GWにバイクで出かけたのに、渋滞にハマってぐったり…
そんな経験、ありませんか?
高速道路や観光地周辺は、毎年GWになると大混雑。
バイクだから大丈夫と思っていても、実はバイクも渋滞の影響をモロに受けるのです。
この記事では「バイク渋滞を避けるテクニック」をまとめてご紹介します。
ナビ設定の裏ワザや、混雑しないルート選び、疲れにくい装備の工夫まで、バイク歴40年以上のベテランライダーである筆者が、すべて実践ベースで解説しています。
今年こそ、すり抜けに頼らず、安全&快適なツーリングを楽しみましょう。
読めば「すぐに使える渋滞回避術」が満載です。
最後までご覧になって、ぜひお役立てください!
この記事でわかること
- 渋滞を避けるための出発時間のコツ
- 安全に走るためのナビアプリの使い方
- 疲れにくいバイク装備の選び方
- 快適に走るための裏道ルートの工夫
GWのバイク渋滞、なぜ起きる?そして何が辛い?
ゴールデンウィークは、全国的に交通量が一気に増えるタイミング。
バイクだからといって油断していると、思わぬ渋滞にハマって疲れきってしまうことも。
まずは、渋滞が起きる理由と、バイクならではの辛さを知っておきましょう。
GWは渋滞のピーク!ライダーも例外じゃない
GWは日本全国が動く大型連休。
高速道路や観光地の周辺は、毎年のように大渋滞になります。
「バイクなら関係ない」と思いがちですが、バイクも渋滞にはハマります。
事故渋滞や信号だらけの市街地では、バイクも足止めを食らうのです。
しかも、バイクは車より体力を使う乗り物。
長時間の渋滞は、疲れ・暑さ・集中力の低下につながりやすく、ツーリングを台無しにすることも。
だからこそ、GWの渋滞対策はライダーにとっても重要なのです。
バイクならではの辛さと危険ポイント(熱・停止・追突リスク)
バイクで渋滞に巻き込まれると、暑さ・疲れ・危険の三拍子がそろいます。
- エンジンの熱:止まっていると風が当たらず、エンジンの熱が体にこもります。夏日だと、ジャケットの中はサウナ状態。
- 足つき疲れ:バイクは止まるたびに足を出す必要があるため、足腰に負担がかかります。
- 追突の危険:車の死角に入りやすいバイクは、渋滞中に気づかれず、後ろからぶつけられるケースも。
こうした辛さを避けるためにも「渋滞対策」が重要です。
バイクで渋滞を回避する5つの考え方
すり抜けに頼らず、無理せず渋滞を回避できる方法はたくさんあります。
バイクの機動力を活かしながら、安心して走れるコツを紹介します。
知っているかどうかで、ツーリングの快適さが大きく変わります。
「すり抜け」に頼りすぎない走行スタイル
バイクならではの「すり抜け」
たしかに渋滞中は便利ですが、頼りすぎはNGです。
車との接触や、急な車線変更に巻き込まれるリスクもあります。
さらに、すり抜けを嫌がるドライバーもいるため、トラブルのもとになることも。
渋滞に出くわしたときは、無理にすり抜けるより、余裕ある走行を心がけましょう。
止まってもイライラしないように、早めの出発や快適な装備がカギです。
安全第一。
すり抜けは「どうしても」のときだけにしましょう。
出発時間と到着時間を逆算して計画する
渋滞を避けるコツは、「いつ出発するか」を決めること。
たとえば、目的地に朝10時に着きたいなら、逆算して早朝に出発するのがベストです。
多くの人が動く時間をズラせば、混雑を避けられて走りやすくなります。
早朝なら空気も気持ちよく、バイクで走るには最高の時間帯。
「あとでゆっくり出よう」は渋滞にハマるもと。
早起きツーリングが、快適な1日の第一歩です。
高速道路・有料道路の「混む時間帯」を外すコツ
GW中の高速道路や有料道路は、とくに混雑しやすいです。
朝9時〜昼の12時前後は、交通量がピークになりがち。
逆に、早朝や夕方以降は比較的すいていることが多いです。
また、連休の初日や終日は大混雑。
可能なら「1日ズラす」「朝5時に出発する」といった調整が有効です。
スマホナビで交通情報を確認しつつ「みんなと同じ時間」に動かないのがポイントです。
混まない「下道・裏道」の選び方と走り方
高速道路が混んでいるときは「下道」や「裏道」が役立ちます。
特にバイクは車より小回りがきくため、狭い道や地方道でもスムーズに走れます。
ただし、地元道には信号が多いエリアや、交通量の多い通学路もあります。
ナビを使うだけでなく、事前に地図アプリでルートを確認しておくと安心です。
景色のいい道や道の駅を組み合わせれば、下道ツーリングも楽しくなります。
過去記事も、ぜひご覧ください👇
➡︎ 「下道ツーリング」のメリット・魅力・極意…のんびり楽しく走ろう!
