ライダーという生き物は、今も昔も無意識に「端っこ」を目指す習性がある!
特に四方を海で囲まれた日本には「東西南北の四隅」があるので、そこに行くのはライダーの一つのステータスである、、、ということで、今回はバイクで行ける日本の果て「東西南北の王道端っこスポット」をまとめてみました。
なお「愛車と確かにそこに行った」という証になる、各端っこスポットの「到達証明書」の入手方法も一緒に解説します。
ちなみに後に紹介する「本州最東端:トドヶ崎」以外は、全て僕自身が実際にバイクで訪れた場所です!
日本最北端:宗谷岬(北海道稚内市)
おそらくツーリングライダーに「あなたの行ってみたい端っこスポットは?」というアンケートを取れば、ぶっちぎりの1位を獲得するであろう場所が「宗谷岬」です。
言わずと知れた北海道は稚内にある「日本で一番北に位置する場所」で、数ある日本の端っこスポットの中でも圧倒的な知名度と人気を誇る「キングオブ端っこスポット」です!
実は稚内の市街地から「国道238号線」をバイクで30分ほど走るだけでアクセスできる「意外と簡単にアクセスできる端っこ」で、バイク専用スペース完備の広い駐車場とトイレ、それからお土産屋に飲食店と設備も充実しています(逆に拍子抜け?)
なお、最北端のモニュメントは常に記念撮影待ちの列ができているので、一人で行っても誰かしらに自分の写真を撮ってもらえます。
最北端到達証明書の入手方法
日本最北端の宗谷岬に行った証「最北端到達証明書」は、宗谷岬と国道を挟んで反対側にある観光案内所「BASE SOYA」で無料で発行してくれます!
他には「稚内市役所、稚内市役所 宗谷支所、稚内市観光案内所」の3ヶ所でも証明書を入手できますが、宗谷岬に行った際にBASE SOYAでゲットしておくのが最も確実です。
日本最北端:宗谷岬
〒098-6758 北海道稚内市宗谷岬3
TEL:0162-23-6468(稚内市役所建設産業部観光交流課)
営業時間:24時間
入場料:無料
駐車場:バイク専用駐輪スペースあり(無料)
到達証明書:BASE SOYA、稚内市役所、稚内市役所 宗谷支所、稚内市観光案内所で無料発行
公式HP:https://www.north-hokkaido.com/spot/detail_1018.html
日本最東端:納沙布岬(北海道根室市)
北海道に日本最北端があることは誰もが知っているけど、意外と「日本最東端」もあることは知られていません(千葉県の犬吠埼は最東端ではありません)
そんな「宗谷岬」という超メジャースポットの影に隠れた、根室市の日本で一番東にある場所が「納沙布(のさっぷ)岬」です!
根室エリアは「夏の間は霧に覆われやすい」という特徴があるので、そういった意味でも光の宗谷岬に対して影の納沙布岬、、、とまでは言わないですが、どことなく哀愁漂う端っこスポットになっています。
設備としては広い駐車場とトイレ、それから複数の売店と飲食店、そして北方領土に関する資料館があり、北方領土が間近に存在する根室独特の雰囲気を味わえる場所でもあります。
最東端到達証明書の入手方法
日本最東端の納沙布岬に行った証「最東端到達証明書」は、納沙布岬と同じエリア内にある「根室市北方領土資料館」で無料で発行してくれます!
他には「根室市役所 商工労働観光課、根室市観光協会」の2ヶ所でも証明書を入手できますが、せっかく根室に来たなら「北方領土問題」に触れてみるという意味でも、根室市北方領土資料館で入手することをおすすめします。
日本最東端:納沙布岬
〒087-0165 北海道根室市納沙布
TEL:0153-24-3104(根室市観光協会)
営業時間:24時間
入場料:無料
駐車場:あり(無料)
到達証明書:根室市北方領土資料館、根室市役所 商工労働観光課、根室市観光協会で無料発行
公式HP:https://www.nemuro-kankou.com/access/spotmap-nosapp/
日本最西端:神崎鼻(長崎県佐世保市)
日本最北端と最東端が北海道にあるので「じゃ〜日本最西端は東北とか関東辺りにあるのかな?」と思いきや、、、実は一気に九州まで飛んで、長崎県は佐世保市にあります!
