あなたのバイクライフをもっと便利で快適にしてくれるアイテムが「インカム」。
ツーリング中にコミュケーションをとったり、走りながら音楽を聴いたり、外部からの電話に出たりすることが出来る便利なデバイスです。
そんな便利アイテムであるインカムですが、今回は「セナ(SENA)」のインカムについて紹介していきます。
今回の記事はこのような方におすすめの内容となっております!
・20、30、50シリーズの違いを知りたい
・自分に合ったシリーズを知りたい
・おすすめの機種にはどんなものある?
結論から先に言ってしまうと、「20Sで悩んでいるなら30K、30Kで悩んでいるなら50シリーズ」です。
※よく比べられるサインハウスの「B+COM」については下記記事をどうぞ
セナ(SENA)とは
そもそもセナ(SENA)とはどんなメーカーなのでしょうか。調べたところによると、韓国のデジタル機器を造っているメーカーです。
日本では主にバイクと自転車用のインカムで有名です。しかし、北米やヨーロッパ向けになると、スマートヘルメットからアウトドアグッズまで幅広く扱っています。
つまり、バイク用品に限らず音声機器からアクションカメラなど手掛けており、その一部であるインカムが日本に輸入されているというわけです。
ラインナップを簡単に紹介
ということで、日本でのラインナップに関してですが、かなりの数があります!なので、わかりやすく大まかに紹介していきます。
まず、大きく分けると3つのジャンルに絞ることが出来ます。それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。
ハイエンド
欲しい機能をすべて揃えた大人数ツーリング向けの高性能モデル
50シリーズ
セナのランナップで一番高性能な機種がこちらになります。まず、使用時間や通信範囲などの基本的な性能が高く設定されています。
そして、bluetooth5.1やMeshインターコム(後述します)、プレミアムHDスピーカー、急速充電機能などの最新の機能を装備しています。
30シリーズ
そして、ハイエンドのなかでも2番目に位置するのがこちら30シリーズになります。こちらも50シリーズ同様にMeshインターコムを使用できます。
50シリーズには少し劣りますが、基本性能は高いまま少しリーズナブルになったモデルです。
20シリーズ
正直、機能を見るとハイエンドに含むのは難しいと感じました。Meshインターコムは使用できず、「従来のようなbluetoothインカム」の中では高性能に位置します。
ただし、SAL2というモデルはSHOEIヘルメットの専用設計なので、スタイリッシュに装着することができるのでおすすめです。
ミッドレンジ
充実した基本性能を装備した3~4人ツーリング向けのスタンダードモデル
10シリーズ
次は中間グレードとなるミッドレンジの製品紹介です。10シリーズはbluetooth接続による4人通話、通話距離も1,600mと長い設定になっています。また、アプリを使っての接続が出来るのが嬉しいですね。
カメラ機能のついた10CPROもありますが、「カメラとインカムの両者をとる」という目的ではあまりおすすめできません。
SF4
こちらもスタンダードなモデルの一つです。10シリーズとの大きな違いは操作方法がジョグダイヤルではなく3ボタン方式をとっていることでしょう。
また、少しグレードの高いスピーカーを搭載しており、スタンダードで十分な機能を揃えている機種といえます。
エントリー
通勤や仕事中の通話、ソロツーなど用途を絞ったリーズナブルモデル
5シリーズ
手軽にプレミアムHDスピーカーを楽しみたいならこちら!通常ではハイエンドの50シリーズのみ標準装備ですが、こちらはエントリーモデルにも関わらず搭載されています。
ソロツーや二人乗り、2台だけのツーリングが多く、なおかつ「音」を重視したい方ならこちらがおすすめです。
3Sプラス
バイク版のハンズフリーに近い印象です。とても薄い設計で、インカム特有のゴツさがありません。バイクに乗りながら、一定の相手と通話するならこちらがおすすめです。
インカムというよりは、日常生活を便利にしてくれるアイテムといったところでしょうか。2人乗りにも使えるのが良いですね。
SFシリーズ(SF1、SF2)
SF1に関してはセナのコメントでも「ソロライディング、二人乗り向け」とうたわれているエントリーモデルです。SF2になると2台のツーリング向けのモデルとなります。
まさに必要な機能だけのエントリーモデルといったところでしょう。
セナのここが凄い
Mesh2.0機能が革新的!
