沖縄にも春のシーズンがやってきました。
山々には新緑が芽吹き、コバルトブルーの海からほんのり温かい南風が吹くこの季節は、ツーリングに最高です。
ここでは、沖縄在住25年の筆者がオススメする「春を満喫するツーリングおすすめスポット」と、その近くで食べられる「沖縄の春を感じるグルメ」をご紹介します。
【南部:南城市】「ニライ橋カナイ橋」の絶景を楽しみ、「モズク天ぷら」にかぶりつこう!
ニライカナイ橋
沖縄本島南部に位置する全長660m、高低差80mの橋です。ニライ橋とカナイ橋が連なっているので、ニライカナイ橋と呼ばれています。
「ニライカナイ」とは「海の先にある理想郷」という意味です。
絶景が見られるのは、上りよりも「下り」ですが、上りと下りの両方を楽しむライダーもいます。
ニライカナイ橋を下りながら、太平洋の絶景をお楽しみください。
展望台もあります(駐車場はないので、路肩駐車になります)。
海岸線まで下ったら県道を右折して、奥武島を目指しましょう。
もずくの天ぷら(奥武島:中本鮮魚てんぷら店)
沖縄の春といえば、モズクの季節です。
モズクとはナガマツモ科の海藻のことです。
奥武島で獲れたモズクを揚げた「もずく天ぷら」は、もっちもちの食感です。頬張れば、口中に広がる新鮮な海藻の風味が沖縄の春を感じさせます。ぜひ、出来立てを頬張ってみてください。
■中本鮮魚てんぷら店
住所 | 沖縄県南城市玉城字奥武9 |
TEL | 098-948-3583 |
営業時間 | 10:30~18:00 |
定休日 | 毎週木曜日(※木曜日が祝日の場合は、前日の水曜日) |
URL | https://nakamotosengyoten.com/ |
【中部:北中城村】「古民家」で沖縄の暮らしを知り、ガッツリ「肉厚ステーキ」を平らげよう。
中村家
中村家住宅は18世紀中頃に建てられた、沖縄の住居建築の特色がわかる建物です。沖縄の多くの住居は、沖縄戦で破壊・消失してしまいましたが、中村家住宅は、その戦火をくぐり抜けた貴重な存在といえます。こちらで沖縄の昔の暮らしを感じてみてください。
■中村家住宅
住所 | 〒901-2314沖縄県中頭郡北中城村字大城106 |
TEL/FAX | 098-935-3500 |
開館日 | 月・火・金・土・日 |
開館時間 | 9:00 ~ 17:00 (最終入場 16:40) |
URL | https://www.nakamurahouse.jp/ |
ステーキ(パブラウンジエメラルド)
沖縄の昔の暮らしを感じた後は、もう一つの沖縄も体験しましょう。
それが、アメリカ統治下の時代に広まった文化のひとつ、「ステーキ」です。
ステーキと言えば、筆者の中ではエメラルドのジャンボステーキがダントツおすすめです。
エメラルドは創業45年の老舗。筆者も学生時代からお世話になっていました。
肉厚なステーキはジューシーで、肉の旨味が凝縮しているので、筆者は何もつけずに食べる派です。
■パブラウンジエメラルド本店
住所 | 沖縄県中頭郡北中城村島袋311 |
TEL | 098-932-4253(お気軽にお問合せ下さい) |
営業時間 | 11:30〜21:00(L.O.20:30) |
定休日 | 年中無休 |
URL | https://emerald1979.stores.jp/ |
https://www.instagram.com/publounge__emerald/ |
【中部:沖縄市】異国情緒あふれる「コザゲート前通り」でアメリカを感じ、「山羊汁」でお腹もディープに満たす
コザゲート通り
コザゲート通りとは、米軍・嘉手納基地の第二ゲートから胡屋十字路までの直線500mの区間のことをいいます。
小酒‐と通りには多くの飲食店やお土産店、バーやライブハウスが並び、毎週金曜日と土曜日の夜は朝まで盛り上がります。
雰囲気を歩いて感じたいときは、胡屋十字路のコザミュージックタウン前の歩道にバイクを停められます(ほぼ路駐なので、自己責任でお願いします)。
山羊料理(ぬちぐすい)
アメリカの異国情緒たっぷりのコザゲート通りの次は、バイクで約10分離れた場所にある沖縄のディープな山羊(ヤギ)料理店「ぬちぐすい」をご紹介します。
ぬちぐすいは地元のお客さんにも愛されているお店です。店内に入ると「いちげんさん」が入りにくそうな雰囲気を一瞬感じるかもしれませんが、大丈夫です。マスターやママさんが優しく迎えてくれます。
山羊汁は、クセが強い料理ですが、一度食べると病みつきになります。
春に旬を迎えるヨモギが、ヤギ臭さをふんわり和らいでくれます。ヤギ汁とヨモギは相性バツグンなんです。食べたことのない人は是非トライしてみてください。
■ぬちぐすい
住所 | 〒904-2151 沖縄県沖縄市松本3丁目1−18 |
電話番号 | 098-929-0172 |
営業時間 | 15時00分~22時00分 |
定休日 | 日曜日 |
【北部:恩納村】「沖縄のパッション」を感じた後は、「海の見える図書館」でゆったり読書
パッションフルーツかき氷(琉冰<リュウピン>)
沖縄の春に旬を迎えるフルーツといえば、パッションフルーツもそのひとつです。
そんなパッションフルーツをふんだんに使ったかき氷屋がリュウピンです。
恩納村の道の駅「おんなの駅」の中にあるお店です。駅の中には他にも食事ができるお店がたくさんあるので、食後のデザートにピッタリです。
新鮮なパッションフルーツの刺激的な南国の風味と甘いシロップ、かき氷のハーモニーが絶妙です。
