自分の「推しキャラ」が命を護ってくれたら、そんな素敵なことはないよね!
ライダーの装備にはそれぞれ個性が出ます。バイクのカラーに合わせた装備、ファッション性を意識したラフな装備、安全性を意識した全身鎧のような装備などです。
ヘルメットもその個性の一つ。バイクに合わせたカラー、装備に合わせたカラー、そして「推しキャラ」コラボデザインのヘルメット。
好きなキャラクターと一緒にツーリングできて、万が一のときには護ってくれるなんて最高じゃないですか?
本記事ではキャラクターコラボヘルメットを紹介しつつ、安全規格の違いや選び方、購入時の注意点まで丁寧に解説します。
キャラクターコラボヘルメットが人気の理由
『バイクに乗るだけじゃ物足りない!“ライダーの顔”であるヘルメットでもっと個性を出していきたい!』そんな願いを叶えてくれるのが、キャラクターコラボヘルメットです。
特に若い世代を中心に、推し活の一環として「キャラヘル(キャラクターヘルメット)」が注目されており、もはや“走れるオタ活アイテム”と言っても過言ではありません。
これらのヘルメットは、“見た目だけ”ではなく安全性も◎。SHOEIやOGK Kabutoといった信頼性の高いメーカー製のものもあります。つまり、デザイン性と安全性という二大要素をしっかり両立しているのです。
受注生産や数量限定のモデルもあり、コレクターズアイテムとしての価値も高め。推しと走りたい人はもちろん、飾って眺めてニヤニヤしたい人にもおすすめです。
2025年注目のキャラコラボヘルメットまとめ
2025年も、アニメやキャラクターとのコラボレーションヘルメットが各メーカーから多数登場し、注目を集めています。
SHOEIからは『機動戦士ガンダム』をモチーフにしたZ-8や、初音ミクとのコラボモデルが登場。HJCはMARVELやDCコミックスと提携し、世界的な人気を持つキャラクターを反映したデザインを展開しています。
海外製・カスタムペイント系ヘルメットも話題ですが、見た目だけでなく安全規格や法的な適合性にも注意が必要です。
SHOEI|ガンダムコラボ(Z-8)
SHOEIからは、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』とのコラボヘルメットが発売されます。
ベースモデルには、軽量かつ高剛性なAIM+シェルを採用し、空力性能や静粛性にも優れたスポーツフルフェイスモデル「Z-8」を起用。
第1弾で3種、第2弾で3種発売され、いずれも受注期間限定生産となっています。価格は各88,000円(税込)で、サイズはXS(53cm)〜XXL(63cm)まで幅広く展開。
第1弾(2025年7月発売予定)
- RX-78-02 ガンダム
- MS-06S-6 シャア専用ザクII
- MS-06C-6 ザクII
第2弾(2025年9月発売予定)
- MS-05 ザクI
- MS-06R-1A 高機動型ザクII(黒い三連星仕様)
- MS-04 ブグ(ランバ・ラル仕様)
SHOEI|初音ミクコラボ(Z-8)
2025年8月、スポーツツーリングフルフェイスモデル「Z-8」をベースにした、完全オリジナルデザインの初音ミク仕様が発売されます。
デザイン面では、ヘルメット左側に初音ミクの全身イラスト、右側にアップのイラストを配置。
センターにはミクのネクタイをイメージしたグラフィック、頭頂部と後頭部にはナンバリング「01」のロゴをそれぞれ異なるスタイルで配置するなど、細部にまでこだわったファン必見の一品です。
本モデルも受注期間限定(〜2025年9月末)での販売となっており、全国のSHOEI正規販売店にて予約注文を受付中です。価格は88,000円(税込)で、サイズはXS(53cm)〜XXL(63cm)まで対応。
かわいさと機能美を両立した、まさに“ミクと走れる”究極のヘルメット。推しと共に風を切る感動体験を、ぜひこの夏手に入れてください!
