距離を稼ぎガンガン走ってぶっ飛ばすツーリングも良いですが、のんびりと走るツーリングも心が癒されて良いものです。
景色をゆったり眺めながら、自然に癒され、気になる道を見つけたら入って行き、走りたいワインディングに入ったら自分に心地よいペースで走る。または閑静な街中や観光地に行き、休憩したいところでバイクを止め、カフェやパーキングなどでのんびり休む。
そんなのんびり癒しツーリングにぴったりのバイクをご紹介します!
■のんびり癒しツーリングに向いたバイクとは?
のんびり癒しツーリングに向いたバイクの特徴
・足付きが良い
足つきが良いと、停車時に疲れにくく、乗車中も安心感があります。のんびりツーリングで気になる場所に停車したり、Uターンしたりする際にも操作がしやすいバイクです。
・振動が少ない
振動が多いと疲れやすくなります。特に長時間乗ると、バイクの振動は体力に影響します。大排気量のバイクの方が振動も少ない傾向があります。
・燃費が良い
燃費が良いと、ガソリンスタンドに何度も立ち寄らなくて良いので、のんびりツーリングが楽しめます。
・ポジションが身体に合っている
乗車姿勢を取っても疲れにくく、自分が乗りやすいバイクだとのんびりツーリングが楽しめます。ツ
アラーやアメリカンなど、体を起こして乗るタイプのバイクは体を起こして乗るので、景色も楽しみやすく、長時間のツーリングに向いています。
のんびり癒しツーリングに向いたバイクの排気量
排気量が違えば楽しみ方や癒やされ方も違ってきますが、排気量が大きくても小さくても、のんびりツーリングをすることができます。
大排気量のバイクはロングツーリングに向いています。高速にも乗れるので、ゆったりした速度でも距離を稼げて、長距離移動ができます。走行中の疲れも少ないので、風を感じて癒されながら走れます。
走行中は小排気量のバイクより振動が少なく、安定性もあり、加速もスムーズなので、余裕を持って走ることができます。
小排気量だと、高速に乗れないこともありますが、より自然をゆっくり感じて景色に癒されたり、気になるところですぐ停車して散策したりできます。
大型では行けないような小道に入って行くこともできますし、小さなスペースで駐停車できます。大排気量ほど重さがないので、取り回しも楽で足つきも良く、安心して楽しめます。
のんびり癒しツーリングに向いたバイクのジャンル
・クルーザー(アメリカン)
車体が長く、低くした「ロー&ロング」なスタイルで、ステップ位置が着座位置よりも前方に出ているバイク。ハーレーやホンダのレブルなどが代表的。シート高が低くて足つきも良いのも特徴。初心者からベテランまでのんびりツーリングが楽しめます。
・スポーツツアラー・フルカウルツアラー
ウインドスクリーンで風での疲れが少なく、長時間座れる快適なシート、快適なポジション、大容量のタンクとロングツーリングに特化したバイク。
まさに高速道路を快適かつのんびり走ることができるタイプです。
・アドベンチャー
ツアラーの性能があり、オフロードもいけるようストロークの長いサスペンションに、セミブロックタイヤと、色々な状況のツーリングが楽しめるバイク。
・ミニバイク
125〜150ccくらいの小排気量は、街乗りや普段使いに便利です。街中でショッピングやカフェに立ち寄ってのんびりしたり、景色をゆっくりみて癒やされ時間をかけても目的地につく喜びが味わえたりします。
■のんびりツーリングむけバイク15選
●Harley-Davidson【2024 LOW RIDER™ ST】
ハーレーダビッドソンのLOW RIDERは、1986年に登場したFXRTをモチーフにしたスポーツクルーザー。フロントフェアリングやサイドバッグを搭載したツーリングモデルです。
ロー&ロングなハーレーらしい外観ながら実はスリムな車体で扱いやすく、ミッドマウントフットコントロールと直立したライディングポジションで、まさにのんびりツーリングに最適。
全長(mm):2,365
ホイールベース(mm):1,615
シート高(mm):720
トレール(mm):145
車両重量(kg):327
エンジン:Milwaukee-Eight™ 117
総排気量(cc):1,923
燃料タンク容量(L):18.9
●KTM 【1290 SUPER ADVENTURE S】
KTM1290 SUPER ADVENTURE Sは、水冷並列2気筒でありながらスリムな車体で、オフロードも走れるツーリングアドベンチャーバイク。
