バイクで出かけた時、休憩でバイクを降りた時、また夏の日差しを感じながら走る時など「必須ではないけどこんなグッズがあったら良いのに…」と思う状況がありませんか?
普段のツーリングがもっと快適になり、暑い夏にバイクをさらに楽しめるような便利グッズをご紹介します。
ライディング時にもっと快適になるグッズ
荷物を安全に固定してくれる「ツーリングネット」
バイクの荷物を固定するツーリングネット。シートに積んだ荷物の上からなど、ロングツーリング時の荷物を固定するのはもちろん、走行時に荷物の落下を気にせずに走れる安心感もあります。
また、休憩時のちょっとした時に脱いだ上着やグローブなどを固定しておいたりするのにも重宝します。
ネットタイプだけでなく布タイプで荷物全体を覆えるものもあり、防水仕様を選べば突然の雨にも慌てずに済みます。
ロングツーリングや高速走行を助ける「スロットルアシスト」
スロットルアシストは、スロットルを手のひらで操作できるようにする便利グッズ。特に高速道路など高回転で長時間走行する時に、握り続けることで手や腕が疲れたり傷んだりする際に補助してくれます。
ロングツーリングで長距離移動時に、アクセルを握り続けて手が疲れる人、手首や腕にしびれや痛みが出てくる人などにおすすめです。
手の不快感を軽減してくれる「インナーグローブ」
夏のツーリングでは手の汗が気になるライダーも多いはず。暑い時こそ、吸湿速乾機能のある夏用インナーグローブを使えば、通気性もよく、手汗の不快感を軽減してくれます。ライディング用の革グローブなどが手に直接触れないことで、汗や皮脂で汚れるのを防ぐこともできます。
スマホを上手に活用する「スマホホルダー」
スマートフォンはツーリング時にもかかせないアイテムとなっていて、電話やメールなどのチェックだけでなく、ナビ代わりに使っているライダーも多いことでしょう。専用のスマホホルダーを使って見える所にスマホを設置しておくことで、停車時や休憩時にすぐにスマホが使用できて快適です。
スマホはバイクの振動に弱いので、振動吸収機能が優れたものや、オプションで振動軽減できるものを追加して使うことをおすすめします。防水使用のケースを付ければさらに汚れや傷の心配が減り、突然の雨にも慌てなくて良いので安心です。自分のスマホサイズに対応しているかを必ず確認しましょう。
バイクに傷がつくのを防ぐ「キーホルダー」
バイクの鍵、どのように持ち歩いているでしょうか?家の鍵など、他の鍵と一緒にキーホルダーにつけたままだと、バイクのタンクやトップブリッジに傷がついたり、キーシリンダーや鍵そのものを痛めてしまったりすることがあります。そのため、バイクのキーのみだけで使用するのが一番良いのですが、鍵だけを持ち歩くのは不安になりますよね。
そこでリリースタイプのキーホルダーが便利です。普段は鍵をひとまとめにしておき、バイクに乗る際にバイクのキーだけ分離して使えば、バイクの傷や鍵穴の劣化、鍵の紛失を防ぐことができます。バイクのキーホルダーには、傷がつきにくい革やラバー製のもので、飾り部分がコンパクトで揺れが大きく発生しないデザインがおすすめです。
蒸れ&ライディングの疲れも軽減してくれる「メッシュシートカバー」
メッシュシートカバーは、バイクのシートにかぶせて使用する、メッシュタイプのカバーです。シートとお尻の間の通気性がよくなり、さらに振動軽減や座圧分散、衝撃吸収の効果も期待できます。
また炎天下に休憩などでバイクを停めておくとシートが熱くなってしまいますが、メッシュシートを使用することにより軽減されます。バイクのシートにかぶせるだけという手軽さで、ツーリングだけでなく通勤や通学時にもおすすめの便利グッズです。
休憩時にもっと快適になるバイクグッズ
ツーリングの休憩や観光する時に重宝する「キャップ・帽子」
