電動バイクってまだまだ実用的じゃない?でもカーボンニュートラル実現へ向けてこれからどんどん増えてくるんだろうなぁ。
カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量を釣り合わせることを目指す概念です。
2020年10月、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを達成することを宣言しました。
カーボンニュートラルの実現には、温室効果ガスの排出量を削減するだけでなく、吸収作用の保全や強化も重要です。
私たちにできることとして、温室効果ガスの排出が少ないバイクへの移行や、エコドライブを心掛けるなどが考えられます。
そこで今回は、排出ガスが発生しないクリーンな乗り物である【電動バイク】についておすすめのものを10車種ご紹介します。
GOCCIA GEV600
まずご紹介するのは、GOCCIA(ゴッチャ)のGEV600(原付1種)。
開発要件を通勤通学などの近距離移動、距離は「一日往復8km、一週間40kmの走行距離」とし、
その上で充電頻度を週二回と仮定。
毎日利用する実用車(コミューター)としてパワー低下や充電の煩わしさなどストレスなくお使いいただける性能を備えています。
GEV600の特長
- 車両寸法:1720×690×1030mm
- 車両重量:56kg
- 出力(定格/最大):600W×1300W
- 最高速度:50km/h
- 積載重量:150kg(乗員含む)
- 一充電走行距離:70km
- 充電時間:6-8時間
- メーカー希望小売価格196,900円(税込)
PXiD-F2
2022年、株式会社グッズが【PXiD-F2】の国内独占販売権を取得。 “徹底的に改善と改良を加えた”
日本国内仕様としてリリースしました。
1000Wモデル(原付2種)の最高速度は54km/hで、幹線道路の流れにも乗ることができます。
また、リーン機構付きモノサスペンションを採用していて快適な乗り心地を実現。
ハンドルの折りたたみも可能なので、車へ積載しアウトドアでの使用も非常に便利です。
PXiD-F2の特徴
- 車体サイズ:全長1260×全高1250×全幅600mm
- 折りたたみサイズ:全長1260×全高635×全幅600mm
- 車体重量:47kg(+バッテリー8.5kg)
- 定格出力:原付1種モデル 600W/原付2種モデル 1000W
- 最大出力:原付1種モデル 1200W/原付2種モデル 2000W
- 最高速度:原付1種モデル 40km/h / 原付2種モデル 54km/h
- 積載重量:150kg
- 航続距離:約35km~50km
- 充電時間:8時間
- 価格:原付1種モデル 283,800円(税込)/ 原付2種モデル 294,800円(税込)
TROMOX UKKO S
続いてはTROMOXの原付2種モデル【UKKO S】
視認性が高く鮮やかなUKKOのモニター画面は、1250万画素のフルフィットTFT液晶。
ベルトドライブを採用していて、ノイズが少なく、メンテナンスが簡単です。
UKKO Sの特徴
- 車体寸法:1820×800×1020(mm)
- 車体重量:110kg
- 定格出力:1000W
- 最高速度:エコモード:30km/h ドライブモード:60km/h スポーツモード:90km/h
- 航続距離:90km
- 充電時間:11時間
- 価格:649,800円(税込)
CAKE Ösa(オッサ)
CAKE(ケイク)は2016年にスウェーデンで設立されたプレミアム軽量電動バイクを開発するメーカーです。
バスケット、ラック、バッグ、サーフボードなどを取り付けることで、1000通り以上のカスタマイズが可能。
最も積載能力があり、さまざまなビジネスシーンに対応するモデル【Ösa+:work】をご紹介します。
Ösa+:workの特徴
- 免許種別:普通自動二輪免許(AT限定含む)
- 車体重量:97.5kg
- 最高出力:10kW
- 最高速度:90km/h
- 航続距離:111km
- 価格:2,354,000円(税込)
CAKE Calk(カルク)
Calk(カルク)は、オンロードからオフロードまで楽しめるオールラウンドなモデルです。
チェーン駆動なのでバイクらしい駆動音も楽しめるでしょう。
Calkの特徴
- 免許種別:普通自動二輪免許(AT限定含む)
- 車体重量:83kg
- 定格出力:5.8kW
- 最高出力:10kW
- 最高速度:90km/h
- 航続距離:86km
- 価格:2,475,000円(税込)
SUPERSOCO TCMAX
