久々のツーリング!
でもカバーを外した時にサビが出ていたらテンションが下がりますよね。
バイクのサビに悩んでいませんか?サビが浮いていると、見た目が悪くなるだけでなく、バイクの性能や安全性にも影響を与えてしまいます。
特に雨や湿気が多い環境では、放置するとサビがどんどん広がってしまうことも。適切な防止策やサビ取りを実践すれば、バイクの寿命を延ばし、快適な状態を保つことができます。
この記事では、サビの原因や具体的な対策、さらにサビに強いパーツ選びまで、サビの悩みを解決するための情報を詳しくご紹介します!
バイクがサビる原因
バイクのサビの最大の原因は、金属パーツが塩分、水分と反応して起こる酸化現象です。特に雨や湿気が多い環境では、酸化が進みやすくなり、サビやすくなります。
例えば、屋外に駐車していたり、頻繁に雨の中を走るバイクは、サビのリスクが高まります。
サビの最大の原因は湿気
バイクのサビを防ぐためには、湿気を避けることが重要。具体的には、屋根付きの駐車場に保管したり、カバーをかけることで直接の雨や湿気を防ぐことができます。
また、洗車後にしっかり水気を拭き取ることや、定期的に防錆剤を塗布するのも有効な方法です。雨のあとの晴れの日にはカバーを外してしっかり乾かすのもいいでしょう。
なぜこれが大切かというと、サビが発生すると見た目だけでなく、パーツが劣化し、最悪の場合、バイクの走行性能や安全性に悪影響を及ぼすからです。
特にフレームやエンジン部分にサビが発生すると、重大なトラブルを引き起こす可能性があります。そのため、バイクのサビ対策は日頃のケアが大切。早めの対策でサビの進行を防ぎましょう。
バイクのサビを防ぐための基本的な対策
バイクのサビを防ぐためには、日常的なメンテナンスが欠かせません。特に雨や湿気、汚れが付着しやすい環境で走行した後は、サビ対策をしっかりと行うことがバイクの寿命を延ばすために重要です。
走行後は早めに洗車する
特に塩分や泥汚れがバイクに付着すると、それがサビの原因となるため、走行後にバイクが汚れていたら早めに洗車を行いましょう。洗車の後は、水分を丁寧に拭き取り、完全に乾燥させることが大切です。
洗車後に水分が残っていると酸化の原因となり、サビが発生しやすくなるため、細かい部分まで確認しながらしっかり乾かすように心がけて下さい。
洗車後にコーティング剤を使ってバイクの表面を保護することも、サビを防ぐために有効な方法です。洗車やコーティングを定期的に行うことで、バイク全体がサビに強くなり、見た目も美しく保てます。
湿気を防いで保管する
バイクのサビを防ぐためには、保管方法も非常に重要な要素の一つです。特に屋外に駐車する場合、バイクカバーを使用して雨や直射日光からバイクを守りましょう。
ただし、湿気がこもると逆にサビが発生する原因になるため、晴れた日にはカバーを外して風通しをよくすることが必要です。
また、バイクの保管場所は湿気の多い場所を避け、できる限りコンクリートの上に駐車するのが理想的。もし砂利や土の上に停める場合は、ゴムマットなどを敷くことで湿気を防ぐ効果があります。
ガレージなどに保管できる場合は、気を抜きがちですが定期的に換気を行ってガレージ内に湿気がたまらないように心がけましょう。
適切な保管とメンテナンスで愛車を美しく保つことができます。
サビが発生した時の対処法
どれだけしっかりとメンテナンスや保管を行っていても、バイクにサビが発生してしまうことはあります。
しかし、サビが見つかった際にすぐに対処することで、サビの広がりを防ぎ、バイクのダメージを最小限に抑えることが可能です。
サビを発見したらまず、サビの程度を確認することが重要です。サビには軽度なものと重度なものがあり、対処法が異なります。
軽度なサビの落とし方
軽度なサビは表面にわずかに現れたもので、まだ深く浸透していない状態です。軽度のサビなら比較的簡単に取り除くことができます。
まず、サビが出た部分を金属ブラシやコンパウンドなどで磨き、サビを物理的に削り落として下さい。この際、コンパウンドはできるだけ細かい目のものを使用しましょう。
磨きだけで取り除けない場合は、市販のサビ取り剤を使用します。取扱説明書に従って、サビ取り剤を塗布しましょう。その後、きれいな布やブラシで拭き取り、水で洗い流して乾燥させます。
サビを取り除いた後は、防錆スプレーやコーティング剤を使って保護膜を作り、サビの発生を防ぎます。特に露出部分や雨がかかりやすい場所は、定期的に防錆処理を施すと良いでしょう。
重度なサビはプロに任せる
重度なサビは金属の表面を深く浸食してしまい、表面がボロボロになり、自分で取り除くのが難しいことがあります。時にはパーツの交換が必要な場合も。
一般的なサビ取り剤で効果が出ない場合、強力なサビ取り剤を使うか、専用の電動工具(ワイヤーブラシやポリッシャー)を使用して取り除きます。
電動工具を使用する際は、適切な力加減と道具選びが重要。慣れていない場合は、失敗しても大丈夫なもので練習しましょう。
自力ではどうにもできない場合は、早めにプロの修理工場に相談し、パーツ交換を含めて検討して下さい。
放置しておくと、どんどんサビが進行し、安全に影響を及ぼす可能性があるため、無理をせず専門家に任せるのが最善です。
サビを落としたあとは防錆処理が必要
サビを取り除いただけでは、見た目はきれいでもサビやすい状態になっています。磨いた部分をサビから守るためのケアが大切です。
防錆スプレーやコーティング剤で定期的に保護処理を行い、さらにバイク全体の洗車や乾燥を怠らないようにしましょう。
また、普段からサビが発生しやすい場所をチェックし、少しでもサビの兆候が見られたら早めに対処することが重要です。バイクのサビは、早期に対処することで大きな問題を防ぐことができます。
