「バイクを売るなら出来るだけ高く売りたい」
バイクの購入や乗り換えを考えてる人なら、必ず気になるのが買取相場ですよね。
全く同じバイクだったとしても、査定に出す時期によって数万円から数十万円の金額差が生まれることもあります。
そこで本記事では、バイク売買サイト『カチエックス』で2021年から2023年に落札された3.8万件のデータを元に、2023年までの買取相場推移を作成。
さらに、カチエックスと提携している優良バイク業者5社からヒアリングした結果を元に、2024年の買取相場についても予測していきます。
少しでも高くバイクを売りたいと考えている人におすすめの方法もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!
【前提】2024年のバイク買取相場予測には2023年までのデータ分析が必要
まず前提として、2024年のバイク買取相場を予測するには、2023年までどのような相場の動きがあったのか知ることが必要です。
これまでどのように相場が上下しているのかという傾向が分からないと今後の予測はできません。結果的に「いま売るべきか?」を判断することができなくなってしまいます。
結論、2021年から2023年の3年間で、全体のバイク買取相場は下がっています。
下記はカチエックスの落札データ3.8万件から作成したグラフですが、2021年から2023年にかけて平均落札金額(=買取金額)は右肩下がりです。
2021年と2023年を比較すると、全体で6.5万円ほど買取相場が下がっています。
もちろんこちらのデータは総計なので、車種によって相場が上がっているものもあれば、大きく下落しているものもあります。
ただ全体感としては、数年前と比較して買取相場が下がっているのが現実のようです。
今の時期に少しでも高く売るのであれば、なるべく多くのバイク業者に見積りをとって、査定額を比較するのが必須ですね。
2021年9月をピークにバイクの買取相場は下落傾向
2021年から2023年の買取相場の動きを見ていくと、2021年9月ごろがピークとなっており、そこから多少の上下を繰り返しながら徐々に下落していった形です。
2021年9月ごろの買取相場が高かった理由は、
・コロナ禍で密を避けられるレジャーとしてバイク需要が高まったため
・半導体不足によって新車供給が遅れ、中古バイクの相場が高騰したため
の2点が主になります。
2022年に入って徐々に新車供給が再開していき、2023年に入ってからは在庫も潤沢になりました。
また、コロナ禍が収束したことで、バイク需要が下がっていったことも買取相場の下落に影響しています。
2023年は2022年と比較して全排気量帯で買取相場が下落
排気量別にバイク買取相場を見ていくと、2023年の相場は2022年と比べて全排気量帯で下がっています。
2021年から2022年にかけては、相場が上がった排気量帯も一部ありましたが、2023年に入ってからは全体的にバイクの買取相場は落ちてきている状況ですね。
排気量帯 | 2022年と2023年の価格差 | 平均落札価格の下落率 |
50cc以下 | -¥9,041 | -14.04% |
51~125cc | -¥29,376 | -17.21% |
126~250cc | -¥33,501 | -11.91% |
251~400cc | -¥78,336 | -16.28% |
401~750cc | -¥11,533 | -1.92% |
751cc以上 | -¥60,594 | -6.36% |
上記の表を見ると、「51~125cc」「251~400cc」の下落率が特に高いのが分かります。
流通台数や取引量も多いボリュームゾーンなので、「自分のバイクの買取相場が下がってる…」と感じた方も多いかもしれませんね。
ただ、全体的には下がっている買取相場ですが、複数社から見積りを取ることで少しでも高く売却することができます。
カチエックスでは写真だけで全国最大10社の買取額がわかるので、少しでも高く売りたい方はぜひ一度お試しください。
売却決定までのバイク業者とのやり取りは全て代行するので、しつこい電話や面倒な日程調整は必要ありません。
2024年のバイク買取相場はどうなる?バイク買取業者の意見も交えて解説!
ここまで2023年までの買取相場の推移を解説してきましたが、あなたが実際に気になるのは「これからのバイク買取相場はどうなっていくの?」ということですよね。
そこでここからは、2024年のバイク買取相場がどのようになっていくのか予測していきます。
カチエックスに参加している優良バイク買取店にヒアリングした結果を元にお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
【全体】買取相場が上がる可能性は低い
結論、全体として見ると、2024年のバイク買取相場は上がる可能性が低いとのことです。
なぜならバイクの業者オークションの相場が下がってきているためです。
バイクにはBDS、オークネット、JBAといった業者オークションがあり、多くのバイク業者が売買をしています。
業者オークションでの取引価格は、バイク全体の買取相場と相関が強いです。今は全体的にオークション相場が下がっているので、買取相場が上がる可能性が低いと予測している業者が多い状況というわけですね。
ただし、2023年終わり頃から業者オークションの取引価格も上昇傾向のため、車種によっては値上がりしているものもあります。
乗り換えや売却を検討している方は、一度査定をしてみると良いですね。
【排気量別】低排気量は3月に相場UPの傾向
排気量別で見てみると、原付などの低排気量バイクは3月に買取相場が上がる傾向のようです。
3月は税金の関係でバイクの乗り換えをする人が増えたり、引っ越しなどの新生活でバイクの需要が盛り上がったり、市場が活性化するタイミング。
つまり、買い取ったバイクが売れる可能性が高まるため、バイク業者は強気で査定額をつけられるようになります。
特に原付は新生活需要が大きいので、低排気量帯は他の排気量帯と比べても、買取相場が上がる傾向となっています。
【車種別】週単位でも相場が大きく動く車種あり
前提として、相場を予測するのはそもそも難しいですが、比較的予測がしやすいのは新車が販売された車種です。
例えば新型の人気があまり無い場合、1つ前の型式の買取相場が上がる傾向です。直近だと、モンキーやグロムにこの現象が起きてますね。
他には、海外での人気が高まっている輸出車両については、輸出業者が高く買い取ってくれるため、査定額が上がりやすい傾向のようです。
例えばCB1300SFやX-ADV750などは、グーバイクでの販売価格と同じくらいの査定額がつくケースもあるとのこと。
どんな車両が海外で人気になるかは読めませんが、人気が高まっている車種であればビックリするくらいの価格で売却できるかもしれませんよ。
2024年のバイク買取相場予測|まとめ
この記事では、2023年までの買取相場の変遷をまとめ、2024年の買取相場の予測も行なってきました。
コロナ禍の時期と比べると相場は下がっていますが、直近で盛り返してきた車種も出てきています。
乗り換えや売却を検討している方は、一度査定をしてみると良さそうですね。
ただし、バイク買取店によって得意車種は違うので、どうしても査定額には差が出てしまいます。
少しでも高く売りたい場合は、複数の業者の査定額を比較するのが大事です。
カチエックスは、写真を送れば全国最大10社のバイク買取店から入札が入ります。
「下取りよりも数十万円以上高く売れた!」といった口コミも多数いただいています。
買取額に納得できなければキャンセルも無料で出来ますし、専任スタッフが価格交渉も代行しますので、ぜひ一度試してみて下さい!
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