コロナ禍の影響で密を避ける乗り物として、新たにバイクに乗り始める初心者ライダーが増えています。
しかしまだまだ気軽にツーリングに出れる状況ではなく、誰かを誘うわけにもいかず、、、結局は単独で近場を走った経験しかない「ツーリング未経験ライダー」が多い状況にあります。
ということで、近いうちに訪れるであろう「気軽にツーリングに行ける時」を見据えて、初めてのツーリングで注意することをまとめてみました。
ツーリング準備編
まずはツーリングに出る前の準備段階で注意するべき6つのポイントを解説します。
無理のない計画を立てる
初めてのツーリングの成功の鍵を握るのは「無理のない計画を立てる」とにかくこれに尽きます!
具体的には走行距離は少なめに設定する、見知らぬ場所よりは行ったことのある場所、人気の少ない山道は極力避ける、この3つを意識したゆとりある計画を立てましょう。
最初から気合を入れてあれこれと詰め込み過ぎると、大抵良くない結果が待っています。
当日の天気予報を事前にチェック
初めてのツーリングに出かける際は、必ず当日の天気予報を事前にチェックしましょう!
ツーリング中に突然降り出す雨は致し方ないですが、初めから雨予報の場合は素直に中止をおすすめします。
雨の日は注意するべきポイントが倍増するので、気を取り直して別日で計画を立て直しましょう。
バイクの点検とメンテナンスをする
あくまで自分で出来る範囲で構わないので、ツーリングに行く前にバイクの点検とメンテナンスをしておきましょう。
例えばタイヤの空気圧チェックや、ドライブチェーンの給油などは比較的簡単に行うことができます!
ちなみにこれは初めてのツーリングに限った話ではなく、習慣化することでトラブルを減らす効果があるので、バイク雑誌やWebを参照しながら取り組んでみましょう。
ガソリンは満タンにしておく
3日前に入れてから全く走っていない!という状況ではない限りは、ツーリングの前日、もしくは当日の出発直後にガソリンは満タンにしておきましょう!
何故なら事前の計画で「この走行距離なら給油なしで大丈夫」と思っていても、予想以上に距離が伸びてしまうのがツーリングだからです。
特にマスツーリングにおいては集合前にガソリンを入れておくのが「マナーの一環」と考えるべきです。
前日までに必要な荷物を準備しておく
日帰りならレインウエアやモバイルバッテリー、キャンプツーリングならテントやシュラフなどの必要な荷物は、必ず「前日までに」準備しておきましょう。
出発時間が迫って焦ってしまう可能性が高いので、間違っても「当日の朝に準備すればいい」なんて思ってはいけません。
できれば荷物を準備した上で、バッグに入れて後は「バイクに載せるだけ」の状態にしておくのが理想です。
緊急連絡先を控えておく
例えばJAFや加入している任意保険のロードサービス、馴染みのバイクショップなど、ツーリング先で不幸にもトラブルに遭ってしまった際の緊急連絡先は控えておきましょう。
意外とトラブルに遭ってしまった時に限って、いざというときの連絡先が分からなかったりするものです。
もちろん家族や友人、職場などの連絡先もこの際に改めて確認しておきましょう。
ツーリング実践編
次はいよいよ本番、ツーリング中に注意するべき5つのポイントを解説します。
いつも以上に安全運転を心がける
安全運転はバイクを運転する上での基本中の基本ですが、特にツーリングではいつも以上に安全運転を心がけましょう!
普段見慣れているエリアとは違う場所を走ることになるので、スピードを控えて慎重に走る必要があります。
とは言ってもライダーなら、ツーリング中は誰もが高揚してアクセルを開けてしまいがちですが、、、何よりそれを認識していることが大切です。
こまめに休憩をとる
初めてのツーリングは自分が思っている以上に体力を消耗するものです。
なので自分の走行ペースを掴めるまでは、例えば1時間に1回など時間を区切ってこまめな休憩を取ることをおすすめします。
ちなみにライダーにおすすめの休憩スポットは各地の「道の駅」で、大抵はツーリングスポット沿いにあるので立ち寄りやすく使い勝手も良いです!
日が暮れてからの走行は控える
日頃の生活エリアならまだしも、ツーリング先での日が暮れてからの走行は極力避けましょう。
特に郊外のツーリングスポットは街灯が少なく真っ暗になることもあるので、見通しが悪く道に迷いやすい状況に陥りがちです。
できれば初めてのツーリングは、日が落ちる前に余裕を持って帰宅できるルートを設定しましょう!
引き返す勇気を持とう
予定していたルートが想像以上に荒れていた、思った以上に狭く路面に苔が生えている、、、など「この道はちょっとヤバそう」と思った瞬間は、勇気ある撤退をしましょう!
特に冬場は場所によっては凍結している場合があるので、決して「足を着きながらゆっくり行こう」などとは思わず、素直に引き返しましょう。
不思議なことにツーリング中は「このまま進むことがこの世の全て」に思えてくるので、そんな時は一旦深呼吸をして冷静になりましょう。
マスツーの場合は走る順番や隊列を確認しておく
バイクショップ主催のツーリングなどで、ある程度の人数で一緒に走る場合は、あらかじめ走る順番や隊列を確認しておきましょう。
特に指定のない場合は、互い違いで走る「千鳥走行」が基本となりますが、これはあくまで道幅が広いことが前提です。
また、ビギナーのうちは列の後方よりも前方を走った方が、何かあった際に他のライダーをサポートを受けやすいです(急停車はNG)
ポイントを押さえて楽しいツーリングを!
数あるバイクの楽しみ方の中で、ツーリングは1、2位を争うとても楽しい遊びです。
最初は不安に思うこともあるかもしれませんが、今回解説した幾つかのポイントさえ押さえれば、初めてでも安全にツーリングを楽しむことができます!
投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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