バイク用ドライブレコーダーは、最近ではバイクにも取り付けが一般的となってきつつあります。
ドライブレコーダーは、事故やあおり運転などトラブルが怒った際、万が一の際の状況を記録してくれる頼りになるアイテム。
搭載していれば安心できていざという時に役に立つ、おすすめの2024年版バイク用ドライブレコーダーを、選び方と共にご紹介します!
■バイク用ドライブレコーダーをおすすめする理由
●万が一の際に事故の記録ができる
バイクに乗っていて事故などのトラブルがあった時に、ドライブレコーダーの記録映像があれば重要な証拠となります。ドライブレコーダーのデータは、警察への証拠や保険会社への資料として提出でき、状況が正しく伝わることでスムーズな解決につながります。
特にバイク事故は生身であるライダー側が大きい怪我をしやすく、証言ができない場合が多くなりがちです。ドライブレコーダーがあればライダーが苦労しなくても、正しい事実を伝えてくれます。
●動画でツーリングの記録ができる
ツーリングの思い出としてドライブレコーダーの映像を記録として残したり、ツーリング仲間と共有して楽しんだりできます。GPSが搭載されていれば、位置情報や時刻も記録できます。
●記録されるので安全運転を心がけられる
ドライブレコーダーを設置していると、何かあった時の自分のライディングが記録されるため、無茶な運転をしなくなるという効果があり、安全運転をする意識が高められます。
■バイク用ドライブレコーダーを選ぶポイント
●バイク専用のドライブレコーダーを選ぶ
ドライブレコーダーは、必ずバイク用を選びましょう。バイク用はクルマ用のドラレコと違い、道路上の砂や汚れや泥水・雨などが当たる状態で設置するので、防塵・防水機能があり耐振動性能が高いものでなければなりません。またバイクに取り付けるには設置場所も限られるので、バイク専用のコンパクトなサイズであることが求められます。
ドライブレコーダーの防塵・防水機能は、主にIPコードで表記されています。IP00の数字で前部分は防塵、後ろ部分は防水の値です。IP56であれば防塵性能が5、防水性能が6ということになります。バイク用ドライブレコーダーは本体・カメラ共に、最低でもIP55以上あるものがおすすめです。
●カメラ個数・取り付け方で選ぶ
・カメラの個数
バイク用ドライブレコーダーの設置個数は、大きく分けて「前1カメラ」か「前後2カメラ」に分けられます。
前1カメラは主にフロント部分にカメラをつけ、前方を写すタイプになります。状況や利用目的に応じて、リアにカメラを取り付けることもできますし、後から後方カメラを追加できるタイプもあります。
また、1台に2つカメラを内蔵している便利な製品もあります。
前後2カメラは、フロント部分とリア部分にそれぞれカメラを一つ装着します。前方のカメラで景色や道路、対向車を撮影でき、リアのカメラでは後続車や背後の状況が撮影できますので、煽り運転や追突された際にも撮影ができます。
・取り付け方
前方のカメラは主にハンドル周りやカウルに取り付けるタイプと、ヘルメット装着タイプがあります。
後方のカメラはキャリアやナンバー上、またはオプションパーツなどを利用して設置します。どちらも、他のパーツで画像が隠れず、振動の影響を大きく受けないような位置に取り付けるようにします。
●電源のタイプで選ぶ
ドライブレコーダーの電源は、バイクのバッテリーに直接接続するタイプと、ドライブレコーダーにバッテリーが内蔵されているタイプがあります。
バッテリー直結のタイプは、バイク本体から電気が供給され続けるためバッテリー切れになる心配がありません。
バッテリー内蔵タイプは、面倒な配線など大変な手間はなく、購入してから比較的簡単に設置して使うことができます。ただし、バッテリー切れになると全く意味がないので、充電または電池交換などのチェックが必要です。
●画質の良いものを選ぶ
ドライブレコーダーでは綺麗ではっきりと状況が確認でき、必要な情報がわかる画質で撮影できることが重要です。おすすめとしてフルHD(解像度1920×1080)で200万画素以上あるものを選ぶと良いでしょう。
必要な情報
・道路情報の文字や対向車のナンバーがはっきり読める
・信号の色が判別できる
・暗い状況でもはっきり映る(夕方~夜やトンネル内など)
●画角の広いものを選ぶ
画角(視野角)は動画が映る範囲のことで、広角であるほど広い範囲を見ることができます。
視野角は、対角、水平、垂直で表記されていますので、できるだけ広い(大きい数値)のものを選ぶと良いでしょう。最低でも110°以上がおすすめですが、最近の機種では140°以上の超広角も多く販売されています。
●信号機対応を選ぶ
