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Moto Connect(モトコネクト) > 記事 > トピックス > 【ヤマハ】エンジンや足回りなどを変更した2023年型「TRICITY」が発売
トピックスバイクニュース

【ヤマハ】エンジンや足回りなどを変更した2023年型「TRICITY」が発売

モトコネクト編集部
最終更新日 2023/02/25 12:43
モトコネクト編集部
Published: 2023年2月14日
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ヤマハ発動機株式会社は、フロント2輪のLMW※1モデル「TRICITY(トリシティ)125※2」および「TRICITY155 ABS」をモデルチェンジし、2月28日(TRICITY125)、4月14日(TRICITY155 ABS)にそれぞれ発売します。

目次
  • 主な変更点
  • TRICITY125 /TRICITY155 ABSの新たな特徴
    • 平成32年排出ガス規制適合の新「BLUE CORE」エンジン
    • 静かなエンジン始動をもたらす「Smart Motor Generator」
    • 低燃費に貢献する 「Stop & Start System」
    • 快適な乗り味のステアリング機構「LMWアッカーマン・ジオメトリ」
    • 上質感のある乗り心地の新フレームと新作リアサスペンション
    • 着信通知や燃費管理が可能なスマートフォン用専用アプリ対応
    • スマートキーや新デザインメーターパネルなど便利な機能充実
  • 製品情報と主要諸元
TRICITY125 グレーイッシュブルー
TRICITY155 ABS マットベージュ

※1. LMW=Leaning Multi Wheel。モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称。商標登録第5646157号。
※2. TRICITY125は本モデルよりUBS(Unified Brake System)モデルのみの設定。

主な変更点

今回のモデルチェンジの主な変更点と特徴は

1)平成32年排出ガス規制適合の水冷・4ストローク・SOHC・単気筒・4バルブ・124cm3/155cm3新“BLUE CORE※3”エンジン
2)静粛かつ振動の少ないエンジン始動をもたらす「Smart Motor Generator」
3)低燃費に貢献する「Stop & Start System」
4)同心円を描き滑らかな旋回を可能とする「LMWアッカーマン・ジオメトリ※4」や新フレーム、ロングホイールベース化などによる上質な乗り心地
5)スマートキーシステムの搭載や着信通知/燃費管理が可能なスマートフォン専用アプリへの対応

など、利便性を高める機能の充実です。

「TRICITY125」「TRICITY155 ABS」は、LMWテクノロジー※5による安定感のあるコーナリングと上質なクルージング性能を兼ね備え、なかでも「TRICITY155 ABS」は、高速道路も走行可能なことから、通勤・通学だけでなく週末のツーリングまで幅広いシチュエーションで、ライディングの楽しさを味わえます。

※3. BLUE CORE:ヤマハ発動機株式会社は、“走りの楽しさ”と“燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想として、2014年より“BLUE CORE(ブルーコア)” を掲げています。この思想は高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして性能実現を図るもので、「TRICITY125」「TRICITY155 ABS」のエンジンもこの“BLUE CORE”思想に基づき開発しました。商標登録第5676267号。
※4. LMWアッカーマン・ジオメトリ: 操舵軸(ナックルエンド)とリーン軸をずらすオフセットジョイントを装備することで、リーンし、なおかつ内外輪差が生まれるフロント2輪が、常に旋回方向を向く設計を成立させるヤマハ独自の構造のこと。
※5. LMWテクノロジー:平行な上下2本のアームで構成するパラレログラムリンクのあるサスペンションと操舵機構で軽快感と安定感を両立する技術。

TRICITY125 /TRICITY155 ABSの新たな特徴

平成32年排出ガス規制適合の新「BLUE CORE」エンジン

高燃焼効率、ロス低減、冷却性の3点を照準に開発し、走りの楽しさと燃費・環境性能を両立させる“BLUE CORE”エンジンを平成32年排出ガス規制に適合させて搭載。新作シリンダーヘッドを採用し、コンパクトな燃焼室を形成することで、従来の10.5:1から11.6:1(TRICITY155のみ)へと圧縮比を高め、高効率燃焼を実現しています。吸気バルブは 20.5mm径へと拡大し、良好な吸気効率を確保。シリンダーヘッドは、冷却経路を最適化し信頼性の向上を図っています。

静かなエンジン始動をもたらす「Smart Motor Generator」

エンジンには、「Smart Motor Generator」を採用しました。始動時はスターターモーターとして機能し、走行時はジェネレーターとして働きます。従来のスターターモーターと減速ギアが不要となり、軽量・コンパクト化と静かなエンジン始動を実現しています。

低燃費に貢献する 「Stop & Start System」

信号待ちなどで停車すると自動的にアイドリングを停止して燃料消費を抑え、再発進時には静かな始動で発進できる「Stop & Start System」を採用しました。アイドリング停止後の再発進は、スロットルグリップを回すことで、瞬時にエンジンが掛かり滑らかに発進できます。