ヘルメットを脱ぐとほとんどヘアスタイルはぺったんこに潰れてしまうライダーにとって、キャップは欠かせない便利グッズ。夏場に休憩や観光、散策する時の日差し対策にもキャップは持っておくと便利です。
走行中も日差しから目を守る「サングラス」
サングラスを愛用しているライダーも多く、サングラスは日差しから目や肌を守ってくれるだけでなく、ファッションアイテムとしても使える便利グッズ。
ライディング時にもかけるバイク用のサングラスには、偏光レンズまたは調光レンズを使用しているものが主となります。初めて購入する、という場合には、実際に普段使うヘルメットを持参して、ヘルメットをかぶった状態でも見えやすく、長時間かけても問題無いかどうか、トンネルに入った時など暗いところでも見えやすいかをよく確認しましょう。
ランニングなど運動時に使えるスポーツサングラスでも良いですが、さらにハイグレードなバイクに適したサングラスもおすすめです。
水分補給時に便利な「ドリンクホルダー」
バイクにもドリンクホルダーがあれば、ペットボトルや水筒を入れて走行することができ、休憩時にバイクシートに座ったまま飲み物を飲むことができますし、飲みかけのドリンクを置いておくことができます。特に、自販機やコンビニエンスストアが見当たらないエリアに行って休憩する時には重宝します。
もちろん走行時にこぼれたり落ちたりしないよう、取り付けは正しく行い、蓋つきのドリンクを入れ、サイズの合うものを入れるようにしましょう。取り付け位置はバックミラーかパイプハンドル部分と選べるものも多くあります。商品によっては走行中にドリンクを入れるのに適さないものもあるので、使い道をよく理解して使用しましょう。
バイクを停める時にバイクと床を守る「サイドスタンドホルダー」
駐輪場やガレージにバイクを停める時、サイドスタンドの下に敷いて使用するサイドスタンドホルダー・パッド。
床を守るだけでなく、不安定な草地や砂地・ぬかるんだ場所などにバイクを停める時に、バイクの沈み込みを防いでくれます。特に夏場は焼けたアスファルトにサイドスタンドがめり込む場合があるので、一つ持っていると安心です。コンパクトなのでツーリングに持っていっても邪魔になりません。
出先でも盗難防止の「グリップロック・レバーロック」
バイクのグリップロック・レバーロックは、ハンドルとブレーキ部分に取り付けて、フロントブレーキとスロットルをロックする便利グッズです。
大きなチェーンロックをツーリングに持っていくのは大変ですが、グリップロックは比較的コンパクトで持ち運びしやすく、さらに防犯対策をしていることがわかりやすいというメリットがあります。また、ハンドルに取り付けるため、外し忘れて走り出すという心配がありません。
やっぱり備えておくべき「バイク用車載工具」
ツーリング時のトラブルの修理用に、最低限のバイク用工具は必要です。普段からしっかり整備していたとしても、ツーリング先でのトラブルを完全に防ぐことはできません。
車載工具があって応急処置ができれば、最寄りのガソリンスタンドやバイクショップにたどり着けたり、場合によってはツーリングが継続できたりすることもあります。また、ツーリング時の安心にもつながります。
車載工具のセットもありますし、自分で使いやすいものや精度の高いものを個別に揃えるのも良いでしょう。バイクに積むためには、コンパクトに収まり、軽いということが大切です。
ヘルメットの置き場所確保と盗難防止に「ヘルメットロックホルダー」
バイク車体にヘルメットホルダーがついていない場合、自分で取り付けられるヘルメットロックホルダーがあれば、ヘルメットをバイクと一緒に安定した状態で置いておけるだけでなく、盗難防止にもなります。
休憩や観光中にヘルメットをロックしておけるので、安心して行動できます。
主なヘルメットホルダーの固定位置は、ハンドルまたはタンデムステップです。タンデムステップにつけるものは車種により対応するものが違うので、調べてから対応するものを購入してください。