FPS(フレームパーセカンド)とは1秒間に撮影できるコマ数の単位で、この数値が高いほどよりなめらかな動画が撮れます。
また、LED信号機の表示が正確に撮影されることが重要なので、全国のLED信号に対応と表記されているものを選びましょう。
「27.5FPS」で「全国のLED信号機に対応」と明記されているドライブレコーダーを選べば安心です。
●WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能搭載を選ぶ
カメラがWDR(ワイドダイナミックレンジ)機能搭載だと、夜間・トンネルの出入り口・逆光などの暗い場所や明暗差の激しい場所でも、白飛びやつぶれがなく、見やすい鮮明な動画が撮影できます。
HDR(ハイダイナミックレンジ)や、露出補正機能ありと記載されていることもあります。
●録画機能のタイプで選ぶ
ドライブレコーダーには、常時録画と、Gセンサーで衝撃を検知した時点の前後を録画(保護)してくれる衝撃録画(イベント録画)があります。また、常時録画と衝撃録画どちらもできるタイプもあります。
・常時録画:バイクのエンジンがかかると自動的に録画が始まりエンジンが切れると録画も自動的に終了する
・衝撃録画(イベント録画):事故などで衝撃を検知するとその前後の数十秒(機種による)の映像を上書きすることなく保存する
さらに駐車監視機能付きのタイプであれば、バイクを停めている時にイタズラや当て逃げされた時にも録画をしてくれます。
●GPS機能を搭載しているものを選ぶ
GPS機能が搭載されていれば、トラブルが起きた時の位置情報や時間などが録画データと一緒に記録されます。走行ルートも記録できるので、事故の時はもちろん、ツーリングの振り返りなどにも役立ちます。
●スマートフォンと連動できるものを選ぶ
自分のスマートフォンやタブレットと連動できるドライブレコーダーだと、録画した映像の確認や共有などがスマホですぐできます。スマホ用専用アプリが使えるものも多く、無線LANで端末と本体を接続し、乗っているその場で確認や設定、SNS投稿ができます。
■おすすめ!バイク用ドライブレコーダー9選
【ミツバサンコーワ】EDR-22G
ミツバサンコーワのEDR-22Gは、前後2カメラでGPS機能を搭載したプレミアムフラッグシップモデルのドライブレコーダー。
電源供給は車両からのタイプで、コンパクトな本体とカメラは共にIP66/IP67という高い防塵防水機能と耐振動機能付き。対角162°と広い視野角に、フルHD200万画素(SONY CMOS センサー)とWDR搭載で夜間や逆光でも明瞭な画像が撮影できます。
常時録画・衝撃録画・手動録画と各録画方式に対応し、フレームレート27.5fpsで全国のLED信号に対応しています。GPS搭載なので位置情報を録画データや走行軌跡と共に記録できます。スマートフォン専用アプリMotoDRで自分のスマホと接続できます。
【DAYTONA:デイトナ】Mio MiVue M820WD
デイトナの Mio MiVue(ミオ マイビュー)M820WDは、スマートフォンで操作できる超小型の前後2カメラのドライブレコーダー。駐車監視機能とタイムラプス機能を新採用しています。
コンパクトな本体なので、装着場所があまりないバイクでも取り付け可能なのが大きな特徴。
録画データを毎秒保存するSuperMP4により事故時のファイル破損を防止する機能、また画質を落とさず容量を1/2にするH.265コーデックにより長時間の録画が可能。STARNVISイメージセンサーにGPS搭載、防水性能 IP67、2倍速Wi-Fiでよりスマホでの操作が快適です。
【KOMINE:コミネ】KK-903 バイク用ドライブレコーダー
KOMINEのドライブレコーダーは、前後2カメラで、シンプルに必要な機能だけを搭載して低コストを実現したオリジナルドライブレコーダーです。車載12Vバッテリーより給電するタイプ。
SONY製イメージセンサーを採用し、夜間撮影も明るくクリアな動画で状況を常時記録し、KOMINEオリジナルアプリによりスマホで確認できます。独自プログラムにより走行中の振動を低減した画像が撮影できます。雨天時でも安心のIP67相当の防水防塵性能。本体ユニットは狭いシート下にも収納しやすいようコンパクトな設計です。
【TANAX:タナックス】スマートライドモニターAIO-5Lite SRS-001
タナックスのスマートライドモニターAIO-5Liteは、スマートモニターでその場で画像を確認できるのが大きな特徴の、前後2カメラのドライブレコーダー。
車両電源から電源をとるタイプで、初回接続後はエンジン始動で録画が始まり手間要らずです。
