バイク乗りにとってはちょっと辛い、暑い季節がやってきました!
バイクに乗ると、太陽を浴び続けながら走るので、暑さに耐えるためにウェアはどんどん軽装になります。
あまりの暑さに半袖で乗る人も多くなりますが、SNSには半袖ライダーへの批判的な投稿も・・・。
「何を着て乗ってもいいじゃん」とは思いつつ、周りの目が気になってしまいますよね。
そこでこの記事では、春夏秋冬問わず全国を走り回っているカゲモトが、夏ウエアの最適解をご紹介します。
答えの出ないバイク半袖論争に終止符を打つ!のは無理かもしれませんが、快適にツーリングを楽むヒントをお届けします。
ぜひ、最後までお付き合いください。
夏は暑いし半袖で乗りたい?
気温の上昇とともに熱くなるバイク半袖論争。
夏はいつも半袖で走るバイク乗りさんにとっては、放っておいてほしい話かもしれません。
「暑い季節に半袖を着るのは自然だし、バイクはカッコよく乗りたい!」という声が聞こえてきそうですが、ツーリングには運転に適した服装があるのも事実です。
半袖でバイクに乗る理由
- 暑いから
- 気軽に乗りたい
- 夏に長袖はダサい
違反にならないけどオススメできません
もちろん、半袖でバイクに乗っても違反ではありません。
バイクを運転する服装や装備について道路交通法を確認したところ、ヘルメットの基準については詳しく定められていますが、服装については触れられていませんでした。
半袖でバイクに乗っても違法ではないので、Tシャツでも問題はありませんが、私としてはオススメできません。
半袖がオススメできない理由
正直いうと、ちょっとそこまでならTシャツでバイクに乗ることはありますが、半袖でツーリングをすることはありません。
半袖でツーリングしないのは、メリットよりもデメリットの方が大きいから。
日焼けを甘く見てるとヤケドするよ
私がもっとも気にしているのが日焼け対策。
バイクに乗っていると、ほぼ同じ姿勢で運転し続けるので、露出した肌は日焼けし続けます。
日焼けは度をこすと火傷になってしまうので、肌が赤くなってヒリヒリ痛むだけでなく発熱や寒気がすることも。
火傷しないためにも、肌の露出を避け、どうしても出てしまう顔や首、手首は日焼け止めを塗るなどの対策が必要です。
飛び石やバグアタックが地味に痛い
走行中、突然飛んでくる石や虫。。。
しっかりウェアを着ていても痛いのに、半袖の防御力で耐えきれるのか心配です。
カツーーーン!と激しい音とともにやってくる衝撃が、素肌に当たったらどうなるか、考えるだけでゾッとしませんか?
キャップヘルメットを愛用している知人から聞いた話ですが、走行中にトンボを顔面で受け止めたことがあるそうです。
あまりの痛さにバイクを停めて鏡で確認すると、顔は虫の体液やら卵やらで悲惨な状態だったとか・・・。
痛いのも虫も苦手な私にとって、彼のエピソードは「できるだけ素肌を隠した方がいい」という教訓になりました。
ちょっとした転倒でも大惨事に・・・
バイク半袖論争でかならず話題にのぼるのが「半袖の安全性」。
バイクは操作ミスや不りょの事故、路面に巻かれた砂などで簡単に転倒する乗り物です。
素肌が出ていると、ちょっと転倒しただけでも肌が引き裂かれて出血し、病院での処置が必要になります。
ケガは自己責任とはいえ、バイクは趣味で乗っているはずなので、ケガなく楽しみたいですね。
カゲモトが考える夏ウェアの最適解
夏と冬はバイクに乗らない大人の選択ができればいいのですが、「やっぱりバイクに乗りたい!」と思ってしまうのがバイク乗りのサガ。
もちろん、私も例外ではありません。
そこで、私が夏を乗り切るためのオススメ装備をご紹介します。
【非推奨】冷感インナー+Tシャツが最強
半袖は肌に触れる空気が増えるので涼しく感じますが、直射日光や紫外線は防げません。
日差しが強い屋外では、半袖よりも長袖の方が涼しく感じることができるんです。
そこでオススメなのが長袖の冷感インナー。
接触冷感素材を使っているので、触れるとひんやり冷たく、通気性や吸汗速乾性が高いのが特徴です。
ただ、冷感インナーだけだとオシャレさに欠けるので、Tシャツを重ね着するのがポイント。
冷感インナーなら、半袖よりも走行風が心地よく感じ、水をしみこませれば気化熱でさらに涼しくなります。
とはいえ、半袖に毛が生えた程度の防御力しかないので、胸を張ってオススメできる装備ではないので非推奨とさせていただきました。
おたふく手袋|冷感・消臭パワーストレッチ
私が愛用しているのは、おたふく手袋の冷感・消臭パワーストレッチです。
肌にピタッと吸い付くコンプレッションウェアで、筋肉や関節への負荷緩和、運動後の疲労軽減、回復促進が期待できます。
ハイネックタイプなので、日焼けから首も守ってくれます。
やっぱりメッシュジャケットが安全
安全面を考えると、長袖でプロテクター入りのメッシュジャケットは外せません。
ご紹介した冷感インナー+Tシャツの上にメッシュジャケットを着ることで、快適さと安全を両立することができます。
ただ、メッシュジャケットはデザインの幅が少ないのが気になるところ。
POWERAGE(パワーエイジ)|アーリーライダース
バイク乗り過ぎない、落ち着いたメッシュジャケットがいいなら、POWERAGE(パワーエイジ)のアーリーライダースがオススメです。
ラインナップの中で、もっとも高い通気性を誇るメッシュジャケットで、圧倒的な風抜けと軽さが特徴。
ごわつかずストレッチ性の高いメッシュ素材、首や袖には吸汗放熱の高いコットン素材を採用しています。
安全対策だけでなく熱中症対策も忘れずに!
