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Moto Connect(モトコネクト) > 記事 > コラム > お役立ち > 【元バイク屋が徹底解説】10万円お買い得になる?!中古車の超見極め術!【
コラムお役立ち

【元バイク屋が徹底解説】10万円お買い得になる?!中古車の超見極め術!【

バイク大好きフォアグラさん
最終更新日 2024/05/17 15:33
バイク大好きフォアグラさん
Published: 2022年2月9日
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はい、元バイク屋のフォアグラさんです、こんにちは。
自分のフォアグラがバリ硬になってないか心配で、不健康診断に行ってきました。来世は健康でありたいですね。今のうちに皆さんのお役に立って、来世の為に徳を積んでおこうと思います。

さて今回は知っていて損はないはず「中古車の見極め方」!!
コレ、知りたい人多いでしょう?
バイクを選ぶときチェックすべきポイントや、「あなたにとって10万円程度お買い得となる中古車」というのは多く存在するので、それをお伝えしていこうと思います。

目次
  • 中古バイクの値付けの仕組み
    • 中古バイクの価格の内訳
    • 業者用オークション
    • 「お買い得車」は存在しない?
  • 中古車のチェックポイント
    • エンジンをかけてもらう
    • サスペンションの確認
    • 外装の状態
  • 中古車の見極めポイント
    • 走行距離と程度は関係ない
    • 「ワンオーナー車」という幻想
    • 排気量別の注意点
  • ピカピカのスポーツバイクを約5万円安く手に入れる方法
  • 条件次第で10万円以上安く買う方法
  • まとめ

中古バイクの値付けの仕組み

中古バイクの価格の内訳

まず良い買い物をするためには、中古バイクというものがどのように値付けをされているか、その値段の根拠を知る必要があります。

シンプルに中古車の内訳をいうと「買い取り価格」+「商品化に必要な整備費用など諸経費」+「利益」です。

ケースバイケースなのですが、おおよそ中古バイクの利益率は30%程度だと言われています。例えばCBRやNinjaのような人気の国産車であれば、回転が速い上にトラブルも少ない車種なので利幅は小さくなって、大型の外車などは回転が悪い上に保証修理のリスクも高く、修理に使うパーツも高いので、利幅を多くとる傾向があります。

業者用オークション

さて実際にバイク屋さんがバイクを仕入れる際の原価は、その店で買い取りをした車両か、オークションで仕入れた車両かで異なります。

バイクを買いに来る人は、例えば「Ninja250の黒でマフラー変えてるヤツが欲しい」という風に具体的な要望を持っていることが多いと思います。しかし全国に店舗がある大型チェーン店ならいざしらず、在庫を多く持てない個人店は、業者用のオークションから買い付けてくることで、何とか顧客の要望に応えることができ、初めて大型店と戦う事が出来るんです。

この業者用オークションというのは、オークション会社がプロのバイク屋を相手にして商売をしているわけです。買い付ける方もプロなので目利きができますから、この時点でお買い得車というものが殆ど存在し得ないです。安く出品される車両には、必ず理由があります。

そしてオークションに出品される車両というのは、多くがバイクの買い取り専門業者から仕入れた車両だと思います。ということは、買い取り業者の利益とオークション業者の利益、いわゆる中間マージンが上乗せされた状態で買い付けるわけです。

このグラフがちょっと極端なイメージなんですけど、左が個人のお客さんから買い取った場合、右が業者から買い付けをした場合の原価の差ですね。
こういった車両の仕入れコストの増大がいかにバイク屋の利益を圧迫して、値引きをする余裕がないかご理解いただけるかと思います。

仕入れた車両を、さらに安心して乗れる状態にするためには整備が必要です。適当な整備で安く仕上げて利益率を上げることができますが、保証修理となるリスクと店の信用を失うリスクを当然はらんでいます。
そしてもし原価が高くても、当然バイク屋としての利益も乗せなければならない。どこにお買い得車が紛れ込む余地があるのでしょうか?

そう、夢がないことを言いますが、これだけどシステムが構築された現代において、ほぼ全ての中古車は値段相応と言えるのです。

「お買い得車」は存在しない?