死角検知システム(BSD機能)で死角から接近する車両を検知し、安全運転をサポートしてくれます。
安心の防水・防塵IP67で、夜間にも強いSONY STARVISを搭載し、1000nit高輝度IPS液晶なので昼夜を問わず綺麗な画像が確認できます。振動検知式駐車監視緊急録画機能付きで駐車中も安心。
【kaedear:カエディア】スマートレコードディスプレイ KDR-D21
カエディアのスマートレコードディスプレイKDR-D21は、前後2カメラで、スマートフォンとワイヤレス接続してスムーズなモニター操作ができるドライブレコーダー。モニターは4.5インチでハンドル周りを窮屈にさせないコンパクトなモニターです。
カメラ・モニター・GPS・ケーブルはIP67の防塵防水規格に対応していて埃が多い場所や雨の日の使用でも安心。27.5fpsで全国LED信号に対応し、イメージセンサーにSONY STARVIS IMX-307を採用していて、夜間でも見やすい画像が撮れます。
【コルハート株式会社】MOTOR DVR-X9 グローバルイーグル
コルハートのMOTOR DVR-X9(二輪車用ドライブレコーダーX9)グローバルイーグルは、前後2カメラで本体がコンパクトなドライブレコーダー。カメラ画素数200万画素、視野角は140°の広さ、IP67の防塵防水機能、フレームレートは27.5fpsで全国の信号に対応。
SONY STARVIS内蔵で夜間も綺麗な画像が撮影できます。GPS内蔵コントローラなので、GPSアンテナの設置場所に悩む必要がありません。
カメラステーが複数付属していて、それぞれのバイクに合わせて目立たずコンパクトに設置できるように配慮されています。
【KENWOOD:ケンウッド】ドライブレコーダー STZ-KBR010
ケンウッドのドライブレコーダーSTZ-KBR010は、業界最小レベルのカメラサイズで小型化を実現した前後2カメラのドライブレコーダー。
無線LAN搭載でスマートフォンと接続でき、GPS機能で走行ルートや走行距離、速度などの様々な情報を取得できます。
HDR対応で高画質、トンネルや夜間にも白飛びや黒潰れの心配なく、レンズ画角が対角181°と広角で撮影ができます。防水防塵は、本体がIP55相当、カメラ・GPS・スイッチ類がIP66/67相当で常時録画・衝撃録画・手動録画に対応しています。
【アサヒリサーチ】Driveman BS-9b(ドライブマン ビーエス ナインビー)
アサヒリサーチのDriveman BS-9bは、警視庁採用のモデルPS-9をベースとした、ヘルメットに取り付けるタイプのドライブレコーダー。
フルハイビジョンの高解像度で全国LED信号対応、手振れ補正機能搭載、取り付けもブラケットを使用し、配線不要で着脱が簡単です。各種設定が本体だけで出来る、OLED液晶を採用しています。短時間の急な雨に対応するIP56相当の防塵/防水設計。
【アサヒリサーチ】Driveman S-102
ドライブマンのS-102はヘルメットに装着して使う、ウェアラブルタイプのドライブレコーダー。ブラケットを両面テープでヘルメットに付け、ネジ式でカメラを装着します。
充電式バッテリー搭載で720P/15fpsで最大約3時間45分録画できます。IP67相当の防塵防滴設計で突然の雨にも対応できます。オプションでリアカメラ&車載電源セットを使えば、カメラを車体に設置して前後撮影もできます。
■ドライブレコーダーおすすめまとめ
バイクのドライブレコーダー装着により、万が一の際にも正確な情報が記録でき、事故解決がスムーズに進んだり、イタズラ防止やトラブル解決の手助けになったりします。またドライブレコーダーがあることで、日々のライディングが安心してできるようになるでしょう。
何かあった時に「つけておけば良かった」とならないために、そしてせっかく設置するなら鮮明で見やすい画像が記録できるように、高い性能のものを選ぶことをおすすめします。
信頼できるバイク用ドライブレコーダーを選んで、より快適で安心できるバイクライフを送りましょう。
投稿者プロフィール
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GPZ750R改に乗っているねこにんじゃと申します。
ライターでイラストレーターです。
「おすすめグッズを知りたいけど面倒だから誰かまとめて」
「整備について知りたいけど難しいから簡単に知りたい」
などなどのバイクライダーの希望をかなえます。
バイクライフがより楽しくなるような情報を、できるかぎりわかりやすくお届けしていきます。
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