スズキが「KATANA」の2022年モデルを海外向けメディアサイトで公開しました。2022年モデルはユーロ5排出基準に対応しつつ全体的なパフォーマンスを最大化できるように、エンジン内部と吸排気系の変更、電子制御システムの更新と追加がされています。
なお、日本への導入については未発表です。
主な変更点
吸排気系
1:排気システムの再設計と更新
ユーロ5排出基準をクリアするため、エキゾーストのチャンバー部の構造や触媒などを変更。
2:電子スロットルボディのボアサイズ変更と最適化
φ44mmの機械式スロットルボディから、φ40mmの電子式スロットルに変更で、ユーロ5排出基準をクリアすると同時に、出力特性も改善。
3:新しいエアクリーナーボックスの採用
セパレーターをなくすことで吸気抵抗を低減すると共に、保守性が向上、重量も軽減。(従来モデルの黄色い部分がセパレーター)
エンジン
1:カムプロファイルの変更
吸気及び排気カムプロファイルの変更で底~中速でのパフォーマンスを向上。
2:クラッチアシスト機能の追加とレバー操作時の力の軽減
スズキクラッチアシストシステム(SCAS)がスリッパークラッチの働きを補完するとともに、クイックシフトシステムと合わせてスムーズな減速を実現。より柔らかいクラッチスプリングを使用できるようになり、クラッチレバー操作の重さが約20%軽減。
3:新設計のラジエーターの採用
新設計により気流抵抗が約18%軽減、アイドリング時の温度を約1.5℃下げるほど冷却効率が向上。
電子制御系
1:ライドバイワイヤー電子スロットルシステムの採用
2:双方向クイックシフトシステムの標準装備
クラッチレバーを操作せずにスムーズにシフトのアップ&ダウンができる、双方向クイックシフトシステムを標準装備に。クラッチレバーの操作疲労の軽減とともに、よりスムーズなライディングを実現。
3:トラクションコントロールの変更
スズキトラクションコントロールシステム(STCS)が従来モデルの3モード(+OFF)から5モード(+OFF)に変更。ライディングに合わせた、より幅広い選択が可能に。
その他
1:ハンドルバーのラバーマウントによるフローティング化
トップブリッジとハンドルバーブラケットに導入されたラバーマウントが、ライダーの手に伝わる振動を軽減することで、快適性の向上と疲労を軽減。
2:LEDディスプレイのバックライトの色変更
バックライトの色をアンバーに変更することで、昼間・夜間ともに独特のコントラストを作り、ディスプレイの視認性が向上。
3:前後スペンションコイルの色の変更
フロントフォークの色を黒から金に、リアサスペンションコイルの色を赤からグレーに変更することで、デザインの美観を向上。
4:ホイールの色変更
黒からそれぞれのボディカラーにコーディネイトされた色に変更
5:キーマスコット
グリップエンドにKATANAのロゴをあしらったカスタムデザインのイグニッションキーを採用。
カラーリング
2022年モデルのカラーリングは、以下の2色を設定
リリース:株式会社スズキ二輪
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