ようやくバイクの免許を取得して、晴れて「公道デビュー」をしてみたけど、何だかしっくり来なかったり、ちょっと怖い思いをしたことがある。。。
そんな初心者ライダー向けに、ちょっとした工夫でバイクの運転が楽になる小技を伝授します!
実際に公道を走ってみないと分からない、教習所では教えてくれない小技の数々をご覧ください。
取り回しはバイクを垂直に保つ
自宅の駐輪場からバイクを出したり、コンビニや道の駅の駐車場に並べたり出したりと、バイクを取り回す機会は意外と多いものです。
最初は誰でも反対側に倒すのが怖いから、自分側にバイクを傾けて動かそうとしますが、それでは重さを感じて上手に取り回せません。
バイクは垂直の状態が一番安定していて、しかも軽い力で動かせるので、取り回す際はバイクを垂直に保つことを意識しましょう。
調整できるポイントは自分に合わせる
例えばクラッチレバーやブレーキレバーの遊び、ハンドルの高さや角度、それからシートの高さやサスペンションの硬さなどを調整できるバイクがあります。
その場合は調整できるポイントを、可能な限り自分の体格や好みに合わせることをおすすめします。
注意点としては調整する前にスマホで写真を撮るなどして、必ず初期位置を覚えておくことです。
停車時はローギアに入れる
ギアをニュートラルに入れたままでバイクを停車させると、傾斜がある場合は勝手に車体が動く可能性があります。
また、強風や大型車が走り抜ける際の振動、または地震でも車体が動く可能性があるので、停車時は必ずローギアに入れておきましょう。
ちなみにギアがないスクーターなどの場合は、パーキングブレーキがある場合はパーキングブレーキを、ない場合はブレーキレバーを固定する「ブレーキロック」を用意しておくことをおすすめします。
サイドスタンドは2度蹴りする
サイドスタンドをかけたつもりが中途半端で、バイクを離れているうちに倒れてしまった、、、という話をよく耳にしますが、これを避ける最も簡単で確実な方法は「サイドスタンドの2度蹴り」です。
サイドスタンドをコンコンと2回蹴ることで、中途半端にかかる状態を防ぐことができます。
ちなみに2回目を気持ち強めに蹴ると、さらに確実で安心です(僕は毎回2度蹴りです)
少しでも下り気味の駐車場はバックで入れる
軽量なマシンやオフロードバイクはそこまで意識する必要はないですが、ある程度の重量のバイクは駐車場の傾斜に注意しましょう。
具体的には進行方向に向かって少しでも下っている場合は、面倒でもバックで(出る時に前進で出れるように)駐車することをおすすめします。
実は上り坂をバックで出すのはかなり大変なので、いざバイクを出そうとした時に動かせず、途方に暮れてしまう可能性があるからです。
最悪周りにライダーがいる場合は助けてもらえますが、人気のない山奥の駐車場の傾斜は特に用心しましょう。
足つきが悪い場合は歩道の段差を利用する
足つきが悪いマシンに乗っている場合は、乗車する際や信号待ちをする際に歩道の段差を利用しましょう。
大抵はそれなりの段差がついているので、かなり楽に足を着けるはずです!
ただし他のバイクや自転車、それから歩行者が路肩を通る場合があるので、必ず安全を確認してから足を着きましょう。
足を着きたい方と逆にハンドルを切る(逆操舵)
左足を着きたい場合は右、右足を着きたい場合は左にハンドルを切ると、車体が自然に左または右に傾くので楽に足を着けます。
これは「逆操舵」と呼ばれるテクニックで、体重移動より素早く車体をコントロールできます。
とは言っても公道で常に使うテクニックではないですが、覚えておいて損はありません。
ニュートラルは停車直前に入れる
信号待ちでクラッチレバーを握り続けるのが面倒なので、ニュートラルに入れたいけど中々入らない、、、という間に信号が青になった。。。
これはライダーなら誰もが経験する「あるある」ですが、実はニュートラルは停車直前が入りやすいんです!
完全に停車する直前に入れるのがポイントで、緩めの半クラッチを被せるとさらに入りやすくなります。
車体を前後に振るとニュートラルに入りやすい
ニュートラルは車体が動いている方が入りやすいので、停車直前に入れ忘れた場合は、車体を前後に振りながら試しましょう。
同じ理屈でローギアで停車させていたバイクを取り回す場合は、一度跨って車体を前後に振りながらニュートラルに入れることをおすすめします。
低速走行ではリアブレーキを積極的に使う
走行中はフロントブレーキの補助的な位置付けのリアブレーキですが、ところが低速走行中は主役として積極的に使いましょう!
低速走行中はアクセルを一定の開度に保ち、スピードはリアブレーキのかけ具合で調整すると安定して走れます。
逆に低速走行中にフロントブレーキを多用すると、バランスを崩す場合があるので注意しましょう。
意識して数回実践すれば「癖」になります
はじめは慣れない気遣いや操作を面倒に感じるかもしれません。
しかし意識して数回実践すれば、それはいつの間にか癖になり、無意識に行う習慣となるので、そうなればしめたものです!
今回紹介した小技は誰でも今すぐ実践できるものばかりなので、ぜひ意識して実践してみてください。
関連記事:
投稿者プロフィール
-
バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
最新の投稿
- お役立ち2024年11月18日【2024年最新版】北海道民が選ぶ最強のバイク防寒装備はこれだ!
- まとめ2024年11月16日いつもとは違うバイクの遊び方 10選 【最近マンネリ気味なライダー必見!】
- お役立ち2024年11月13日【日本2周ライダーが解説】バイクの荷物積載方法5選!これであなたも積載上手?
- アイテム2024年10月29日【バイクの盗難対策】タイプ別防犯カメラおすすめ製品まとめ