はじめに
世界には様々なバイクメーカーがありますが、それぞれのメーカーの最高級車は何か知っていますか?
ここでは、世界のバイク主要メーカー10社で、一般販売されている最も高額なバイクをご紹介します。
(選考基準として、2023年12月末時点で、各メーカーから一般販売されているバイクを対象としました。レア車などのプレミア車は除きました)。
さっそく、各メーカーが出している最高級のバイクを一緒に見ていきましょう。
1. ホンダの市販最高額バイクは?
ホンダは1946年に起業した会社です。とにかくラインナップが豊富で、それでいて壊れない堅牢なバイクを作っているメーカーです。
世界中から信頼され、二輪車のシェアは世界一位です。
そんなホンダが生み出した最高額バイクは、Gold Wing Tour Dual Clutch Transmission〈AIRBAG〉で、メーカー希望小売価格は、3,465,000円です。
Gold Wing Tour Dual Clutch Transmission〈AIRBAG〉
メーカー希望小売価格 | 3,465,000円 |
全長×全幅×全高 | 2,575×905×1,430mm |
シート高 | 745mm |
車両重量 | 390kg |
総排気量 | 1,833cc |
エンジン種類 | 水冷4ストローク水平対向6気筒エンジン |
最高出力 | 126/ 5,500PS |
燃費 | 27.0 km/L国交省届出(60km/h走行時)
18.2 km/L WMTCモード値 |
【切り返しが楽々のウオーキングモード】
大排気量バイクを運転する時に心配なのは、狭い路地や混雑した道での切り返しです。
400kg近い重量のバイクを自分の力で切り返すのはちょっと怖いですよね。
GoldWingには前後へのウオーキングモード(微速前後進)がついているので、駐車場や狭い道での切り返しが難なくできます。
【オープンカーに乗っている気分になれる】
高速道路ではアクセルを絞らずに一定速度で走るクルーズコントロールで、制限速度オーバーになる心配もなくなります。
シートとグリップにはヒーター装備で、真冬でも快適です。
走行時の安定感も抜群で、まるで高級車のオープンカーに乗っているかのような気分を味わえますよ。
【装備も充実】
トランクはリヤ・サイドトランク合わせて121L(約二泊三日分)大容量です。
オーディオシステムのスピーカーは前後左右に付いています。
スクリーンも可動式で、走行しながら上下に調整ができます。
エアバックも標準装備されています。
【タンデムシートも快適】
もう一つ、特筆すべきはタンデムシートです。
欧米人向けに設計されていることもあり、シート幅には余裕があり、シートヒーターも装備されています。
ステップは折りたたみ式のプレート型で足元の安定感もバッチリです。
肘掛けは先端をつかめる形状になっているので、軽く手を添えておくだけで多少の揺れに対応できる安心感があります。
2.カワサキの市販最高額バイクは?
カワサキといえば、ぱっと浮かぶのは大型車のイメージです。
実際、原付や小型車には力を入れず、Ninjaなどの大型車を主力に独自の世界観を持っているメーカーです。
重厚感ある乗り心地やエンジン音、そして大胆なに惹かれるファンが多いのもカワサキの特徴です。
そんなカワサキが生み出した最高額バイクは、NINJA H2 SX SEで、メーカー希望小売価格は、3,069,000円です。
NINJA H2 SX SE
メーカー希望小売価格 | 3,069,000円 |
全長×全幅×全高 | 2,175mm×790mm×1,260mm |
シート高 | 820mm |
車両重量 | 267kg |
総排気量 | 998cm³ |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ |
最高出力 | 147kW(200PS)/11,000rpm ラムエア加圧時:154kW(210PS)/11,000rpm |
燃費 | 28.5 km/L国交省届出(60km/h走行時)
18.4 km/L WMTCモード値 |
【高級車を一台買うと思えば安い】
NINJA H2 SX SEの魅力といえば、パワーと燃費向上のバランスを考えた怪物エンジン「スーパーチャージドエンジン」に注目が集まりますが、それを制御するブレーキ性能も素晴らしく、「まるでポルシェ」と称賛する専門家もいます。
1000万円の高級自動車を一台買うと考えたら、わずか300万円でその体験ができるのは確かに魅力ですね。
ボジションはツアラーらしく楽な姿勢で運転できます。
ともかく、「加速がすごい怪物」と言われていますが、それだけでなく、街乗りなどの低速運転でも比較的乗りやすいという声もあります。
それでも、本機種の本領が発揮されるのは、やはり高速に乗った時です。
異次元の加速を楽しむのはもちろんのこと、長距離運転でも前の車を追従するシステム(ACC:アダプティブ・クルーズ・コントロール)がサポートしてくれるので、運転の疲労を大幅に軽減してくれます。
映画「トップガン・マーベリック」で、主演のトム・クルーズが乗っていたのは、本機種に近縁のNinja H2 CARBON(現在は絶版)でした。
3.ヤマハの市販最高額バイクは?