その名も「神崎鼻(こうざきばな)」は、良い感じに寂れた(褒めてます)小さな漁村にある、日本で一番西にある場所で、海に面した最西端モニュメントが印象的な場所です!
「神崎鼻公園」という海が見える広い公園内にある端っこスポットで、設備は駐車場とトイレだけと至ってシンプルです。
しかし、そのシンプルさが宗谷岬や納沙布岬のような、売店や飲食店の連なる「THE 観光地」なのに対して、ある意味端っこらしい最果て感を醸し出しています。
最西端到達証明書の入手方法
日本最西端の神崎鼻に行った証「最西端到達証明書」は、残念ながら宗谷岬や納沙布岬のようにすぐ近くで発行してくれる場所がありません。
発行場所としては「小佐々支所、小佐々地区コミュニティセンター、佐世保観光情報センター、矢岳簡易郵便局、道の駅させぼっくす99、おさかな広場」の6ヶ所で、このうち「小佐々地区コミュニティセンター、矢岳簡易郵便局、おさかな広場」の3ヶ所では「最西端訪問記念ステッカー」も入手可能です(200円)
ちなみにおすすめは神崎鼻から一番近くてステッカーも入手できる「おさかな広場」か、ステッカーは入手できないですが広い駐車場完備で設備が充実している「道の駅させぼっくす99」です。
日本最西端:神崎鼻
〒857-0413 長崎県佐世保市小佐々町楠泊354-1
TEL:0956-22-6630(佐世保観光情報センター)
営業時間:24時間
入場料:無料
駐車場:あり(無料)
到達証明書:小佐々支所、小佐々地区コミュニティセンター、佐世保観光情報センター、矢岳簡易郵便局、道の駅させぼっくす99、おさかな広場で無料発行
記念ステッカー:小佐々地区コミュニティセンター、矢岳簡易郵便局、おさかな広場で200円で入手可能
公式HP:https://www.city.sasebo.lg.jp/tosiseibi/kouenk/kouzakibana.html
日本最南端:佐多岬(鹿児島県南大隅町)
あの宗谷岬と人気を2分する、ライダーに大人気の端っこスポットが、鹿児島県は南大隅町にある「佐多岬」です。
沖縄エリアを除いた「日本(本土)最南端」で、ヤシの木が生い茂る南国ムード満点の端っこスポットです!
以前はどちらかといえば鬱蒼としたマニアックな場所でしたが、現在では広い駐車場とトイレ、それから綺麗な展望台、そして売店や観光案内所を備えた一級の観光スポットになっています!
なお、佐多岬の駐車場の少し手前に、愛車と最南端モニュメントを入れて記念撮影ができる「北緯31度線展望広場」があるので、ここは忘れずに立ち寄りましょう。
最南端到達証明書の入手方法
日本最南端の佐多岬に行った証「最南端到達証明書」は、佐多岬の敷地内にある「佐多岬観光案内所」で無料で発行してくれます!
他には「ホテル佐多岬、さたでい号待合所、南大隅町観光協会、役場本庁商工観光課、役場佐多支所」の5ヶ所でも証明書を入手できますが、やはり現地で入手するのがセオリーです。
日本最南端:佐多岬
〒893-2603 鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠417
TEL:0994-27-3151(佐多岬公園観光案内所)
営業時間:8:00~日没
入場料:無料
駐車場:あり(無料)
到達証明書:佐多岬観光案内所、ホテル佐多岬、さたでい号待合所、南大隅町観光協会、役場本庁商工観光課、役場佐多支所で無料発行
公式HP:https://satamisaki.com/p_category/satamisaki
番外編:日本本土四極踏破証明書
ここまで頑なに日本の四隅の到達証明書の写真を載せませんでしたが、それにはちゃんと理由があります。
実は最北端の稚内市、同じく最東端の根室市、それから最西端の佐世保市と最南端の南大隅町は「四極交流同盟」という端っこ協定(?)を結んでおり、それぞれが共通フォーマットの証明書を発行しています。
そして!4カ所全ての証明書の裏面を合わせると、、、なんと「日本本土四極踏破証明書」が完成するという胸熱な仕掛けになっています!
