「バイクのツーリングって結局何が楽しいの?」
そんな疑問を抱く方に読んでほしい記事です。
今の生活に少し物足りなさを感じていませんか?
実はツーリングは、初心者でもすぐに味わえる「自由」と「発見」の宝庫です。
そこで今回は、40年のバイク歴を持つ筆者が、原付から始まったリアルな体験を通じ、ツーリングの本当の楽しさを解説します。
読めばきっと「自分もやってみたい!」という気持ちが湧いてくるでしょう。
ぜひ最後まで読んで、あなただけの楽しいバイクライフを踏み出すきっかけにしてください。
【この記事でわかること】
- バイク初心者でも楽しめるツーリングの魅力
- ツーリングで味わえる自由と発見の体験
- バイク上達の楽しさと成長の実感
- 初心者が始めやすいバイク選びと楽しみ方
①:初心者だった頃の「ツーリングの楽しさ」とは?
バイク初心者だった頃、筆者が感じた楽しさは純粋で新鮮なものでした。
これから紹介する体験談を通じて、あなたも「最初のワクワク感」を疑似体験してみてください。
ホンダ「スーパータクト」で感じた“漕がなくていい”喜び
1984年、筆者が人生で初めて手に入れたバイクは、50ccのスクーター「ホンダ スーパータクト」です。
初めての原付にまたがり、アクセルをひねった瞬間、スーッと進む感覚に心が躍りました。
ペダルを漕がずに風を切る爽快さは、自転車では味わえなかった感覚です。
短い距離でも「これが自由だ!」「どこにでも行けるぞ!」と感じたのを今も鮮明に覚えています。
自転車とはまったく違う「移動の自由」への感動
体力や時間を気にせず、思い立ったらどこまでも行ける。
原付がくれたのは、そんな自由。
小さなバイクでも、一人で走り出せば世界が広がる。
坂道や長距離も楽々で、行き先を選ぶワクワク感に夢中でした。
片道130kmを走って帰省!原付で味わった冒険
大分県の大学に通っていた大学時代、熊本の実家まで片道130kmを原付で何度も帰省しました。
ガソリン代だけで行けるのは貧乏学生にはありがたく、帰省ではあるものの、冒険心を満たしてくれる最高の旅だったのです。
高速道路は走れないけど、下道の景色や寄り道など、面白さ連続でした。
ヤマハXJ400Dで広がった世界/見知らぬ場所へのワクワク
そして1985年、中型バイク(ヤマハXJ400D)を手に入れ、馬力やスピードが一気に上がると、行ける距離も世界も一変しました。
地図を片手に知らない道や知らない街、見たことのない景色を探す楽しさ!
小さな峠や海沿いの道、知らない街角…
その一つひとつが冒険だったのです。
初ツーリング四国旅の思い出/泊りがけの特別感
先輩と四国へ泊まりツーリングしたときの高揚感は、今も鮮明に覚えています。
朝焼けの中で走り、昼は絶景、夜は宿でバイク談義。
バイク仲間と笑い合う時間は、単なる移動を特別な体験に変えてくれました。
バイクの上達が楽しい!練習の日々と限定解除への挑戦
走るだけでなく、バイクの腕を磨く過程も大きな楽しみです。
クランクやスラロームを繰り返し練習し、少しずつ上達する実感は、ゲームのレベルアップのような喜びでした。
限定解除に挑戦した日々は、自分を高める冒険そのもの。
一本橋や急制動、8の字、狭路Uターンなどなど、先に限定解除に合格した先輩に教えを乞い、やっとの思いで手に入れた「限定解除」は格別な免許でした。
【限定解除とは】
今でいう「大型二輪免許」に該当します。
1987年、筆者は限定解除しました。
当時は運転免許試験場に「飛び込み」で受験するしか方法がなく、合格するまで何度も通わなくてはならなかったのです。
現在の大型二輪免許より、難易度が高い免許でした。
「自分の成長」を感じられるのが、バイクの面白さの一つ
昨日より曲がり方がスムーズ、昨日より遠くまで行けた。
そんな小さな成長の積み重ねが、バイクの世界にはあります。
趣味でありながら、自分を磨き続けられるのが、この遊びの奥深さです。
