長い冬を乗り越え、首を長くして待ったハイシーズンがついに始まりますね!
春の訪れを感じてウズウズ・・・いえ、ムズムズしている人も多いのではないでしょうか。
そう、ムズムズの原因はにっくき「花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)」。
春の訪れはうれしい反面、ツライ時期の始まりです。
そこでこの記事では、今年も花粉症と真っ向勝負するカゲモトが、オススメの花粉症対策と花粉症対策グッズをご紹介します。
この対策をすれば、花粉症を恐れずに楽しいツーリングに出かけられるはず!
ぜひ、最後までお付き合いください。
花粉症持ちにはバイクシーズンが辛すぎる
花粉症持ちのバイク乗りからすると、春は何とも複雑な心境になりますよね。
山に入れば鼻水やくしゃみが止まらず、ひどい時は目がショボショボして運転なんてできる状態ではありません。
カゲモトは妻が現役の花粉症で、私は過去にアレルギー性鼻炎を患っていたので、気持ちはとってもわかります。
とはいえ、花粉は待ってはくれないので、自身で対策をするしかありません。
2024年は2月下旬から4月中旬までピーク
花粉症のアレルギーが出やすいとされるスギ・ヒノキですが、スギはもう各地で飛んでいます。
敏感な人はすでに花粉を感じていると思いますが、日本気象協会の発表によると、2024年の花粉飛散のピークは2月下旬から4月中旬と予測。
せっかく暖かくて気持ちのいいシーズンなのに、花粉のせいでバイクに乗れないなんて辛すぎます。
花粉症ビギナー必見!花粉症対策の基本のキ
花粉の飛散がピークでもバイクに乗りたい!というあなたに向け、まず初めに対策したほうがいいことをまとめました。
内容は花粉症ビギナー向けですが、プロの花粉症持ちの人もいっしょに振り返ってみましょう。
日ごろから生活習慣を意識する
厚生労働省が発表した「花粉症Q&A集」によると、生活習慣を保つことが大事と書かれています。
一般的な注意事項として、睡眠を良くとること、生活習慣を保つことは、正常な免疫機能を保つために重要です。風邪をひかないこと、お酒の飲みすぎに気をつけること、タバコを控えることも鼻の粘膜を正常に保つために重要です。
平成22年度花粉症対策 – 厚生労働省
実際に妻のカゲ美も、日ごろの疲れが取れないままツーリングに出かけると、早々にくしゃみが出はじめ、止まらなくなってしまいます。
生活習慣を意識することで風邪もひきづらくなるので一石二鳥です。
市販の薬で自分に合うものを見つける
各製薬会社からさまざまな花粉症の市販薬が発売されていますが、自分に合うものを見つけるのが大事です。
花粉症の薬は、服用回数や効果がさまざまで、内服薬だけで効かなければ点鼻薬と併用する必要もあります。
内服薬によっては、眠気やのどが渇く副作用が出る場合があるので、運転に集中できなくなるかもしれません。
医師や薬剤師に相談したり、薬の説明書を読むなど、自分の使い方に合う薬を探してみましょう。
ティッシュ、マスク、薬を忘れない
今、症状が出ていないからといって、ティッシュやマスク、花粉症の薬を忘れると大変な目に合います。
山には、いたるところにスギが生えているので、街を離れた瞬間にアレルギー反応が出るかもしれません。
コンビニなどで購入できますが、ツーリングを楽しむためにも事前に準備しておきたいですね。
ゼッタイに無理をしない
花粉症の症状がひどくなると、鼻水やくしゃみが止まらなくなり、頭がボーッとしてしまうことがあります。
そんな状態で乗り続けると、事故を起こしかねません。
JAFによると、時速60km/hで走行中にくしゃみをすると、目を閉じている間に8mも進むそうです。
花粉症のくしゃみは何度も出るので、とても危険。
症状が出た時は、ゼッタイに無理をせず、運転を控えましょう。
自分は花粉症だと認めて病院に行く
妻がそうですが、花粉症だと意地でも認めたくない人がいます。
病院では、自分に合った薬が処方されるはずです。
妻はしぶしぶ病院に着ましたが、普段使っている薬よりも自分に合っていると喜んでいました。
私も子供のころに耳鼻咽喉科に通ったので、今ではアレルギー性鼻炎は完治しています。
今はさまざま治療があるので、勇気をもって病院に行くことをオススメします。
バイク乗りオススメの花粉症対策
それでは、バイク乗りに向けたオススメの花粉症対策をご紹介します。
花粉が多く飛んでいる季節はこの3つに気をつけると、少しは症状がマシかもしれません。
花粉飛散情報をチェックする
花粉が多く飛散する季節になると、花粉飛散情報が発表されるので、ツーリングには花粉が少なそうな目的地を選びましょう。
たとえば、今日の近畿地方は奈良県が多く飛散していて、他の地域はやや多いくらいでした。
花粉症持ちの人は間違っても奈良県には近づかない方が良いですね。
花粉飛散情報をチェックすれば、花粉の飛散が少ない地域がわかるので、症状を抑えられるかもしれません。
アレルギー源に近づかない