車高は高めですが重心が低いので、安定感がある走りができます。アダプティブクルーズコントロールとセミアクティブリアショックにより、長距離ものんびり走れます。ワイドで調節可能なハンドルバーにハンドガード、高さ調整ができるウインドシールドにより、高速走行も快適に楽しめます。
ホイールベース(mm):1557
シート高(mm):849/869
デザイン:2気筒、4ストローク、75°V型
乾燥重量(kg):220
排気量(cm³):1301
燃料タンク容量(L):23
●Honda【CB1300 SUPER BOL D’OR】
CB1300スーパボルドールは、ワインディングでのバイクを操る楽しみ、また高速では余裕の感動をもたらしてくれる、ハーフカウルのネイキッドバイク。
アシスト&スリッパークラッチを装備しており、快適でスムーズな操作性。足つき性の良さにもこだわり、アップライトで乗りやすいポジションです。SPORT・STANDARD・RAINの3つの走りを選択できるライディングモードを搭載し、のんびりツーリングを楽しむのにも最適です。
全長(mm):2,200
全幅(mm):825
全高(mm):1,205
軸距(mm):1,520
シート高(mm):780
車両重量(kg):272
エンジン種類:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒
総排気量(cm³):1,284
燃料タンク容量(L):21
●HONDA 【Rebel 1100】
HONDAのレブル1100は、太い丸パイプのフレームとスイングアームが重量感と力強さを演出するバイク。タンクのくびれがバイクの美しさとライダーとの人馬一体感を演出します。
ホイールベースはロングライドもワインディングも快適な設定にしてあります。最適なステップのポジションとハンドル幅により、乗車時の心地よさを追求していて、のんびりツーリングにぴったりです。
寝かせたフロントフォーク角でクルーザーらしいスタイルでありつつ、トレール量を最適化したキャスター角に設定して直進安定性とニュートラルなハンドリングでバンク角を確保し、スポーティにも走れます。
全長(mm):2,240
全幅(mm):850
全高(mm):1,115
軸距(mm):1,520
シート高(mm):700
車両重量(kg):223
エンジン種類:水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ直列2気筒
総排気量(cm³):1,082
燃料タンク容量(L):13
●SUZUKI【GSX-S1000GX】
スズキのGSX-S1000GXは、スーパスポーツの能力と最新の電子制御システムの搭載により、高い操縦安定性と快適な乗り心地が実現したバイク。
アップライトなポジションを採用したスポーツツアラーの快適性と、スポーツアドベンチャーツアラーの性能が備わっています。電子制御スロットルシステムに加え双方向クイックシフトシステム、スマートクルーズコントロールなどのんびりツーリングに適した機能も充実しています。
全長(mm):2,150
全幅(mm):925
全高(mm):1,350
軸距(mm):1,470
シート高(mm):830
装備重量(kg):232
エンジン型式 / 弁方式:DTB1・水冷・4サイクル・直列4気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量(cm³):998
燃料タンク容量(L):19
●YAMAHA 【MT-07】
ヤマハのMT-07(エムティゼロセブン)は、軽くスリムでコンパクトなボディに、滑らかでトルクフルな2気筒エンジンで、ゆったりのんびりと振動を味わいながら走ることができるバイク。街中を機敏にスポーティに走ることもできます。
低速域でのリニアなレスポンスと、粘り強いトルク特性でバイクのコントロールがしやすく、頻繁なギアチェンジをしなくてもアクセルのオンオフで楽しめます。アルミ製テーパーハンドルバーは従来モデルよりアップなライディングポジションでバイクの操作性もアップ。
全長(mm):2,085
全幅(mm):780
全高(mm):1,115
軸距(mm):1,400
シート高(mm):805
車両重量(kg):184
エンジン種類:水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
総排気量(cm³):688
燃料タンク容量(L):13
●Kawasaki 【VERSYS 650】
