一般的に私達が目にするバイクは高くても500万円前後。しかし世の中には1000万円を超えるような『超高級なバイク』が存在します。なかなかお目にかかることはできませんが興味ありますよね!?
いつの時代も高級車というのは憧れの的です。特に1000万円を超える超高級バイクは、性能、デザイン、そして希少性において他の追随を許しません。
これらのバイクは、価格だけでなく、性能、デザイン、希少性など、あらゆる面で卓越した存在です。プレミアムな素材、最先端のテクノロジー、そして限定生産による希少価値が、その価格を支えています。
この記事では、そんな夢のようなバイクたちを厳選して紹介します。
高級バイクの魅力と特徴
高級バイクにはコストカットという概念がないため、カーボンファイバーやチタンなどの高級素材がふんだんに用いられています。
このようなバイクを所有することで、ステータスの象徴としての価値や、希少性による所有欲が満たされるでしょう。
反面、デメリットとしては、事故や盗難時のリスクが大きいことが挙げられます。日常的な使用には不便な点も多く、特別な機会にしか外に出すこともないかもしれません。
【MVアグスタ】Superveloce 1000 Serie Oro(2024年秋以降発売予定)
MVアグスタが500台限定で2024年秋ごろ発売を予定しているのが【Superveloce 1000 Serie Oro】です。イタリアの高級バイクメーカーらしいデザインと性能を兼ね備えています。
2022年11月のEICMA(ミラノモーターサイクルショー)で世界初公開されたスーパースポーツモデル。
「Superveloce(スーパーヴェローチェ)」は、イタリア語で「超高速」や「非常に速い」という意味です。このモデルが高いパフォーマンスとスピードを誇ることを表しています。
そして、「Serie Oro(セリエ・オロ)」は、イタリア語で「ゴールドシリーズ」と言う意味。MVアグスタでは、限定生産の高級バイクにこの名称が付けられることが多いです。
価格は9,580,000円を予定されています。
【ビモータ】TESI-H2
ビモータの「TESI-H2」は、イタリアの高級バイクメーカーであるビモータと、日本のカワサキが共同開発した革新的なスーパーバイクです。
TESI-H2の最も特徴的な部分は、そのユニークなフロントサスペンションシステム。伝統的なテレスコピックフォークではなく、ビモータの独自技術であるハブステアリングシステムが採用されています。
心臓部にはカワサキのNinja H2に搭載されている、スーパーチャージャー付きの998cc直列4気筒エンジンが搭載されており、低回転域から高回転域まで、どの速度域でも驚異的なパフォーマンスを発揮します。
価格は消費税10%込で8,668,000円です。
【ドゥカティ】Superleggera V4
ドゥカティから500台限定で生産された新型スーパーレジェーラV4は、ドゥカティ史上最高なモデル。すでに完売しています。
「Superleggera」という名前は、イタリア語で「超軽量」を意味しており、その名の通り、このバイクは徹底した軽量化が施されています。
車体の多くの部分にカーボンファイバーが使用されており、フレーム、スイングアーム、ホイールなどの主要コンポーネントがすべてカーボンファイバー製です。
これにより、乾燥重量はわずか152kg(レーシング・フルエグゾースト装着時)という驚異的な軽さを実現しています。
価格は税込み11,950,000円でした。
【ホンダ】RC213V-S
日本車では、ホンダがMotoGP参戦マシン「RC213V」を一般公道で走行可能な「RC213V-S」として発売しました。
「RC213V‐S」は、一般公道の走行が前提のため、RC213Vから一般公道を走行するための必要最低限の変更と追加にとどめ、それ以外は全てRC213Vを踏襲しています。
標準仕様での最高出力は159馬力ですが、サーキット用の「スポーツキット」を装着することで、最大215馬力まで引き上げることが可能。
価格は消費税込みで21,900,000円でした。
【コンバットモータース】P-51 Combat Fighter
P-51 Combat Fighterのデザインは、第二次世界大戦中の戦闘機、特にP-51 マスタングから強く影響を受けています。
全体の形状やディテールにそのエッセンスが反映されており、航空機に用いられる素材や技術が取り入れられたバイクです。
エンジンには2,163ccのVツインエンジンを搭載し、5,100回転で147馬力、2,000回転で216.93 N·mを発揮します。
価格は$125,000で、2024年8月の相場に日本円すると18,250,000円です。
【VYRUS】988 Alyen
VYRUS 988 Alyenは、イタリアメーカーのVYRUSによって製造されたバイクです。総生産台数はわずか20台!
