愛車のブレーキレバーやクラッチレバーを交換したことはありますか?
過去に転倒して曲がったままになっていたり、「レバーがちょっと遠いなぁ・・・」と違和感を感じたまま使っていないでしょうか?
ハンドルレバーにも様々な社外品があり、交換することで見た目がかっこよくなったり、操作性が向上したりといったメリットがありますよ。
今回はそんなバイクのブレーキレバーとクラッチレバーについての説明と筆者が提案する5つのレバー達を紹介していきます!
純正ハンドルレバーの特徴
まず純正のハンドルレバーですがいくつかの特徴があるので説明していきます。
純正品は製品そのものの質が高い、見た目の違和感が無い
まず言えるのが製品そのものの質が高いのが特徴です。
大手バイクメーカーが製造管理しているだけあって、個体差が少なく頑丈ですね。
また、そのバイク専用として作られているので見た目の違和感等もありません。
純正品のデメリット、細かな調整が出来ない、見た目が寂しい
車種にもよりますがハンドルとレバーまでの距離を調整する機構がそもそも付いていなかったり、調整機構が付いていても細かな調整が出来ない物が多いです。
また見た目に関しても違和感が無い分、ちょっと物足りない感じがする人もいるのではないでしょうか?
社外品カスタムレバーの特徴
次に社外品のレバーの特徴を説明していきます。
細部までこだわったデザインや作りになっている。
例えば国内製造、国内検品をしているU-KANAYA社のレバーは非常に質が高く、徹底的にこだわって作られています。
また純正レバーにはない可倒式のデザインのものや、レバーの長さが変えられるといった機構があったりと、乗り手のあなたにぴったりのポジションに調整できるメリットがあります。
例えば手の小さい方は純正よりもレバーの位置をグリップに近く調整できるレバーに交換する事でライティング時の疲労感が大幅に軽減される事も多いですよ。
社外品レバーのデメリット
社外製のなかでも中華製のレバーもあり、非常に安価でとてもコストパフォーマンスが高いのが特徴です。
しかし、製品の質にムラがあったり、レバーの角が立っていて長く使っていると指が痛くなるといったものもあります。
実際に買って使ってみないと自分に合っているのか、良い製品なのかが分からないのがデメリットですね。
おすすめの社外ハンドルレバー5選
ここでは筆者が特におすすめする社外ハンドルレバーを紹介していきます。
適合車種の問題がありますので今回は人気車種のCBR250RRに適合するレバーをピックアップしました。
ここで紹介する商品でも車種によっては販売がされていない物もありますので、ご自身の愛車に適合する物を検索してみてくださいね。
U-KANAYA
初めに紹介するのはU-KANAYA社の「可倒式アルミビレットレバー 左右セット TYPE-R レバー」
商品の特徴としては万が一、転倒した時にレバーが上方向に曲がるような構造となっておりレバーの折損を防止する機構となっています。
レバーの位置を調整するアジャスターは6段階の調整となっており、ライダーの好みに合わせた操作ができるようになっているんですよ。
色の種類も7種類もあるので、乗っているバイクにピッタリなカラーを選べるのも嬉しいですね。
国内製造、国内検品というところも安心です。
ACTIVE/アクティブ
次に紹介するのがACTIVEの「STFブレーキレバー 」。
全日本ロードレース選手権で圧倒的なシェアを誇るACTIVE。
1989年からの創業でベテランのバイク乗りならその名を知らない人はいないのでは無いでしょうか?
そんなACTIVEが製造するこのSTFブレーキレバーも可倒式を採用しており、バイク転倒時のレバー折損を防止する作りとなっています。
またレバー位置調整の為のダイヤルは1クリック1.75mmと非常に細かく調整が出来るのも嬉しいですね。
販売は左右セットでは無く「クラッチ側」「ブレーキ側」と単体で購入する必要があり、少し高いのがネック。ただし「ACTIVE」のブランド力や信頼性を考えると検討に値する商品だと思います。
BIKERS/バイカーズ
3つめの紹介はBIKERS「プレミアムアジャスタブルブレーキレバー」
バイカーズは多くのバイク好きがいる事で有名なタイのメーカーでアルミパーツを製造しています。
高いデザイン性の割にはコストパフォーマンスに長けているのが特徴。
アジャスターも6段階の調整が可能でカラーラインナップも充実しています。
「人と少し違う」「安いのがいい」という人にはピッタリの商品ですね。
ENDURANCE/エンデュランス
4つ目の紹介はENDURANCEの「アジャスタブルレバー左右セット スライド可倒式」
エンデュランスも日本のロードレース会で長く活躍しているメーカーの一つ。
このアジャスタブルレバースライド可倒式は「6段階の位置調整」「可倒式」に加えてなんと「レバーの長さを調整」といった機構がついています。
35mmの範囲のスライドが可能で長くすれば指のかかりはよくなるし、軸から遠くなっているところを握ればレバー比の関係で軽い力で操作が可能。
「あれもこれも全部欲しい!」という人にはうってつけのアイテムだと思います。
CXEPI(中国)
最後に紹介するのがCXEPIの「6段階調整 アルミ ブレーキクラッチレバー」。
「6段階の位置調整」「可倒式」「長さ調整」と先ほど紹介したエンデュランス製と同じ機構がついているのに価格は左右セットと1万円を大きく下回る、とんでもなくコストパフォーマンスにすぐれた商品。
価格が安いのは誰にとっても嬉しい事ですが「ブレーキ」「クラッチ」というマシンコントロールの中で大事な操作を担う部品です。
せっかく交換したのに手に合わず有名メーカーに買い直す可能性もあるので購入する場合はよく考える必要がありますね。
ブレーキレバー、クラッチレバーの交換工賃について
ブレーキレバーやクラッチレバーの交換については構造が単純なのでメカに強い人であれば自分で交換するのは簡単でしょう。
ただし、先程も書いたのですが「ブレーキ」というバイクを操作する上でとても重要な部分なので少しでも不安な方はプロにお願いしましょう。
バイク屋さんやパーツショップでやってもらった場合の相場は片側1,200円~2,000円ぐらいになります。
ただし、ネットで買ったものを持ち込んだ場合などは工賃が倍の4,000円ぐらいになるので注意が必要。
※工賃はショップによって違うので上記は目安となります。
もしレバーを交換してもらった後もスピードを出す前に「いつもと同じ位置でブレーキが効くか?」と細心の注意で操作をしてくださいね。
まとめ
以上がブレーキレバー、クラッチレバーのカスタムについてでした。
レバーのカスタムはとても目立たない部分です。
しかし、本当に自分にぴったりのレバーをつければ長距離ツーリング時の左手の疲労が軽減されますし、緊急的なブレーキ操作時もより手前で停止できる可能性があります。
「楽に」「安全に」レバー操作をしてカスタムを楽しみましょう!
投稿者プロフィール
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カブ主キャンパー:ベル
年越宗谷岬を始め日本一周・ベトナム・台湾をバイクで横断!!
バイク好きはもちろんのことクライミング&登山にキャンプも大好き!超アクティブライダー。
愛車はスーパーカブ110。
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