ヤマハのモーターサイクル事業は1955年から始まりました。
ヤマハのバイクは、スタイリッシュなデザインと、乗りやすさが特徴となっています。
そんなヤマハが生み出した最高額バイクはYZF-R1M ABSで、メーカー希望小売価格は 3,190,000円です。
YZF-R1M ABS
メーカー希望小売価格 | 3,190,000円 |
全長×全幅×全高 | 2055mm×690mm×1165mm |
シート高 | 860mm |
車両重量 | 202kg |
総排気量 | 998cc |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ |
最高出力 | 147kW(200PS)/13,500rpm |
燃費 | 21.6km/L国交省届出(60km/h走行時)
15.2km/L WMTCモード値 |
YZF-R1M ABSのベースモデルとなったYZF-R1は、2015~2018年の鈴鹿8時間耐久ロードレースで4連覇したツワモノです。
YZF-R1のDNAを受け継いだ加速力(約3秒で100km/hに加速)には、エンジンの出力もさることながら、車両の軽さも貢献していることがわかります。
同排気量の他社マシンと比べると、60kg近い軽量化が図られています。
車重を忘れて矢のように直進するワープ感がライダーを虜にするでしょう。
【電子制御式サスペンションを採用】
また、YZF-R1では機械調整式のサスペンションだったのが、YZF-R1Mでは電子制御式サスペンションが採用されています。
【レーサー仕様だけど、走り出したら中低速域も乗りやすい】
シート高が860mmと高めなので、街乗りでの足付きが若干不安という声もありますが、ポジション自体もレーサー仕様なので、速さのためにデザインされたバイクといえます。
とはいえ、一度走り出してしまえば、低中速域でのライディングも乗りやすく、ブレーキの制動力も強力で安心感があります。
4.スズキの市販最高額バイクは?
自動車メーカーとしても有名なスズキは、元々は織機メーカーでした。1909年から鈴木式織機製作所としてスタートして、1952年からオートバイ分野を開始しました(軽自動車分野は1955年から開始)。
スズキは、これまでにカタナやハヤブサなど、オリジナル性の高い名車を生み出しているメーカーです。
そんなスズキが生み出した最高額バイクはHAYABUSA(隼)で、メーカー希望小売価格は、2,211,000円です。
HAYABUSA(隼)
メーカー希望小売価格 | 2,211,000円 |
全長×全幅×全高 | 2180×735×1165mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 264kg |
総排気量 | 1339cc |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ |
最高出力 | 138kW(188PS)/9,700rpm |
燃費 | 20.2km/L国交省届出(60km/h走行時)
15.4km/L WMTCモード値 |
【究極のスポーツバイクをコンセプトに開発】
1999年から海外向けに製造され、世界中で人気となりました。場所や年代によって、GSX1300RやHAYABUSA1300などとも呼ばれています。国内では2014年からHAYABUSA(隼)の名称で販売が開始されました。