サビが軽度なうちに取り除き、適切な防錆処理を施すことで、バイクを長期間美しく維持することが可能です。頑固なサビも、専門家の力を借りて適切に対応し、バイクの寿命を延ばしましょう。
おすすめのサビ取り道具・ケミカル製品
バイクのサビを取り除く際、適切な道具やケミカル製品を使用することで、効率的かつ効果的にサビを除去することができます。
サビ取りにはさまざまな製品があり、軽度なサビから頑固なサビまで対応できるアイテムまで様々。ここでは、市販されているサビ取りアイテムやケミカル製品をいくつかご紹介します。
それぞれの特徴や使い方を理解し、用途に応じて最適な製品を選ぶことで、バイクのサビ問題を手軽に解決することが可能です。
メッキのサビにはメッキング
クロームメッキには、見た目にはわからない非常に小さな穴が無数にあり、ここに水分や汚れが入り込むことで、下地のメッキがサビてしまう原因となります。
クロームメッキを研磨剤入りのワックスで磨くと、小さな傷がつきやすくなり、クロームメッキが剥がれてしまう危険性があるので注意して下さい。
メッキパーツのサビ取りや表面保護において、メッキのプロであるNAKARAI社製の「メッキング」「磨きキング」「サビ取りキング」は、メッキ専用に開発されており非常に優れた製品です。
サビの程度に応じて「メッキング」「磨きキング」「サビ取りキング」を使い分けることで、メッキパーツのサビや汚れを手軽に除去し、さらに長期間にわたって美しい状態を維持することが可能です。
チェーンのサビにはチェーンクリーナー
チェーンのサビは、基本的には摩耗して削れたチェーンやスプロケットの鉄粉に汚れが付着してサビたものです。チェーン自体が完全にサビることは滅多にないでしょう。
チェーンがひどく劣化している場合は、交換を検討する必要がありますが、軽度のサビであれば、クリーニングとメンテナンスで改善できることが多いです。
そのため、チェーンクリーナーなどで清掃しましょう。チェーン専用品以外は、チェーンやシールを傷める可能性があるため避けてください。
チェーンクリーナーで浮かせたサビや汚れは、ブラシを使って歯ブラシで歯を磨くように優しく擦りましょう。
その後、マイクロファイバータオルを使ってチェーン全体を拭き取り、残った汚れやクリーナーをきれいに除去します。
最後にチェーンルブで注油し、余分な油分は拭き取りましょう。油分が多く残っていると、走行中に飛び散ってバイクが汚れてしまいます。
サビにくいパーツへの交換のメリット
バイクのパーツをサビにくいものに交換することで、メンテナンスの負担を大幅に軽減できます。特に、ステンレス製のボルトやアルミ製ホイールは、サビに強く、長期間バイクを美しく保ちやすいです。
標準の鉄製ボルトは雨や湿気に弱く、すぐにサビが発生しやすいですが、ステンレス製ボルトに交換すれば、サビの心配がほとんどなくなります。
さらに、アルミホイールも、標準のスチール製に比べてサビに強く、軽量でバイクのパフォーマンス向上にも寄与します。アルミ製に交換することで、サビによるダメージを軽減でき、耐久性向上にも効果的です。
このように、サビにくいパーツへの交換は、見た目のドレスアップだけでなく、バイクの寿命を延ばし、安全に走行を楽しむためにも大きなメリットがあります。
日常的にできるサビ予防のコツ
バイクのサビを防ぐためには、日常的なメンテナンスが不可欠です。サビは、見た目を損なうだけでなく、パーツの劣化や安全性の低下につながるため、適切な対策を講じることが重要です。
バイクを湿気から守る
まず、最も基本的な予防策は、バイクを湿気から守ることです。できる限り屋根のある場所やガレージにバイクを保管することが推奨されます。
屋外にしか保管できない場合でも、バイクカバーを使用することで、直接の雨や紫外線からバイクを守ることができます。その場合、晴れた日にはカバーを外して湿気が溜まらないようにしましょう。
こまめに洗車して清潔に保つ
バイクに泥やほこりが着いたままだと、汚れが水分を含んでサビが発生します。特に雨天走行後や海沿いの地域での走行後は、できるだけ早めに洗車し、しっかりと水気を拭き取ることがサビを防ぐカギです。
さらに、防錆スプレーやコーティング剤を使用することで、金属部分を保護し、サビの進行を遅らせることができます。
定期的に各部を点検する
そして、定期的にパーツを点検する習慣を持つことも大切です。
サビは目につかない部分から進行することがあるため、ボルトやフレームの裏側、エキゾーストパイプの根元など、普段あまり気にしない部分も定期的にチェックしましょう。
まとめ
バイクのサビは、見た目だけでなく安全性や性能にも悪影響を及ぼすため、適切な予防と対策が必要です。
サビの最大の原因は湿気や水分であり、屋根のある場所に保管したり、バイクカバーを使用することで直接雨にさらされるのを防ぎましょう。
定期的な洗車メンテナンスもサビ予防に有効です。もしサビが発生してしまった場合でも、早めに対処することでダメージを最小限に抑えられます。
特に、軽度なサビは専用のクリーナーやブラシで手軽に取り除けるので、定期的にチェックを行って下さい。
早めにサビを発見できれば、被害が広がる前に対処できます。日常的なケアを怠らないことで、バイクの寿命を延ばし、美しい状態を保つことができます。
特に、湿気の多い日本の気候では、サビ予防のための小さな工夫がバイクのコンディションを維持するための鍵です。
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投稿者プロフィール
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バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
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