休憩と給油のタイミングも渋滞対策の一部
「疲れた」「ガソリンがない」と思ったときに休憩・給油ポイントがないと、焦ってしまいます。
事前にどこで休憩するか、どこで給油するかをざっくり決めておくと、走行中に余裕が持てます。
休憩は1〜2時間に1回がおすすめ。
体をほぐして水分補給をすれば、渋滞中もバテにくくなります。
サービスエリアにこだわらず、道の駅やコンビニも活用しましょう。
余裕ある行動が、渋滞を快適に乗り切るコツです。
おすすめナビ設定&渋滞回避テクニック
スマホナビは、バイクでも渋滞回避の強い味方。
設定ひとつ変えるだけで、混雑を避けた快適ルートが見えてきます。
ここでは、筆者おすすめのナビ活用術を紹介します。
無料ナビアプリを使いこなす(Googleマップ/Yahoo!カーナビ)
渋滞を回避するなら、ナビアプリの活用が必須。
とくにGoogleマップとYahoo!カーナビは無料で高機能です。
Googleマップは渋滞情報の更新が早く、リアルタイムで混雑を避けたルートを提案してくれます。
Yahoo!カーナビは高速の混雑状況を色分けで表示してくれるため、ルート全体の渋滞具合がひと目で分かります。
どちらもスマホに入れておけばOK。
事前に目的地を検索し「出発地の時間帯設定」や「立ち寄り場所の追加」もしておくと、さらに快適に使えます。
ナビ2つ使いの裏技とは?
ひとつのナビだけに頼ると、ルート選択が限られてしまうことも。
そんなときに便利なのが「ナビ2つ使い」です。
たとえば、Googleマップで最短ルートを確認しながら、Yahoo!カーナビで高速道路の渋滞情報を見るといった使い方。
アプリごとの得意分野を活かすことで、より精度の高いルート選びができます。
2台のスマホを使う必要はなく、タブ切り替えでもOK。スマホホルダーがあると画面操作もしやすく、安全です。
この方法は、特にGWのような混雑期に効果抜群。
過去記事でも詳しく解説しています👇
➡︎ 無料ナビアプリの裏技!ベテランライダーはナビ2つを組み合わせて使う
「高速優先」はオフ!経路指定で自由度UP
ナビの設定で「高速優先」や「有料道路優先」になっていませんか?
この設定のままだと、高速道路が混んでいても強引に案内されることがあります。
渋滞を回避したいなら、経路オプションで「一般道優先」や「高速不使用」にしてみましょう。
Googleマップならルート選択画面で簡単に切り替え可能です。
また「通らない道」を手動で外すこともできるので、あえて渋滞しやすいICやトンネルを避ける設定もできます。
少しの設定変更で、ぐっと走りやすくなるので出発前にチェックしましょう。
地元道をナビに反映させる方法(ツーリングマップル的活用)
ツーリング経験者は知っている「地元ライダーだけが使う道」。
これをナビに反映させると、驚くほどスムーズに走れるルートが組めます。
たとえば、事前に紙の地図(ツーリングマップルなど)やストリートビューで裏道を調べ、そのルートをナビアプリで「経由地」に設定するだけ。
「○○町のこの道を通る」と決めておけば、渋滞を避けつつ快適なコースが完成します。
バイクは小回りが利くぶん、地元道との相性が抜群。
都市部でも地方でも、裏ルートは宝の山です。
GW渋滞でも疲れない!快適装備と走り方のコツ
渋滞のツーリングで差がつくのは「装備」と「走り方」
少しの工夫で、疲れやストレスをぐっと減らすことができます。
体にも心にもやさしい、快適な走行スタイルを紹介します。
クラッチ疲れ&熱対策の装備紹介(グローブ、クールインナー etc)