本州最北端:大間崎(青森県大間町)
青森県は下北半島の先端にある、北海道との最短距離わずか17.5kmの本州最北端が「大間崎」です。
マグロの一本釣りで有名な大間町にある端っこスポットで、設備としては駐車場とトイレ、それから無料の休憩所を備えています。
ちなみに周辺には美味しい本マグロを食べられる飲食店が軒を連ねており、近くに函館行きのフェリー乗り場や無料のキャンプ場もあるので、夏は北海道に渡るライダーと戻ってきたライダーで常に賑わっています!
本州最北端大間崎到着証明書の入手方法
本州最北端の大間崎に行った証「本州最北端大間崎到着証明書」は、大間崎から徒歩圏内の「大間観光土産センター、土門商店、浜乃屋商店」の3カ所で200円で入手できます。
以前は「大間崎レストハウス」でも証明書を発行していましたが、現在こちらでは発行していません。
本州最北端:大間崎
〒039-4601 青森県下北郡大間町大字大間字大間平17-1
TEL:0175-37-4353(大間崎レストハウス)
営業時間:24時間
入場料:無料
駐車場:あり(無料)
到達証明書:大間観光土産センター、土門商店、浜乃屋商店で200円で発行
公式HP:https://oma-wide.net/menu/omazaki/
本州最東端:トドヶ崎(岩手県宮古市)
おそらく本州の端っこスポットの中で最も知名度の低い、、、いや、低いからこそ最果て感がある場所が「トドヶ崎」です(僕が唯一未踏の場所です)
岩手県は宮古市にある本州最東端で、漢字で表記すると「魹ヶ崎」ですが、あまり見慣れない漢字なので「トドヶ崎」と表記する方が一般的です。
実はバイクで行けるのは入り口となる「姉吉キャンプ場(バイク駐車無料・トイレあり・テント泊無料)」までで、そこからトドヶ崎までは片道1時間歩く必要があります。
なお、トドヶ崎の周辺にはスーパーやコンビニはおろか、民家すらほとんどないので、、、飲み物や必要な物は予め調達しておきましょう。
本州最東端訪問証明書の入手方法
本州最東端のトドヶ崎に行った証「本州最東端訪問証明書」は「宮古駅前総合観光案内所、浄土ヶ浜レストハウス、シートピアなあど、宮古セントラルホテル熊安、宮古ホテル沢田屋、浄土ヶ浜パークホテル、休暇村陸中宮古、宮古市重茂出張所」のいずれかの場所で100円で発行してもらえます。
残念ながらトドヶ崎周辺には証明書を発行してくれる場所がないので、訪問後にバイクで上記のいずれかの場所に行く必要があります。
本州最東端:トドヶ崎
〒027-0111 岩手県宮古市重茂46
TEL:0193-62-2111(宮古市役所産業振興部観光課)
営業時間:24時間
入場料:無料
駐車場:姉吉キャンプ場にあり(無料)
到達証明書:宮古駅前総合観光案内所、浄土ヶ浜レストハウス、シートピアなあど、宮古セントラルホテル熊安、宮古ホテル沢田屋、浄土ヶ浜パークホテル、休暇村陸中宮古、宮古市重茂出張所で100円で発行
公式HP:https://www.city.miyako.iwate.jp/kanko/hodou_tukouhuka.html
本州最西端:毘沙ノ鼻(山口県下関市)
本州の一番西に位置する場所が、山口県は下関市にある「毘沙ノ鼻(びしゃのはな)」です。
他の端っこスポットと比べると、少々こじんまりとしている場所ですが、、、駐車場やトイレなどの設備がとても綺麗です!