ただし、わずかではありますが例外はあります。それは「売れる見込みがないバイク」というものです。マイナー車だったりマニアック過ぎて、在庫で置いていても誰も手を出さないような車両が、少なからず世の中には存在します。

例えば

ただ、このバイクは設計上のトラブルがとても多く、ほとんど売れなかったマニアックな車両なので、ヤフオクですら補修パーツが手に入りません。バイク屋もそんなバイクを貴重な売り場に置いておくよりも、事情を理解してくれる相手に投げ売りしたわけです。

このような車両であれば、極まれに相場よりお得に入手できる可能性はありますが、当然一般の方にはオススメはできません。やはり「安いものには訳がある」ということです。

中古車のチェックポイント

さてここからは、実際に車両のどこを見たらよいかという話です。

シンプルに結論を言うと、店員さんに「なぜこの値段なのか」という根拠を聞き出すことです。悪質な店でもない限り、正直に答えてくれるでしょう。

さっきお伝えしたように、お買い得車は基本的に存在しません。あなたが興味を持って車両が相場よりも安いと感じたのなら、それは何か理由があるはずです。外装なのか距離なのか、今は問題のない消耗品でも、もうすぐ寿命を迎えそうなのか、そこは素直に聞きましょう。恥ずかしいことでも何でもありません。

ちなみになぜか知ったかぶりをするお客さんって、決まってバイクを正面の下から覗き込みますが、下から覗き込む方がよっぽど恥ずかしいです。
ラジエーターを必至にチェックしているお客さんを、実は店員さんも「何か見えたスか~?」って聞きたいのをガマンしてますから、やめたほうがいいですよ。

エンジンをかけてもらう

また、よく「エンジンをかけてもらいなさい」というアドバイスもありますよね。必ずしも間違いではないんですが、在庫車というのは整備もしてなかったり、前のオーナーさんが乗っていた古いオイルが入ってたままだったりします。しかも冷え切っている状態からのエンジン始動ですから、異音は出て当たり前です。

フォアグラさんだってそのような状態じゃ、判断のしようがありません。
あからさまにおかしな音が出ていれば話は別ですが、基本的にはエンジンをかけても、ほとんどの場合それだけで判断することは難しいでしょう。

しっかり暖機をして、それでもカチカチとタペット音がするなどの場合は、納車整備でどこまで直すつもりなのかを聞けばいいと思います。調整するか迷っていたけど、これで売れるだったら、タダは無理でも安く調整してあげようかな?と考えが変わるかもしれません。

サスペンションの確認

そしてよく言われるのがサスペンションのオイル漏れですね。

店頭に並べる前に洗車はすでに終えていると思うので、ぱっと見ではわかりにくいかもしれません。オイルのにじみを目視したり、店員さんの許可を得てフロントブレーキを握って沈めてみるのも良いでしょう。

もしオイルがにじんでいれば、先ほど同様に納車整備の対応を確認しましょう。

外装の状態

また外装の見極め方についても少しだけお伝えしておきます。

傷があるから安い、ヘコミがあるから安いというのは当たり前の話ではありますが、どこにその傷があるかが重要になっています。

だからといってダメというわけではありませんが、ココはチェックすべきポイントです。

またタンクの傷や凹みには要注意です。
ミラーの端やハンドルのバーエンドもよく傷が付く場所ですが、ミラーならAmazonなどで安いものを探せば1000円程度からあります。またバーエンドも同様に左右セット2000円程度から新品に交換できますし、カラフルな社外品にカスタムしてしまうのも良いと思います。
ただタンクはそうはいきません。後から気になって凹みを埋める作業にしても、交換するにしても、ミラーやバーエンドの数倍から数十倍の費用がかかります。

ちなみにフォアグラさんの妻がCBRのタンクを交換した際は10万円近くかかりました。

というように、ミラーやバーエンドの傷はあまり気にする必要はないでしょう。逆に足回りやタンクの傷についてはシビアな目で見るのがいいと思います。

中古車の見極めポイント

ではどのようにして自分向きの1台を決めるか。そう、妥協できるポイントを探すということです。

予算が潤沢にあるのなら、新車か新車同様の個体にすればいいでしょうが、中古で考えているということは、多くの場合は予算の制約があるからでしょう。

走行距離なのか、年式なのか、外装のキズやへこみなのか、それは人それぞれですよね。ただフォアグラさんの妥協ポイントとしてオススメなのは、意外に思われるかもしれませんが距離です。

走行距離と程度は関係ない

今の日本車というのは、きちんとメンテナンスがされている車両であれば問題なく10万キロ走ります。
実際フォアグラさんは7万キロ越えのバイクを買ったことがありますが、2年間大きなトラブルもなく、8,3000キロまで走って売却しました。7万キロまで走っている個体であれば、確実に前のオーナーは大切に扱っていたといえますからね。それにバイクは頻繁に走らせていたほうが調子良いです。
逆に雨が降ってもカバーさえ掛けずに野ざらしだったり、乗って走るのも年に数回だけというような車両は、1万キロ程度でもポンコツになってしまいます。

3万キロを超えたような車両だと、消耗品がだいたい一度くらいは新品にリフレッシュされていることが多いですが、逆に1万キロくらいだと買ってすぐに寿命を迎えるパーツが多かったりするデメリットがあります。

