バイクに乗る時に欠かせない、頭部を守る大切なヘルメット。着用したいヘルメットを選ぶと、どうしても値段が高くなってしまう、といったライダーも多いのではないでしょうか。
安全性が高く、デザインも素敵でかっこ良く、お値段も手頃なヘルメットが欲しい!フルフェイス以外にも選択肢が欲しい!
そんなライダーの希望を満たす、3万円以内でコストパフォーマンスに優れたヘルメットをご紹介します。
こんな人におすすめ!
- 上限3万円のヘルメットが欲しい人
- お手頃価格でも安全性の高いヘルメットが欲しい人
- 普段使いにもツーリングにも使えるヘルメットが欲しい人
- コスパの良いセカンドヘルメットが欲しい人
コスパの良いヘルメットを選ぶ時のポイント
値段、安全性、デザイン(見た目のかっこよさ)を兼ね備えている
どれもライダーとして譲れないポイントですが、まず安全性が第一です。コスパ重視だといって、チープなものや安全性を満たしていないもの、デザインのみ優先で購入するのは避けましょう。
自分の欲しい機能を満たしている
通勤通学など普段使い、ツーリング用、セカンドヘルメットとしてなど、使う人によりヘルメットの用途は様々ですよね。フルフェイス、ジェット、システムと、どのタイプが自分の欲しい機能を満たしているのかしっかり考えて選びましょう。
できれば試着して合うものを選ぶ
3万円以内というコスパを重視すると、よく目にするメーカーのヘルメットとは違い、あまり使ったことのないブランドのものも選択肢に出てきます。初めて使うブランドのヘルメットは、できるだけ実際に試着して、重さや大きさ、フィット感を確認することをおすすめします。
フルフェイスおすすめ4選
LS2「CHALLENGER F」
LS2はスペインのバルセロナに本社があり、ヨーロッパやアメリカを中心に高いシェアを誇るヘルメットブランド。
年間250万個生産するトップレベルのブランドで、世界各国からも高い評価を得ています。また、ダカール・ラリーやMotoGP、Moto2などモーターサイクルレースでも積極的にライダーのサポートを行っています。
フルフェイスヘルメットのCHALLENGER Fは、軽量かつ耐久性が高く衝撃吸収に強い素材で作られており、SG基準を満たしていて安全性も高く、これで2万円代とコスパ抜群です。
シールドは開口面が広く、インナーシールドも装備されていて、日中も夜間でも気にせず使用できます。大型ベンチレーションで快適性も高く、クイックリリースバックルを採用していて着脱が簡単。
使い勝手がよく、スポーティかつコンパクトな見た目にサイドのラインが映え、デザイン性にも優れたヘルメットです。
参考価格 27,000円〜29,000円代
ヤマハ Y’sGEAR 「ZENITH YF-9 ピンストライプ」
ワイズギアはヤマハ発動機グループの企業で、ワイズギアのZENITHはヤマハの純正用品として販売されているヘルメットです。
ZENITHのYF-9は、単色をベースにストライプを入れシンプルにまとめた流線型のデザインで、どんなスタイルにも合わせやすくなっています。
JIS規格2種とSG基準を満たして安全性も兼ね備えており、サイズと色次第では1万円代から購入できるコスパの良さで、スタンダードを極めたフルフェイスヘルメットです。
インナーバイザー装備、大型のベンチレーションシステム、さらに長時間走行の疲れを軽減する低重心設計で、ロングツーリングにもおすすめです。
参考価格 16,000〜22,000円代
OGK KABUTO 「SHUMA」
OGKカブトは大阪府東大阪市に本社を持つ、各種競技用ヘルメット及び周辺用品の会社です。
レースではMotoGPや全日本選手権をはじめとして、国内外の主要サーキットでレーシングサービスを展開しており、OGKカブトユーザーへのサポートも行っています。
現場で収集した声は、分析や検証を行って製品へフィードバックしているので、安全性や機能についても高い評価を得ています。
OGKカブトのヘルメットはたくさんのラインナップがあり、コスパにも優れているのが特徴です。
このSHUMAは新感覚のフィッティングの良さでありながら風を感じることができるという、空冷性能を高めたフルフェイスヘルメット。
帽体の左右後方部分に採用されたウェイクスタビライザーPATが、帽体付近の気流をコントロールして走行時のブレを抑え、走行時の首や頭への負荷を軽減する仕様となっています。
JIS規格を満たしており安全性も高く、軽量でコンパクトな作り、それでいてコスパも良く、シンプルで色々なスタイルに合わせやすいデザインとなっています。
SHUMAシリーズでは、炎や氷を表したトライバルとラインのグラフィックが美しいタイプもあり、こちらも3万円以内で購入できるコスパの良さとなっています。
参考価格 24,000〜27,000円代
AGV 「K1」
AGVはイタリアのヘルメットメーカーで、MotoGPチャンピオンライダーのバレンティーノ・ロッシや、ジャコモ・アゴスチーニ、ケニー・ロバーツなどレジェンドライダー達が着用したことでも有名です。
AGV のK1はフルフェイスのエントリーモデルで、必要最低限の機能のみですが、何よりコスパが良く、コンパクトでスタイリッシュなデザインです。
SG規格も取得しており安全性が高く、美しいグラフィックも充実しています。もちろんバレンティーノ・ロッシレプリカもあります。
転倒時に鎖骨への衝撃を最低限に抑えてくれる特殊なエッジ形状、高速走行時にブレを抑え安定性を高めてくれるリアスポイラー搭載など、MotoGPの世界で培った技術が取り入れられています。
参考価格 26,000円〜29,000円
ジェット(オープンフェイス)おすすめ3選
Arai 「CLASSIC-MOD」
アライヘルメットは埼玉県にある自動車レース・二輪用ヘルメットの専門メーカーで、世界的に人気とシェアが高いのはもちろん、国内でもトップのシェアを誇ります。
世界的権威のあるSNELL規格を取得し、自社で独自の強度規格ARAI規格を設けるくらい、安全性に強い信念を持っています。
