誰もがバイクに乗るのが億劫になってしまう冬ですが、そこをなんとか頑張って「冬しか見れない絶景」を見に行ってみませんか?
確かに冬のライディングは寒くてしんどいですが、だからこそ「その先にある絶景」に出会えた時の感動は、夏とは比べ物になりません!
ということで、冬に強い北海道民の僕が、バイクで行ける全国の冬の絶景スポットを紹介します。
北海道:日本で一番美しい道
その名も「日本で一番美しい道」という、ある意味捻りの無いどストレートなネーミングの道が、北海道は美瑛町にあります。
北海道では晩秋にあたる時期ですが、本州なら冬に該当する10月下旬に、雪化粧した十勝岳と紅葉の奇跡のコラボレーションを見ながら走ることができます!
場所は美瑛の超人気スポット「青い池」と「道の駅 びえい白金ビルケ」の間の僅か1kmちょいの区間ですが、まるで海外のような開放感あふれる素晴らしい道です。
本来このエリアのメインルートは「道道966号線」ですが、これを「道の駅 びえい白金ビルケ」の交差点で左折(美瑛市街から来た場合)すると「日本で一番美しい道」へとアクセスできます。
ちなみに道の駅内にある「BETWEEN THE BREAD」のハンバーガーがめちゃくちゃ美味しいので、日本で一番美しい道を走る前、もしくは走った後に立ち寄ることをおすすめします。
なお、10月下旬の北海道は「本州の冬装備」での走行をおすすめします(日中でも10度以下になる場合あり)
日本で一番美しい道
〒071-0235 北海道上川郡美瑛町白金
アクセス:道の駅 びえい白金ビルケの交差点を左折(美瑛市街から来た場合)
料金:通行無料
ベストな時期:10月下旬
バイク駐輪:道路脇に駐車スペースあり
周辺の立ち寄りスポット:BETWEEN THE BREAD
埼玉県:あしがくぼの氷柱
埼玉県におけるライダーの定番ツーリングエリア「秩父」にある冬の絶景スポットが「あしがくぼの氷柱」です。
毎年1月上旬〜2月下旬にかけて人工的に作られる氷柱で、高さ約30m・幅200mのダイナミックな氷柱が織りなす自然、、、いや、人工の芸術を堪能できます!
ちなみにあくまで「期間限定イベント」の一種なので、きちっと開催期間と入場時間が決まっており、2024年の開催時期は1月6日~2月25日、入場時間は月〜木曜日は9時~16時まで、金土日祝日はそれに加えて17時~20時のライトアップもあります。
あしがくぼの氷柱に行く際は、バイクを「道の駅 果樹公園あしがくぼ」の第二駐車場に止める必要があり、ここから会場までは徒歩10分くらいの距離です。
なお、入場の際は500円が必要になりますが、バイクの駐車代金は無料です。
ライダーの姿も目立つイベントではありますが、特にライトアップを見に行く場合は事前に天気予報や道路状況を必ず確認しましょう(路面凍結の可能性あり)
あしがくぼの氷柱
〒368-0071 埼玉県秩父郡横瀬町大字芦ヶ久保1915-6(道の駅 果樹公園あしがくぼ)
TEL:0494-25-0450(横瀬町ブコーさん観光案内所)
開催期間:2024年1月6日~2月25日
営業時間:月〜木曜日:9時~16時、金土日祝日:9時~20時
入場料:大人1名500円
バイク駐車場:道の駅 果樹公園あしがくぼ 第二駐車場(無料)
公式HP:https://www.yokoze.org/hyouchuu/
奈良県:若草山焼き
毎年1月の第4土曜日に開催される、古都奈良の早春を迎える壮大な伝統行事が「若草山焼き」です。
神聖な若草山が炎で赤く染まる様は一見の価値があり、その直前に開催される花火大会も必見です!
