通学・通勤に使用するバイクに求める要素は人それぞれ!だから一概にコレが一番というのは難しいとは思います。しかし、通勤通学というステージで求められる要素は主として、”コスパ”ではないでしょうか?このコスパには、燃費や耐久性、価格など様々な物が含まれると思います。価格や燃費は排気量などにも影響されますが、耐久性という点では、やはり国内メーカーの信頼性が高いかなと思います。そして、何かしらの不具合が生じた場合には、すぐに対処が可能であるという点でも、国内メーカーが優位であると考えられます。このため今回は、国内メーカーを主体として車種の選定を行うこととしております。
Honda クロスカブ110
通勤、通学に限らず、働くバイクの代表的な存在なのが、Hondaのカブシリーズです!
CT125ハンターカブや、スーパーカブC125、スーパーカブ110なども有る中で・・・特に推せると考えたのがクロスカブ110です。
具体的には、価格と燃費、そして見た目のバランスです。
ハンターカブやスーパーカブの125ccタイプと比べると、価格で約9万円ほどの差があります。当然、燃費も悪くなります。一方、110ccクラスのスーパーカブ等に比べると、若干燃費が落ちるのですが、車両デザインに遊び心を感じられますよね!そして、前後ホイールにはキャストホイールを採用しており、チューブレスタイヤを採用しているため、パンク時の対応も迅速に行う事が可能となる点などから、通勤、通学に使うカブシーズならクロスカブ110がお勧めです!
価格・諸元
クロスカブ110 | |
メーカー希望小売価格(税込)円 | 363,000 |
全長(mm) | 1,935 |
全幅(mm) | 795 |
全高(mm) | 1110 |
シート高(mm) | 784 |
車両重量(kg) | 107 |
燃料消費率(km/L) | 67.0 |
Honda PCX
都心部の移動には125ccクラスのスクーターが最強!
そんな噂を真実にしてしまうといっても過言でないのが、通学・通勤の足として、デビュー当時から絶大な人気を誇るPCXです。
車両重量が重くなる事より、燃費はカブシリーズに一歩及びませんが、シート下に設けられた30Lのラゲッジスペースは、燃費の差を埋めて余り有る有用性を持っています。
また、Honda SMART Keyシステムを採用している事から、カバンやポケットなどから鍵を取り出さなくてもエンジンスタートからシートロックの開錠までできてしまうという利便性もあります。
価格・諸元
PCX | |
メーカー希望小売価格(税込)円 | 363,000 |
全長(mm) | 1,935 |
全幅(mm) | 740 |
全高(mm) | 1,105 |
シート高(mm) | 764 |
車両重量(kg) | 133 |
燃料消費率(km/L) | 55.0 |
Yamaha NMAX
こちらも、PCXと人気を二分するYamahaの代表選手です。
スマートキーシステムを採用しており、キーをポケットやカバンに入れたまま、メインスイッチを操作する事はもちろん、ハンドルロック解除や、シートロック解除などの操作も可能です。
また、シート下のラゲッジスペースは、23Lと、必要十分な容量が確保されています。
価格・諸元
NMAX | |
メーカー希望小売価格(税込)円 | 379,500 |
全長(mm) | 1,935 |
全幅(mm) | 740 |
全高(mm) | 1,160 |
シート高(mm) | 765 |
車両重量(kg) | 131 |
燃料消費率(km/L) | 48.7 |
Suzuki アヴェニス125
PCXやNMaxに比べると一回り小さな印象を受けるアヴェニスですが、とにかく安いという利点があります!(PCX:363,000円、NMax:379,500円)に対し、284,900円(いずれも税込)
PCXやNMaxは、ステップのセンター(足元スペース)が盛り上がっているのに対し、アヴェニスは、一般的なスクーター同様に足元が平らになっており、どんな服装でも乗りやすいという点も有利ですね。
また、車格が小さいため、車重も軽く、取り回ししやすく、駅前などの狭い駐輪場スペースにも余裕をもって止める事ができるのではないでしょうか。
サイドスタンドが標準装備されており、キックスターターも付いているという点も、ポイント高いですね!
