こんにちは、kanaeです。
5月3日に開催された、全日本カブ耐久レースに参戦してきました。
チーム名は「MotoSmile」。
近畿スポーツランドで開催されるカブ耐久レースに参加するのは今回で3、4回目なのですが、今回初めて3台エントリーです。
数年前まで、自分がレースに参加するなんて夢にも思っていなかったツーリングライダーの私ですが、今はすっかりカブ耐久レースを楽しんでいます。
レース以外にも楽しみがいっぱい。
サーキットで過ごした2日間を私目線でお伝えします。
カブって、のんびりツーリングしたり、カスタムしたり、レースもできる!改めてすごいバイクですね。
全日本カブ耐久レース
2024年5月3日、近畿スポーツランドで「全日本カブ耐久レース」が開催されました。
主催は奈良県生駒市のはっぴぃえんどポロジェクトさんです。
開催場所は近畿スポーツランドです。
近畿スポーツランド
近スポ(近畿スポーツランド)は「天空のサーキット」と呼ばれていて、京都、宇治の山の上にあるサーキットです。
急斜面や、くねくね道の細い道を登っていくと突如サーキットが現れるので、最初は驚きます。
山頂からは街の景色が望めます。
早朝、条件が揃うと雲海も見られます。
サーキットは市街地から離れたエリアにあるイメージですが、山の上にあるなんて特別。密かに、この場所へ行くまでの道中も楽しんでいます。
近畿スポーツランドでは、サーキット初心者、低速の車両でも走行できる専用の走行枠と時間帯が設定されています。
詳細は公式HPでチェックして頂きたいのですが、サーキット初心者にもわかりやすく記載がされています。
サーキットのルールや雰囲気に、最初はどうしても溶け込めないものです。
危険を伴うのでルールを守るのは当然なのですが、それを理解するのに経験と時間、周りのサポートが必要な部分もあるでしょう。
近畿スポーツランド
住所:〒610-0251 京都府綴喜郡宇治田原町高尾栢尾10
電話:0774-88-3633
営業時間:9:00〜17:00 (月曜定休 ※月曜日が祝日の場合は営業)
夏 期(4月1日~10月31日) 9:00~17:00
冬 期(11月1日~3月31日) 9:00~16:30
WEBサイト:https://kinspo.com/
私も、「サーキットを楽しむ」のに、しばらく時間を要した1人です。
一番は「初心者の自分がサーキットを走って、ベテランライダーさんや、他の方の迷惑にならないのか?」と、チャレンジを躊躇してしまうのですよね。
もちろん最初は迷惑はかけるし、危なっかしい部分はあるでしょう。
そんな時に事前の練習で「初心者、低速車両走行枠」があると大変嬉しい! 「こんなこともわからないの?」から初めてもいいスタートラインの枠があると、単純にリピーターが増えますね。 全日本カブ耐久レースも、レースとしては少し、それに近いのではないでしょうか。
女性はハンデポイントがあり、初心者はビブスを着用するので安心感があります。
体重が重い人、遠くから参加する人などにもハンデポイントがあり面白い。
ブリーフィングでは「無理をしないこと」とお話があります。
真剣である事、イコール、無理をしない事が、大人の遊びなのかなと考えます。
真剣に遊ぶからこそ楽しめるんですよね。
あと、私には幸い、カブ耐久レースを一緒に楽しむ仲間がいた事。これが大きい! レース経験があるメンバーと一緒でないと、レースを全くの自分1人で始めるには、言い切ってしまいますが「無理」だと私は思います。誰かのサポートがあって、徐々に経験し、仲間が増えていくのでしょう。
テントで前泊
話は変わりますが、全日本カブ耐久レースの前日は、近スポでテント泊しましたよ。
前日に練習走行があり、翌日は6時に開場となる為、サーキットに泊まってしまうのが効率いいのですよね。 で、実際にテント泊してみると「楽しい」!
何がって、立地です。
天空のサーキットの、さらに高台にテントを張って、サーキットを見下ろしながら寝られるなんて特別な空間です。 天空のサーキットと言うだけあって標高が高く、夜はかなり冷え込みます。
日中は半袖で汗をかくほどでも、夜は10度以下に。
この日は寒くて寝られない。
持っている服を全部着ても寒くて、変な夢を見ては起きるを繰り返していました。
ようやく寝付いたのは3時過ぎで、気づいたら朝。 次回からは真冬装備で臨もうと心に決めました。
テントはデイトナのマエヒロドームを初めて使用。
前室がとにかく広くて、テーブルやチェアを置いても余裕のスペースがあります。
身長171cmの私が横になっても余裕があり、1人用とは思えない広さ。
しかも収納するとコンパクトで軽量。
次回はキャンプでじっくり使ってみたいですね。
最初なので設営に時間がかかりましたが、慣れたら1人で10分程で設営可能だそうです。 次回は1人で設営できそうです。
お風呂と食事
楽しみなのは夕食とお風呂です。
テントの設営が終わり、寝床ができたらチームのメンバーと夕食に出発です。
このエリアで有名な中華料理を食べに行きます。
巨大な唐揚げが有名とのこと! 訪れたのは「中華料理 萬盛 宇治田原店」です。
私は麻婆飯セットを注文。 大盛りの麻婆飯の後に拳サイズの唐揚げが運ばれてきました。
ご一緒したメンバーそれぞれに巨大な唐揚げ! 驚きながらも皆んなで完食。
中華料理 萬盛 宇治田原店
住所:〒610-0231 京都府綴喜郡宇治田原町立川65−1
電話: 0774-88-6628
営業時間:月・水・木・金・土・日
11:00~14:30/17:00~00:00
夕食の後は皆んなでお風呂です。
近スポで紹介して頂いた「上方温泉 一休 京都本館」へ初めていくことに。
入口からもわかるように、とても清潔感あり綺麗な施設です。
2種類のサウナと、静かな野天風呂、休憩スペースも広くてとても良い。
昼間はたっぷりバイクに乗って、夜はゆっくりお風呂に入れるなんて幸せ。
次回からこのコースに決定ですね♪
上方温泉 一休 京都本館
住所:〒610-0113 京都府城陽市中芦原25-2
営業時間:10:00〜23:00(最終受付22:00迄)
定休日:第2火曜日(第2火曜日が祝・祭日の場合は、その前後に振替)
電話:0774-54-1419
駐車台数:150台
WEBサイト:https://www.onsen19.jp/access.html
実際レースはどうだった?