しかも「本州最西端の地」と書かれたミニ灯台がとても可愛く、記念撮影スポットしても優秀です。
そして、この手の端っこスポットとしては、主要道路からの案内板がしっかりとしており、駐車場から200mくらい歩くだけで到達できます。
本州最西端到達証明書の入手方法
本州最西端の毘沙ノ鼻に行った証「本州最西端到達証明書」は「下関駅観光案内所、新下関駅観光案内所、観光情報発信ターミナル」の3ヶ所で100円で発行してもらえます。
ちなみに「観光情報発信ターミナル」は、九州まで歩いて行けるユニークなトンネル「関門トンネル人道口」に隣接しているので、こちらも合わせて行ってみることをおすすめします。
本州最西端:毘沙ノ鼻
〒759-6541 山口県下関市大字吉母字御崎
TEL:083-231-1350(下関市観光政策課)
営業時間:24時間
入場料:無料
駐車場:あり(無料)
到達証明書:下関駅観光案内所、新下関駅観光案内所、観光情報発信ターミナルで100円で発行
公式HP:https://shimonoseki-kgb.jp/spot/%E6%AF%98%E6%B2%99%E3%83%8E%E9%BC%BB/
本州最南端:潮岬(和歌山県串本町)
冬もバイクで走れる関西圏の定番ツーリングエリア「紀伊半島」にある端っこスポットが「潮岬(しおのみさき)」です。
和歌山県は串本町に位置する本州最南端で、広い駐車場やトイレ、売店に食堂、それからキャンプ場と設備が充実しています!
冬でも目の前の海と広大な芝生が光り輝いているので、全く寒さを感じません(気持ち的な意味で)
本州最南端訪問証明書の入手方法
本州最南端の潮岬に行った証「本州最南端訪問証明書」は、潮岬の敷地内にある「潮岬観光タワー」で300円で発行できます。
しかも、発行料に潮岬観光タワーの入場料も含まれているので、是非登って最南端の絶景を堪能しましょう!
なお「ホテル&リゾーツ和歌山串本、大江戸温泉物語南紀串本、道の駅くしもと橋杭岩、南紀串本観光協会、南紀串本観光協会」の5ヶ所でも証明書を100円で入手できます(潮岬観光タワーの入場料は含まれません)
本州最南端:潮岬
〒649-3502 和歌山県東牟婁郡串本町潮岬
TEL:0735-62-0810 (潮岬観光タワー)
営業時間:24時間
入場料:無料
駐車場:あり(無料)
到達証明書:潮岬観光タワー入場料とセットで300円、もしくはホテル&リゾーツ和歌山串本、大江戸温泉物語南紀串本、道の駅くしもと橋杭岩、南紀串本観光協会、南紀串本観光協会で100円で発行
公式HP:https://kankou-kushimoto.jp/spots/%E6%BD%AE%E5%B2%AC
有人日本最南端:波照間島(沖縄県竹富町)
愛車と本州最南端の潮岬、それから日本本土最南端の佐多岬には行ったけど、僕が本当に行きたいのは「シン・最南端だ!」、、、そんな、端っこの魔力に取り憑かれたライダー(?)に是非とも行ってほしい場所が、沖縄の小さな離島「波照間島」です。
何と言っても波照間島は「有人日本最南端」なので、我々一般ピーポーが行ける端っこスポットとしては究極の場所です(高那崎エリアに日本最南端の碑があります)
ちなみに波照間島へのアクセスは、まずは飛行機で石垣島まで飛んで、そこから船便でしか行けない、、、という圧倒的なアクセスの悪さで、しかも残念ながら自分のバイクを持ち込む方法がありませんが、、、しかし現地にレンタルバイクショップはあるので、最南端をバイクで走ることはできます!
日本最南端の証の入手方法
有人日本最南端の波照間島に行ったからには、絶対にゲットしておきたい「日本最南端の証」は「竹富町役場 波照間出張所」で500円で発行してくれます。
まさかの500円という高額に驚くかもしれませんが、なんせここは「有人日本最南端」なんです!
これをゲットすることは、もはや端っこを愛するライダーの使命のようなものなので、確実にゲットしておきましょう。
有人日本最南端:波照間島
〒907-1751 沖縄県八重山郡竹富町波照間2750-1(竹富町役場 波照間出張所)
TEL:0980-85-8428(同上)
到達証明書:竹富町役場 波照間出張所で500円で発行
公式HP:https://painusima.com/category/sima/haterumajima/
端っこスポットにはロマンと達成感がある!
一体この道の果てには何があるんだろう?、、、そんな、ライダーなら誰もが頭によぎる疑問の答えが「端っこスポット」にはあります。
確かに「観光スポット」と化している場所もありますが、基本的には「〇〇の地」と書かれたモニュメントが設置してあるだけのシンプルな場所です。
しかし、だからこそ!そこにあるロマンと達成感を求めて、我々ライダーは今日も明日も端っこを求めて走るのです!
投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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