バイクはワックスをかけてピカピカにさせておきたいもの。プロに頼むのも良いですが、自分でバイクを綺麗にできれば、常に美しい状態を保てて気持ちがイイですね。
でもワックスやコーティング剤は種類が多く、何を選べば良いのかわからない?!
汚れやすく錆びやすい場所(田んぼや砂利道が多い田舎町で海の側)でバイクを所有する筆者が、自分でできるワックスやコーティング剤のおすすめをご紹介します!
ワックス&コーティングをする理由!
バイクにワックス&コーティング剤を使うとこんなメリットがあります。
・車体のツヤと光沢が増す
・塗装の保護ができる
・洗車時間が短縮できる
普段の洗車の後にワックス&コーティング剤を使えば、バイクにツヤが出て美しさが際立つだけでなく、紫外線によるダメージを軽減し、水や油の付着を防いでくれて、錆の防止にもなります。
ワックスやコーティング剤はたくさん販売されていますが、期待できる効果がそれぞれ異なるので、自分の仕上げたい状態や環境を考えると最適なものが選べます。
ワックスとコーティングの違い
ワックスとコーティングは、どちらも皮膜を作り塗装面を保護してくれる効果がありますが、基本成分に違いがあります。
●ワックス
天然カルナバ蝋(ロウ)というヤシの木の実から取れる油脂を主な原料としています。
光沢性や撥水性は優れていますが、油脂成分のため水垢やほこりの吸着など汚れやすくなり、効果が長く続きません。
「ボディの光沢感と手軽さを重視したい」というライダーにはワックスがおすすめです。
●コーティング
コーティングは、ポリマー成分をベースとしたもので、ポリマーとは石油由来もしくは化学合成による化合物のこと。保護膜を形成し表面を覆うので、撥水性が高く、水や油の汚れにも強いという特徴があり、さらに耐久性もあります。
「塗装の劣化や傷を防ぎたい、効果の持続性を重視したい」というライダーにはコーティング剤の使用がおすすめです。
ワックス&コーティングの種類
・油脂系コーティング
油脂系コーティングとは、ワックスのことになります。ツヤ出しや撥水効果があり、施工が簡単で価格も安く、DIYも簡単です。ただし、耐久性が低く雨で落ちてしまうデメリットがあります。
ワックスにも、固形・液体・クリームタイプ・スプレータイプと種類があります。
・固形タイプ:カルナバロウに植物油や石油系溶剤などを混ぜて作られたもの
・液体タイプ:ワックス成分に研磨剤や汚れ落としのシャンプー成分などがあって洗車と一緒にできるものも多い
・クリームタイプ:研磨剤ではなく、界面活性剤で汚れを落としてくれるワックス
・スプレータイプ:ほとんどが研磨剤を含んでいないので、撥水性と艶出し効果がメイン
・ポリマーコーティング
樹脂系コーティングとも呼ばれ、フッ素やシリコン、テフロンなどのポリマーを原料としたコーティングです。定着の際の化学反応により、強い皮膜が生成されるので、ワックス(油脂系コーティング)よりも耐久性があります。
ツヤ出し・撥水効果があり汚れが付着しにくい効果もありますが、雨や紫外線に弱いというデメリットがあります。市販品も多いのでDIYが気軽にできます。
・ガラス系コーティング
ガラス系コーティングとは、原料の一部にガラスを含むコーティングのこと。
ガラスは耐久性が高いので、油脂系やポリマーコーティングよりも効果が持続します。ムラができやすく難易度は高めですが、DIYも出来ます。プロに頼むと2万円~5万円ほどかかります。
・ガラスコーティング
ガラスコーティングは、密度の高いガラス成分で被膜を形成するコーティング。
硬度の高い被膜を形成するので汚れや傷に強く、コーティングの中でも特に耐久性に優れていて、効果が長く続きます。
コーティング前の下地処理から、コーティング剤の塗布、乾燥・硬化作業など難易度が高く時間もかかるため、本格的にしたい場合はDIYよりもプロに頼むのが一般的とされています。費用は5万円から10万円ほどと高価になることもあります。
コーティングを自分でする際の注意点!
【バイクのコーティングの手順】
大まかなコーティングの手順は以下の通りです。
1. 洗車をする
2. 水気を拭きとる
3. ボディ表面の汚れ(鉄粉や油汚れなど)をとる
4. コーティング剤を貼付する
5. 硬化させる(待つ)
・コーティング作業をする環境を整える
特にガラスコーティングをする場合、ガレージなどで雨や直射日光が当たらない環境が必要です。乾かす時間が必要なので、その間は雨風が当たらないことが大切。また、洗車のために水道が使えるのも必須です。雨降りの日はやめて、晴れの続く日に行うほうが良いでしょう。
・バイクの汚れを落としておく
コーティングする前にバイク用シャンプーなどで洗車し、しっかりバイクの汚れを落としておくこと。
そうでないと、汚れまでコーティングしてしまうことになります。
製品によっては汚れ落とし効果がある便利なタイプもたくさんありますが、基本的にはワックスもコーティングも汚れを落とす目的でするものではありません。
・水滴をしっかり拭き取る
洗車後の水分はしっかり拭き取っておくこと。水滴が残ったままコーティングすると、ムラになったり、処理によくない影響が出ることがあります。(水滴がついたまま使えるものもあります。)
おすすめワックス&コーティング剤10選!
