春のツーリングにはどんなウェアを着て出かけると良いでしょうか?
春は、暖かくなってきて天気も良い日が多く、バイクでツーリングに出かけたくなる季節ですね。
3月から5月の気候に合わせて、服装の注意点と、おすすめ春ウェアをご紹介します。
春のツーリング服装選びの注意点
寒暖差に対応できるものを選ぶ
春ツーリングでは、寒暖差に対応できるウェアを選びましょう。
春は、日中は気温が20℃~25℃と汗ばむほどに暖かくても、日が落ちる頃には10℃前後と急に下がることもあります。
特に、朝出て帰りが夕方になる日帰りツーリングや、行き先が山方面のツーリングでは、寒暖差が大きくなります。
バイク用3シーズン対応のインナー付きウェアを選んだり、メッシュジャケットや革ジャンであればインナーを重ね着したりなど、小物をプラスすることで対策しましょう。
防風や防寒ができるものを選ぶ
春は季節の変わり目であるため、乾燥しやすく、強風の吹きやすい季節です。春ツーリングでは防風がとても大切であり、風対策が防寒にもつながります。
防風には、やはりバイク用のウェアがおすすめです。風を通さない生地でつくられており、首元や手首部分、ウエスト、足首部分、裾などから風が入りにくい作りになっているものを選びましょう。
ベンチレーション機能があれば、暑い時に風を取り入れることもできます。
首元は襟が高めになっていると、風の侵入を防ぐことができます。同じように手首や足首や裾も、マジックテープやジップ、スピンドルなどで絞って調節できるようになっているものがおすすめです。
安全性の高いものを選ぶ
暖かいから、気軽に乗りたいから、近場ツーリングだから、としても一番大切なのはやはり安全性。
プロテクター付きや素材に強度があるものなど、いざという時には少しでも身体を守ってくれるようなウェアを選びましょう。
バイク用のウェアは、脇下や腕周りなどに伸縮性を持たせ、肘やウエストには適度に余裕があるなど、バイクに乗った時に身体の動きを妨げないように作られています。
ジャケットなど上着だけでなく、パンツもバイク用が良いでしょう。バイク用のパンツは、バイクに乗った時の動きやすさが一般用のパンツとは比べものにならないくらい違います。
小物にも手を抜かない
ウェアだけでなく、グローブやブーツもバイク用を選びましょう。
春先の冷たい風から冷えやすい手を守ってくれるグローブは、フルメッシュよりも3シーズン対応のものがおすすめです。
ブーツもスニーカーや普段履きの靴ではなく、バイク用を履くようにしましょう。くるぶしまで覆うものだと、安全性が高まるのはもちろん、パンツと合わせて防風になります。
ハンドルを握る大切な手の冷え対策として、インナーグローブも取り入れると、より快適さが高まります。
おすすめのウェア
春ツーリングに着たいウェアを、注意点を抑えつつ、デザイン性の高さを重視して選んだものをご紹介します。
ジャケット
ROUGH&ROAD(ラフ&ロード)デュアルテックスストームパーカーFP RR7247
防風・防水・透湿性を兼ね備えたデュアルテックス素材で作られた、オールシーズン対応できるラフ&ロードのジャケット。
フードがついていてカラーも派手すぎず、カジュアルな雰囲気で春のバイクツーリングに最適です。
胸・肩・肘・脊椎を守るプロテクターライナーがついていて安全性も高く、ファスナーで着脱できるので街着にもなります。
ベンチレーションがついているので、重ね着と合わせて体温調節がしやすいところもおすすめ。
RSタイチ(アールエスタイチ)DRYMASTER コンパス オールシーズンジャケット RSJ729
肩・肘・背中にプロテクターを標準装備したRSタイチのオールシーズンジャケット。
タイチオリジナルの防水・透湿素材であるドライマスターを採用していて、雨や風にも強いウェアです。
背中と胸部分には大型のベンチレーションがあり、着脱可能な中綿入りのインナージャケット付きなので、寒暖差があっても対応できます。
ヤマハY’sGEAR(ワイズギア)×KUSHITANI(クシタニ) コラボモデル アメニタジャケットYAS73-K
アメニタジャケットは、簡易防水機能を備えたアウトドアテイストのジャケット。ヤマハワイズギアととクシタニのコラボモデルです。
リップストップ素材を使用した生地は軽量で、長時間の着用でも疲れにくいため、普段使いやロンツーリングにも最適。
肩と肘にはCE規格LEVEL2をクリアした脱着式の薄型プロテクター、背中にはソフトパッドプロテクターを標準装備していて、安全性と快適性を兼ね備えています。
袖のタブやベルクロ、ポケット内のドローコードなどで走行風によるバタ付きが軽減できるので、風の強い春のツーリングにオススメのウェアです。
KOMINE(コミネ) シングルライダースレザージャケット 02-534
早春は、革ジャンを着るのに最適な季節。コミネのシングルライダースは、高額になりがちな革ジャンの中でもお手頃な価格のウェアです。
バッファローレザーに風合いのあるビンテージ加工がされており、肩と肘にはプロテクター、背中にはEVAソフトプロテクターを標準装備しています。
インナーなど重ね着が必要で防寒対策は欠かせませんが、春ならではのウェアとして革ジャンを楽しんでみるのもおすすめです。
パンツ
ROUGH&ROAD(ラフ&ロード)ストレッチデニムパンツ RR7481
ストレッチデニムにバイク用の機能が搭載され、抜群の動きやすさがあるラフ&ロードのパンツ。