今回紹介している2023年版は、国内販売の3代目モデルです。
【ツーリングも楽しめるバイク】
完全にレーサーよりなのかと言うとそうでもなく、シート自体が広く、クッション性が高いので、疲れにくい構造になっています。
タンデムシートも広いため、積載性が高いのも特徴です。
中低速域も安定していて走りやすいため、街乗りやツーリングにも向いているバイクです。
ETC2.0車載器も標準搭載されています。
【アナログメーターを継承】
メーター機器は、アナログメーターを継承しています。
アナログメーターの中央部には液晶ディスプレイも付いていて、操作性もアップしています。
アナログ好きにはたまらないですね。
5. DUCATI(ドゥカティ)の市販最高額バイクは?
ドゥカティは、1926年にイタリアで誕生したバイクメーカーです。
当初は家電製品等の部品製造からスタートしました。
ドゥカティの魅力は何と言っても「洗練されたデザイン」と、アクセルを回した時にリアタイヤが路面を蹴り上げる「トラクション感」です。
そんなドゥカティが生み出した最高額バイクは、DUCATI SUPERLEGGERA V4(スーパーレッジェーラV4)で、メーカー希望小売価格は 11,950,000円です。
DUCATI SUPERLEGGERA V4(スーパーレッジェーラV4)
メーカー希望小売価格 | 11,950,000円 |
軸距 | 1480mm |
シート高 | 835mm |
乾燥重量 | 159kg |
総排気量 | 998cc |
エンジン種類 | 水冷4ストV型4気筒DOHC4バルブ |
最高出力 | 165kW(224PS)/15,250rpm |
燃費 | ― |
【圧倒的な軽さから生み出される加速】
Leggera(レッジーラ)はイタリア語で「軽い」の意味です。
その名の通り、乾燥重量は159kgと中型バイク並みの圧倒的な軽さ。
驚異的な加速のコントロールはフロントカウル前方両側に付いているウイングパーツで50kgのダウンフォース(270km/hの時)を発生させて制御します。
試乗したオフィシャルテストライダーは、スーパーレッジェーラV4の驚異的な加速性能と、それを担保する安定性があることに、驚きを隠せませんでした。
6.HARLEY-DAVIDSON の市販最高額バイクは?
ハーレーダビッドソンは1903年、アメリカウィスコンシン州の都市ミルウォーキーで誕生しました。
2021年まで空冷700cc以上のバイクを製造・販売してきましたが、近年は水冷エンジンや350ccエンジンも手掛けるなど、会社にとって大きな転換期をむかえています。
そんなハーレーダビッドソンが生み出した最高額バイクはCVO ROAD GLIDE LIMITED(2023)で、メーカー希望小売価格は、6,212,800円です。
CVO ROAD GLIDE LIMITED(2023)
メーカー希望小売価格 | 6,212,800円(カスタムツートーンカラー) (車両代5,497,800円+塗装代715,000円) |
全長×ホイールベース | 2,410×1,625 mm |
シート高 | 720 mm |
車両重量 | 393 kg |
総排気量 | 1,977 cc |
エンジン種類 | 水冷Vツインエンジン
(Milwaukee-Eight VVT 121) |
馬力 | 115 HP / 86 kW @ 5,020 rpm |
燃費 | 6 L/100 km |
CVOとはカスタムビークルオペレーションの略で、ハーレーダビッドソン社の中でも特にプレミアムな限定モデルとなっています。
【長距離でも快適な乗り心地】
見やすい大型タッチディスプレイ(12.3インチ)で操作も楽々。
真っ暗闇の道路を走らせても、道路の隅まで照らすヘッドライト。
先代モデルよりシート高は高くなることで、前方の開放感が広がりました。
快適な乗り心地で、アメリカンカウチでくつろいでいるうちに遠方に到着してしまうようなバイクです。
【カスタムペイント代で70万円!】
ウィスキーニート/レイヴンメタリックの塗装仕上げは、ハンドペイントで行われていて、2層構造の深みある色合いに仕上がっています。
このカスタムペイント代は715,000円と、中型バイク一台購入できるくらいですが、ファンにはたまらない深い塗装の仕上がりになっています。
7.ビモータの市販最高額バイクは?