おすすめは「全部のせ」です。
■琉冰(りゅうぴん)
住所 | 〒904-0415沖縄県国頭郡恩納村字仲泊1656-9 |
営業時間 | AM10:00 – PM19:00 |
電話番号 | 090-5932-4166 |
恩納村文化情報センター
おんなの駅の隣にある施設です。博物館と図書館が一体化した施設が恩納村情報文化センターです。
施設の2階に上がると、図書館があります。気に入った本を見つけて、窓際のカウンター席で東シナ海を一望しながらゆったり読書の時間をどうぞ。無料で楽しめますが、飲食の持ち込みは出来ません。
3階には展望室もあります。
■恩納村文化情報センター
住所 | 〒904-0415恩納村字仲泊1656番地8 恩納村文化情報センター |
TEL | (098)982-5432 |
開館時間 | 10:00~19:00(日曜・祝日は17:00まで) |
休館日 | 毎週月曜日(その他あり。詳しくはHPで確認してください) |
URL | https://www.onna-culture.jp/cultural-information-center/ |
【北部:恩納村】「万座毛」で断崖絶壁の美しさを感じ、獲れたての「あーさそば」で、海の恵みを堪能
万座毛(まんざもう)
『万座毛』とは、「万人が座れる草原」という意味で、「毛(もう)」とは、野原のことを示します。
その名の通り、万座毛には草原が広がり、その先には断崖絶壁の絶景が広がっています。日中はエメラルドグリーンの海が、夕暮れ時にはサンセットが楽しめます。
■万座毛
TEL | 098-966-8080 |
住所 | 〒904-0411 沖縄県国頭郡恩納村字恩納2767 |
観覧料 | お一人様100円(大人・小人同額、小学生未満は無料) |
営業時間 | 8:00〜19:00 |
定休日 | 年中無休※但し、台風等の自然災害時に休館になる場合があります。 |
なかむらそば
万座毛の次は、春に収穫を迎える海藻のアーサ(ヒトエグサ)がふんだんに入ったアーサそばをどうぞ。
透明だけど濃厚かつおだしスープに手作りされた自家製もちもち麺。これにアーサやかまぼこ、こだわりの三枚肉がトッピングされて、見た目も味もバランスも最高です。麺やかまぼこにもアーサが練り込まれています。
■なかむらそば
住所 | 〒904-0404 沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1669の1 |
TEL | (098)966-8005 |
営業時間 | 午前10時30分から午後4時 |
定休日 | 木曜日(元旦・1月2日~5日まで休み、1月6日より通常営業) |
URL | https://www.nakamurasoba.com/ |
【北部:東村】ツーリングの聖地「やんばる路」を疾走し、「沖縄コーヒー」でひと休み
やんばる路
筆者がオススメするコースは、名護市を拠点にした総距離150kmのコースです。左手に海を見ながら国道58号線を北上して辺戸岬まで行きます。その後は東海岸にまわり南下するコースです。
北上する時は平坦で走りやすい道が続きます。辺戸岬を過ぎて県道に入るとアップダウンや曲がりくねった道が続きます。この区間は、サイクリストやヤンバルクイナなどの野生動物たちが出没するので、スピードは控えめに安全運転で走行しましょう。
又吉コーヒー(コーヒー豆の栽培、自家焙煎)
ヤンバル路のツーリング後半に東村で一休みしましょう。又吉コーヒーは、自らコーヒー農園を持ち、コーヒー豆の栽培から収穫、乾燥、焙煎までの全てが自家製の沖縄コーヒー店です。
標高も低く、台風も多い沖縄でコーヒー栽培するのは、一種のギャンブルと言ってもいいくらいに簡単なことではありません。そんな中で手間暇かけて育てたこちらの沖縄のコーヒー豆は、世界に十分通用する味だと思います。沖縄コーヒーならではの深い味わいをぜひ堪能してみてください。
■又吉コーヒー園
住所 | 〒905-1205 沖縄県国頭郡東村慶佐次718−28 |
電話 | 0980-43-2838 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
URL | https://www.matayoshicoffee.jp/ |
最後まで読んでいただきありがとうございました。
沖縄ツーリング、安全運転で行ってらっしゃい!
投稿者プロフィール
-
【チャリダーからライダーへ】8年前、自転車整備の延長で、ほぼ一人でメンテできるスーパーカブ110(ja10)と出会い、世界が広がる。
【スーパーカブ】走行距離9万キロ。試行錯誤のメンテで失敗(エンジン焼き付き)もあるが、不調から回復するカブから元気をもらっている。
東京生まれ。沖縄在住25年。50歳で人生初の脱サラ。2023年からライターとして活動。「自分で直せる」を皆さんにお伝えできたら嬉しいです。
最新の投稿
- アイテム2024年8月2日ライダーの必需品!おしゃれなバイクキャップと紛失対策!
- コラム2024年6月11日ヤフオク・メルカリの闇!?フリマアプリで中古バイクを買う時の注意点とは?
- コラム2024年6月3日島人ライダーが厳選!バイクで行ってほしい『沖縄の道の駅』6選
- メンテナンス2024年5月29日【定期点検】バイクの12か月点検は「絶対やった方が良い!」その理由を解説