ヤマハ発動機販売株式会社は、フロント2輪のLMW*¹モデル「TRICITY(トリシティ)155 ABS」および「TRICITY125 ABS」のスタイリングを刷新すると共にコミューターとしての機能・利便性を充実させ、9月25日に発売します。2014年発売の初代「TRICITY125」以来初の外観スタイリング大幅刷新です。
「TRICITY155 / TRICITY125」について
”Enhanced and Friendly LMW(魅力を強化し親しみやすいLMW)”をコンセプトに開発しました。新しい主な特徴は、1)SUVエッセンスを織り込んだ新スタイリング、2)”つながる”4.2 インチTFT ディスプレイ、3)USB Type-C 端子に対応した充電ソケットやESS(エマージェンシーストップシグナル)*²、TCS(トラクションコントロールシステム)*²など、コミューターとしての利便性を向上する機能の採用です。
「TRICITY155 ABS」「TRICITY125 ABS」は、静かなエンジン始動/再始動を可能にする「Smart Motor Generator System」や省燃費に貢献する「Stop & Start System」を採用した”BLUE CORE*³”エンジンを搭載し、「LMWアッカーマン・ジオメトリ*⁴」や「LMWテクノロジー*⁵」による安定感のあるコーナリングと上質なクルージング性を兼ね備えたコミューターです。
※1 LMW: Leaning Multi Wheel。モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称、商標登録第5646157号。
※2 TRICITY155 ABSのみ。
※3 BLUE CORE: ヤマハ発動機株式会社は、”走りの楽しさ”と”燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想として2014年から”BLUE CORE”を掲げています。この思想は高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして性能実現を図るもので、「TRICITY155 ABS」「TRICITY125 ABS」のエンジンもこの”BLUE CORE”思想に基づき開発しました。商標登録第5676267号。
※4 LMWアッカーマン・ジオメトリ: 操舵軸(ナックルエンド)とリーン軸をずらすオフセットジョイントを装備することで、リーンし、なおかつ内外輪差が生まれるフロント2輪が、常に旋回方向を向く設計を成立させるヤマハ独自の構造。
※5 LMWテクノロジー: 平行な上下2本のアームで構成するパラレログラムリンクを用いたサスペンションと操舵機構で軽快感と安定感の両立に貢献する技術。
製品情報
■「TRICITY155 ABS」
カラー:マットライトグリーニッシュグレーメタリック1(マットライトグリーン/新色)
ホワイトメタリック6(ホワイト/新色)
マットグレーメタリック3(マットグレー/新色)
メーカー希望小売価格:616,000円 [消費税10%含む] (本体価格 560,000円)
TRICITY155製品サイト: https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/tricity155/
■「TRICITY125 ABS」
カラー:
マットライトグリーニッシュグレーメタリック1(マットライトグリーン/新色)
ホワイトメタリック6(ホワイト/新色)
マットグレーメタリック3(マットグレー/新色)
メーカー希望小売価格:572,000円 [消費税10%含む] (本体価格 520,000円)
TRICITY125製品サイト: https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/tricity/
「TRICITY155 / TRICITY125」の新しい特徴
1)SUVエッセンスを織り込んだ新スタイリング
TRICITYシリーズのアイコンである「”Y”モチーフ」のフェイスを継承し、かつ安定感と機動力を両立する「TRICITY300」のアイコン「逆台形シルエット」や「水平基調」を織り込んだ新スタイルを追求。扱いやすい従来からのサイズ感はそのままに、樹脂製フェンダーやルーフレールを想起するタンデムグリップなど、SUV エッセンスを取り入れた “クロスオーバーコミューター”のデザインを具現化しました。
新作の灯火類などで構成される”Y”モチーフのフェイス
安定感と軽快さをもたらす逆台形シルエット
2)”つながる”4.2 インチTFT ディスプレイ