ニーシンガード・ウエストパッドを標準装備して安全性も高く、ライディングポジションをとった時にも窮屈感がなくて快適。
デニムなので普段履きもできて、春の季節にバイクを降りて散策するのにも違和感のないおすすめ春ウェアです。
RSタイチ(アールエスタイチ) クイックドライ ジョガーパンツ RSY263
履きやすくて動きやすい、ジョガーパンツをライディング仕様にしたRSタイチのパンツ。
高強度のエアスルーストレッチ生地を採用して通気性が良く、表面には汚れや水滴が付きにくい超撥水加工を施してあり、春にぴったりのウェアです。
高いストレッチ性とゆとりのある履き心地ですが、腰の両サイドにはヒッププロテクター、膝部分にはソフトタイプのプロテクターを装備して安全面にも配慮しています。
グローブ
GOLDWIN (ゴールドウィン) アンチバイブレーションレザーグローブ(ユニセックス) GSM26003
やわらかいヤギ革で作られた、撥水加工により色落ちしにくい3シーズン対応のレザーグローブ。
裏地の甲側はメッシュで通気性もよく、振動軽減パッドのアンチバイブレーションが内蔵されているので、ライディングの振動による負担を軽減してくれます。
人差し指部分がスマホ対応なので使い勝手もよく、ユニセックスでサイズが豊富なのもおすすめです。
Elf (エルフ) ネーロメッシュグローブ EG-S518
ストレッチ性のあるブラックメッシュを採用した、最高レベルのフィット感を持つエルフのグローブ。
ナックルプロテクター付きですがツッパリ感がないよう作られており、3D立体裁断で指も動かしやすく、スマホ対応となっています。
ブラックを基調に、差し色でイエロー、レッド、グリーン、ブルーとカラーが4種類あり、明るい色が多くて春らしい雰囲気です。
ブーツ
RSタイチ(アールエスタイチ) DRYMASTER-FIT フープシューズ RSS011
表地はカジュアルなキャンパス地で、アッパー内部にはタイチオリジナルの防水・透湿素材であるドライマスターを採用し、全天候での使用に対応するライディングシューズ。
ソール部分にはグリップや排水性を考慮したハイグリップソールを採用しており、かかとの内側にはヒールガード、インナーにもプロテクター入りと安全性は抜群です。
スニーカーのようですが紐はダミーで、解けることがないのも安心ですね。街中でも違和感なく履けるデザインにライディングシューズの機能を備えた、春ツーリングによく似合うシューズです。
elf(エルフ)シンテーゼ S17
ダイヤルで操作するBOAフィットシステムを採用した、カラーもサイズも豊富なエルフのライディングシューズ。
透湿性の高い防水フィルムと特殊製法によって、靴内部の蒸れを放出してくれるので、温かい気候の春ツーリングを快適に過ごさせてくれます。
剛性・質感・耐久性に優れたTPU素材をシフトガードに採用していて、さらにくるぶし両側にも保護パーツを内蔵しており、安全性も高くなっています。
インナー
ROUGH&ROAD(ラフアンドロード)コンパクトウインドブレーカーAS RR7991
超コンパクト設計で持ち運びもしやすい、エマージェンシー用として常に携帯しておくと安心で便利なラフアンドロードの防風インナー。
春先のツーリング時、急に気温が下がったり風が強くなったりした時にインナーとして使用し、また内縫いタイプなので単体でも着られます。
Daytona(デイトナ) インナーウェアハーフジップ DI-001FA
風の当たる体の前面を防風タイプにした、デイトナのハーフジップインナー。ストレッチ素材に長めの着丈で、背中が出にくいためライディング時も快適です。
ハーフジップなので脱ぎ着がしやすく、首回りの防寒になるのはもちろん、風を取り入れたい時にはジップを開けて微調整ができます。
GOLDWIN(ゴールドウィン) ウインドブロック インナーグローブGSM26860
甲側には伸縮性と防風性に優れたサーマストレッチ、掌側にソフトなフリースを採用して、防風・透湿の機能があるゴールドウィンのインナーグローブ。
手首部分に適度な長さがあり、ウェアの袖口との隙間を埋めることが出来るので、春の冷たい隙間風を防いでくれます。
メッシュタイプのグローブを着用してバイクに乗る際には、このインナーグローブを持っていれば安心です。
まとめ
春ツーリングのウェアについて、選ぶ際の注意点とおすすめをご紹介しました。春先のツーリングは、好みのおしゃれなウェアで出かけたいのはもちろんですが、変化する気候に対処できるウェアを選ぶことが大切です。
防風と防寒機能のあるウェアを選んだら、実際に着用してバイクにも試し乗りをしてみて、違和感や不都合がないかを確認するとより安全です。
投稿者プロフィール
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GPZ750R改に乗っているねこにんじゃと申します。
ライターでイラストレーターです。
「おすすめグッズを知りたいけど面倒だから誰かまとめて」
「整備について知りたいけど難しいから簡単に知りたい」
などなどのバイクライダーの希望をかなえます。
バイクライフがより楽しくなるような情報を、できるかぎりわかりやすくお届けしていきます。
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