1966年にイタリアで誕生したメーカーです。
当初は油圧空調機器を製作する会社「BIMOTA(ビモータ)」として創設しました。
1973年からバイクパーツやフレーム等の制作・販売を開始し、その後フレームビルダーとしての地位を不動のものにします。
完成車のエンジンを自社フレームに載せ換えて販売していたため、値段は高くなりがちでした。
これまでに経営不振や倒産等の困難がありましたが、2019年にカワサキと合弁会社を設立して復活を果たしました。
そんなビモータが生み出した最高額バイクはTESI-H2で、メーカー希望小売価格は 8,868,000円です。
TESI-H2
メーカー希望小売価格 | 8,868,000円 |
全長×全幅×全高 | 2,074×770×1,155mm |
シート高 | 840 mm(アジャスタブル±10mm) |
車両重量 | 207 kg(乾燥) |
総排気量 | 998 cc |
エンジン種類 | Kawasaki製 ⽔冷4ストローク 並列4気筒
DOHC16バルブ スーパーチャージド |
最高出力 | 170 kW (231PS) / 11,500 rpm 178 kW (242 PS) / 11,500 rpm(ラムエア過圧時) |
燃費 | ― |
【ハブセンターステアリングの効果】
TESI-H2を見て、気づくことは、フロントフォークがないことです。
ハブセンターステアリングといって、サスペンションとハンドリング機能を分離させた構造になっています。
ブレーキングの感覚が異次元で、高速からのブレーキングも大きなノーズダイブをすることなく、すっと減速するので、ライダーの安定感は抜群です。
【Ninjaより31kgも軽い】
Ninja H2のエンジンを搭載しながら、乾燥重量はNinja H2より31kg軽い207kgと、驚異的な軽さを実現しています。
運転時の立ち上がりのレスポンスは鋭く、これもまた異次元の加速が楽しめます。
8.トライアンフ (Triumph) の市販最高額バイクは?
トライアンフは1885年にイギリスで誕生したバイクメーカーです。
当初は自転車の製造・販売を行っていましたが、自転車が売れだすとバイク市場にも参入し、今日まで成長を続けてきました。
一時はホンダなどの台頭に押されて衰退しますが、再びトライアンフのバイクが見直されて復活することに成功しました。
そんなトライアンフが生み出した最高額バイクはROCKET 3 GT CHROME EDITIONで、メーカー希望小売価格は、3,025,000円です。
ROCKET 3 GT CHROME EDITION
メーカー希望小売価格 | 3,025,000円 |
全長×全幅×全高 | 2,365×886×1066 mm |
シート高 | 750 mm |
車両重量 | 321 kg |
総排気量 | 2458 cc |
エンジン種類 | インライン3気筒、水冷、DOHC |
最高出力 | 167PS /165 bhp (123 kW) @ 6,000rpm |
燃料消費率 | 7.0 l/100km (32.43 MPG) |
【驚異の2500cc】
3気筒エンジンで総排気量がなんと2458ccと普通乗用車並みの排気量。
1気筒で約820ccもある計算になります。
「大型バイクが3台集結したようなエンジン」と考えると、ロケット3GTの異次元ぶりが伺えます。
リアタイヤの駆動力はチェーンではなく、片側シャフトドライブで連結されています。
ロケット3GTの姉妹モデルであるロケット3R(ロードスター)はドラッグレーサーに近く、0-60mph(約100km/h)までの加速がたったの2.73秒のワールドレコードを持っています。
【リラックスした運転が楽しめる】
ロケット3GTは、グランドツアラーとなっており、よりリラックスして運転できるように設定されています。
公道は2速までで十分足ります。
ただし、ストップ&ゴーの続く渋滞にハマると、持て余したパワーを抑えるのが大変そうです。
9.BMWの市販最高額バイクは?