価格・諸元
アヴェニス125 | |
メーカー希望小売価格(税込)円 | 284,900 |
全長(mm) | 1,895 |
全幅(mm) | 710 |
全高(mm) | 1,175 |
シート高(mm) | 780 |
車両重量(kg) | 107 |
燃料消費率(km/L) | 55.9 |
Kawasaki Z125PRO
通学・通勤といえども、やっぱりバイクにはギアが無いと!という方もいるでしょう!そんな方には、小回りの利くボディーのZ125がお勧めです。小柄なアヴェニスよりもさらに全長が短く、車両重量も軽いことより、とにかく軽快に走る事ができます。
ストップ&ゴーの多い都心部などでは、こうした小回りの良さが重宝されるでしょう。
当然、駐輪スペースもコンパクトです。
価格・諸元
Z125PRO | |
メーカー希望小売価格(税込)円 | 352,000 |
全長(mm) | 1,700 |
全幅(mm) | 750 |
全高(mm) | 1,005 |
シート高(mm) | 780 |
車両重量(kg) | 102 |
燃料消費率(km/L) | 50.0 |
Yamaha トリシティー155
前2輪という独特なスタイリングから、一般的なスクーターやバイクに比べて格段に安定性が高いという事が言えます。雨天など、滑りやすい路面状況でも走る必要がある通学・通勤には、強い味方ですよね。
また、排気量が155ccという事で、高速道路や自動車専用道路も走る事ができることから、利便性は、125ccクラスよりも圧倒的に高いですよね。
さらに、従来から社外パーツでルーフキットなども販売されていることから、雨などに対する対策もしっかり立てる事ができるという利点もあります。
価格・諸元
トリシティー155 | |
メーカー希望小売価格(税込)円 | 566,500 |
全長(mm) | 1,995 |
全幅(mm) | 750 |
全高(mm) | 1,215 |
シート高(mm) | 770 |
車両重量(kg) | 172 |
燃料消費率(km/L) | 43.6 |
Suzuki ジクサー150
通学・通勤用でも、やっぱり”バイクらしさ”は重視したい!そんな方には、ジクサー150がお勧めです。
150ccと思えない大柄なボディーが、バイクらしさを助長します。
車格の割に車重が軽いというのも魅力ですね。そして、高速道路や自動車専用道路を走る事もできるという点は、魅力の1つです。
さらに言えば、このクラスのギア付きバイクとしては、かなりコスパが良いというのも魅力ですね!
価格・諸元
ジクサー150 | |
メーカー希望小売価格(税込)円 | 385,000 |
全長(mm) | 2,020 |
全幅(mm) | 800 |
全高(mm) | 1,035 |
シート高(mm) | 795 |
車両重量(kg) | 139 |
燃料消費率(km/L) | 51.0 |
Honda ジャイロキャノピー
50ccというハンデはあるものの、ルーフや、大きなBOXも搭載可能な荷台というのは、通学・通勤での使用において強い味方です!50cc(原付一種)特有の交通ルールに不便さを感じない地域にお住まいであれば、ジャイロキャノピーを選択しの1つに入れても良いのではないでしょうか。
50ccクラスですから、燃費も良いため、毎日の足として使う場合には有利ですね。
価格・諸元
ジャイロキャノピー | |
メーカー希望小売価格(税込)円 | 570,900 |
全長(mm) | 1,895 |
全幅(mm) | 660 |
全高(mm) | 1,690 |
シート高(mm) | 700 |
車両重量(kg) | 139 |
燃料消費率(km/L) | 54.5 |
まとめ
いかがでしたか?通学・通勤用のバイクとといっても、重視するポイントが違えば、その選択肢も様々なものに変わってきますよね?例えば移動時の快適性を重視したいという場合には、PCXやNMax、トリシティー155など少し大柄なスクーターのポイントが高いでしょうし、バイクらしさ、バイクの魅力という点では、Z125Proや、ジクサー150のポイントが高いでしょう。このように、通学・通勤用のバイクを選ぶ場合には、”何を重視するか?”という点に着目してからが良いと思います。
投稿者プロフィール
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BMW F900XRとDucati MonsterS2Rでチョイノリからロングツーリング、サーキット走行まで楽しむリターンライダー。
リターン後のツーリングは首都圏内での日帰りをメインとして、美味しい物や良い景色を堪能している。
ご当地"グルメ調査隊"と称してマスツーリングの企画運営なども手掛けることから、バイクの様々な楽しみ方を伝えて行く事を目標としている。
若い頃は、日帰りで埼玉-青森間を往復したことがある、 "自称"やれば出来る男。
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