今、じわじわと注目されている125ccバイク!
実は筆者も妊娠、出産を機にバイクを一度降り、2023年秋に125ccでバイクリターンした身…バイクライフ第2章を楽しんでます。
そんな125ccバイクは「ツーリングに向かないの?」「馬力はどうなの?」という疑問もわきますよね。
この記事ではそういった疑問も含め、125ccの魅力やおすすめ車種を紹介していきたいと思います。
125ccってどんなバイク?メリット・デメリットも紹介
まずは、125ccの基本情報から。
- 125ccバイクの特徴
- メリット
- デメリット
以上、3つの視点で見ていきましょう。
125ccバイクの特徴
125ccは「原付二種」に分類され、50ccの原付免許では運転できません。したがって、小型限定普通二輪免許以上の免許が必要です。
教習所で学科と実技に合格すれば、MTの場合最短6日で取得可能。スクーターなど「AT限定」であれば、左手のクラッチ操作がないバイクのみ運転できます。
限定なしの免許なら、125ccクラスのすべてのバイクが運転可能です。
メリット
一番のメリットは、中型以上のバイクに比べて維持費が安いこと。排気量が小さいぶん燃費が良く、自賠責保険や軽自動車税等の金額も250ccより安くなります。
加えて2段階右折が不要なため、車やビックバイクと同じルールで運転可能!毎日の通勤に便利です。
また、原付一種は二人乗りが禁止されていますが、原付二種の多くは二人乗り用の装備を搭載しておりタンデムが可能。
わたしも天気の良い日は、愛車のGrom(HONDA)で娘とのタンデムを楽しんでいます。
※ただし、後ろに人を乗せるには免許を取得して一年以上経過している必要があります。
デメリット
一番のデメリットは、走れない道路があること。高速道路や自動車専用道路などは、126cc以上のバイクしか走れません。
そしてナンバープレートがピンク色なのも、ある意味デメリットです。
車体がかっこよくてもピンク色のナンバープレートで一気にビジュアルダウン。好みは割れるし「目立ちすぎて嫌」という声も…。
さらに、車体が軽く風の影響を受けやすいことも弱点の1つ。軽快に走れる一方で、風の強い日はギアやスピードに注意しましょう。
125ccでのツーリングは?
「125ccのバイクって、ぶっちゃけ馬力足りないんじゃない?」
「小型バイクはツーリングでもたもたしそう…」
結論は、全く問題なし!
高速や自動車専用道路は走れないものの、公道は中型・大型バイクについていけるスピードで軽快に走れます。
オフロードバイクと一緒の峠ツーリングも楽勝。125ccのスクーターも坂道やコーナーの走行はスムーズですし、身軽なぶん大きなバイクよりも走りやすい…といった体感です。
実際にGromに乗っての感想
走り心地なめらかで長距離走行に何の問題もないので、10歳の子ども(体重約32キロ)を乗せてタンデムを楽しんでいます。車体がコンパクトなのですり抜けもしやすく、ギアも5段階で変えられて燃費も節約しやすいと思います。
今注目の125cc!おすすめ車種一覧
ここからは、今注目されている125ccクラスの、おすすめ車種をご紹介します。セカンドバイクにするのもよし、バイクリターンを考えている方にとっても、参考になれば幸いです。
【HONDA】GROM
引用元:HONDA公式サイト
GROMのスペック | |
価格 | メーカー希望小売価格(消費税込み) 390,500円〜 |
全長 / 全幅 / 全高 | 1,760mm/720mm/1,015mm |
シート高 | 761mm |
車体重量 | 103kg |
エンジン | JC92E 空冷4ストロークOHC単気筒 |
最高出力 | 7.4[10]/7,250(kW[PS]/rpm) |
最高トルク | 11[1.1]/6,000(N・m[kgf・m]/rpm) |
カラーはアステロイドブラックメタリック、ゲイエティーレッドの2色。スポーティーかつ近未来を思わせるビジュアルで、注目を集めています。
筆者の愛車は黒い方。デジタル表示でガソリン残量や時間、平均燃費まで表示されるので非常に便利です。
身長155センチの私にも足つきがよく、子どもを乗せても安定。思い立ったらすぐに走れる手軽さは、まさにキャッチコピー以上です。
【HONDA】ダックス125
引用元:HONDA公式サイト
ダックス125のスペック | |
価格 | メーカー希望小売価格(消費税込み) 440,000円 |
全長 / 全幅 / 全高 | 1,760mm/760mm/1,020mm |
シート高 | 775mm |