②:今だからこそ味わえるツーリングの深い楽しみ
40年のバイクライフでたどり着いた、奥深いツーリングの楽しみがあります。
ここからは、大人だからこそ味わえる贅沢な楽しみ方をお伝えします。
長く付き合う愛車・カワサキ250TRの魅力
長年連れ添う愛車は、ただの機械ではなく相棒です。
筆者の現在の愛機、カワサキ250TRは軽快で気軽、それでいてオフロードも楽しめる万能バイクです。
何年乗っても飽きず、自分にフィットした250TRは、ツーリングの世界をぐっと広げてくれました。
気軽で自由、どこへでも行ける250ccバイクの良さ
250ccはパワーと軽さのバランスが絶妙。
高速も走れ、燃費も良く、街乗りも山道も楽しめる。
気分次第で行き先を決められる自由さは、250ならではの魅力です。
名水コーヒーツーリング:自然+バイク+ひと息の贅沢
筆者が住む九州熊本には、阿蘇があります。
阿蘇の名水スポットで水を汲み、携帯バーナーでコーヒーをいれる時間は至福そのもの。
走る楽しさに、自然の美しさと香り高い一杯が加わり、贅沢なひとときを演出してくれます。
筆者の最近のマイブームは「名水コーヒーツーリング」です。
昼寝ツーリング:阿蘇の木陰で感じる、自由な休日
折りたたみチェアを積んで、ツーリングに出かけることもあります。
目的は「阿蘇の自然の木陰で昼寝」です。
風の音、葉擦れ、遠くの小鳥の声。
バイクは、ただの移動手段ではありません。
自然と溶け合う時間も、もたらしてくれます。
心も体も、癒されるひとときです。
御朱印ツーリング:神社と静寂と、ちょっとした冒険
50代になって「御朱印神社巡り」にハマりました。
小さな神社を巡り、御朱印帳に記録を残す旅です。
バイクだからこそ行ける細い道。
ツーリング中に偶然発見した神社にふと立ち寄る…
心が落ち着く静寂と、知らない場所に足を踏み入れる楽しさが同居しています。
温泉ツーリング:湯冷めしない季節は温泉が最高。疲れも取れる!
春や秋、走り疲れた後の温泉は最高のご褒美です。
湯に浸かれば、ツーリングで感じた疲れもスッと癒され、心身ともにリフレッシュできます。
筆者は、いつでも温泉に入れるよう、タンクバッグにはタオルを2枚、必ず忍ばせています。
ライダーズカフェ巡り:人とのつながりと情報の宝庫
ツーリングの途中に立ち寄るライダーズカフェは、人と情報の交差点です。
最新のルート情報や、地元ならではの美味しい話が聞けるのも、カフェ巡りツーリングの楽しみの一つ。
もちろん、美味しい食事や飲み物を目指して行くのだけど、カフェのマスターやスタッフさんたちに会いに行くのも「カフェ巡りツーリング」の目的です。
番外編(筆者の場合):執筆のためのネタ集め…ライダー目線でツーリングを“味わい尽くす”
道、景色、出会った人、食べたもの…
筆者の場合は、ツーリングのすべてが記事のネタになります。
バイク系ライターとして、旅の一瞬一瞬を深く味わい、残すことが最高の楽しみです。
ツーリングして、その記録が記事になるのは最高ですよ。
③:初心者へ伝えたい、ツーリングの“本当の楽しさ”
初心者の方にこそ知ってほしい、ツーリングのリアルな魅力があります。
難しそうに思えるかもしれませんが、実は「自分にもできる」と思える内容ばかりです。
最初は近場でOK!自分のペースで広げていけばいい
最初は遠くへ行く必要はありません。
近所の景色のいい道を走るだけで、心が躍ります。
少しずつ距離やルートを広げ、冒険の範囲も広げていきましょう。
バイクに乗って見る景色は、これまでとは違ったものに見えますよ。
上達が実感できると楽しくなる…「練習も含めた遊び」
最初はぎこちなくても、少しずつスムーズに走れるようになる実感は格別。
練習は面倒なものではなく、成長の喜びをくれる遊びです。
ただし、無理は禁物。
自分のペースでコーナリングを楽しみましょう。