私はゼッケン55、3人で走りました。
いつも仲間に言われていたのは「経験値を上げること」。
私の場合ですが、求めていたのは走るのが上手い下手、レースに勝つ負ける、ではないんですよね。
まずは「カブ耐久レースに慣れる」事が先決でした。
初見で、こんなスピードで走る人達の中に入って行くなんてとても無理、と思っていました。
経験がないと自分が走っている想像ができないので、恐怖が先行するんですよね。
でも、その不安を埋めるのは、「やってみる」しかないのだと思います。 幸い「大丈夫だから行ってきて」と仲間の後押しもあり、走り始めることが出来ました。
今回初めて感じたのは「楽しい!」という気持ちです。
これは私にとってとても大きな変化。
苦手なコーナーに来ると減速して、恐怖心が出る。そんな繰り返しだったのが、今回はそれをそこまで感じませんでした。
ベテランライダーさんの走りを見て、あぁ、こうしたら良いんだなと自分なりに考えることも増えました。
正解かわかりませんが、まずは真似して走ってしようと「やってみよう」の気持ちが生まれてきました。
もちろん目標のタイムもあります。 ですが、重要なのって、耐久レースってこうなんだ!と身をもって知ることでしょうか。
ベテランライダーさんに言わせたら違うかもしれませんね
。でも不安が楽しいに変わる瞬間、バイクで感じられるのは最高なのです。
今年は6月に開催される8時間耐久レースにも参戦予定です。 回数を重ねて楽しむ余裕を見つけていきたいですね。そんな時が来る事すら想像できていませんが。
レース当日の食事や応援
レース当日の食事も楽しみです。
私は「ライダーズカフェ・インザシー」さんのカレーを頂きました。
いつか店舗へも行ってみたいな。
お馴染みの「美河ハムの美河フランク」さんも出展されていました。
私たちのピットの目の前に出展されていたので、終始いい香りが!
近スポで食べられるなんて嬉しいですね。
友人達が応援に来てくれました。ありがとう!
休憩室で一緒に食事。
レースは午前中で終わりなので、午後は仲間との交流や食事を楽しめましたよ。
カブ耐久レースの魅力
まず、カブに限らず、サーキットを走るというハードルは思った以上に高いでしょう。
ツナギや専用のグローブやブーツ、バイクも知識も必要ですね。
ですが過去のバイク経験を思い返すと、バイクの免許を取って一年くらいはソロツーリングなんて自分には無理だ!と言っていました。
夜の9時過ぎになると、1人名古屋の街をバイクで走る練習をしていました。交通量の多い日中はとても1人で走れませんでした。
ですが、今はお仕事でもいろんなバイクに乗る機会があったり、ソロである程度の場所は走りに行けます。
それは何度も経験してきたから。
近所のスーパーへ行けたら、次は道の駅まで走りに行こう。それが出来たら、隣の県まで行ってみよう。マスツーリングをしてみよう。
そうやって何度も繰り返してきたのですよね。
カブ耐久レースも同じで、ふとしたきっかけで「楽しい」と感じられると思うのです。
自分なりの目標を持ってチャレンジしたいですね。無理なく。
私はカブを購入して3年以上経ちます。免許を取って10年程。
そして、今またこうして、バイクの新しい楽しみ方にチャレンジ出来ることにわくわくしています。
そして、またソロツーリングに出かけると、違う景色が見えそうですよね。
■全日本カブ耐久レースのHPはコチラ
投稿者プロフィール
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愛知県でHONDAのX-ADVとスーパーカブ110に乗っていますkanaeです。
バイクが好きでバイクに関わるお仕事がしたくて2021年に会社を退職。
SNSを活用しバイクの楽しい事を発信したり、アパレルブランドを立ち上げました。
YouTubeではその土地で出逢った人々や綺麗な景色、美味しいグルメにスポットを当てています。
全国のゲストハウスをバイクで巡るのも目標!