ただ走っているだけで楽しいバイクツーリング。
でも、どこを走っても「見慣れた景色だなぁ・・・」と思ったことはありませんか?
そこで全国を走り回るカゲモトが、下船すれば別世界!フェリーで渡る離島の魅力と、日帰りでも楽しい小豆島について、じっくり語ります。
この記事を読み終わるころには、絶景が待つ魅力的な離島へ行ってみたくなるはず!
ぜひ、最後までお付き合いください。
まだ知らない景色がある!フェリーで渡る離島の魅力
離島は、本土とは違う文化や植物が息づいているので、下船すれば訪れれば別世界に来たような気分が味わえます。
佐渡金山や絶景ロードがある「佐渡島」や日本唯一の砂漠がある「大島(伊豆大島)」、太古から変わらない景色が残る国境の島「対馬島」など、離島は魅力がたっぷり。
バイクで離島に渡るには、橋がなければフェリーを使いますが、フェリーはツーリングの良いアクセントになって旅感が増すこと間違いなし。
慣れるまでは少しハードルが高いと感じるかもしれませんが、フェリーはとても便利でワクワクする移動手段です。
まだ見たこともない景色が待つ離島やフェリーの旅は、ツーリングに新しい刺激を与えてくれます。
小豆島は日帰りツーリングにもオススメな絶景の島!
関西圏と岡山県、香川県のバイク乗りの皆さんに朗報です!
私たちには、ちょうどいいボリュームの離島「小豆島」にパッと渡ることができます。
小豆島は自然が豊かで、見ごたえのある絶景もたくさんある、離島の魅力が詰まった島です。
それでいてアクセスが良好なので、日帰りでツーリングを楽しむバイク乗りは多くいます。
気持ちのいい道が多く、道の駅なんて3つもあるので、ツーリングの聖地といっても過言ではありません。
外周約115kmの小豆島は、日帰りで楽しむもよし、1泊2日で走り込むもよし。
コンパクトなのに魅力がぎっしり詰まった小豆島はオススメの離島です。
小豆島へのアクセス方法
小豆島へ渡るフェリーは7航路あって、それぞれ料金や所要時間が異なっています。
料金は片道1,850円~4,990円(2024年4月現在)とリーズナブルなので、長距離フェリーの練習として利用するのもいいですね。
それでは、それぞれの航路についてざっとご説明します。
神戸新港 ~ 坂手港(200分)
ジャンボフェリーが運航する神戸港発の航路は、所要時間は長いものの夜行便があるので、どの航路よりも先に小豆島へ渡ることができます。
夜行便は深夜1時に神戸新港を出港、高松港を経由し坂手港には翌朝の7時15分(平日は7時30分)入港。
復路は夜行便をのぞけば、坂手港を17時45分(平日は20時30分)出港と、少し早めなので乗り遅れに気をつけてください。
坂手港はオススメスポットのひとつ「小豆島ブルーライン」が近いので、小豆島に一番乗りできるこの航路なら、貸し切り状態で楽しめるかもしれません。
姫路港 ~ 福田港(100分)
小豆島フェリーが運航する航路で、便数が多くて使いやすいのがポイント。
スケジュール調整がしやすいので「ちょっとだけ小豆島を楽しもう!」みたいな使い方もできます。
福田港から伸びる道はどれも気持ちがいいので、下船して10秒でツーリングスタート!