GWの渋滞では、バイクの熱とクラッチ操作がとにかく疲れます。
そんなときは装備で対策しましょう。
まずおすすめなのが、夏用グローブとクールインナー。
通気性が良く、手や体がムレにくくなります。
また、クラッチレバーを軽くするパーツや、厚みのあるグリップも、操作疲れを軽減してくれるアイテムです。
さらに、日差しカットのネックガードや速乾性シャツも、体温上昇を防ぐのに効果的。
「ちょっとの工夫」が、長距離ツーリングの快適さを大きく左右しますよ。
信号停止を減らすアクセルワークの工夫
渋滞中、信号で何度も止まるとクラッチ操作が増え、どっと疲れます。そんなときは、信号タイミングを意識した走り方が有効です。
前の信号が赤なら、少し速度を落として走りましょう。すると、青に変わるタイミングでスムーズに進めることがあります。
また、急加速・急停止をやめて、一定のペースを保つ運転を心がけると、身体も気持ちも疲れにくくなります。
のんびり走ることが、結果的に効率的な走り方になるのです。
精神的に疲れない「かも知れない運転」思考
GWの渋滞では、思い通りに進めないことが多く、イライラしがち。
そんなとき大事なのが「かも知れない運転」という考え方です。
「前の車が急に止まるかも」「横から自転車が出てくるかも」と考えておくと、焦らず安全に対応できます。
これは、筆者のバイク仲間である元白バイ隊員や教習所の先生も実践している大事な基本です。
気持ちにゆとりがあると、運転のミスも減り、疲れ方もまったく違います。
心の準備が、渋滞をラクにしてくれます。
筆者おすすめ!休憩に便利なバッグ&装備
GWの渋滞をラクにするには、「こまめな休憩」と「休憩しやすい装備」がポイントです。
筆者おすすめは、脱いだ服をサッと入れられるタンクバッグやウェストポーチ。
荷物の出し入れが簡単で、休憩中のストレスも減ります。
また、折りたためるクールインナーやタオル・飲み物を入れておくと、休憩のたびにリフレッシュできます。
信号待ちや渋滞中でも、手軽に使える小物は思った以上に体力の温存に役立ちますよ。
あわせてご覧ください👇
➡︎ 一周回って結局便利!タンクバッグのすすめ
➡︎ 取り出しやすいだけじゃない! バイク用ウエストバッグ特集
➡︎ 身軽さは一番!レッグバッグ、ホルスターバッグ7選
FAQ|バイクの渋滞回避に関するよくある質問
バイクの渋滞対策には、意外と多くの疑問がつきもの。
ここでは、ライダーからよく聞かれる質問をピックアップして解説します。
出発前にチェックしておけば、安心してGWを走り抜けられますよ。
Q. GWに渋滞を避けるには何時に出ればいい?
GWに渋滞を避けたいなら、朝6時より前の出発が理想的です。
とくに高速道路は、朝7〜9時にかけて一気に混み始めます。
出発が早ければ、目的地に着くころにはまだ空いていて、体力的にもラクです。
また、帰りのラッシュは夕方4時〜6時がピーク。
午前中に帰路につくと渋滞を回避しやすくなります。
「早出・早帰り」がGWツーリングの鉄則です。
Q. バイクのすり抜けは違法?やっていいの?
バイクの「すり抜け」は、法律で明確に禁止されていないものの、安全面からおすすめできません。
とくにGWは、車の数も多く、ライダーもドライバーも注意力が散漫になりがちです。
万が一接触した場合、バイク側が責任を問われる可能性もあります。
安全にツーリングを楽しみたいなら、無理なすり抜けは避け、渋滞そのものを回避する工夫に力を入れましょう。
Q. 渋滞に強いバイク装備ってどんなもの?
渋滞時に便利な装備は、体を冷やせるクールインナーや、軽いクラッチ操作を助けるパーツなどです。
とくに夏日になりやすいGWでは、風通しのいいメッシュジャケットや通気性のあるグローブが役立ちます。
また、荷物の出し入れがしやすいタンクバッグやウェストポーチも、こまめな休憩に便利です。
「暑さ対策」と「疲れ対策」の両方に効く装備を選びましょう。
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➡︎ 【2024年版】汗ばむ春夏におすすめのバイク用グローブ12選
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Q. スマホナビだけで安心?おすすめの使い方は?
スマホナビは便利ですが、1つだけに頼るのは危険なこともあります。
通信が途切れたり、アプリの案内が遅れたりすることもあるからです。
おすすめは「Googleマップ+Yahoo!カーナビの併用」や「紙地図(ツーリングマップル)との組み合わせ」。
さらに、ナビの音声をBluetoothで聞けるヘルメットがあると安心度がアップします。
事前にルートを確認しておくのも、忘れずに!
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➡︎ 【人数別】ソロでも複数人でも!失敗しないおすすめインカム【9選】
Q. 高速道路と下道、どちらが渋滞を避けやすい?
GWの混雑時は、高速道路のほうが渋滞しやすい傾向があります。
特に休日割引のある日や、観光地への一本道は要注意です。
一方、下道(一般道)や地元の裏道は渋滞を回避しやすく、バイクにとって走りやすいルートも多く存在します。
ただし、初めての場所では迷いやすいので、ナビや地図アプリの活用が必須です。
目的地や体力に合わせて、柔軟に使い分けましょう。
まとめ|渋滞を“避ける技術”こそ、真の快適ツーリング
ゴールデンウィークのツーリングを楽しくするカギは、「渋滞をどう避けるか」にあります。
すり抜けに頼らず、出発時間・ルート・装備を工夫することで、ストレスの少ない快適な走りが実現します。
今回ご紹介したナビ設定や裏道活用も、実際に筆者が試して効果のあったものばかり。
安全・快適なバイク旅を叶えるために、渋滞を「技術で避ける」ことを意識しましょう。
このGW、あなたのツーリングが最高の思い出になることを願っています。
ほかの記事もぜひチェックして、より楽しいツーリングをお楽しみください!
この記事が皆さまのお役に立てば、幸いです。
読者の皆さまのバイクライフを応援しています。
投稿者プロフィール
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熊本県在住。生まれも育ちも熊本。
阿蘇をこよなく愛する生粋の熊本人。
昭和の時代に限定解除し、原付/中型/大型の所有歴あり。
現在の愛機はKawasaki 250TR。
愛機250TRで一日500km(下道)を走破することもある、元気おやじライダー。
「安全第一、無事帰る」をモットーに、今も安全運転を模索しながら走り続けている。
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