夏はライダーの聖地として知られる北海道ですが、ところが冬はどうでしょうか?
一般的には「雪が降るのでバイクに乗れない」という認識なので、ライダーにとっては辛い季節に思えるかもしれません。
しかし、確かにその認識は合っていますが、実は冬でもバイクに乗れる方法があるんです、、、しかも「氷の上をバイクで走る」というクレイジーな方法が!
ということで、その名も「アイスサーキット」という冬の北海道ならではのバイク遊びを紹介します。
アイスサーキットとは?
アイスサーキットとは「スパイクタイヤを履かせたオフロードバイクで、氷上のバイク専用サーキットを走れる場所」です。
温暖な地域に住むライダーは信じられないかもしれませんが、北海道を中心とした雪国では「愛車にスパイクタイヤを履かせて冬もバイクで走る」という文化があります!
もちろん、ある程度の経験とメカ知識が必要になるので、どちらかといえば玄人ライダー御用達の世界でしたが、それを誰でも手軽に味わえる場所がアイスサーキットなんです。
アイスサーキットはどこにあるの?料金は?
アイスサーキットは北海道の空の玄関口「千歳市」にある総合モータースポーツ競技場「新千歳モーターランド」の敷地内にあります。
毎年12月下旬〜翌年3月上旬(気温や氷の状況による)くらいまでの限定営業で、予約をすれば誰でもバイク専用の氷上サーキットを走ることができます!
走行料金はAM9:00〜12:00の午前中だけの走行、それからPM12:00〜16:00の午後だけの走行がそれぞれ「3,000円」1日を通しての走行が「4,000円」とかなりリーズナブルです。
ちなみに装具の貸し出しはありませんので、ヘルメットやグローブ、各種プロテクターと防寒着は自分で用意する必要があります。
マシンは持ち込みかレンタルが可能
北海道の地元ライダーならまだしも、普通はスパイクタイヤを履かせたマシンを所有しているライダーなんて、至ってレアキャラですよね。
なので、アイスサーキットではマシンの持ち込みとレンタルも可能で、スパイクタイヤ装着済みの「HONDA CRF125F」を借りることができます!
足つき良好の軽量なマシンなので、女性ライダーでも扱い易く、レンタル料は「午前のみ5,000円、午後のみ7,000円、1日10,000円」とこちらも良心的な価格です。
仮にマシンをレンタルして、午前だけの走行だと「3,000円(午前の走行)+5,000円(午前のレンタル)=8,000円」でアイスサーキットを楽しむことができます。
アイスサーキットの走り方・楽しみ方
アイスサーキットに興味はあるけど、普通に考えてバイクで氷の上を走るって、、、どう考えても転ぶよね、ってか怖いよね、、、って誰でも思いますよね!
しかも基本はレクチャーなどはなく、自分で走って慣れるしかないので、はじめて走り出す瞬間は確かに恐怖を感じますが、これが走り出すと意外と普通に走れてしまうから驚きます!
もちろん「タイヤが滑ってるな〜」とは感じますが、だからと言って無意味に転けるということはありませんし、そもそもオーバルコースなのでタイトなコーナーもありません(オーバル以外もあります)
ちなみに操作は普通のバイクと何も変わらず、とりあえずアクセルの開け過ぎと急ブレーキだけに注意すれば、滅多に転ぶことはありません。
流石にコーナーでバンクさせるとタイヤが滑りますが、普通に立て直せるレベルですし、慣れてくるとわざと後輪を滑らせて「ドリフト」のように抜けるのが楽しくなってきます!
もちろん最初は極力タイヤを滑らせずにコースを数周回って、慣れてきたらドリフトにトライするのがセオリーです。
中にはめちゃめちゃ速い人もいますが、こちらを勝手に避けてくれるので「初心者だから、遅いから、、、」なんて気を遣う必要は一切ありません。
冬の北海道ならではのバイク遊びを体験しよう!
普通にバイクに乗っていたら、まさか氷の上を走るなんて発想が出てきませんよね?
つまりはアイスーサーキットは完全に非日常のバイク遊びなのですが、それが冬の北海道で誰でも体験できるわけです。
夏の北海道でバイクに乗ったことのあるライダーは多いと思いますが、次はぜひ冬もチャレンジしてみて下さいね!
北海道ツーリングまとめ↓
投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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