私が約5年愛用していたヘルメットSHOEI「Z-7」の後継モデル「Z-8」が、昨年2021年3月に発売されました。
かなりの人気で発売当初は入手困難でしたが、たまたま入ったバイク用品店に並んでいて、しかも私に合うサイズが運よくゲットできたっていう奇跡のヘルメットです!
購入してからなぜか1年ほど寝かせてしまったのですが、満を持して「Z-8」の開封レビューをしていきたいと思います。
「Z-7」と「Z-8」を比較。何が変わったのか?
「Z-7」はCBR250RRを買ったときに合わせて買ったんですけど、当時これを選んだ決め手はとにかく軽いっていうところでした。
5年くらい使い続けていたのでボロボロなんですよ。同じマットブラックなのですが傷だらけになってツルっとしています。
それでは比較していきましょう!
空力性能・剛性が向上
「Z-7」の売りである「軽量・コンパクト」というコンセプトはそのままに、よりスマートでスポーティーな見た目になりました。
フォルムを比べてみると一目瞭然だと思います。特に一番目立って違うと感じる箇所は、後ろのエアロフォルムの部分ですね。
風の流れを意識して安定した走行が行えるようになっているそう。「Z-8」のほうがエッジがたっている感じです。
正面で見比べたときにわかるのですが、「Z-8」のほうは、「シールドロックシステム」がサイドからセンターの位置になりました。
「Z-7」はサイドにひっかける所があって特にロック機能はなかったのですが、「Z-8」はセンターのボタンを押してシールドを上げる感じで、下げれば勝手にロックがかかります。
個人的には慣れるのに時間がかかりそうだなと思いました。人によって好みというか良し悪しがあるかも。
静音性が向上
耳の位置の部分、シールドの側面の形状が比べてみると違うんですね。
これによって走行風の乱れを抑えてノイズを低減するような働きがあるみたいです。
「ボルテックスジェネレーター(渦流生成器)」というものが採用されています。
そしてチークパッドも厚く、フィット感が増しています。隙間が減った分、風の侵入を抑えています。センターパッドのほうは変更ありません。
「Z-7」の時はXSサイズを使用していたのですが、「Z-8」ではSサイズになりました。
ちなみに帽体の大きさはSもXSも変わりませんが、内装が変更されているので購入前のフィッティングが大事になってきます。
是非バイク用品店などに行ってきちんと資格を持った方に頭のサイズを測ってもらってくださいね。
ベンチレーションが進化
走行風を取り込む「ベンチレーションエアインテークホール」は、基本的には「Z-7」と同じような場所に付いていますが、ホールが一か所追加されました。
効率よく熱気を排出することができ、冷涼性に優れているとのこと。
後頭部にも変わった箇所があります。
「Z-7」ではカチカチと排気口が開け閉めできるようになっていたのですが、「Z-8」では特に操作するものが付いていなくて常に風が通るような構造となっています。
夏場のツーリングでも涼しく快適です。
重量比較
「Z-7」に比べ「Z-8」の方が内装が分厚いのですが軽い!企業努力により軽量化されているんですね。
このサイズのフルフェイスヘルメットでこの軽さは、持った瞬間本当に驚きますよ!
もちろん「Z-7」も十分軽いのでそれ以上に軽量な「Z-8」は最強です。
私自身「Z-7」を購入するまでジェットヘルを愛用していました。
CBR250RRに乗るようになったのでフルフェイスを買おうと思ってお店に行ったら、機能的に惹かれるものが多かったのですがどれも被った瞬間に重くて。
その時に一番軽量なモデルとしてオススメされたのが「Z-7」です。とにかく軽くて即購入しました。
フォトクロミックシールドも新調
日本一周やロングツーリングで朝から夜まで走ったりすることもあるので、サングラスの必要性を感じて「フォトクロミックシールド」を途中から追加しました。
夕方から夜間にかけて紫外線がない場所では勝手に透明になってくれるという優れもののシールドです。
「Z-7」に付けていたものが経年劣化してもう今は太陽に当てても色が変わらなくなってしまいました。
というわけで、新しくZ-8用の「フォトクロミックシールド」も新調。
22000円と結構高価な代物ですが間違えのない品です。
実際に「Z-8」を被って走行してみた
被るとき入口がビックリするぐらい狭くてきついです!被った後脱げるかなって不安になるくらい・・・。
塗ったファンデーション全部こそげ落とされていくみたいな感覚もあるので、女性ライダーは最初慣れない方もいるかもしれません。
でも被ってしまえばすごく良い感じでフィットします。
前の「Z-7」は長く使い過ぎているので、内装がヘタってしまっていた分そこの違いもあると思うのですが、軽い上に半端ないフィット感のおかげで本当に体の一部という感覚になります。
というわけで「Z-8」で志賀島一周してみました。
首に負担が全くかからないですね。これは間違いない。そしてヘルメット内は体感的には無風です。風の音も「Z-7」より静かに感じます。
パッと後ろを確認するときに特にこの軽さとフィット感が快適そのものです。もはや頭部。
島なので結構風が強かったのですが、首がとても楽なんですよ。
顔を伏せた時に空気抵抗がいい感じに流れるようにという設計なので、風の抵抗も感じることなく心地よく走れました。
ほぼ文句なしの「Z-8」、唯一気になったデメリット
すごく良いヘルメットですが、個人的に「シールドロックの位置」が気になりました。
バイクの速度が落ちたり、信号待ちのときなど、頻繁にシールドを開閉します。
特に「フォトクロミックシールド」のときは透明になるまで時間がかかるので、突然トンネルに入って暗い状況になった時はとりあえずシールドを開けるんですよね。
アクセルワークで右手がふさがっているから左手でパっと解除できるほうが楽です。その点ではロックがサイドにあった「Z-7」のほうが使いやすかった。
真ん中にあると慣れるまで時間がかかりますね。顎にGoProつけているときも触りづらいし…。
まとめ
シールドのロック機構以外は完璧なヘルメットです。軽くて動きやすいのでずっと愛用していきたいですね!
やっぱり着脱は大変かな。芸人さんがよくやるパンスト芸みたいになる(笑)
走行中の快適さは抜群です、これはもう間違いありません!
というわけで1年越しの「Z-8」納ヘルレビューでした。
今はグラフィックモデルもたくさん出ていて、デザインも種類豊富なので是非チェックしてみてください。私は軽くてフィットするZシリーズが大好きです。
だれか上手い脱ぎ方を知っている方がいたら教えてください(笑)
動画はコチラ↓
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投稿者プロフィール
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バイク旅のYouTuberとして活動している、こつぶと申します。
2019年から愛車のCBR250RRで日本一周を開始し、一年半かけて達成しました。
現在はその体験記をYouTubeやSNSに投稿しています。
私の日本一周記を通して、全国のおすすめツーリングスポットや、
ぜひバイクで走って欲しい日本の絶景道、キャンプ地、そしてバイクで旅する楽しさを、
皆さんにお届けしていきます。
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