今はまだ元気よくバイクに乗っているけど、人生でいつかは訪れるであろう「バイクを降りる日」
まだまだ遠いようで意外と早く訪れるであろうその日に備えて…もしもバイクを降りる事になったら最後に行きたい場所を、完全なる僕の独断と偏見でセレクトしてみました!
なお、僕はかつてバイクで日本を2周しており、国内で行ってない場所はほぼないので…今回はセレクトしたのは全て海外のスポットになっていることをお伝えしておきます。
1 オーストラリア:エアーズロック

僕はかつてバイクでオーストラリアを1周した経験があり、その行程で世界の中心こと「エアーズロック」に立ち寄りました!
赤く染まった大地に突如出現する世界最大級の1枚岩!その迫力と神々しさは強烈な記憶として今も鮮明に残っています。
おそらく僕の人生において後にも先にもこれ以上の経験はないと思っていますが…だからこそもしもバイクを降りる事になったら、もう一度バイクでここに行きたいのです!
ちなみにエアーズロックへと続く道の途中にある、小さな町の小さなゲストハウスにて…当時はバックパッカーとして旅していた奥様と出会ったことは僕の絶対に外さない鉄板ネタです(奥様は日本人です)
日本では「エアーズロック」という呼び名が一般的ですが、実は正式名称は「ウルル=カタ・ジュタ国立公園(世界遺産)」で、このうちウルルがエアーズロックでカタ・ジュタが巨大な36個の岩の集合体です。
エアーズロックから西に30kmほど走るとカタ・ジュタへと辿り着きますが、思わずバイクを止めてガン見してしまうほどの強烈なインパクトを放っています!
ちなみにその名も「風の谷」という名のカタ・ジュタのトレッキングルートが、まるでナウシカの舞台のような景観になっており、一時期は「ナウシカの舞台のモデルとなった場所なのでは?」と言われていましたが、ジブリはこれをはっきりと否定しています。
エアーズロック
所在地:Lasseter Hwy, Uluru NT 0872 オーストラリア
料金:国立公園入場料 38AUD(約3,678円)
公式ページ:オーストラリア政府観光局
2 南アフリカ共和国:喜望峰
ライダーなら無条件でみんな大好き端っこ!それのワールドクラスの場所が南アフリカ共和国の「喜望峰」です。
広大なアフリカ大陸の「最南西端」に位置する喜望峰は、大西洋とインド洋の2つの大海が交差するロマン溢れる端っこポイントで、海外ツーリング界隈ではココに行くことがひとつのステータスになっています(日本なら宗谷岬や佐多岬的な場所)
仮にお金と時間にそれなりの余裕があっても、政治や治安が不安定なアフリカ大陸をバイクで走り…あろうことか端っこの喜望峰まで行くのはどう考えても「ハードモード」だと思いますが…だがしかし!だからこそバイクで行きたくなるのが我々ライダーってもんです(バカですねぇ〜=最高の褒め言葉)
喜望峰からバイクで5分くらいの「ケープポイント」には展望台があり、喜望峰と広がる大海原を見下ろす絶景を堪能することができます!
ちなみに喜望峰は「アフリカ大陸最南西端」ですが、喜望峰から約150km南東には「アフリカ大陸最南端」の「アグラス岬」もあります(こちらも行ってみたい)
喜望峰
所在地:Cape Point Rd, Cape Town, 8001 南アフリカ
電話:03-3478-7601(南アフリカ観光局)
料金:国立公園入場料 360ランド(約3,000円)
公式ページ:南アフリカ観光局
3 イタリア:ステルヴィオ峠
ライダーなら一生に一度は行ってみたい!走ってみたい!そんなDUCATIやガエルネの生まれ故郷のイタリアにある世界屈指のテクニカルワインディングロードが「ステルヴィオ峠」です。
最高到達地点2,758m(!)のヨーロッパで2番目に高い峠を貫く道で、最大傾斜が15%!そしてヘアピンカーブが48か所もある…いわば「初心者お断りの道」です。
仮に日本の道で例えるなら「日光いろは坂」のような道ですが…その過酷さと切り立った崖を貫く圧倒的なビジュアルがライダーの「やる気」をゴニョゴニョと刺激してくれます。
ステルヴィオ峠は僕の大好物のアドベンチャーバイクの聖地のような道で、その証拠にモト・グッツィにはその名も「Stelvio」というアドベンチャーバイクがあります(ステルヴィオ峠が車名の由来)
そのため、ここを愛車のGSで走るのが僕の一つの夢ですが…近年利用者が増えている「海外レンタルバイクツアー」においては割とポピュラーな道なので、ぶっちゃけお金さえあれば特別な準備をせずに走ることができます。
先に紹介したエアーズロックや喜望峰は「海外をバイクで旅するスキルや経験」がある程度問われますが…ところがツアー代さえ捻出できれば誰でも走れるステルヴィオ峠は「ある意味最も最後にバイクで行きやすい場所」なのかもしれません…あぁ、お金があれば今すぐ行きたい…