車体重量 | 107kg |
エンジン | JB04E 空冷4ストロークOHC単気筒 |
最高出力 | 6.9[9.4]/7,000(kW[PS]/rpm) |
最高トルク | 11[1.1]/5,000(N・m[kgf・m]/rpm) |
犬のダックスフンドをモチーフにした、個性的なデザインが目を引きますね。クラッチが付いていない、新しいタイプの小型二種です。
シートが広々として、タンデムツーリング向き。テールランプとウインカーがLEDランプなので、寿命も長く夜間も安心です。
盗難抑止に効果を発揮するメインスイッチ一体式ハンドルなのも魅力的ですね。
【HONDA】モンキー125
引用元:HONDA公式サイト
モンキー125のスペック | |
価格 | メーカー希望小売価格(消費税込み)
440,000円 |
全長 / 全幅 / 全高 | 1,710mm/755mm/1,030mm |
シート高 | 776mm |
車体重量 | 104kg |
エンジン | JB03E 空冷4ストロークOHC単気筒 |
最高出力 | 6.9[9.4]/6,750(kW[PS]/rpm) |
最高トルク | 11[1.1]/5,500(N・m[kgf・m]/rpm) |
小さなボディにギュッと詰まったファッション性!
トレードマークともいえる極太タイヤで、安定かつ爽快な走りをサポートしてくれます。コンパクトサイズながらガソリンタンクは5.6Lと、容量はしっかり確保。
シートは厚みのあるクッションで座面は面積広めです。快適な乗り心地でツーリングを楽しめるでしょう。
※モンキーは2人乗りできないので要注意!
【スズキ】アドレス125
引用元:スズキ公式サイト
アドレス125のスペック | |
価格 | 273,900円(消費税抜き249,000円) |
全長 / 全幅 / 全高 | 1,825mm / 690mm / 1,160mm |
シート高 | 770mm |
車体重量 | 105kg |
エンジン | AF21・強制空冷・4サイクル・単気筒 / SOHC・2バルブ |
最高出力 | 6.4kW〈8.7PS〉 / 6,750rpm |
最高トルク | 10.0N・m〈1.0 kgf・m〉 / 5,500rpm |
スクータータイプで、丸みあるなだらかなデザインがエレガント。ボタン一つでも、キックでもスタート可能なキック・セルフ併用式です。
転倒などの非常時に、ただちにエンジンを停止できるエンジンストップスイッチを装備。シート下にトランクスペースがあり、積載能力に優れています(容量21.8L、最大積載許容重量3kg)。
ヘルメットホルダーを左右に1個ずつ装備しており、荷物を積んで走りたい人にぴったりです。
【スズキ】GSX-R125
引用元:スズキ公式サイト
GSX-R125のスペック | |
価格 | 453,200円(税込) |
全長 / 全幅 / 全高 | 2,000mm / 700mm / 1,070mm |
シート高 | 785mm |
車体重量 | 137kg |
エンジン | CFA1・水冷・4サイクル・単気筒 / DOHC・4バルブ |
最高出力 | 11kW 〈15PS〉 / 10,500rpm |
最高トルク | 11N・m 〈1.1kgf・m〉 / 8,500rpm |
フロントカウルを採用しており、前傾姿勢で走行するタイプ。
「走る」「曲がる」「止まる」といった基本動作にレースで培ったノウハウを反映し「最高のパフォーマンス」を実現させた革新的なスポーツバイクです。
ハンドリングの軽快さに力強い加速力、高い燃費性能は、バイクライフをよりアグレッシブなものにしてくれるでしょう。
【ヤマハ】YZF-R125 ABS
引用元:ヤマハ公式サイト
YZF-R125 ABSのスペック | |
価格 | 517,000円 [消費税10%含む] |
全長 / 全幅 / 全高 | 2,030mm/725mm/1,135mm |
シート高 | 815mm |
車体重量 | 141kg |
エンジン | 水冷,4ストローク,SOHC,4バルブ |
最高出力 | 11kW(15PS)/10,000r/min |
最高トルク | 12N・m(1.2kgf・m)/8,000r/min |
2023年10月16日に発売されたニューモデル。125ccでも「ちっさ!」と思わせないサイズ感が人気です。
ヘッドランプにはバイ・ファンクションタイプを採用し、ひとつのLEDでハイ・ローを切り替えられます。そしてLCDメーターで、デジタル表示にてギア、時間、ガソリン残量などさまざまな情報がひと目で分かる優秀さ!
