遂に今年も待ちに待ったツーリングシーズンが到来しましたが、それと同時に「ウェアコーディネート問題」に悩むライダーが多いのではないでしょうか?
なんせ令和の現代は「夏が異常に長くて春秋が短い」という普通じゃない状態がデフォルト設定で、しかも夏の暑さが尋常じゃないレベルで、、、かと言って決して春と秋が快適というわけではなく、1日の間の気温差がとんでもなく大きかったりするので、、、これは本当に由々しき問題です!
ということで、灼熱の本州から逃げるように北海道に移住した僕が、ツーリングシーズンを少しでも快適に過ごせるウェアコーディネイトについて語らせていただきます。
※僕はランフアンドロードのアンバサダーですので、同社の商品が多いことはご了承ください(あくまで参考程度に捉えてくださいね)
春:気温10〜20度のウェアコーディネイト
ここ数年の春は「夏になるまでの期間が短い」という特徴がありますが、だからと言って決して暑いわけではなく、それこそ「季節外れの雪」が降るくらい寒い時もありますよね。。。
つまりはまるでジェットコースターのような気温差がライダーを襲ってくるので、春は暑さと寒さ両方に対応できるウェアコーディネイトが必要です!
そこでおすすめなのが「インナー着脱式の冬用ウェア+防寒アンダーウェア」の組み合わせで、気温に合わせて「フル装備→インナーを外す→アンダーウェアを脱ぐ」と3段階の調整ができるようにする方法です。
ちなみに僕はこの方法で春の期間中に気温10度前後(北海道なので気温1桁台もあり)〜20度くらいまでは対応できています。
おすすめの上下ウェアとアンダーウェア
春のジャケットとしておすすめなのは「ラフアンドロード:WSプリマロフト ウォームパーカー」で、これはプリマロフトと呼ばれるハイテク防寒素材を使った着脱式インナー付きの冬用ジャケットです。
インナー付きの状態は冬の極寒期でも対応できる温かさで、インナーを外せば気温20度くらいまではそのまま使えます。
続けておすすめのパンツは同じくラフアンドロードの「HOTウインドガードデニムパンツ」で、これは「防風・防寒・透湿」と三拍子揃った暖かい冬用のライディングジーンズです。
ちなみにインナーは付属していませんが、左右にジッパー式のベンチレーションが装備されているので、これ単品で10〜20度くらいまでの温度調整が可能です!
アンダーウェアに関しては少なくても北国以外の春では不要かもしれませんが、おすすめは主にAmazonなどのネット通販で購入できる「TESLA(EVじゃなくてスポーツウェアメーカー)」の上下防寒アンダーウェアセットです!
なんと!上下合わせて3千円台とバイク用品メーカーものの半額程度の価格で、しかも薄手で重ね着しやすく普通に暖かい!という本当は誰にも教えたくない僕のお気に入りです。
夏:気温20〜30度以上のウェアコーディネイト
はい、出ました!問題の夏です!ぶっちゃけ近年の夏は「凶器」と言っても過言ではない暑さなので、、、今から夏のウェアコーディネイトを解説しますが、それでも暑い日は潔くバイクに乗らない勇気を持ちましょう(ここ重要です)
、、、ということで、現代の夏はとにかく上下共にメッシュウェアが大原則で、それに冷感インナーを組み合わせるのがベストです!
ちなみに朝晩の走りや峠道で気温が20度前後になった場合は、メーカーを問わず上下レインウエアを羽織れば問題なく対応できます。
なお、僕は今北海道に住んでいるので、現在の本州のような30度後半の灼熱地獄を体験したことはございませんので、、、あくまで20度〜30度以上の気温に対応できるウェアコーディネイトとして捉えていただければ幸いです。
おすすめの上下ウェアとインナーウェア
夏のジャケットとしておすすめなのは「KNOX アーバンプロ マーク3」で、これはメッシュジャケットなのに極めて高プロテクションという特徴があります!