ツーリングは「自由」と「発見」をくれる最高の趣味
好きな時間に、好きな道を走り、好きな場所で休む。
そこに偶然の景色や出会いが待っている。
ツーリングは自由そのものであり、毎回新しい発見があります。
車で行くのとは違った世界が、待っていますよ。
バイクがくれる“非日常”の時間と空間
ヘルメットをかぶり、風を切る感覚。
日常の小さな悩みや忙しさを忘れ、ただ景色と一体になる時間です。
バイクは、非日常を手軽に連れてきてくれます。
筆者はヘルメットを被った瞬間に「別人」になったような気分になります。
バイクは、いつもとは違う自分を再発見できる乗り物です。
まずは一歩踏み出してみよう。楽しさはその先にある
迷っているなら、小さな一歩から。
アクセルを回したら、きっと新しい世界が開けます。
バイクが連れて行ってくれる未知の世界や楽しい場所は、思っているよりすぐそばにあります。
よくある質問「FAQ」
ツーリングに関してよくいただく質問を、初心者目線でわかりやすくまとめました。
疑問や不安を解消し、安心してバイクの世界に飛び込んでください。
Q1. バイクのツーリングって一人でも楽しめますか?
A. はい、ソロツーリングには自分のペースで走れる自由さがあります。
筆者も名水コーヒーを楽しんだり、木陰で昼寝をしたり、一人で自然と向き合う時間を楽しんでいます。
Q2. 初心者でもツーリングに出かけて大丈夫ですか?
A. もちろんです。
最初は近場から始めるのがおすすめ。
筆者も最初は50ccスクーターで130kmの帰省を楽しんでいました。
無理せず、自分のペースで始めればOKです。
Q3. ツーリングって何がそんなに楽しいんですか?
A. 「知らない景色に出会える」
「走ること自体が快感」
「上達が実感できる」といった体験が魅力です。
筆者は40年経っても飽きることがありません。
Q4. どんなバイクがツーリングに向いていますか?
A. 人によりますが、筆者は現在250ccの軽快さにハマっています。
遠出にも街乗りにも向いていて、林道など悪路も楽しめるバイクです。
気軽さ重視なら250ccはおすすめです。
Q5. ツーリング中に立ち寄るおすすめの場所は?
A. 筆者は九州在住であるため、阿蘇周辺によく行きます。
名水スポット、温泉、神社、道の駅、ライダーズカフェなどがあり、バイクツーリングにぴったりのエリアです。
ご近所ツーリングも「プチ冒険」気分で楽しいですよ。
【まとめ】「楽しい未知の世界」がバイクツーリングの先に待っている!
バイクツーリングの楽しさは、単なる移動を超えた「自由」と「発見」の連続です。
初心者でも最初の一歩を踏み出せば、近場の道が冒険に変わり、風を感じる瞬間が日常の景色をを特別なものにしてくれます。
40年のバイク歴を持つ筆者が伝えたいのは、ツーリングは年齢や経験に関係なく、誰でも楽しめる奥深い趣味だということです。
この記事を読んで、少しでも「自分もやってみたい」と思ったなら、それはすでに新しい世界の扉を開いている証拠です。
あなたもヘルメットをかぶって、バイクに乗って出かけませんか?
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投稿者プロフィール
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熊本県在住。生まれも育ちも熊本。
阿蘇をこよなく愛する生粋の熊本人。
昭和の時代に限定解除し、原付/中型/大型の所有歴あり。
現在の愛機はKawasaki 250TR。
愛機250TRで一日500km(下道)を走破することもある、元気おやじライダー。
「安全第一、無事帰る」をモットーに、今も安全運転を模索しながら走り続けている。
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