SUPERSOCOのTCMAXは、普通自動二輪クラスの電動バイクです。
最高時速は95km/h、航続距離は110kmを誇り、実用的と言えるレベルに仕上がっています。
TCMAXの特徴
- 車体寸法:1,963×740×1,031mm
- 車体重量:103.5kg
- 定格出力:3900W
- 最高速度:95km/h
- 航続距離:110km
- 充電時間:8-9h
- 価格:457,800円(税込)【5/31までの限定価格!】
ZERO MOTORCYCLES FXE
ZERO MOTORCYCLES FXEは、オンロードもオフロードもこなすオールラウンダー。
取り回しに優れた約135kgの軽い車体による圧倒的な加速力と、160kmの最大航続距離で気軽にツーリングに出かけることができます。
FXEの特徴
- 車体重量:135kg
- 最高速度:137km/h
- 航続距離:160km
- 充電時間:9.7時間
- 価格:1,698,000円(税込)
ZERO MOTORCYCLES SR/S
SR/Sはフルカウルの大型電動バイクです。
最高出力は110馬力を発揮し、最高速度は200km/hにまで達します。
SR/Sの充電は、ご家庭でも充電できる100Vから、出先での充電施設の多い200Vや普通充電(J1772)にも対応。200Vで充電した場合の時間は4.5時間と、比較的短い時間で充電できます。
SR/Sの特徴
- 車体重量:229kg
- 最高速度:200km/h
- 航続距離:306km
- 充電時間:4.5〜8.5時間
- 価格:3,299,800円(税込)
eNeRGICA EXPERIA
世界に名だたるスーパーカーの工場が数多く集結し、イタリア・モーターバレーと呼ばれるイタリアのエミリア・ロマーニャ州モデナ。
そこに本拠地を構えるエネルジカは、イタリアで初の電動スポーツバイクメーカーです。
そんなエネルジカが手掛ける電動アドベンチャーモデルがEXPERIA。積載容量の向上と軽量化による低重心化で、低速域での走行性能向上と乗り心地の良さも追及したモデルです。
EXPERIAの特徴
- 最高出力:75kW(102hp)
- 最大トルク:115N・m
- 最高速度:180km/h
- 航続距離:420km
- 加速度(0-100Km/h):3.5秒
- 充電時間:急速充電 30~40分 普通充電 7~8時間
- 価格:5,220,000円
eNeRGICA EGO
EGOは、世界で最も高性能な電動バイクを謳っています。
サーキットで得たノウハウはもちろん、日常での使用など、日本の地形と似たヨーロッパでテストが行われ開発されました。
4つのライディングモード(Eco,STD,Wet,Sport)とパワーマップを組み合わせ、路面状況や自身のスキルに合わせたモードへの変更が可能です。
また独自のパーキングアシスタントモードを採用し、前後に時速2Km/hで動くシステムを搭載、駐車時のちょっとした移動も安心。
EGOの特徴
- 最高出力:126kW(171hp)
- 最大トルク:215N・m
- 最高速度:240km/h
- 航続距離:420km
- 加速度(0-100Km/h):2.65秒
- 充電時間:急速充電 30~40分 普通充電 7~8時間
- 価格:5,710,000円
まとめ
日本政府は2050年までにカーボンニュートラルを達成することを宣言しました。
私たちも、温室効果ガスの排出が少ないバイクへの移行や、エコドライブを心掛ける必要があります。
最終的にはガソリンエンジンがなくなって全て電動バイクになっていくのかもしれません。
今回は原付1種モデルから大型自動二輪モデルまで10車種ご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
まだまだ性能と価格のバランスが取れておらず、すぐに電動バイクが普及するのは難しそうです。
しかし、性能だけで見れば日常の足としてなら十分実用的なレベルに来ていると言えるでしょう。
今のうちから電動バイクの試乗やレンタルをして電動バイクの操作感に慣れておくと、近い将来役に立つかもしれません。ぜひお近くの電動バイク販売店を訪ねてみてください!
投稿者プロフィール
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バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
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