ということで、先ほど述べたMeshインターコムの説明となります。簡単にまとめると、
・大人数でもすぐに繋げられる
・会話が途切れずらく、中継役が抜けても途切れない
・範囲外で途切れた際も復帰もしやすい
・データ転送が効率化され音質もよい
というメリット尽くしです。
従来のbluetooth接続ような直線的な接続方法では、中継するインカムを通しての接続でした。これはその中継する人がいなくなると接続が途切れてしまいます。
しかし、その悩みを解決するのと同時に、繋ぎやすさと大人数接続も可能にしたのがこの機能です。
ラインナップが豊富
よく比較されるサインハウスの「B+COM」は主に2機種ですが、セナ(SENA)では10種類以上とかなりの数が販売されています。
使う用途が細かく設定されているので、「この機能だけあればいい!」という方には嬉しいラインナップですね。
しかし、逆に数が多すぎて「どれを買えばいいかわからない」という悩みも出てしまうのではないでしょうか。そんな方は次を参考にしてみてください。
選ぶポイントはここ!
よく検索されるこれらの機種で比較してみます。結論から先に言ってしまうと、「20Sで悩んでいるなら30K、30Kで悩んでいるなら50シリーズ」です。
30Kか20Sで悩んでいる
この場合、ポイントとなるのはMesh機能の有無ではないでしょうか。30kは標準でMesh機能を搭載していますが、20Sはありません。しかし、これらの差額は4,000円程です。
別売りキットでMesh機能は使えるようになりますが、こちらが14,000円近くかかります。それでも20Sを選ぶとしたら「従来のbluetooth接続で大人数でツーリング」ということになります。
ただし、大人数ツーリングでのbluetooth接続はかなり手間がかかるので、Mesh機能を使えたほうが時間も手間もかかりません。なので、個人的には30Kに軍配が上がると思います。
30Kか50シリーズで悩んでいる
この場合、ポイントなるのはbluetoothのバージョンと、音質、自動アップデートになります。50シリーズはbluetooth5.0ですが、30Kはbluetooth4.1となります。
また、音質も50シリーズはセナの強みであるプレミアムHDスピーカーが標準装備ですが、30Kは通常スピーカーとなります。
また、wifiがあれば自動でOSをアップデートしてくれるのも50シリーズならではです。
価格差を考えると4,000円で、「最高品質スピーカー、最新のbluetooth、自動アップデート機能」が備わっています。
ちなみに、プレミアムHDスピーカーだけでも5,000円近くするので、50シリーズの方がお得なのが伺えます。
おすすめインカムの探し方
また、公式ページでも選択式にしたシートがあります。もっと調べたい方は、自分のバイクライフに当てはめて探してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ということで、今回はセナ(SENA)のインカムについてまとめてみました。
Meshのような新しい接続が、今後インカムの接続でのスタンダードになるかもしれません。それくらい思わせてくれる便利な機能と感じました。
欲しい機種は見つかりましたか?今回の記事が皆さんのお役に立てればと思います。
他メーカーと比較して選びたい方はこちらも参考にしてみて下さい↓
投稿者プロフィール
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神奈川県出身。バイク歴は15年。1日で下道400キロとか走る猛者です。
好き:コーヒー、洋ロック、お喋り、ケツが四角いバイク、水曜どうでしょう。
苦手:集中すること、単調作業。
愛車:ジェイド250、スーパーカブ110プロ
風と寒さと匂いと危険を感じながら、今日もだるまを乗っけて走ってます。
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