ステルヴィオ峠
所在地:Strada del Passo dello Stelvio, 23032 Stelvio SO, イタリア
料金:通行無料
4 インド:ラダック
近年海外ツーリング界隈で絶賛人気爆発中の場所が「ラダック」で、おそらく名前だけなら聞いたことがあるライダーが多いはずです。
ラダックとはインドの最北端に位置する「平均標高3,500m(!)を超えるヒマラヤ山脈の一部エリア」のことで、かつては「ラダック王国」という名の独立した仏教王国でしたが…残念ながら19世紀に滅亡し現在はインド領となっています。
ちなみにロイヤルエンフィールドのアドベンチャーバイク「ヒマラヤ」がまさにラダック(ヒマラヤ山脈)を走るために開発されたバイクなので、僕も一度乗車経験のあるヒマラヤでラダックを走ることが人生の目標のひとつです。
ラダックツーリングの拠点となるのが標高3,650mに位置する「レー」で、今や世界中のバイクツーリストが訪れる町になっています。
なんせ富士山の山頂に近い標高にある町ですので、間違っても「到着翌日にツーリング!」なんて無謀な計画はせず…きちんと「高地順応期間」を設けることが大切です。
ちなみにレーには結構な数のレンタルバイクショップがあるようですが、当たり外れが激しいようなので事前の情報収集をお忘れなく…っと、まるで経験したかのような言い回しですが、残念ながら僕はラダックに行ったことはございません…
なお、ラダックツーリングに興味のあるライダーは、SNSで人気のバイク女子&漫画家の「はるかちゃん」が出版している「女ひとり、インドのヒマラヤでバイクに乗る。」を読んでみることをおすすめします(めちゃくちゃ面白かった&参考になります)
ラダック
所在地:Upper Tukcha Rd, Leh, Ladakh, 194101, India(レー)
料金:基本的に通行無料
5 ボリビア:ウユニ塩湖
おそらくライダーなら誰もが一度は「ここをバイクで走ってみたい!」と思い描いたことであるであろう場所がボリビアの「ウユニ塩湖」です。
言わずと知れた世界最大の塩湖かつ「世界屈指のインスタ映えスポット」として知られているウユニ塩湖は、バイクツーリストはもちろん多くのツーリストの憧れの場所になっています!
まるで空と地面が一体化したような「天空の鏡」の中をバイクで走ったら…絶対にライダーのバイブスが極限まで上がること間違いなしです!
これはあくまで僕の想像ですが、ウユニ塩湖はおそらく今回紹介した数々の名所の中で「最もバイクでツーリングするまでの準備が大変な場所」だと思っています。
というのもこれもあくまで僕の持論ですが「海外ツーリングは事前リサーチ・準備が9割」なので…南米までの交通手段の確保と現地をバイクで走るための手続き、それから必要なお金と時間を作る難易度は間違いなく「SSクラス」かと思います。
しかし、それでも天空の鏡の中をバイクで走る俺!夕日を浴びながらウユニ塩湖を走る俺!…そんな最高にイケてる俺!を演出するための苦労を惜しまないのが我々ライダーってもんです!
ウユニ塩湖
所在地:Uyuni, ボリビア
料金:入場・通行無料
Stay hungry, stay foolish
僕は自他共に認めるApple信者ですが、残念ながら亡くなってしまったAppleの生みの親「スティーブ・ジョブズ」の名言のひとつが「Stay hungry, stay foolish」です。
これは直訳すると「ハングリーであれ、愚か者であれ」という意味で、要は決して現状に満足せず、常に探求心を失わず、常識にとらわれず挑戦し続けろ!というiPhoneで世界を変えた男!ジョブズのまさに魂の叫びです!
僕は今日々の仕事や所用に追われるだけの「どこにでもいるTHE 日本人」な生活を送っていますが…かつてオーストラリアを旅した時の熱いハートを決して忘れず、これからもバイクという名の愚か者の乗り物を乗り続け…必ずや元気なうちに今回紹介した全ての場所に行ったります!
そうです、今回の記事のタイトルは「もしもバイクを降りる事になったら最後に行きたい場所」ですが、実は僕が一番伝えたいことは「元気なうちに行け!いや!今すぐ行け!Now」です!
もしもバイクを降りる事になったら…人生にそんな時のことを考えている時間なんてありません!やりたいこと、行きたい場所は今すぐ計画!なる早で実行!そうです、Nowです!誰でも等しく一度しかない人生はそれ一択です…と、今の自分に言い聞かせる…
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投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」