エンジンには、Ducati製の水冷2気筒1300ccスーパークアドロを搭載。最高出力は10,500回転で205馬力を発揮します。
従来のフォークを使用せず、ハブ・ステアリング・システムを採用しており、バイクの操縦性が大幅に向上。
価格は消費税10%込で31,218,000円です。
【NCR】NCR M16
M16にはカーボン ファイバーがいたるところに使われており、フレーム、スイングアーム、ホイールなどの荷重を支える部品から、燃料タンク、フェアリング、テール、フェンダーもカーボンです。
機械部品はボルトに至るまでチタン製か、「航空用グレード」のアルミニウム製が採用されています。
ドゥカティDD16RRがベースとなっており、乾燥重量は145kgで、最高出力は200馬力以上!
価格は£152,000 ($232,500) と言われ、2024年8月の相場で日本円にすると33,945,000円になります。
【Ecosse Moto Works】Ecosse Titanium Series FE Ti XX
Ecosse Titanium Series FE Ti XXは、アメリカの高級バイクメーカーEcosse Moto Worksによって製造されたバイクです。
このモデルは、EcosseのTitanium Seriesの一環として製作され、わずか13台のみが生産されました。
エンジンは2,409ccのVツインエンジンを搭載し、225馬力を発揮。サスペンションはオーリンズ製のフルアジャスタブルサスペンションが装備されています。
£195,000 ($300,000) で、2024年8月の相場で日本円にすると43,800,000円です。
【Lazareth Auto】Lazareth LM 847
Lazareth LM 847は、フランスのカスタムビルダーであるLazareth Autoによって製作されました。
心臓部は470馬力を発揮するマセラティ製の4.7リッターV型8気筒エンジンで、エンジンの質量と出力を最適化するために、前後に 2 つの双輪を備えた4 輪振り子システムを採用。
その外観は、まるで映画に登場するSFバイクのようで、見る者に強烈なインパクトを与えます。
世界で10台しか製造されておらず、販売されたのはわずか5台とのこと。価格は550,000ドルで、2024年8月の相場で日本円にすると80,300,000円となります。
【Ecosse Moto Works】ES1 Superbike
Ecosse Spirit ES1にはフレーム、フォーク、ヘッドストックがありません。後輪用と前輪用の2つのスイングアームがエンジンの下端に直接ボルトで固定。
また、ハンドルバーは、ハブセンターステアリング配置で、リンクによってシリンダーヘッドと前輪に接続されています。
ライダーとバイクが一体となるように設計されたカウルは、ニーグリップすると足を車体のくぼみにぴったりと収めることで、高速での風圧を最小限に抑えることが可能です。
2008年1月、このバイクの風洞モデルがMCNロンドンモーターサイクルショーでデビューし、生産は2009年に予定されていました。
しかし、2008 年 12 月になってもプロトタイプ製作に必要な資金がまだ集まりませんでした。そして現在でもES1は風洞模型のままだそうです。
プロジェクトは現在『無期限保留』となっていますがいつか資金を集めて一般に公開される日が来るのでしょうか?
発表当時の販売予定価格は360万ドルで、生産開始予定だった2009年のドル円相場では3億2900万円。
2024年8月現在の相場で日本円にすると5億2560万円となります!
まとめ
この記事では、超高級バイクを10車種紹介しました。これらのバイクは、性能、デザイン、希少性のすべてにおいて卓越した存在であり、所有することで得られる満足感は格別です。
カーボンファイバーやチタンといった高級素材をふんだんに使用し、最先端のテクノロジーを駆使したこれらのモデルは、ライダーにとって究極の夢とも言える存在です。
例えば、MVアグスタの「Superveloce 1000 Serie Oro」やホンダの「RC213V-S」は、その希少性と高いパフォーマンスで特に注目を集めています。
しかし、これらのバイクはその高価さゆえに、日常的に使用するには難しい面もあり、一種の芸術作品とも言えるでしょう。盗難や事故のリスクも考慮する必要があります。
それでも、これらのバイクが持つ圧倒的な魅力は、価格を超えた価値を持ち、所有者にとっては大きなステータスシンボルとなるでしょう。
実車にお目にかかる機会があればぜひ取材させていただきたいものです。
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投稿者プロフィール
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バイクやキャンプなどのジャンルを専門にライターをしているえもと申します。
モトコネクト立ち上げからライターをさせていただき2022年12月に会社を退職。合同会社Cap.Nemoを設立しました!
バイクの楽しさや便利グッズなどをわかりやすくお伝えしていきます。
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