ナビに従ってぼーっと走っていたら、高速道路や自動車専用道路に誤進入してしまった!
そんな恐怖体験をしたことはありませんか?
125cc以下の原付ユーザーにとって、これは一歩間違えば命に関わる危険な状況です。しかし、慌てずに正しい対処を行うことで、安全にこの事態を乗り越えることができます。
本記事では、原付で高速道路に誤進入してしまった場合の適切な対処法と、事前に防ぐためのポイントをお伝えします。
誤進入の主な原因
原付で高速道路や自動車専用道路に誤って進入してしまう主な原因は、ナビの設定ミスや標識の見落としです。
例えばGoogleマップを使用する場合、移動手段は自動車か電車か徒歩かしか選択肢がありません。
自動車にすると自動車専用道路を通る可能性があるし、徒歩にすると歩行者専用道路を案内される可能性があります。
ナビの設定で『高速道路や有料道路を使わない』ようにチェックを入れておきましょう。
道路標識が不明瞭であったり、道に不慣れな場合も誤って進入する原因です。走行中にも標識を見落とさないように運転に集中してください。
2024年7月に運用が開始された、バイク専用ナビ『MOTTO GO』なら原付二種以上の車両を登録することができ、自分のバイクを原付二種で登録しておけば原付二種が通れるルートを案内してくれます。
有料のアプリですが公式サイトをご覧の上でご興味があれば導入してみてください。
高速道路などに誤進入した場合の具体的な対処法
高速道路に誤進入してしまった場合は、冷静に対応し、まずは安全を確保することが最優先。
高速道路は原付や小型バイクの通行が禁止されており、誤進入は非常に危険です。状況によっては、他の車両と速度差が大きく、事故のリスクが高まります。
そのため、安全を確保しながら、適切に対処する事が必要です。
誤進入に気づいたら、まずは慌てずに車線の左端に寄せて、路肩や非常駐車帯に停車してください。この際、ハザードランプを点灯させて、他のドライバーに自車の存在を知らせられるとより安心です。
次に、すぐに警察や道路の管理者に連絡し、指示を仰ぎます。一般的には、道路管理者が対応してくれるので、指示に従って安全に行動してください。
高速道路の場合は料金所もあるので本線にまで入ってしまうことは少ないでしょう。料金所の係員に助けを求めることも効果的です。
誤進入を防ぐための方法
高速道路や自動車専用道路への誤進入を防ぐためには、ナビの設定確認や標識の注意深い確認が必要です。
ナビの設定ミスや標識の見落としが主な原因であるため、これらの対策を講じることで誤進入のリスクを大幅に減らすことができます。
まず、ナビの設定を確認しましょう。多くのナビゲーションシステムには「高速・有料道路を使う」という設定があります。
この設定をオフにして、一般道のみのルートを選択することで、高速道路への誤進入を防ぐことができます。
また、ナビの案内に従う際は、ルート案内の内容をよく確認し、高速道路に入りそうな場合は事前に警戒することが大切です。
高速道路の入口に差し掛かる前には『◯◯メートル先、高速道路入口です』などという音声案内が流れるかと思いますのでそういった案内も聞き逃さないようにしましょう。
運転する際には視覚と聴覚に全集中して事故の無いように気をつけてください。
【誤進入】その他のパターン
高速道路などの自動車専用道路に原付一種や原付二種で誤進入した場合の対処法について解説してきましたが、誤進入は原付に限った話ではありません。
バイクやクルマでも、高速道路の逆走や歩行者専用道路への誤進入、一方通行路の逆走などが考えられます。
高速道路での逆走
PAやSAで休憩した後、何を思ったか入口から出ていって逆走してしまうドライバーは少なくありません。特に高齢ドライバーに多いです。
逆走に気がついた場合、まずは冷静になり、速やかに路肩や非常駐車帯に移動しましょう。その際ハザードランプを点灯させ、発煙筒や三角表示板で他の車両に自車の存在を知らせてください。
その後、すぐに警察や高速道路の管理者に連絡し、指示を仰ぎます。道路管理者が安全な退避方法を案内してくれます。
歩行者専用や進入禁止の道路への誤進入
標識を見落として、もしくはナビに導かれて歩行者専用道路に誤進入してしまう可能性もあります。
誤進入した場合は、すぐに停車し、車両の進行を止めてください。歩行者や周囲に注意を払いながら、安全に退避することが大切です。
道路標識や地図で最寄りの出口を確認し、バックしたり方向転換して安全に進退する方法を選びましょう。特に都市部では、標識が見えにくいこともあるため、慎重に運転してください。
まとめ
高速道路や自動車専用道路に原付や小型バイクで誤進入することは、非常に危険であり、冷静かつ適切な対処が求められます。
誤進入の主な原因はナビの設定ミスや標識の見落としです。特に原付で高速道路へ誤進入してしまった場合、命に関わる重大な事故が起こるリスクが高いため、事前の準備と慎重な運転が必要です。
「高速道路や有料道路を使わない」設定を選ぶことで、高速道路への誤進入を防げます。ナビの案内内容もよく確認し、標識に注意を払いましょう。
誤進入してしまった場合にはまず、冷静に車線の左端に寄せ、路肩や非常駐車帯に停車します。ハザードランプを点灯させ、他のドライバーに自車の存在を知らせましょう。
次に、警察や道路管理者に連絡し、指示を仰いでください。
高い安全意識を持ち、事前の確認と慎重な運転を心がけることで、誤進入のリスクを大幅に減少させることができます。
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投稿者プロフィール
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バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
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