日本の山はスギが多いので、完全に近づかないのは不可能ですが、写真のようにスギ林に入ったり抱き着くことはやめましょう。
厚生労働省によると、「大量の花粉に出会うと花粉症が発症しやすい」とのことなので、花粉症持ちでなくても気をつけた方が良いのかもしれません。
ヘルメットを見直す
花粉症対策を考えると、ジェットやハーフキャップのようなオープンフェイスヘルメットはオススメしません。
もっとも効果的なのは、気密性の高さからフルフェイスといわれ、ベンチレーションなどの開口部を閉じれば、花粉との接触を減らせます。
中でも、オフロードヘルメットはかなり優秀だと感じます。
バイクのタイプによっては選びづらいですが、花粉症対策だけを考えれば文句なしです。
オフロードヘルメットをオススメする理由
- 口元のスペースが広いのでマスクをしていても苦しくない
- ゴーグルで花粉から目を守れる
- ゴーグルなので曇りにくい
オフロードヘルメットでも、クラシカルな「SHOEI EX-ZERO」は似合うバイクも多いので、検討してみてはいかがでしょうか。
バイク乗りオススメの花粉症対策グッズ
バイク乗り目線で、ツーリングを快適にする花粉症対策グッズを集めました。
実際に使ってみて、いいなと感じたものや、なくて困ったものなどをご紹介します。
白元アース|快適ガードプロ
花粉症対策として、なんといっても外せないのはマスクですね。
もっと高機能なマスクはありますが、くしゃみや鼻水で汚れてしまうことを考えると、使い捨ての方が楽で衛生的です。
「快適ガードプロ」は不織布タイプのマスクですが、一般的なマスクよりも息がしやすく、ノーズクッションが曇りを抑えてくれるのが特徴。
見た目が気になる方は「SPUN MASK(スパンマスク)」をオススメします。
独自の立体構造がスタイリッシュで性能も申し分なく、カラーが13色と豊富です。
エリカオプチカル|アイケアグラス プレミアム EC-01
ゴーグルが使えないヘルメットの方にオススメしたいのは、医療現場でも使われている高機能グラスです。
福井大学医学部附属病院共同研究品と共同開発されたこのゴーグルは、日本人の顔に合わせたサイズ設計で、ウイルスや花粉をシャットアウト。
強力な曇り止めコーティングがされていて、性能テストでは水洗いやアルコールで50回以上拭いても効果が持続しています。
デイトナ|くもり止め剤
ヘルメットのベンチレーションをすべて閉じると、どうしてもシールドが曇ってしまいます。
曇りを取るためにシールドなどを開けると花粉にさらされてしまうので、シールドの内側に塗って快適な視界を確保しましょう。
どの商品も、くもり止め剤の効果はそこまで持続しないので、効果が薄れてきたと感じたら、再び塗る必要があります。
この商品は持ち歩いても邪魔にならないコンパクトサイズなので便利です。
番外編:箱無しティッシュペーパー
いくら対策しても、アレルギーが出ることはあります。
そんな時に頼りになるのはティッシュペーパーですが、ポケットサイズではまったく足りません。
でも、箱ティッシュはかさばるので持ち出しづらい。
そこでオススメなのが「箱無しティッシュペーパー(ソフトパックティッシュ)」です。
箱に入っていないので、型崩れの心配もなく、ちょっとした隙間にもすっぽりと収まります。
今はラインナップも増え、鼻が痛くなりにくい柔らかなティッシュも登場しました。
花粉症がひどい時期には、ひとパックいかがですか。
まとめ
今回は、花粉症でもバイクに乗りたい人に向け、オススメの花粉症対策と花粉症対策グッズをご紹介しました。
花粉症対策には、花粉飛散情報をチェックしアレルギー源から距離を置くことが大事。
花粉の飛散ピーク時だけでもフルフェイスヘルメットを使うのも効果的です。
あとは、花粉症対策グッズをうまく使って花粉をシャットアウトすれば、花粉が飛んでいても快適に走れるはず。
今年の春からは、ご紹介した花粉症対策をしっかり行い、鮮やかな花が咲き乱れる楽しいツーリングへ、快適に出かけましょう。
ではまた!
投稿者プロフィール
-
バイクと旅が大好きな夫婦ライダー、カゲモトです。ハネムーンの東本州1周をきっかけに、北海道1ヵ月旅、九州1年移住をへて、全国を走破しました。
今は関西を拠点に日本中を走り回って、ご当地グルメやB級ツーリングスポット、ミニマムキャンプを楽しんでいます。
愛車はNUDA900R・トリッカー・XL883R改。
執筆担当のカゲ太とご意見番のカゲ美が「実体験にもとづいたモトライフを楽しむヒント」をお届けします。
最新の投稿
- ツーリング2024年11月21日【ツーリング×グルメ】宮城県のオススメツーリングプラン
- イベント2024年11月19日【2024】WORLD MOTO×カスタムパーツライド in大阪を徹底レポート!
- ウェア2024年10月30日バイク向けライディングシューズの特徴と選び方!シューズ愛用者のオススメ5選
- コラム2024年10月26日初心者必見!ベテランが選んだ「いざと言う時」にあると助かるグッズ9選