もっと手軽にヘルメットを固定したい時には、ワイヤーやカラビナなどのタイプもおすすめです。鍵付きのものや、カラビナでダイヤル式の鍵がついたものなどがあります。
暑さ対策グッズ
頭の群れを軽減してヘルメット内も快適に「サマーインナーキャップ」
夏には欠かせない便利グッズ、インナーキャップ。ヘルメット内の通気性が良くなり、速乾性があるので汗をかいても不快感が続きません。ヘルメットの内装が汗や皮脂で汚れるのを防ぐ効果もあります。
熱中症対策と日焼け対策にもなる「ネッククーラー」
首元に巻いてひんやり冷たさや涼しさを感じられるネッククーラー。ネッククーラーには充電式や電池式の首にかけるタイプ、ファン付きのものなどもありますが、バイクに乗る際は落下の可能性を考えると、布製のものが安心ではないでしょうか。水を含ませて首に巻くだけ、繰り返し支えて充電や電池切れなどの心配もなく、必要ない時にはバッグにもポケットにも場所を取らずにしまえます。
インナーもバイク用でさらに快適になる「クールインナー」
夏場には、吸湿、速乾、抗菌、消臭など様々な機能がついたインナーが重宝します。特にコンプレッションと言われる着圧機能があるシャツは、体にピタッとフィットしますが、適度な加圧で筋肉の揺れを抑えて身体の動きをサポートし、疲れを軽減してくれる効果が期待できます。
ライダーも水冷化!水冷式アンダーウェア「リキッドウインド」
RSタイチから発売されている、アンダーシャツを濡らして気化熱によりカラダを冷やす水冷式アンダーウェア「リキッドウインド」。
腰に装着したボトルから出る冷却水が、首元・胸・背中を濡らして、走行風を受けることで急速に冷却してくれるというもの。冷却水は、男性用化粧品のメーカー・株式会社マンダムとアールエスタイチとの共同開発されたもので、メントールのひんやり感が長時間持続します。
走行風を取り込むことで冷却効果を最大限に発揮するので、メッシュジャケット必須です。
エアーヘッド(ヘルメット用ベンチレーションライナー)
エアーヘッドは医療用シリコンを素材としたユニークな商品を発表し続けているオーストラリアのメーカー、TWO WHEEL COOL(トゥーホイールクール)の商品です。
ヘルメット内の上部にセットしてかぶることで、ヘルメットと頭の間に空間ができて空気の流れができ、通気性が良くなって蒸れや臭いを軽減してくれます。これを装着すると、頭の蒸れや汗の問題が改善されるだけでなく、ヘアスタイルの乱れが少なく済むという効果も期待できます。
着るだけで涼しさに加えて安心感も得られる「プロテクター付きインナー」
夏だから薄着でバイクに乗りたいけど、安全面が心配、というライダーには、プロテクター付きインナーがおすすめです。吸湿速乾素材のシャツに、肩・胸・肘・脊椎などにパッドが入っているので、上には軽めのジャケットを着ても安心感があります。
バイク洗車に便利なグッズ
夏は暑さから水を使うのが苦になりませんので、洗車がしやすいシーズンですね。バイクの洗車時にあると便利なグッズをご紹介します。
基本的に必要なグッズはシャンプー・洗車ホース・スポンジ・タオル・バケツ、チェーンメンテにはチェーンクリーナー・ブラシ・チェーンオイル・ウエスですが、さらにこんなアイテムがあれば、洗車がさらに楽しくなるかもしれません。
あったらメンテナンスも超便利「バイクスタンド」
洗車はもちろん、普段の整備も便利になるバイクスタンド。バイクスタンドは大きく分けて前輪を浮かす・中央を浮かす・後輪を浮かすものと3種類に分かれます。
チェーンメンテにタイヤ交換など、幅広い整備に対応するのは車体中央で浮かせるタイプですが、実際にするのはチェーンメンテ程度ということであれば後輪(リア)専用のスタンドでも良いでしょう。後輪用、前輪用があればそれぞれに独立して使えるだけでなく、一緒に使って安定した状態でバイクを置くことができます。スタンドは車両によりサイズなどが違うので、自分のバイクに合うものを選んでください。