CLASSIC-MODはコンパクトに設計されていますが安全性能は高く、耐貫通性テストではSNELL規格と同等の基準をクリアするほどで、それでいて3万円以内とコスパもなかなか良いと言えます。
デザインはAraiらしい丸みの強い形が特徴ですが、シンプルでクラシカルな見た目なので、ネオクラシックバイクやネイキッドによく似合うジェットヘルメットです。
参考価格 29,000円代
KOMINE 「HK-172 FL コンポジット」
株式会社コミネは東京都荒川区に本社がある企業で、バイクウェアやグローブ、プロテクターなどでよく知られていますが、ヘルメットも取り扱っています。
HK-172 FLコンポジットは、高品質複合素材のFRPシェルを採用しているので、高強度でかつ軽量を実現しています。
インナーサンバイザーが標準装備なので、強い日差しの時にも快適に使え、ラチェット式バックルによりワンタッチで顎紐の脱着が可能です。
1万円代で手に入るコスパの良さながら、SG規格を取得しており、後頭部には反射材がついていて視認性もよく、安全性に優れたジェットヘルメットです。
参考価格 16,000円〜18,000円代
WINS JAPAN 「G-FORCE SS JET typeC」
WINS JAPANは、石川県金沢市で設立された新進気鋭の会社で、ヘルメットやアクセサリーなどバイク用品を販売しています。
日本企業として初めてインナーバイザー付きのシステムヘルメットを発売し、ヘルメット用スピーカー「サウンドテック」を開発するなど、今まで日本のヘルメットになかったものを作り出してきています。
G-FORCE SS JET typeCは、ドライファイバー素材により軽量でありながら高強度を持ち、3Dパッドの内装によりフィット感を高め、疲れを軽減させることにこだわったジェットヘルメット。
ジェットヘルメットの中でもtypeCは視界を覆う面積が広いタイプのインナーバイザーを装備していて、3万円以下でも手に入るコスパの良さとなっています。
参考価格 27,000円〜29,000円
システムおすすめ3選
LEAD(リード工業) 「REIZEN」
リード工業は、東京都足立区に本社のあるヘルメットやグローブなどオートバイ用品の製造や販売をしている企業で、コスパの良い商品が多く見られます。
REIZENは、ツーリングでの快適性を追求したモジュラーモデルで、カラーは単色のみでシンプルですが、使いやすい機能が詰まったシステムヘルメット。
エアロダイナミクス設計のスタイリュッシュなデザインに、スピーカーを入れられるイヤーホール付きで、チンガードは内側のスイッチを操作すれば片手による開閉が可能となっています。
新設計で静音効果を向上させたアウターシールドと、片手で開閉が可能なスライドレバー型スモークインナーシールドを標準装備しているので、一日を通して使い勝手が良いヘルメットです。
参考価格 14,0000円〜21,000円
HJC HELMETS 「i90ソリッド HJH191」
HJCはオートバイ用ヘルメットの専用メーカーで、韓国に本社工場を持ち、株式会社アールエスタイチが日本正規代理店として輸入販売を行っています。
最先端の風洞試験所で製品開発をしているということで、性能の高さからMotoGPやスーパーバイクなど様々なジャンルのプロライダーからも支持されています。
i90 HJH191は、インナーシールド装備で強い日差しにも対応し、チンガードは片手で開閉が可能、スピーカーホール付きと、システムヘルメットとしての使いやすい機能が揃っています。
SG規格とJIS規格も取得しているので安全性も高く、標準的な重量とフルフェイスにも劣らないフィット感で3万円以下というコスパの良いヘルメットです。
参考価格 22,000円〜27,000円
NOLAN 「N405 GT」
NOLANはイタリアの会社で、ほぼ全てを自社工場で生産しているという、世界でもトップクラスの老舗ヘルメットメーカー。
NOLANのヘルメットは、MotoGPチャンピオンライダーであるケーシー・ストーナーやホルヘ・ロレンソなど、多くのライダーが着用しています。
N405 GTは、なんといっても視界が広く、バイザー・シールド・サンバイザーと全ての機能を装備したシステムヘルメットです。
チンガード、バイザーを脱着することで8通りにスタイル変更が可能となっているので、色々な使い方が楽しめそう。
アウターシェルに超・高強度軽量素材のレクサンポリカーボネートを使用していて、SG規格も取得しているので安全性も高くなっています。
3万円以内というコスパの良さでありながら、機能性と安全性が高いのはもちろん、メイド・イン・イタリアというデザイン性の高さを求める人におすすめです。
参考価格 27,000円〜29,000円
まとめ
フルフェイス、ジェット、システムという様々なタイプの、3万円以内で手に入るコスパの良いヘルメットを10種類ご紹介しました。
どのヘルメットも、基本的に安全性が高くデザイン性も優れているので、あとは好みと使い道に合わせて選ぶことができるのではないでしょうか。
選択肢が多くてさらに迷ってしまいそうですが、ぜひ自分に合ったコスパ抜群のヘルメットを見つけてください。
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投稿者プロフィール
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GPZ750R改に乗っているねこにんじゃと申します。
ライターでイラストレーターです。
「おすすめグッズを知りたいけど面倒だから誰かまとめて」
「整備について知りたいけど難しいから簡単に知りたい」
などなどのバイクライダーの希望をかなえます。
バイクライフがより楽しくなるような情報を、できるかぎりわかりやすくお届けしていきます。
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