誰もが知っている高級車メーカーのBMWは、1916年にドイツで生まれました。
はじめは航空機メーカーでしたが、1923年からバイク製造を手掛けます。
航空機で開発したエンジンを生かした水平対向エンジン(ボクサーエンジン)の基本レイアウトは、今日まで受け継がれています。
そんなBMWが生み出した最高額バイクは、K 1600 GTLで、メーカー希望小売価格は 4,034,000円です。
K 1600 GTL
メーカー希望小売価格 | 4,034,000円 |
全長×全幅×全高 | 2,485 mm(トップケースを含む)×1,000 mm(ミラーとケースを含む)×1,490 – 1,580 mm(ウィンドシールドおよびトップケースを含む) |
シート高 | 750 mm (ハイシートOE装備:800 mm) |
車両重量 | 358 kg |
総排気量 | 1,648 cc |
エンジン種類 | 水冷並列6気筒4ストロークエンジン、1気筒あたり4バルブ |
最高出力 | 118 kw(160PS) / 6,750 rpm |
WMTCに準拠した 1Lあたり燃料消費率 (1名乗車時) |
16.95km/L |
【ファーストクラスの乗り心地】
K 1600 GTLは、「バイクのファーストクラス」と形容されるBMWのフラッグシップモデルです。
パワフルでスムーズな6気筒エンジン、ゆったりとしたポジション、ツーリングなどの長距離運転にピッタリのプレミアムツアラーです。
【荒天も吹っ飛ばす様々な装備】
ツーリングで直面する寒さや雨天での運転も、K 1600 GTLなら安心して走れます。
電動式のウインドスクリーンを立てれば上半身への雨を防げるし、グリップヒーターやシートヒーターが標準装備されているので、寒さ知らず。シートには背もたれもあって、クッション性も高く長時間乗っていてもおしりが痛くなりません。
10.ロイヤルエンフィールド (Royal Enfield) の市販最高額バイクは?
ロイヤルエンフィールドは、1891年にイギリスで創業した世界最古のモーターサイクルブランドです。
1960年代に会社は一度倒産しますが、植民地だった当時のインドでは生産を続行したことで、インドの会社として継続することが出来ました。
イギリス時代に受けたポリシーは、今も変わらずに英国バイクスタイルとして受け継がれています。
そんなロイヤルエンフィールド社が生み出す最高額バイクは、Super Meteor 650 Tourer (Celestial Blue, Celestial Red) で、メーカー希望小売価格は1,039,500円です。
Super Meteor 650 Tourer (Celestial Blue, Celestial Red)
メーカー希望小売価格 | 1,039,500円 |
全長×全幅×全高 | 2,300×890×1,380mm |
シート高 | 740mm |
車両重量 | 244kg |
総排気量 | 648cc |
エンジン種類 | 空冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ |
最高出力 | 34.6kW(47PS)/7,250rpm |
燃費 | ― |
【ウインドスクリーンとシーシーバーが標準装備】
スーパーメテオ650ツアラーには、スタンダードモデルにはない、大型ウインドスクリーンと、タンデムシートのシーシーバーが標準装備されています。
【低速から高速まで安定した走り】
低速域でも足をつかない安定感があり、高速域でも速度制限内であれば快適な巡航(2気筒エンジンの良さが活きる)が可能です。
不快な振動も少なく、長距離運転にも向いています。
インドの悪路で培われたフレームと足回りは秀逸です。
まとめ
「各メーカーの最高額車」というのは、各メーカーの「最高級車」であり、メーカーイチオシの「フラッグシップモデル」でした。
国内メーカーが200~300万円台だったのに対し、外国メーカーの多くは円安も関係しているのか、コンセプトの違いなのか、400~1200万とダントツに高額でした。
それにしても国産車はズドーンと突出した高額車はなく、「最高の技術を、なるべく多くのお客様に」という企業のスタンスが垣間見えたような気がしました。
そんな中、ダントツで高額だったのは、イタリア・DUCATI社の「スーパーレッジェーラ V4」で、11,950,000円でした。
ダントツで低価格だったのは、インド・ロイヤルエンフィールドのSuper Meteor 650 Tourerで、1,039,500円と、DUCATI社の約1/10の金額でした。
個人的には、ロイヤルエンフィールド社のバイクに惹かれました。
多くのメーカーが競っている分野(スピードや大排気量エンジン等)にはあえて首を突っ込まずに、乗っていて楽しい、安心、故障しないをコンセプトとしていることに非常に好感が持てました。
ロイヤルエンフィールド社バイクの試乗記事は下記からどうぞ。
投稿者プロフィール
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【チャリダーからライダーへ】8年前、自転車整備の延長で、ほぼ一人でメンテできるスーパーカブ110(ja10)と出会い、世界が広がる。
【スーパーカブ】走行距離9万キロ。試行錯誤のメンテで失敗(エンジン焼き付き)もあるが、不調から回復するカブから元気をもらっている。
東京生まれ。沖縄在住25年。50歳で人生初の脱サラ。2023年からライターとして活動。「自分で直せる」を皆さんにお伝えできたら嬉しいです。
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