ちなみに誰でも見れる入場料不要のお祭りですが、関西屈指の大イベントで当然のように混雑するので、、、あらかじめ奈良市内のバイクを置ける宿にチェックインした後に、徒歩か公共交通機関で行くことをおすすめします。
若草山焼きまでの時間を有効活用したいなら、バイクで行ける「国営 平城宮跡歴史公園」の散策がおすすめです。
世界遺産の「平城宮跡」を中心とした広大な公園で、お土産屋・カフェ・レストラン・博物館など敷地内の設備が充実しています。
ちなみに公園内の四輪の駐車場は有料ですが、バイクは立派な無料駐輪場が完備されているので、安心して場内の散策を楽しめます。
若草山焼き
開催場所:奈良公園 若草山一帯
開催日時:2024年1月27日(毎年1月の第4土曜日)
開催時間:18:30より点火(前後にイベント多数あり)
料金:入場無料
バイク駐車場:奈良市内のバイクを置ける宿に泊まることを推奨
開催時間までのおすすめスポット:国営平城宮跡歴史公園
公式HP:https://www3.pref.nara.jp/yamayaki/1.htm
高知県:だるま夕日
高知県は宿毛(すくも)市の海岸線で見れる冬の絶景が「だるま夕日」です。
その名の通りまるでダルマのように見える不思議な夕日で、毎年11月初旬から2月中旬の条件が揃った日に出現する蜃気楼の一種です。
シーズン中におおよそ10〜20回くらいしか見れない貴重な現象で「気持ちよく晴れた日+大気と海水の温度差が大きい日」というのが主な出現条件です。
だるま夕日を拝める主なポイントは「大島・片島港・池島港・道の駅すくもサニーサイドパーク」の4ヶ所ですが、このうちライダーにおすすめなのはバイクを置けてトイレもある「道の駅すくもサニーサイドパーク」です。
なお、道の駅の敷地内にはキャンプ場もあるので、ここにテントを張ってだるま夕日を狙い撃つのもありです。
ちなみに夕日の時間帯までは、四国最南端の「足摺岬アタック」がおすすめで、道の駅からバイクで1時間半くらいの距離です。
道中のメインアクセス路「国道321号線」は語呂合わせで「足摺サニー(321)ロード」と呼ばれており、光り輝く土佐の海を横目に走れる快走路です!
だるま夕日
〒788-0261 高知県宿毛市小筑紫町田ノ浦1244-10(道の駅 すくもサニーサイドパーク)
TEL:0880-62-1242(宿毛市 商工観光課)
だるま夕日が見れる時期:毎年11月初旬〜2月中旬
バイク駐車場:道の駅 すくもサニーサイドパークの駐車場
夕日の時間帯までのおすすめスポット:足摺岬
公式HP:https://sukumo-darumayuhi.jp/%E8%A6%B3%E5%85%89%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%88/%E3%81%A0%E3%82%8B%E3%81%BE%E5%A4%95%E6%97%A5
長崎県:長崎ランタンフェスティバル
冬の長崎県を彩る一大イベントが「長崎ランタンフェスティバル」です。
なんと!約15,000個のランタン(中国提灯)が市内中心部を彩り、エキゾチックで幻想的な雰囲気を醸し出します!
毎年2月の15日間にわたって開催されるイベントですが、2024年は通常より2日間多い2月9日~25日に開催される予定です。
バイクで長崎ランタンフェスティバルに行く場合は、基本的に長崎市内のバイクを置ける宿にチェックインして、会場までは歩いていくことをおすすめします。
日中は長崎市内からバイクで2時間半くらいの日本本土最西端「神崎鼻アタック」がおすすめで、ライダーの大好物「到達証明書」をゲットできます。
ちなみに神崎鼻がある佐世保市は、ご当地グルメの「佐世保バーガー」でも有名で、個人的には「ビッグマン」の「元祖ベーコンエッグバーガー」が一押しです!
長崎ランタンフェスティバル
開催場所:長崎市内中心地
開催日時:2024年2月9日〜25日
開催時間:毎日17:00~22:00にランタン点灯
料金:入場無料
バイク駐車場:長崎市内のバイクを置ける宿に泊まることを推奨
開催時間までのおすすめスポット:神崎鼻、ビッグマン
公式HP:https://www.at-nagasaki.jp/lantern-festival
バイクで行くことに意義がある
今回紹介した多くの冬の絶景スポットは、どちらかといえばツーリングよりは観光路線なので「わざわざバイクで行く必要のない場所」かもしれません。
しかしながら、ライダーなら車や電車では決して味わえない、冬のキ〜ンと冷えた冴え渡る空気感を肌で感じるために、バイクで行くことに意義があります!
もちろん路面凍結リスクを避けるため、走るのは日中に限られますが、だからこそ朝から夜まで走ってしまう夏では味わえない、バイクを降りた後のヒューマンツーリング(徒歩旅)も楽しめるのが冬ツーリングの魅力です。
投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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