KawasakiのVERSYS 650(ヴェルシス650)は、街中走行も長距離ツーリングも自在にこなす、ミドルクラスのマルチパーパスモデル。
コンパクトな並列2気筒エンジンに、スリムかつアップライトで操作しやすいポジションで、幅広いシーンに対応できます。スマートフォン接続機能のあるTFTカラー液晶インストゥルメントにLEDヘッドライトなどの嬉しい機能も充実。アジャスタブルウインドシールドの防風効果に、KTRC(カワサキトラクションコントロール)による操作性の高さで、のんびりツーリングに最適なバイクです。
全長(mm):2,165
全幅(mm):840
全高(mm):1,360 (1,420) ※()内はハイポジション時
軸距(mm):1,415
シート高(mm):845
車両重量(kg):219
エンジン種類:水冷4ストローク並列2気筒
総排気量(cm³):649
燃料タンク容量(L):20
●Harley-Davidson 【2024 HARLEY-DAVIDSON X™ 500】
X™ 500は、スポーツスターモデルにインスパイアされたデザインの500ccのハーレーダビッドソン。
ハーレーでありながら軽量で操作性が高く、強力な中速トルクを得られるようにチューニングされています。
長距離ライドが快適にできるよう、厚みのある座りやすいシートに、ミッドマウントフットコントロールと直立したライディングポジションで、ハーレーの鼓動を感じつつのんびりツーリングできる仕様となっています。
全長(mm):2,135
ホイールベース(mm):1,485
シート高(mm):820
トレール(mm):100
車両重量(kg):208
エンジン:水冷式、Parallel-Twin、500cc
総排気量(cc):500
燃料タンク容量(L):13.1
●Kawasaki【ELIMINATOR】
Kawasakiのエリミネーターは、スリムでロー&ロングスタイルのバイク。フラットで快適なシートにゆったりしたポジションで、ちょっとのんびり出かけようといったシーンに最適なバイクです。
オーソドックスなデザインと、アシスト&スリッパークラッチやスマートフォンコンネクトといった最新のテクノロジーを併せ持ち、日常的なライディングからロングツーリングまで、扱いやすさを重視したモデルです。
全長(mm):2,250
全幅(mm):785
全高(mm):1,100
軸距(mm):1,520
シート高(mm):735
車両重量(kg):176
エンジン種類:水冷4ストローク並列2気筒
総排気量(cm³):398
燃料タンク容量(L):12
●HONDA 【GB350】
安定感のあるデザインで、丸みのある形状が柔らかい印象を持たせるHONDAのGB350。
ハンドルが体の近い位置にあり、自然に上半身が起きてゆったりしたポジションになるよう設計されています。周囲の状況に目を配りやすく、シートの高さやステップ位置、前後タイヤ間の距離など、すべてをライダー中心に考えて運転のしやすさとリラックス感を追求した、のんびりツーリングにぴったりのバイク。
全長(mm):2,180
全幅(mm):790
全高(mm):1,105
軸距(mm):1,440
シート高(mm):800
車両重量(kg):179
エンジン種類:空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量(cm³):348
燃料タンク容量(L):15
●BMW MOTORRAD【G310GS Adventure】
印象的なデザインと個性的なスタイルで、排気量も小さく気軽に楽しめるBMW、G310GS Adventure。オンロードもオフロードも行ける、行動範囲の広がるアドベンチャーバイクです。
電子制御スロットル=ライド・バイ・ワイヤを新たに採用することでスロットルレスポンスが軽く、オートマチック・アイドリング機能によって、エンジンの回転も安定していて乗りやすい。長時間のライディングも快適で、のんびりツーリングにぴったりです。
全長(mm):2,190
全幅(mm):880
全高(mm):1,250
軸距(mm):1,420
シート高(mm):835
車両重量(kg):175
エンジン種類:水冷単気筒4ストロークエンジン
排気量(cc):312
燃料タンク容量(L):11.5
●SUZUKI 【Vストローム250 ABS】
SUZUKIのVストローム250は、Massive & Smartがデザインコンセプトで、自然の中のワインディングでも街中でも満足して走れるアドベンチャーツアラー。