快適な乗り味のステアリング機構「LMWアッカーマン・ジオメトリ」

大型スポーツタイプのLMWモデル「NIKEN」や「TRICITY300」で実績のある“LMWアッカーマン・ジオメトリ”を新たに専用設計し採用しました。フロントサスペンション周りとのバランスを最適化し、自然な操縦性と接地感を実現、快適で質感ある乗り心地をもたらしています。押し歩きもスムーズです。

上質感のある乗り心地の新フレームと新作リアサスペンション

強度・剛性バランスを最適化した新フレームは、縦剛性、ねじり剛性を強化しつつ、適度な“しなり”を確保。エンジン搭載位置などのバランスを整え、上質感があり自然なハンドリング、優れた直進安定性、乗り心地を支えます。また1,350 ㎜から1,410㎜へホイールベースを延長したことにあわせて、リアサスペンションは、ショックアブソーバーの全長を延長。バネレート及び減衰力を最適化することで、上質感があり落ち着いた走行性をもたらしています。

着信通知や燃費管理が可能なスマートフォン用専用アプリ対応

本モデルは、専用アプリ「YAMAHA Motorcycle Connect(略:Y-Connect)」をインストールしたスマートフォンとペアリングが可能です。ペアリングにより次のような機能が拡充します。

(1)車両メーターへのスマートフォン通知の表示
・電話やメールの着信、スマートフォンのバッテリー残量などを表示
(2)スマートフォン画面のサブメーター利用
・エンジン回転数、スロットル開度、エコ運転状況などを表示
(3)オイル・バッテリーのメンテナンス推奨時期のお知らせ
(4)燃費管理
(5)車両の最終駐車位置確認

スマートキーや新デザインメーターパネルなど便利な機能充実

キーを差し込むなどの手間もなく、ノブ操作だけでエンジン始動が可能な「スマートキー」、前述のスマホ連携機能を反映し、「着信」「SNS/メールの受信」「スマ―トフォンのバッテリー状況」などの情報を車両のメーター上で確認できる「新デザインのメーターパネル」、フットスペースの前後長を約20mm延長した「フットボードスペース」、操作しやすい「タンデムフットレスト」、照射範囲を拡大した「ヘッドランプ」など、日常使いに便利な機能を充実しています。

製品情報と主要諸元

TRICITY125 ホワイト
TRICITY125 マットグレー
TRICITY155 ABS ホワイト
TRICITY155 ABS マットグレー
名称 カラー 発売日 メーカー希望小売価格
TRICITY125 ・ダークグレーイッシュブルーソリッドB(グレーイッシュブルー/新色) 2月28日 495,000円(税込)
・ホワイトメタリック6(ホワイト/新色)
・マットグレーメタリック3(マットグレー/新色)
TRICITY155 ABS ・マットイエローイッシュグレーソリッド1(マットベージュ/新色) 4月14日 566,500円(税込)
・ホワイトメタリック6(ホワイト/新色)
・マットグレーメタリック3(マットグレー/新色)

※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。

■主要諸元

TRICITY125 TRICITY155 ABS
認定型式/原動機打刻型式 8BJ-SEK1J/E34AE 8BK-SG81J/G3T3E
全長/全幅/全高 1,995mm/750mm/1,215mm
シート高 770mm
軸間距離 1,410mm
最低地上高 165mm
車両重量 168kg 172kg
燃料消費率※1 国土交通省届出値 定地燃費値※2 45.5km/L(60km/h)2名乗車時 43.6km/L(60km/h)2名乗車時
WMTCモード値 (クラス)※3 44.9km/L(クラス1)1名乗車時 42.1km/L(クラス2, サブクラス2-1)1名乗車時
原動機種類 水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ
気筒数配列 単気筒
総排気量 124cm3 155cm3
内径×行程 52.0mm×58.7mm 58.0mm×58.7mm
圧縮比 11.2:1 11.6:1
最高出力 9.0kW(12PS)/8,000r/min 11kW(15PS)/8,000r/min
最大トルク 11N・m(1.1kgf・m)/6,000r/min 14N・m(1.4kgf・m)/6,500r/min
始動方式 セルフ式
潤滑方式 ウェットサンプ
エンジンオイル容量 1.00L
燃料タンク容量 7.2L(無鉛レギュラーガソリン指定)
燃料供給方式 フューエルインジェクション
点火方式 TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/型式 12V, 6.0Ah(10HR)/YTZ7V
1次減速比/2次減速比 1.000 /10.208
クラッチ形式 乾式, 遠心, シュー
変速装置/変速方式 Vベルト式無段変速/オートマチック
変速比 2.386~0.748:無段変速 2.341~0.736:無段変速
フレーム形式 アンダーボーン
キャスター/トレール 20°00′/68mm
タイヤサイズ(前/後) 90/80-14M/C 43P(チューブレス)/130/70-13M/C 57P(チューブレス)
制動装置形式(前/後) 油圧式ディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式(前/後) テレスコピック/ユニットスイング
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ LED/LED
乗車定員 2名

■製造事業者:Thai Yamaha Motor Co., Ltd. ■製造国:タイ ■輸入事業者:ヤマハ発動機株式会社
※1 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率です。
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。

 

リリース:ヤマハ発動機株式会社

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タグ:2023トリシティバイクニュースモデルチェンジヤマハ
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