューティ仕様で、2024年8月時点では国内の発売日は未定ですが、恐らくそう遠くはないはずです。
先代モデルよりスリムでシャープになったR1300GSとは裏腹に、Adventureはまるで戦車のような「THE 大型アドベンチャーバイク」という王者の貫禄すら感じる重厚感あふれるデザインになっています!
BMW R1300GS Adventureの情報
エンジン:空冷/水冷2気筒4ストロークボクサーエンジン 1300cc
最高出力:145PS、最大トルク149N・m
車重:269kg、シート高:850mm
タイヤサイズ:フロント19インチ、リア17インチ
車両価格:未定(国内未発売)
7 Triumph TIGER900GT PRO
トライアンフのミドルクラスアドベンチャーモデル「TIGER900」のオンロードに特化したロングディスタンス仕様が「TIGER900GT PRO」です。
ツーリングのみならず街乗りでも扱いやすい新世代の三気筒エンジンを搭載しており、ロングスクリーンやハンドガード、それからグリップヒーターやクルーズコントロールなどの旅を快適にする装備を多数搭載しています!
ちなみにオフロード走行も視野に入れたいライダーには、GTよりも未舗装路の走破性を高めた「TIGER 900RALLY PRO」も用意されています。
Triumph TIGER900GT PROの情報
エンジン:水冷並列3気筒DOHC12バルブ 888cc
最高出力:108PS、最大トルク90N・m
車重:222kg、シート高:820-840mm
タイヤサイズ:フロント19インチ、リア17インチ
車両価格:税込1,925,000円
8 Husqvarna Norden 901
北欧スウェーデンはハスクバーナ産の大型アドベンチャーバイクが「Norden 901」です。
その好き嫌いがハッキリと分かれそうな独特のデザインの影響かもしれませんが、、、少なくても僕は今まで一度も公道で実車を見たことがありません。。。
故にレア車・不人気車(なのでしょうか?)に惹かれる僕にとってはどストライクな1台だったりしますが、さすがにKTM譲りのハイパワーな並列2気筒エンジンに加えて、低い位置でも854mmもあるシートとというストイックな構成にはビビります(だがそれがいい)
Husqvarna Norden 901
エンジン:水冷4ストローク並列2気筒 889cc
最高出力:105PS、最大トルク100N・m
車重:204kg、シート高:854-874mm
タイヤサイズ:フロント21インチ、リア18インチ
車両価格:税込1,799,000円
9 DUCATI Multistrada V4 S Grand Tour
DUCATIが誇るイタリアンアドベンチャーバイクの最高峰「Multistrada」のロングディスタンス仕様車が「Multistrada V4 S Grand Tour」です。
まずは税込3,722,500円という四輪車顔負けの衝撃プライスに度肝を抜かれますが、、、だかしかし!デカい・イカつい・ハイスペック・山盛り電子制御・山盛り快適装備・最高にイカしたデザイン!という「旅バイクロマン」の全てが詰まってる1台です!
だからと言ってさすがに誰もが購入できるマシンではないですが(維持費も含めて)だからこそ価値のある、まさに「憧れのバイク」を具現化したような志向の存在です。
DUCATI Multistrada V4 S Grand Tourの情報
エンジン:水冷4ストロークV型4気筒 1,158cc
最高出力:170PS、最大トルク125N・m
車重:235kg、シート高:820-840mm
タイヤサイズ:フロント19インチ、リア17インチ
車両価格:税込3,722,500円
10 UARL GearUp Meet the Expedition
決して既存車両をサイドカーにカスタムしているわけではなく「はじめからサイドカーとして設計されたマシンを販売している」世界でも唯一無二のメーカー「URAL」のアドベンチャーモデルが「GearUp Meet the Expedition」です。
サイドカーは「側車に大量の荷物を積める」という旅バイクとして大きなメリットがありますが、このモデルはありとあらゆる場所に荷かけフックやキャリアが装備されていて、もはや「引っ越しできるのでは?」という抜群の積載力を誇っています!
そもそもライダーなら誰もが一度は興味を持つけど、誰もが一度も乗らずにバイク人生を終えるサイドカー、、、そのサイドカーのアドベンチャーモデルで旅に出たいと思いませんか?
ちなみに僕はサイドカーの側車に乗った経験はあります(想像以上に快適でした)
UARL GearUp Meet the Expedition
エンジン:4ストロークOHV空冷水平対向2気筒 749cc
最高出力:41PS、最大トルク5.81kgf・m
車重:331kg、シート高:810mm
車両価格:税込4,972,000円〜
大型旅バイクはロマンを買うもの!
今回紹介した全てのバイクに共通して言えることは、確かに多少はコスパの良いマシンや、クラスや装備を考えるとリーズナブルなマシンもありましたが、、、総じて決して!全く!全然!お安くない!という事実です!
確かに排気量とパワーに余裕があって、最新の電子制御や快適装備を満載した旅バイクは総じてお高い存在ですが、、、そもそも我々旅ライダーはそのバイクのエンジンや装備に対してお金を払うわけではなく、その先にあるロマンという目に見えない崇高な存在に対してお金を払うのです(ここテストに出ます)
投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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