鳥のくちばしを連想させる独特のフロントカウルは、DR-BIGから続くスズキ伝統のスタイリングイメージを受け継いでいます。ウィンドスクリーンと標準装備のナックルカバーが防風効果を高めてくれ、スリムで扱いやすくバランスの取れた車体がのんびりツーリングを実現してくれます。
全長(mm):2,150
全幅(mm):880
全高(mm):1,295
軸距(mm):1,425
シート高(mm):800
装備重量(kg):191
エンジン型式 / 弁方式:J517 ・ 水冷 ・ 4サイクル ・ 2気筒 / SOHC ・ 2バルブ
総排気量(cm³):248
燃料タンク容量(L):17
●aprilia 【SR GT Sport 200】
特徴的なデザインで、街中の移動だけではなく郊外も楽しめる、アプリリアのSR GT。日常の小さなライディングを楽しめるアーバンスポーツスクーターです。
エンデューロバイクにインスパイアされた高さのあるフロントシールドで防風性能が高く、未舗装の道路でも対応するオールテレーンタイヤを装着しています。ロングストロークのサスペンションで、快適性・操作性・安全性も高く、のんびりツーリングを楽しめます。
全長(mm):1,920
全幅(mm):765
全高(mm):1,295
軸距(mm):1,350
シート高(mm):799
車両重量(kg):148
エンジン:4ストローク 水冷単気筒 SOHC 4バルブ
総排気量(cc):174
燃料タンク容量(L):9
●Vespa 【Primavera 150】
Vespaのヒットモデルとしてよく知られている形の、プリマベーラ150。洗練されたデザインとクロームのアクセントが特徴的な、のんびり乗れるバイクそのものと言えるスタイルです。
油圧式モノショックアブソーバー、シングルチャンネルABS、155cc3バルブ電子制御インジェクション採用のエンジンが搭載されています。普段使いの街乗りやちょっとしたおでかけツーリングをのんびり楽しむのに最適なバイクです。
全長(mm):1,860
全幅(mm):735
軸距(mm):1,340
シート高(mm):785
車両重量(kg):132
エンジン:i-get 4ストローク空冷単気筒 SOHC 3バルブ
総排気量(cc):155
燃料タンク容量(L):8
●YAMAHA 【XSR125】
XSR125は、YAMAHAのXSRシリーズに共通する水平基調のデザインを受け継いで、クラシカルな雰囲気のロングタイプのシートでネオレトロな雰囲気漂うバイク。
シンプルなハンドル周りに、タンクの形状はニーグリップしやすい面構成で、スポーティな操作感です。剛性バランスに優れるデルタボックスフレームを採用しており、日常使いでもちょっとしたツーリングでも楽しめる快適な乗り心地です。
全長(mm):2,030
全幅(mm):805
全高(mm):1,075
軸距(mm):1,325
シート高(mm):810
車両重量(kg):137
エンジン種類:水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ
総排気量(cm³):124
燃料タンク容量(L):10
■バイクでのんびりツーリングに出かけよう
のんびり癒しツーリングできるバイクということで、おすすめのアドベンチャータイプやツアラー、スクーターなどをご紹介しました。
もちろん、こちらに挙げていないタイプのバイクでも、どんなバイクでもライダーの気持ち次第でのんびりツーリングをすることができます。長距離や長時間のツーリングだけでなく、近くのカフェや公園にバイクで向かうだけでも、のんびりと癒しを感じるツーリングができます。
バイクの振動を感じ、景色を眺めて癒しを感じ、のんびりとツーリングを楽しみましょう!
投稿者プロフィール
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GPZ750R改に乗っているねこにんじゃと申します。
ライターでイラストレーターです。
「おすすめグッズを知りたいけど面倒だから誰かまとめて」
「整備について知りたいけど難しいから簡単に知りたい」
などなどのバイクライダーの希望をかなえます。
バイクライフがより楽しくなるような情報を、できるかぎりわかりやすくお届けしていきます。
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