HJC|ヴェノム3コラボ(RPHA12)
HJCのハイパフォーマンスフルフェイス「RPHA12」をベースにしたコラボグラフィックモデルには、スパイダーマン最大の宿敵「ヴェノム」が登場。
ヴェノムの代名詞とも言える不敵な笑み、鋭い牙、そして真っ赤な舌を大胆にあしらった迫力満点のデザインが特徴です。
ベースモデルとなるRPHA12は、HJCの最新フラッグシップモデル。スポーツ走行からツーリングまで幅広く対応する優れた空力性能を実現しています。
価格は税込79,200円で、サイズはS(55 – 56cm)〜XL(60 – 61cm)まで対応。
HJC|マキシマイズド ヴェノムコラボ(RPHA12)
マキシマイズド ヴェノムデザインのRPHA12は、ヴェノムとスパイダーマンが融合したかのような、独特で複雑なグラフィックが特徴。MARVELファンならずとも目を奪われる、存在感抜群のコラボレーションモデルです。
ベースとなるのは、ヴェノムコラボと同じく、HJCの最上位スポーツフルフェイスモデルRPHA12。高速走行時でも安定感を損なわない設計で、スポーツライディングからツーリングまで幅広いシーンに対応します。
アジアンフィット設計により日本人の頭部形状にもしっかりフィット。内装には吸湿速乾性と抗菌性を兼ね備えた高機能素材が使用され、蒸れにくく快適な被り心地が長時間持続します。
価格は税込79,200円で、サイズはS(55 – 56cm)〜XL(60 – 61cm)まで対応です。
親しみやすさ満点!“癒し系キャラコラボ”も
キャラヘルと聞くと、どうしてもガンダムやMARVELのような“ヒーロー系”を思い浮かべがちですが、近年では女性ライダーや初心者層にも人気の高い“癒し系キャラ”とのコラボモデルも発売されています。
たとえば、スヌーピーとのコラボモデルは世代を問わず根強い人気です。女性の方にも装着しやすいコンパクトサイズで、や男性用の大きめサイズもラインナップされています。
過去にはこんなコラボヘルメットも!
推しキャラと一緒に走れるなんて、そんな夢みたいな話が現実になるのが“コラボヘルメット”の世界。実はこれまでにも、バイク乗りとオタク心をくすぐる伝説的なコラボモデルが数多く登場してきました。
限定生産、原作再現、作中の名シーンが描かれたデザイン……欲しい時にはもう手に入らない、まさに“尊い”逸品ばかり。
ここでは、かつてバイク業界とオタク文化が交差した、コラボヘルメットを振り返ります。「あの頃の自分に教えてやりたい…!」と思わず嘆いてしまうかも?
SHOEI|バリバリ伝説コラボ(X-Fifteen/Z-8)
昨年、SHOEIより『バリバリ伝説』コラボデザインのヘルメットが2種類発売されました。(2024年7月19日より同年9月末までの受注期間限定生産)
『バリバリ伝説』は1983年から1990年代にかけて「週刊少年マガジン」で連載された、しげの秀一氏によるバイク漫画で、当時のバイクブームを象徴する作品です。
主人公・巨摩 郡のヘルメットを再現した「X-Fifteen グン」と、名シーンをあしらった「Z-8 バリバリ伝説」がラインナップ。
【X-Fifteen グン】は、フラッグシップフルフェイス「X-Fifteen」をベースに、主人公・巨摩郡(こま ぐん)が作中で着用していたヘルメットのグラフィックを忠実に再現したレプリカモデルです。
【Z-8 バリバリ伝説】は、コンパクト&軽量なスポーツフルフェイス「Z-8」をベースに、作中の名シーンをグラフィックとして転写したモデルです。
巨摩郡レプリカのグラフィックに加え、しげの秀一先生の原画や名場面を随所に配置した、カジュアルでポップなデザイン。
バリバリ伝説ファンやバイク好きにとって、コレクターズアイテムとしても魅力的な限定コラボモデルです。
HJC|マーベルコラボ
HJCは、マーベル(MARVEL)と公式ライセンス契約を結び、数多くの人気キャラクターをモチーフにしたコラボヘルメットを展開しています。
これまでにもHJCの高性能モデルをベースに、スパイダーマンやアイアンマン、キャプテン・アメリカなど、マーベルのヒーローやヴィランの世界観を大胆にデザインしたヘルメットが販売されてきました。