【WAKO’S:ワコーズ 】VAC バリアスコート
施工が簡単で、抜群の効果が期待できるWAKO’S(ワコーズ)のバリアスコート。
水洗い洗車後、スプレーして拭き取るだけの簡単作業。水が残っていても施工できます。持続力は最長6ヶ月、コーティング後のメンテナンスは水洗いだけで光沢を保持できます。
新開発のWハイブリッドポリマープラスにより、樹脂・塗装・金属等に対し、洗浄および保護艶出しができる多用途コーティング剤です。
【YAMALUBE:ヤマルーブ】ガラス系コーティング(泡タイプ)
YAMALUBE(ヤマルーブ)のガラス系コーティングは、ガラス系被膜コートで愛車をしっかりガードしてくれるコーティング剤。
スプレータイプで簡単に扱えて、泡タイプなので無駄なく使えます。さらに周りに飛散しにくく、臭いも無臭溶剤なので扱い易い!手軽に愛車をボディコーティングでき、高密度ガラス被膜が長時間持続して、優れた撥水と深い光沢が手に入ります。
【AZ:エーゼット】 アクアシャインコート MCT-001
AZ(エーゼット)のアクアシャインコートは、スチールはもちろん、樹脂・プラスチックなどあらゆる素材を保護し、コーティングして、ピカピカに仕上げてくれるガラス系成分配合のコーティング剤。
洗車後にスプレーして拭き上げるだけで、撥水効果と光沢が現れます。車体が濡れたままでも使えて簡単、失敗知らずでコーティングできます。
【YAMASIRO:山城】 CR‐1 CURE2
山城のCR‐1 CURE2は、これ1本で、汚れ取り・ツヤ上げ・洗車キズ等の小キズ埋め・防汚コーティングが出来る一石四鳥の優れもの。
洗車後の水滴等も気にせず使用できて、滑る原材料を使っていないのでシートの汚れ落としにも使えます。
雨などの水滴がパッと散る、バイク専用設計の滑らない撥水コーティングで、効果は最長6ヶ月です。
【PIKAPIKARAIN:ピカピカレイン】PREMIUMガラスコーティング
ピカピカレインプレミアムは、純度の高いガラス皮膜で最上級の艶を出してくれる本格派ガラスコーティング剤。
簡単施工に低価格で、一度施工するとなんと3年は耐久性があるとのこと。塗ってすぐ拭くだけのDIYでプロ級の施工ができます。作業終了後12時間は、洗車や雨などで水に濡れないようにしてください。
【ONE‐ZERO:ワンゼロ】 プレミアム ポリマーコーティング
ONE‐ZEROのプレミアムポリマーコーティングは、深みのある濡れたような艶が特長。フッソ素樹脂を主成分にしているので、磨き傷などごく浅い傷を埋める効果が期待できます。
耐熱・耐溶剤性に強く酸性雨や紫外線による塗装面への悪影響を保護します。
【CAR WASH JAPAN:カーウォッシュジャパン】ネオグラスコート
CAR WASH JAPAN(カーウォッシュジャパン)のネオグラスコートは、短時間で失敗なく簡単にできることをコンセプトに作られたコーティング剤。
カーウォッシュジャパンはガラスコーティングの施工プロショップも運営しているので、そのノウハウを活かし、プロスペックでありながら、誰でも簡単に施工できるコーティング剤となっています。
洗車後の濡れたボディに使えるので、手軽でかつ綺麗にコーティングを仕上げたい人におすすめ。
【石原ケミカル株式会社】ユニコンカークリーム
ユニコンカークリームは、バイクの汚れを手軽に落として被膜で保護し、美しい光沢を出してくれる、リキッドタイプで研磨剤ゼロのコーティング剤。
スイングアームやホイールに飛び散ったチェーンオイルなどもこれで磨けばピカピカにしてくれます。価格もお手頃なのでガンガン使えます。
【SurLuster:シュアラスター】ゼロフィニッシュ
SurLuster(シュアラスター)のゼロフィニッシュは、スプレーして拭くだけで、汚れを落としてガラスコーティングができるクリーナー兼コーティング剤。
HGSクリーナーが頑固な汚れを浮かせてしっかり落とし、ハイブリッドコートはつやつやになるだけでなく、汚れが付きにくくしてくれます。カウル・フレーム・スクリーン・計器類・ヘルメットにも使えるすぐれもの。
【花咲かG (榮技研)】花咲かG ワックス
タンククリーナーでよく知られる花咲かGのワックスは、クリーナー・ポリッシャー・ワックスと、3つの性能を併せ持ったマルチな磨き剤。
経年変化や紫外線による塗装の白ボケ・色あせなども、柔らかい布で丹念に磨きこむとツルツルでピカピカになります。塗装面の薄い擦り傷も、優しく磨けばほとんど目立たない程度にできます。
塗装面やアルミ部品のクリーニングや研磨はもちろん、くすんだメッキ部品の磨きにも使えます。
ワックス&コーティングでバイクをピカピカにしよう!
バイクにワックスやコーティングを施すと、車体のツヤと光沢が増し、塗装の保護ができ、洗車時間が短縮できます。またバイクに対する愛着も湧いてきます。
バイクに傷をつけるなどの失敗をしないように、必ず手順と使い方を守って作業するようにしてください。
コーティングの種類によってはセルフでやるのが難しいタイプもあるので、目的と効果をよく考えて、自分の使いやすいワックス&コーティング剤を選び、バイクをピカピカに保ちましょう!
投稿者プロフィール
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GPZ750R改に乗っているねこにんじゃと申します。
ライターでイラストレーターです。
「おすすめグッズを知りたいけど面倒だから誰かまとめて」
「整備について知りたいけど難しいから簡単に知りたい」
などなどのバイクライダーの希望をかなえます。
バイクライフがより楽しくなるような情報を、できるかぎりわかりやすくお届けしていきます。
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