速さやスペックって男の子ならみんな大好きですよね!
ですが最近は最高速チャレンジなんてコンテンツはあまり見なくなりました。
今回は400cc以下のバイクに絞って比較していきます!
以前、大型SSに絞ってパワーウエイトレシオから一番早いバイクはどれか比較した記事を書きました。
今回も馬力と車両重量から計算するパワーウェイトレシオから最も速いバイクを検証していきます。
ぜひ仲間内でも誰のバイクがスペック的に一番速いのか、計算して盛り上がってください!
パワーウェイトレシオとは
パワーウェイトレシオとは、乗り物(特に自動車やバイク)の重量を、エンジンの出力(馬力やキロワット)で割った値を指します。
この数値は「1馬力当たりの重量」や「1キロワット当たりの重量」として表現されることが多いです。
この「単位馬力あたりの重量」の数値が小さければ小さいほど、バイクは軽快に加速する能力があると言えます。
今回比較する車両一覧
メーカー名 | 車種名 |
---|---|
ホンダ | CBR250RR |
ヤマハ | YZF-R3 |
カワサキ | NINJA ZX-4RR |
カワサキ | NINJA ZX-25R |
スズキ | GSX250R |
スズキ | ジクサーSF250 |
KTM | KTM RC 390 |
GPX | Demon GR200R |
今回は国内外の6メーカーから8車種のフルカウルスポーツバイクを選出しました。
パワーウェイトレシオだけ見ると、もしかしたらもっとすごい数値のバイクがあるかもしれませんが、空気抵抗も考慮に入れてフルカウルのバイクに絞ります。
比較した結果のトップ5を第5位から順番に発表しますのでぜひ最後まで御覧ください!
第5位|ヤマハ YZF-R3
第5位はヤマハの【YZF-R3】で、パワーウェイトレシオは4.02kg/PSでした。
250ccの【YZF-R25】と共通の車体に320ccのエンジンを積むことで高速域でもゆとりのあるパワーを発揮します。
ライディングポジションは、日常的な扱いやすさと快適性にも配慮されており、スポーティーながらも疲れにくい乗車姿勢です。
YZF-R3 | 主要諸元 |
---|---|
全長/全幅/全高 | 2,090mm/730mm/1,140mm |
シート高 | 780mm |
車両重量 | 169kg |
燃料消費率 | WMTCモード値 25.4㎞/L(クラス3-2)1名乗車時 |
最高出力 | 31kW(42PS)/10,750r/min |
最大トルク | 30N・m(3.1kgf・m)/9,000r/min |
燃料タンク容量 | 14L |
メーカー希望小売価格 | 726,000円 [消費税10%含む]〜 |
第4位|ホンダ CBR250RR
第4位はホンダの【CBR250RR】でした。パワーウェイトレシオは4.00kg/PSです。
エアアウトレットにブレードを備えたミドルカウルや、ダクトを設けたシートカウルなどの空力性能技術を投入。
走行時の空気抵抗の低減とライダーへのウインドプロテクション性能を高次元で両立しています。
CBR250RR | 主要諸元 |
---|---|
全長/全幅/全高 | 2,065mm/725mm/1,110mm |
シート高 | 790mm |
車両重量 | 168kg |
燃料消費率 | WMTCモード値 27.4㎞/L(クラス3-2)1名乗車時 |
最高出力 | 31kW(42PS)/13,500r/min |
最大トルク | 25N・m(2.5kgf・m)/10,750r/min |
燃料タンク容量 | 14L |
メーカー希望小売価格 | 869,000円 [消費税10%含む]〜 |
第3位|カワサキ Ninja ZX-25R SE KRT EDITION
第3位にして250cc最速(最小のパワーウェイトレシオ)なのはカワサキの【Ninja ZX-25R】です。
250CCクラス唯一の並列4気筒エンジンを搭載し、上下対応のクイックシフターも標準装備でかなり本気のスーパースポーツ!