HJCのマーベルコラボヘルメットは、機能性と遊び心を両立した唯一無二のアイテムとして、バイクファン・マーベルファン双方から高い支持を集めています。
HJC|スターウォーズコラボ
HJCは、マーベルだけでなく映画『スターウォーズ』とコラボしたバイク用ヘルメットも多数展開しています。映画の象徴的なキャラクターや世界観を再現したデザインが特徴で、ファンやコレクターからも人気です。
これまでにもHJCの高性能モデルをベースに、ダース・ベイダーやストームトルーパー、ポー・ダメロン、Xウィングパイロットなど、『スターウォーズ』の個性豊かなキャラクターをモチーフにしたヘルメットが販売されてきました。
HJCのスターウォーズコラボヘルメットは、優れた安全性や快適性と、映画の世界観を楽しめる遊び心を両立したアイテムとして、バイクファン・スターウォーズファン双方から高い支持を集めています。
WINS|エヴァンゲリオンコラボ
2021年には、ウィンズジャパンとエヴァンゲリオンとのコラボヘルメット『X-ROAD FREE RIDE エヴァンゲリオン エディション』も販売されていました。
エヴァンゲリオン初号機や弐号機、零号機などのカラーリングやディテールを、ヘルメット全体に大胆かつ精緻に落とし込まれたデザイン。
作中では機体に搭乗中のパイロットはヘルメットを被りませんが、まるでエヴァンゲリオンのパイロットになったかのようにツーリングを楽しむことができるでしょう。
購入時の注意点と選び方
キャラクターコラボのヘルメットは見た目の魅力が先行しがちですが、安全性や使用目的に合った選び方をしないと後悔の元になります。
ここでは、購入前に確認すべき重要なポイントをまとめて解説。可愛いデザインに惹かれて購入したは良いものの、手元に来たら『公道使用不可商品』だったなんてことがないようにしましょう。
安全規格(PSC・SG規格など)をチェック
ヘルメットは命を守る装備。最初に見るべきはデザインよりも安全規格です。日本国内で公道走行に使用するには、PSCマーク(国が定めた技術基準に適合)とSGマーク(製品安全協会による認証)が必要。
これらのマークがヘルメット後部に貼付されていないものは、法律上は「装飾品扱い」となり、事故時の保険適用にも影響する可能性があります。
並行輸入品と国内正規品の違いを理解しよう
実店舗のバイク用品店などでヘルメットを購入する場合には、公道で使用できる安全規格に準拠した商品がメインですが、ネット通販で購入する場合には注意が必要です。
海外メーカーのヘルメットには、並行輸入品(非正規ルート)が流通している場合があります。価格は安くても、日本の安全規格に適合していない、万が一の保証が受けられない、サイズ感が合わないといったリスクも。
特にHJC製の海外モデルやカスタムペイント系ヘルメットは、外観が魅力的でも「日本国内での公道使用不可」というケースがあるため、購入時には必ず確認をしてください。
海外のコスプレ用「プロップヘルメット」や、観賞用として販売されている1/1スケールモデルなどは、そもそもバイクでの使用を想定していません。
「このヘルメット、公道でも使える?」という視点を持って購入しましょう。
まとめ|「推しヘル」でツーリングがもっと楽しくなる!
キャラクターコラボヘルメットは、ただの“ファッションアイテム”ではありません。
信頼できるメーカーが手がけたモデルであれば、安全性・機能性をしっかり備えつつ、あなたの「推し」とともに走る特別な体験を提供してくれます。
とはいえ、購入の際には安全規格や使用目的に注意が必要です。「見た目が好きだから」「レアだから」といった理由だけで選ぶのではなく、自分のスタイルや用途に合ったモデルを選ぶことが大切です。
“ヘルメット=命を守る装備”という基本を忘れずに、あなたの推しとのツーリングライフを思いきり楽しんでください!
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