プロオートバイレーサー墨拓斗さん(28歳)が、自身の走行を通じてNPO法人愛知こどもホスピスプロジェクト(代表:畑中めぐみ)への寄付を行う「Lap with you project」を立ち上げました。
「憧れとの出会いが人生を変える」—— 28歳レーサーが立ち上げた社会貢献プロジェクト
墨さんは「幼少期にモータースポーツから受けた感動を、今度は誰かに届けたい」「これまでは自分のために走ってきたが、これからは誰かをワクワクさせるために走りたい」という想いから、このプロジェクトを自ら企画・主導しています。サーキットを1周走るごとに寄付を行う画期的な取り組みです。
なぜ愛知こどもホスピスプロジェクトなのか
墨さんは、小児がんなどの生命を脅かされる状況にある子どもたちとその家族が、治療優先の生活の中で「治るまでは」「仕方がない」と多くの制限や我慢を強いられている現状を知り、彼らが「今」を存分に楽しめる場所や機会を提供することの重要性を感じました。
愛知こどもホスピスプロジェクトは、医療の場を離れた地域で“子どもらしい日常”を叶える「こどもホスピス」の設立・運営を目指しており、墨選手の「誰かをワクワクさせたい」「心の支えになりたい」という想いと愛知こどもホスピスプロジェクトの活動理念が強く合致したことから、今回の寄付先として選ばれました。
7月26日「Family Day!夏祭り!」で特別コラボレーション
日時: 2025年7月26日(土)15:00~17:00
会場: Common Nexus(名城線名古屋大学駅直結)
参加: 小児がんなどの生命を脅かされる状況にある子どもたち・家族20~30名(予定)、ボランティア10名
愛知こどもホスピスプロジェクトが主催するこのイベントに、墨さんがレースで実際に使う本物のバイクを持参。
子どもたちが直接メッセージや絵を描き込み、このバイクは10月25-26日の「第57回MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿」(JP250クラス)で実戦に投入される予定です。
墨さんが設計した寄付の仕組み
練習走行 : 10円×150~200周=1,500~2,000円/日
レース参戦: 100円×20周=2,000円/レース
墨さんは今後、企業協賛を募ることで1周あたりの寄付金額を段階的に増やしていく計画です。
関係者コメント
墨拓斗さん(「Lap with you project」主宰)のコメント
これまでは自分のために走ってきたが、これからは誰かをワクワクさせるために走りたい。
バイクと出会って人生が変わった経験を、今度は僕が誰かに届けたい。モータースポーツ界では誰もやったことのないプロジェクトですが、認知度や支援の輪を広げるための最善策だと信じています。
畑中めぐみ代表(愛知こどもホスピスプロジェクト)のコメント
墨さんの「誰かをワクワクさせるために走りたい」というまっすぐな想いに、私たちも胸が熱くなりました。
子どもたちのメッセージがレースバイクに乗ってサーキットを駆ける姿を想像すると、心が遠くまで走っていく——そんな自由と希望を感じています。
このプロジェクトにご一緒できることを、本当に嬉しく思います。
愛知こどもホスピスプロジェクトについて
生命を脅かす病気や重度の障がい(LTC: Life Threatening Condition)と共に生きる子どもたちとその家族が、「今」を存分に楽しめる地域コミュニティ型施設「こどもホスピス」の設立・運営を目指す愛知県初のNPO法人。理念は「存分に生きるを、一緒に。」
今後のスケジュール
2025年7月26日 愛知こどもホスピスプロジェクト「Family Day!夏祭り!」(Common Nexus)
2025年10月25-26日 第57回MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿(JP250クラス参戦)
2025年11月以降 練習走行レポートおよび寄付実績を定期的に公開予定
■リリース:NPO法人愛知こどもホスピスプロジェクト
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