「Y-Connect」アプリをインストールしたスマートフォンと車体ユニットを接続すると、アプリのナビ機能(Google社提供)と連携し、交差点などでの進行方向を矢印アイコンや距離などで表示する「Turn by Turn表示」のナビをディスプレイに表示できます。なおBluetooth 経由で、車両情報やスマートフォンの情報をディスプレイでチェックできる従来からの機能に加え、メールや着信の表示、通話もできます(通話にはヘッドセットが必要)。
またディスプレイ内は、左ハンドルのスイッチ操作で表示項目の切り替えが可能。表示は「機能中心に表示するモード」と「回転数に応じてファンクションバーが波打つ情緒的なモード」の2 パターンから選べます。
3)コミューターとしての機能・利便性を向上するアイテム
◎USB Type-C 端子に対応した充電ソケット:スマートフォン等の充電に便利な USB Type-C 端子に対応する充電ソケットを前部インナーパネル左側に搭載。
◎ESS(エマージェンシーストップシグナル)(TRICITY155のみ):急ブレーキ操作を車両が検知すると、フロント・リアのフラッシャーを点滅させることで緊急の減速状態にあることを後続車に知らせます。
◎TCS(トラクションコントロールシステム)(TRICITY155のみ):前後輪のセンサーで後輪スピンの兆候を常に検知し、リアホイールの空転を抑制するように、燃料供給量にて出力を補正。さまざまな路面状況での滑らかな発進性、加速性を支えます。
主要諸元
モデル | TRICITY125 ABS | TRICITY155 ABS | |||||
認定型式/原動機打刻型式 | 8BJ-SEL4J/E35DE | 8BK-SGA9J/G3X4E | |||||
全長×全幅×全高 | 1,995mm×750mm×1,215mm | ||||||
シート高 | 770mm | ||||||
軸間距離 | 1,410mm | ||||||
最低地上高 | 165mm | ||||||
車両重量 | 173kg | ||||||
燃料消費率※1 | 国土交通省届出値定地燃費値※2 | 42.4km/L(60km/h)2 名乗車時 | 43.4km/L(60km/h)2 名乗車時 | ||||
WMTC モード値(クラス)※3 | 45.4km/L(クラス 1) 1 名乗車時 |
42.4km/L(クラス 2, サブクラス 2-2) 1 名乗車時 |
|||||
原動機種類 | 水冷・4 ストローク・SOHC・4 バルブ | ||||||
気筒数配列 | 単気筒 | ||||||
総排気量 | 124cm3 | 155cm3 | |||||
内径×行程 | 52.0mm×58.7mm | 58.0mm×58.7mm | |||||
圧縮比 | 11.2:1 | 11.6:1 | |||||
最高出力 | 9kW(12PS)/8,000r/min | 11kW(15PS)/8,000r/min | |||||
最大トルク | 11N・m(1.1kgf・m)/6,000r/min | 14N・m(1.4kgf・m)/6,500r/min | |||||
始動方式 | セルフ式 | ||||||
潤滑方式 | ウェットサンプ | ||||||
エンジンオイル容量 | 1.00L | ||||||
燃料タンク容量 | 7.2L(無鉛レギュラーガソリン指定) | ||||||
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | ||||||
点火方式 | TCI(トランジスタ式) | ||||||
バッテリー容量/型式 | 12V, 6.0Ah(10HR)/YTZ7V | ||||||
1 次減速比/2 次減速比 | 1.000/10.208(56/16×35/12) | ||||||
クラッチ形式 | 乾式, 遠心, シュー | ||||||
変速装置/変速方式 | V ベルト式無段変速/オートマチック | ||||||
変速比 | 2.386~0.748:無段変速 | 2.341~0.736:無段変速 | |||||
フレーム形式 | アンダーボーン | ||||||
キャスター/トレール | 20°00′/68mm | ||||||
タイヤサイズ(前/後) | 90/80-14M/C 43P(チューブレス)/130/70-13M/C 63P(チューブレス) | ||||||
制動装置形式(前/後) | 油圧式ディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ | ||||||
懸架方式(前/後) | テレスコピック/ユニットスイング | ||||||
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ | LED/LED | ||||||
乗車定員 | 2 名 |
■リリース:ヤマハ発動機株式会社
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