市街地に向いた「Street Mode」と、スポーツ走行に向いた「Track Mode」の2モードを選択が可能なので、上手く使いこなしてくださいね。
【ヤマハ】XSR125 ABS
引用元:ヤマハ公式サイト
XSR125 ABSのスペック | |
価格 | 506,000円(税込) |
全長 / 全幅 / 全高 | 2,030mm/ 805mm/1,075mm |
シート高 | 810mm |
車体重量 | 137kg |
エンジン | 水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ |
最高出力 | 11kW(15PS)/10,000r/min |
最高トルク | 12N・m(1.2kgf・m)/8,000r/min |
XSRシリーズの新製品「XSR125 ABS」が2023年の12月8日にリリースされ、話題となりました。
コンセプトは「Arouse One’s Freedom(自由を呼び覚ませ)」。ヤマハスポーツモデルの歴史と先進技術を融合させた、これまでにないスタイルに注目度が高まります。
また面構成にこだわり、高性能なレーシングマシンにも通じる「ニーグリップしやすい燃料タンク」も魅力の1つです。
【ヤマハ】トリシティ125
引用元:ヤマハ公式サイト
トリシティ125のスペック | |
価格 | 495,000円(税込) |
全長 / 全幅 / 全高 | 1,995mm/750mm/1,215mm |
シート高 | 770mm |
車体重量 | 168kg |
エンジン | 水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ |
最高出力 | 9.0kW(12PS)/8,000r/min |
最高トルク | 11N・m(1.1kgf・m)/6,000r/min |
『AT小型限定普通自動二輪免許』以上の二輪免許で運転可能です。
CCU(Communication Control Unit)を搭載。専用アプリをインストールしたスマホと連携させることで、メーター表示機能の拡張やメンテナンスタイミングのリコメンド機能などの車両情報を得られます。
容量約23.5ℓのシート下トランクがあり、積載に便利。LEDライトのヘッドライトは照射範囲が広く、夜間の運転をサポートしてくれます。
【カワサキ】Z125PRO
引用元:カワサキ公式サイト
Z125PROのスペック | |
価格 | 352,000円(税込) |
全長 / 全幅 / 全高 | 1,700mm / 750mm / 1,005mm |
シート高 | 780mm |
車体重量 | 102kg |
エンジン | 空冷4ストローク単気筒 |
最高出力 | 7.1kW (9.7PS) / 8,000rpm |
最高トルク | 9.6N・m (0.98kgf・m) / 6,000rpm |
コンパクトながら存在感溢れる、スーパーネイキッド。
小さな車体ならではのスポーティなライディングパフォーマンス、扱いやすいハンドリング性能が最大の武器です。
アグレッシブなヘッドライトや、鋭い眼光を思わせるシャープなLEDテールランプなど、個性的なデザインが散りばめられています。
まとめ
大きなバイクと比べて維持費や車両価格が安く、コンパクトで扱いやすい125ccバイク。小さくても、たくさんの魅力がギュッと詰まった鉄の馬です。
中型〜リッターバイクしか乗ったことがない人も「車検代がきついけど、バイクは降りたくない」という人も、ぜひこの記事を参考に125ccのバイクを検討してほしいと思います。
投稿者プロフィール
- 愛媛県今治市在住のママライダー。フリーランスのWEBライターです。主に文章を書き、趣味でイラストを描いてます。CB400SSに10年乗ったのち、2023年秋よりHONDAのグロムに乗り換え。田舎の下道や海沿いを、気の向くままにのんびり走るソロツーリングを好みます。地図と数字と冬が苦手。好きなのは旅、東京、コーヒー。初心者や女性ライダーさんに優しい記事をお届けできればと思います。
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