関西圏のライダーなら、夜行便で坂手港からスタートし福田港で帰路につけば、小豆島の滞在時間を延ばすことができます。
新岡山港 ~ 土庄港(70分)
国際両備フェリーが運航する航路で、着港する土庄港の周辺には観光地やホテルが多く、小豆島ツーリングの起点にぴったりな港です。
街歩きや観光地巡りに向いているので、一泊するならこの港町がオススメ。
周辺には、世界一せまい海峡「土渕海峡」、干潮時に現れる道「エンジェル・ロード」、小豆島を舞台にしたアニメで有名になったモニュメント「太陽の贈り物」などがあります。
高松港 ~ 土庄・池田港(60分)
小豆島フェリーが運航する香川県の高松港から出港するフェリーは、土庄港行きと池田港行きの2航路が選べます。
高松港 ~ 土庄港の航路はもっとも便数が多いのが特徴で、香川県も併せて楽しみたい人にはぴったりな航路です。
池田港を選ぶメリットは市街地を避けられるところで、行楽シーズンに混雑しやすい土庄港周辺を避けられるのは、バイク乗りにとっては重要なポイントですね。
以上、小豆島と各所をつなぐ航路のご紹介でした。
詳細な料金やダイヤは各社ホームページから確認してください。
旅ライダー厳選!小豆島の絶景ツーリングスポット5選
小豆島へ簡単に渡れることがわかっていただけたところで、私がオススメする小豆島の絶景ツーリングスポットをご紹介します。
ART SETOUCHI(瀬戸内国際芸術祭)
瀬戸内海の島々では、3年に1度「瀬戸内国際芸術祭」が開催されますが、その活動のひとつとして小豆島にもアート作品が多く設置されています。
私はアートについてはよくわかりませんが、そんな素人な私でも楽しむことができるような作品がたくさんあります。
山の中やオリーブ畑にあったり、道ばたにひょっこりとあったり。
アート作品は島のあちこちに点在しているので、アート巡りをしてみるのも楽しいですよ。
馬越の桜並木
小豆島は自然が豊かで、春なら菜の花や桜、オリーブの花を各所でぜいたくに楽しめるでしょう。
馬越の桜並木もそのひとつで、現在は使われていない道のそばには、今でも桜がのびのびと咲いています。
桜のシーズンを逃したとしても、道の真ん中にバイクを放置できる貴重な場所。
写真が趣味のバイク乗りにとっては、いいロケーションになるのではないでしょうか。
釈迦ヶ鼻
小豆島は瀬戸内海を楽しめる海岸沿いの快走路のほか、少しワイルドな道と絶景を望める場所もあります。
中でも、小豆島の最南端に位置する釈迦ヶ鼻は穴場です。
1車線の海沿いの道は、クルマ通りがほとんどないので、瀬戸内海の絶景を独り占めして走ることができます。
先端部には広場やトイレ、展望台がある釈迦ヶ鼻園地があるので休憩やピクニックにもオススメです。
寒霞渓(小豆島)スカイライン・小豆島ブルーライン
「寒霞渓(かんかけい)」を通る、小豆島がほこる絶景ロードです。
東西に延びる寒霞渓(小豆島)スカイラインは、急なカーブは少なめで景観がいい快走路です。
道中に「自然動物園 お猿の国」があるためか、野生のおサルさんが現れることもあります。
南北に延びる小豆島ブルーラインは走りごたえのあるワインディングロードです。
どちらも往復して楽しんでいただきたいですが、時間に余裕がない場合は西側から寒霞渓(小豆島)スカイラインに入り、小豆島ブルーラインで下るのがオススメ。
寒霞渓(かんかけい)から北に延びる県道31号線は、急坂が続きカーブもきつかったので、優先度は低めでよいでしょう。
大観望展望台
展望台ってつい寄ってしまいますが、思ったほど展望がよくなくてがっかりすることってありませんか?
ここ、大観望展望台は期待を裏切りません。
展望台は少し高台になっていて、目の前に邪魔するものはなく、見方によっては崖に立っているよう。
眼前に広がる大パノラマを楽しむことができるので、ぜひ立ち寄ってほしい展望台です。
まとめ
今回は、フェリーで渡る離島の魅力と、日帰りでも楽しい小豆島のオススメツーリングスポットを5つご紹介しました。
バイクで走れる離島はたくさんありますが、中でもコンパクトなのに魅力がぎっしり詰まった小豆島は、ぜひ訪れていただきたい島です。
どこを走っても「見慣れた景色だなぁ・・・」と感じてしまったときは小豆島に限らず、フェリーを使ったツーリングを考えてみてはいかがでしょうか。
ではまた!
投稿者プロフィール
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バイクと旅が大好きな夫婦ライダー、カゲモトです。ハネムーンの東本州1周をきっかけに、北海道1ヵ月旅、九州1年移住をへて、全国を走破しました。
今は関西を拠点に日本中を走り回って、ご当地グルメやB級ツーリングスポット、ミニマムキャンプを楽しんでいます。
愛車はNUDA900R・トリッカー・XL883R改。
執筆担当のカゲ太とご意見番のカゲ美が「実体験にもとづいたモトライフを楽しむヒント」をお届けします。
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