というのも、通常のメッシュジャケットはどうしても強度が落ちてしまいますが、、、アーバンプロ マーク3は切り裂きと摩耗に強い特殊なメッシュ生地を採用しており、加えて肩・肘・背中にはCE規格のMICRO-LOCKプロテクターという名の柔らかい、、、けれど衝撃を受けると硬くなる!というハイテクなプロテクターを装備しています。
つまりはメッシュ生地で涼しいけど万が一の際のプロテクション性が完璧!という相反する要素を高次元で融合しています。
続けておすすめのパンツは同じくKNOXの「アーバンプロ パンツ マーク2」で、先に紹介したアーバンプロ マーク3と同様にメッシュなのに高プロテクションなパンツです!
近年は暑さのせいでこの手のメッシュパンツやエアスルーパンツと呼ばれるモノが急増していますが、やはりライダーたるもの涼しさはもちろん安全性にもこだわるならこれ一択だと思っています。
なお、上下共にアーバンプロを着ると涼しく安全な上にスタイリッシュな自分に変身できますが、、、やはりそれなりのお値段がするので、、、そこだけはご検討いただければ幸いです(モノがいいのは保証します)
続けて夏のインナーウェアを紹介しますが、おそらく今まで夏用インナーを履いた経験のない方は「おい!現代のクソ暑い夏にインナーを履くとか正気かよ?もしかして暑くて頭がおかしくなったのかよ?」と思うかもしれません(そう思って当然だと思います)
しかしながら最近話題の「冷感インナー」と呼ばれている代物は、肌にヒヤッとした感覚を与えてくれる優れものなので、、、ここは騙されたと思って是非とも「山城 氷瀑長袖クルーネックシャツ・氷瀑タイツ」の組み合わせを使ってみることをおすすめします!
見た目はただのインナーウェアですが、なんと!脳に冷感刺激を与える「特殊メントール」それから吸熱反応により生地全体に冷感を与える「糖アルコール類」という特殊な冷感素材を組み合わせたハイテク冷感インナーなんです(えっへん)
秋:気温20度前後のウェアコーディネイト
最近の秋は夏に追いやられて徐々に短くなってきていますが、、、現状では1年を通して最も「一般的なスリーシーズンウェア」が適している時期です。
つい数年前までの秋は「冬の入り口」といった感じで、それなりに寒い日もありましたが、、、ところが現在の秋は気温20度前後の日が多いかと思います。
従って例えば早朝や夜間、それから峠道などを走る際に着用できる防寒インナー付きのスリーシーズンウェアが秋の最適解と言えます!
おすすめの上下ウェア
秋のジャケットとしておすすめなのは「ラフアンドロード デュアルテックストレックパーカー」で、これはまさにインナー着脱式のスリーシーズンジャケットです。
近年の秋の気温なら上も下も全てカバーできることに加えて、防水透湿仕様かつポケット類が多いので特にロングツーリングの心強い相棒になってくれます!
実際僕はこれを着て日本縦断をした経験がありますが、九州から北海道の気温まで完璧に対応してくれました。
続けておすすめのパンツは「PMJ サンティアゴ」で、イタリアンデニムメーカーが作ったプロテクション性の高いカーゴパンツです。
サンティアゴは履き心地が良くストレッチが効いていて動きやすいので、仮に寒い日にアンダーウェアを履いても運動性が損なわれることがありません。
そういった意味で冬の入り口の気温にも対応できますし、実は「TWARON」と呼ばれる防弾チョッキ用に開発された素材を使っている、もはやオーバースペックな安全性も備えています。
季節に合ったウェアコーディネイトで快適なツーリング環境を!
残念ながら昨今の気象条件は、もはやスリーシーズンジャケットで1年の大半を過ごすことは難しい状況になりつつあります。。。
しかし、だからと言って決して面倒とは捉えず、季節に合ったウェアコーディネイトを楽しみながら快適なツーリング環境を手に入れましょう。
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投稿者プロフィール
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バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの放浪系バイク乗り「さすライダー」です。
2019年に大好きな北海道へと移住して、夏も冬もバイクライフをエンジョイしています。
好きな言葉は「自由」嫌いな言葉は「集団行動と就職」
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