もっと気軽にメンテナンスしたい!「メンテナンスローラースタンド」
メンテナンススタンドがなくても気軽にチェーンのメンテナンスができる便利グッズが、メンテナンスローラースタンドです。
バイクスタンドは使うのが億劫・難しい・値段が高い、という人でも、このメンテナンスローラースタンドがあると、後輪の下に敷くことで車体を動かすことなく後輪が回せるようになり、チェーンのメンテが楽にできます。スロープ付きなのでバイクを設置するのも簡単です。いわゆるレーシングスタンドよりお値段も安く、保管にも場所を取りません。3段階のローラー調整位置が設定でき、10~19インチまで使用可能です。
集合住宅などで水道が使えない時に「タンクタイプシャワー」
マンション住まいのライダーは、家の前の水道から水を引っ張って洗車、といったことができません。それでも水をかけて洗車をしたい、といった際に使えるのがタンクタイプシャワーです。ホームセンターやアウトドア用品店で手に入り、ポリタンクシャワー、アウトドアポンプといった名称でも販売されています。
細かいところの洗車に「メンテナンスブラシ」
バイク洗車のメインはスポンジを使用しますが、細かいところや特に優しく洗いたいところは、ブラシを使うとより綺麗になります。硬さの異なるナイロンブラシの他、さらに優しく洗える豚毛ブラシも洗車時にあると便利です。
また、エンジン専用のエンジンブラシは、長さもあり、ブラシを折り曲げて洗えるので、複雑な構造のバイクエンジンを洗うのにぴったりです。洗車用のブラシはホームセンターや二輪専門店でも手に入りますが、洗車用のセット商品を購入するのもおすすめです。
大切なバイクの拭き上げに「マイクロファイバークロス・吸水クロス」
マイクロファイバークロスは、柔らかくて車体に傷をつけにくいだけでなく吸水性が高いので、洗車後の拭き上げに適しています。綿のタオルを使用するとタンクなどにこまかい傷がついたり、拭き残りのスジがついたりする可能性がありますが、マイクロファイバークロスであればその心配はほぼありません。
水洗い洗車できなくてもこれさえあれば…「フクピカ」
洗車できるスペースがない、洗車をじっくりする時間がない、ツーリングで疲れて洗車なんてできない…など、バイクを水洗いできない時がありますよね。そんな時はフクピカでバイクを拭いて綺麗にする、いわゆる水無し洗車の方法があります。
泥だらけになった、豪雨の中走ってきた、海で潮風にあたった、という状況でさえなければ、水無し洗車でも十分バイクをきれいにできます。フクピカには、艶出し専用やホイール専用などラインナップも充実していますので、用途に合わせて複数用意しておくのもいいですね。
便利グッズで夏も楽しいバイクライフを!
バイクに乗っている時や降りた時に、必須ではないけどあればぐっと快適になる便利グッズを集めてみました。
夏はバイクに乗るのに最適なシーズンでもあり、洗車も抵抗なくできる季節ですが、暑さ対策も欠かせません。便利グッズをうまく使いながら、熱中症予防もしつつ、快適なバイクライフを楽しみましょう。
投稿者プロフィール
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GPZ750R改に乗っているねこにんじゃと申します。
ライターでイラストレーターです。
「おすすめグッズを知りたいけど面倒だから誰かまとめて」
「整備について知りたいけど難しいから簡単に知りたい」
などなどのバイクライダーの希望をかなえます。
バイクライフがより楽しくなるような情報を、できるかぎりわかりやすくお届けしていきます。
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