各車両情報や最新の車両状態も確認できる『スマートフォンコネクト』機能も搭載していて、走行ルート、走行距離、走行時間などの確認が可能です。
パワーウェイトレシオは3.76kg/PSでした。
Ninja ZX-25R | 主要諸元 |
---|---|
全長/全幅/全高 | 1,980mm / 750mm / 1,110mm |
シート高 | 785mm |
車両重量 | 184kg |
燃料消費率 | WMTCモード値 18.7㎞/L(クラス3-2)1名乗車時 |
最高出力 | 36kW (49PS) / 15,500rpm |
最大トルク | 22N・m {2.2kgf・m} / 12,500rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
メーカー希望小売価格 | 962,500円 [消費税10%含む]〜 |
第2位|KTM RC390
第2位のパワーウェイトレシオ(3.56kg/PS)を誇るのはKTMの【RC 390】
新設計のフレームワークにより前モデルより1.5kgの軽量化に成功。ホイールの軽量化もされており、回転バネ下重量を3.4kgも削減しています。
完全なスーパースポーツバイクとして開発されており、『SUPERMOTO ABSモード』ではリアホイールのABSを無効にすることでリアをスライドさせながらコーナーに進入することも可能です。
※公道での無謀な運転はやめましょう!
KTM RC390 | 主要諸元 |
---|---|
シート高 | 824mm |
車両重量 | 155kg |
燃料消費率 | 28.9㎞/L |
最高出力 | 32kW |
最大トルク | 37Nm |
燃料タンク容量 | 13.7L |
メーカー希望小売価格 | 850,000円 [消費税10%含む]〜 |
第1位|カワサキ Ninja ZX-4RR KRT EDITION
堂々の1位に輝いたのはカワサキの【Ninja ZX-4RR】です。
パワーウェイトレシオは2.36kg/PSで、250cc、400ccともにカワサキがトップという結果となりました。
ZX-25Rと同様に様々な電子制御が搭載されています。アシスト&スリッパークラッチや、上下対応クイックシフターはやはり便利ですね。
ZX-25Rからのエンジン排気量アップによる馬力やトルクの向上に対して、車重はそれほど変わらないためパワーウェイトレシオが小さくなっていて、燃費も向上しています。
Ninja ZX-4RR | 主要諸元 |
---|---|
全長/全幅/全高 | 1,990mm / 765mm / 1,110mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 189kg |
燃料消費率 | WMTCモード値 20.4㎞/L(クラス3-2)1名乗車時 |
最高出力 | 57kW (77PS) / 14,500rpm |
最大トルク | 39N・m (4.0kgf・m) / 13,000rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
メーカー希望小売価格 | 1,155,000円 [消費税10%含む]〜 |
まとめ
順位 | メーカー | 車種 | 車両重量 | 最高出力 | パワーウェイトレシオ | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | カワサキ | Ninja ZX-4RR | 189kg | 80PS | 2.36kg/PS | 1,155,000円〜 |
2 | KTM | RC390 | 155kg | 43.5PS | 3.56kg/PS | 850,000円〜 |
3 | カワサキ | Ninja ZX-25R | 184kg | 49PS | 3.76kg/PS | 962,500円〜 |
4 | ホンダ | CBR250RR | 168kg | 42PS | 4.00kg/PS | 869,000円〜 |
5 | ヤマハ | YZF-R3 | 169kg | 42PS | 4.02kg/PS | 726,000円〜 |
6 | スズキ | ジクサーSF250 | 158kg | 26PS | 6.08kg/PS | 514,800円〜 |
7 | スズキ | GSX250R | 181kg | 24PS | 7.54kg/PS | 614,900円〜 |
8 | GPX | Demon GR200R | 155kg | 19.4PS | 7.99kg/PS | 539,000円〜 |
今回比較した8車種をパワーウェイトレシオ順に並べると上の表のようになりました。
さすがにリッターSSのようにパワーウェイトレシオが1kgを切るようなことはありませんが、十分なスペックだと言えるでしょう。
第2位のKTM RC350は、価格では第4位のCBR250RRよりも安いので、安くて速いバイクに乗りたい方にはオススメです。
バイクの速さには様々な要因が複雑に絡み合っていますので、パワーウェイトレシオだけで測れるものではありませんが、バイク選びの参考にされてください!
投稿者プロフィール
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バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
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