昨年11月、イオンモールむさし村山に電動モビリティの体験施設”eモビリティパーク東京多摩”がオープンしたという情報を得て、電動モビリティにはちょっとうるさい(笑)私も、体験に行ってきました!
驚愕の体験料金と豊富な体験車種に圧倒されました!
施設概要
eモビリティパーク東京多摩はの運営は、大手バイク販売店の”株式会社キズキ”さんなのですが、スタッフの方に話を聞いたところ、”東京都の電動バイク普及促進事業”の一環として行われているんです。だからこそ、体験料金を抑えつつ、豊富な体験車種を用意する事ができているのでしょうね。
驚愕の料金
1枠30分(注意事項説明等を含む)で2車種に乗車可能なのですが、その体験料金はなんと220円(税込)!
しかもこの料金に、ヘルメット、グローブ、胸部、腕、脛等のプロテクター類の貸し出しも含まれているんです!凄すぎますよね!
豊富な体験車種
現在ホームページに掲載されている車種は、23車種(平日のみの運行車種も含む)!施設規模からいうと、かなり多くの車種がラインナップされていると言えます。こちらで体験できる車両は、買取の車両の他、メーカーから提供を受けている車両もあるのだそう。
だからこそ、コレだけの豊富な車種を取り扱う事ができるのかもしれませんね。
体験コース
体験コースは3パターン+αです。ここの施設の目的は、電動モビリティと普通の自転車や内燃機関の乗り物との違いを体験してもらうというものです。このため、コース内で車両性能を試すというような乗り方はせず、アクセル開度に対してどんな挙動をするのか?や、上り坂や障害物を乗り越えた際の挙動などを体験することが目的です。
1コース
挙動に慣れるショートコースです。バイクやスクーターに乗った事が無い方が練習するためのコースです。私は2コースからスタートさせていただいたため、今回1コースは走りませんでした。
2コース
上り坂や障害物が配置されたミドルコースです。一般道を想定したコースと言っていいでしょう。短い周回コースですが、雨の日には滑りやすいグレーチング(金属製の側溝の蓋のようなもの)や、段差、そして短い坂道などが配置されています。車輪の径が小さい車両が多い電動モビリティでは、こうしたちょっとした段差等でも挙動の乱れを生じさせる事がありますので、こうしたコースを体験できるのはありがたいですね。
3コース(+α)
スラロームがあるロングコース。コチラのコースは、電動モビリティの操作性を体感する事ができます。比較的ホイールベースが短く車輪の径が小さい車両では、スパンの短いスラロームであってもスムーズに抜けて行く事ができます。また、電動モビリティ特有の初動トルクの太さも、こうした切り返しの多い道や、STOP&GOの多い一般道などでは便利でしょう。なお、3コースは、途中の分岐経路で長いスラロームコースに入って行くことができます。
試乗した車両
今回私が試乗させていただいた車両は、以下の2車種です。ヘルメットとグローブは持参したので、胸部と腕肘、膝脛のプロテクターを貸していただきました。ヘルメットやグローブも貸し出して貰えるため、実質手ぶらで試乗することが可能です。
M壱(FELO)
HONDAの旧車両として知られるモトコンポにインスパイアされて作られたM壱は、シートとハンドルを畳んで収納し、車の荷台に乗せる事が可能です。車両重量は49.5kgとのことでしたので、頑張れば一人でも持ち上げる事が可能ですね。
車両がコンパクトであるがゆえに、慣れないうちは出足の挙動が怖かったのですが、慣れてしまえば小回りが利き、凄く楽しい車両です。段差などでは、流石にサスペンションで吸収しきれない部分がありバタつく感じはありましたが、ハンドルがとられて怖い思いをするという事も無く、普通に走る事ができました。
急坂が続くような場所では少々心もとない感じはありましたが、レジャー施設での移動や、街中でのちょっとした移動手段にはとても良いと感じました。
Light Bee L1e(SUR-RON)
オフロードタイプの本格的な電動モビリティです。電動モビリティは、出足から最大トルクを出す事ができるのですが、そのトルクは37N・mなのだそう!ZX-4RRの最大トルクが39N・mですから、駆動力という点ではこれに匹敵するパワーがあるということでしょう。その証拠に、Light Bee L1eの登坂能力は、25度といいます(スキー場の上級者クラスの斜度)。まさに、どこでも走れる電動モビリティですね!
実際に乗った感じもパワフルでした。倒し込みからアクセルを開けて車体が立ち上がる感じは、内燃機関の車両と同じような感覚です。ただし、モーターがスムーズに回るなかでの立ち上がりであるため、トルクの波が無く、車体を傾けた状態から多少ラフにアクセルを開けた場合であっても、非常に安定した立ち上がりを見せてくれました。
試乗を終えての感想
今回は、キャラクターの全く異なる2車種に試乗させていただき、その挙動やパワーの違いを体感することができました。先に書いたように、試乗コースがコンパクトであるため、車両性能を試すといった事はできませんが、どのような特徴を持っているのかな?という点や、自分好みの動きをしてくれるかな?という点などは、なんとなく把握する事ができるかと思います。そして、1つの施設でこれだけ多くの車種の電動モビリティに試乗する事ができる場所はそうそうないと思いました。
都心部などではLUUP等キックボードタイプの電動モビリティは良く見かけるようになりましたが、まだまだ体験した事の無い方の方が多いかと思います。体験を通じて、自分好みの電動モビリティを探してみるのも良いのではないかと感じました。
eモビリティパーク東京多摩での試乗予約はコチラのホームページから行うことができます!
投稿者プロフィール
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BMW F900XRとDucati MonsterS2Rでチョイノリからロングツーリング、サーキット走行まで楽しむリターンライダー。
リターン後のツーリングは首都圏内での日帰りをメインとして、美味しい物や良い景色を堪能している。
ご当地"グルメ調査隊"と称してマスツーリングの企画運営なども手掛けることから、バイクの様々な楽しみ方を伝えて行く事を目標としている。
若い頃は、日帰りで埼玉-青森間を往復したことがある、 "自称"やれば出来る男。
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