夏といえば、熱中症対策も忘れてはいけません。
「夏のツーリングは暑いものだ」と走り続けてしまいがちですが、体温調整と吸水、適度な休憩が大事です。
そこで、夏ツーリングを快適にする熱中症対策グッズもご紹介します。
大作商事|マジクール ネッククーラー
厚生労働省や防衛相でも採用された実績のある熱中症対策グッズ、それがマジクール!
名前はふざけてますが、マジでクールです。
スカーフのような見た目ですが、中には吸水ポリマーが入っていて、水をパンパンにしみこませることで濡らしたタオルを首に巻いたような涼感を長時間感じることができます。
面ファスナーで首に巻けて便利ですが、落としてしまいそうで不安なら冷感タオルを上から巻いてしまうのもアリ。
くり返し使えるので、ツーリング以外でも役立ってくれます。
サーモス|スポーツ保冷バッグ 3L
いつでも、どこでも冷たい飲み物が飲みたいなら、ちょうどいいサイズのスポーツ保冷バッグ 3Lがオススメです。
サイズは幅19.5cm × 高さ26.5cm × 奥行9cmで、500mlのペットボトルがギリギリ3本入るくらい。
オリジナルの保冷剤も付属しているので、すぐに使うことができます。
性能も申し分なく、保冷剤代わりに凍らせたお茶を入れ、すぐに飲む用のお茶とチョコレートを持ってツーリングに出かけましたが、真夏でも10時間ほど冷えたお茶と甘いチョコを楽しめました。
ちなみに、マジクールは吸水させてから冷蔵庫でキンキンに冷やして使っていますが、使う直前まで保冷バックに入れておくと、好きなタイミングでカラダのクールダウンができます。
まとめ
今回は、答えの出ないバイク半袖論争について私なりの最適解をご紹介しました。
半袖でバイクに乗っても違反ではないので、どんな服装で乗るかは自由です。
でも、より快適に、より安全安心にバイクを楽しむのなら、半袖は避けたほうが良いでしょう。
半袖がオススメできない理由
- 肌が出ていると日焼けが進んで火傷になる
- 飛び石や虫が素肌に当たるとけっこう痛いしキモチワルイ
- ちょっとした転倒でも大きなケガになる
私が考える夏ウェアの最適解はメッシュジャケットを着ることです。
とはいえ、バイクは自由の象徴でもあるので、バイク乗りさんそれぞれが責任を持ってバイクライフを楽しめばいいのではないでしょうか。
私は痛いのも虫も苦手なので、これからも長袖でバイクライフを楽しもうと思います。
今年の夏もとっても暑そうですが、オススメした熱中症対策グッズで快適に乗り切りましょう!
ではまた!
投稿者プロフィール
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バイクと旅が大好きな夫婦ライダー、カゲモトです。ハネムーンの東本州1周をきっかけに、北海道1ヵ月旅、九州1年移住をへて、全国を走破しました。
今は関西を拠点に日本中を走り回って、ご当地グルメやB級ツーリングスポット、ミニマムキャンプを楽しんでいます。
愛車はNUDA900R・トリッカー・XL883R改。
執筆担当のカゲ太とご意見番のカゲ美が「実体験にもとづいたモトライフを楽しむヒント」をお届けします。
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