きちんとメンテナンスや消耗品の交換がされていた過走行の車両は、むしろお買い得と言えると思います。
走行距離というのは必ずしも車両の状態に関係なく、価格を決定する大きな要因になるので、状態さえ良ければ過走行の車両というのは、フォアグラさんはアリだと思います。
ちなみにバイクの場合は3万キロを超えてくると安くなることが多いので、消耗品交換済の3万キロ程度の車両を狙ってみると良いかもしれませんね。

では距離を多く走っている個体の中で、どのような個体を選べばいいのでしょう?それは外装が綺麗な車両です。

サビやアルミの腐食が少なく、塗装にもツヤが残って色あせしていないもの。パッと見て「大切にされてきたバイク」「綺麗なバイク」と感じることができる個体がおすすめです。

逆に距離は少なくても、なんとなくくたびれて見える個体は、調子も良くないことが多いですね。

「ワンオーナー車」という幻想

それともう一つアドバイス。割高な「ワンオーナー車」に惑わされないようにしてください。

実際考えてみてください。ワンオーナー車の利点って何ですか?そう、別にないんですよ。整備記録だって、ワンオーナーだからといって残っているわけでもないし、複数オーナーでも残っている場合がありますからね。あれは中古車屋が作り出した付加価値です。

そんなところに予算を回すくらいだったら、より外装が綺麗だったり、1年でも2年でも高年式な個体を探す方向に予算を回した方が良くないですか?

排気量別の注意点

排気量別の注意点をお伝えします。先ほどの話とやや矛盾するように感じるかもしれませんが、簡単に言うと排気量が小さくなるほど走行距離は意識すべきであるということです。

同じ走行距離があっても、排気量が小さくて常用回転数が高いバイクは傷みが進んでいる可能性が高いということが言えます。
先ほどお伝えしたように、距離だけで状態の良し悪しを判断することはできませんが、排気量が小さいバイクに関しては意識しておくとなお良いと思います。

ピカピカのスポーツバイクを約5万円安く手に入れる方法

冒頭でお買い得車が紛れ込むことは滅多に無いと言いましたが、条件次第ではありえるんです。それはバイク側ではなく「あなた側の条件次第」ということになります。

これはフルカウルのバイクに限った話になりますが、カウルを交換することを前提に中の程度はいいけど、カウルが傷だらけで安くなっているバイクをあえて選ぶ、または値段が安くなるほどの不人気色を選ぶという方法です。
車種やカラーリングによっても大きく変わるのですが、大体バイクのカウルって全部新品すると10万円くらいかかります。そこでオススメしたいのが「中華カウル」です。

200万円クラスの高級車のものでも、5万円くらいで新品カウル一式が買えてしまいます。ですのであえて「状態は良いけど、カウルが傷だらけで安くなっている個体」を選ぶという方法はおすすめです。それに中古のカウル付きバイクは、多かれ少なかれ傷や割れはありますからね。

ただし、中華カウルもモノによっては作りが甘く、多少加工が必要な場合もあります。多少心得のある方なら問題ありませんが、事前にバイク屋さんと相談すると良いでしょう。

条件次第で10万円以上安く買う方法

これはパーツを取り付けてある車両です。
多くのバイクは何らかのカスタムが施されています。マフラーやリアサスなどは、10~20万円をするような高いパーツですし、ETC車載機も、本体の価格が高い上に工賃もとられるので高いです。でも中古車になると、そのような高価なパーツが取り付けられていても、ほとんど値段が変わらないんですよね。

自分が買い取り査定の業務をしていた時は、マフラーなんてほとんどプラス査定にならなかったですよ。社外品ウィンカーなどの灯火類なんかも、好みが分かれて却って売りにくくなるので 、むしろマイナス査定をつけることもあります。ですので自分好みのカスタムが施されているのであれば、それはあなたにとって超が付くほどのお買い得車なんです。

今はマフラーなんてノーマルでいいよって思うけども、交換したくなる可能性が大いに ありえますので、そういう場合は「ノーマルマフラーも残してあるカスタム車」を選ぶのが良いかと思います。

またマフラーは交換する人がとても多いパーツなので、取り外されたノーマルマフラーは、きれいな状態で結構ヤフオクで安く手に入れることが出来ます。今はノーマルで良いって考えていても、ノーマル車の購入にこだわる必要はないと思います。

まとめ

以上、元バイク屋目線での中古車の見極め術・購入テクニックを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか? ググって出てくるような話とは、少し違う話ができたんじゃないかなと思います。
まあ中古車は日本中に大量にあるし、必ずしも全ての中古車に今回の話で一致するわけではありませが、一つの考え方として参考にしていただければ幸いです。

今回の記事は下記の動画で詳しく解説しています。他にも今回のようなバイク屋目線の話や整備の仕方など、お得な情報満載の動画が多数ありますので、それらも観ていただけると嬉しいです。最後までご覧いただいてありがとうございました。

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