関西のバイク乗りからすると、ちょっと行きづらい東北ツーリング。
北海道に次いで2番目に広い岩手県にも絶景ルートやグルメ、立ち寄りたいスポットがたくさんあります。
そこでこの記事では、関西に生まれ、関西で育ち、関西をバイクで走り回っていると気づけば全国を走り回っていたカゲモトが選んだ、岩手県のオススメツーリングスポットと、ツーリングに欠かせない!近所のおいしいごはん屋さんをまとめてご紹介します。
ぜひ、最後までお付き合いください。
「岩手県を堪能したい」「ご当地グルメを食べたい」その欲望、叶えます
岩手県といえば、日本百名山のひとつで岩手県のシンボル「岩手山」や世界遺産「中尊寺 金色堂(ちゅうそんじ こんじきどう)」、わんこそば・じゃじゃ麺・冷麺の「盛岡三大麺」などが有名です。
私は2回ほど東北ツーリングを楽しみましたが、岩手県はまだまだ堪能できいません。
そこで今回は、カゲモトが実際に訪れたルートやスポットをはじめ、次は必ず行きたいスポットも集めてみました。
四季を楽しむ:北上展勝地
「北上展勝地(きたかみてんしょうち)」は桜の名所として有名ですが、季節によってさまざまな花が咲き誇ります。
桜が散った後はツツジにはじまり、アジサイ、ヒマワリ、ヒガンバナ、パンジーなど、花が咲いていない季節が無いレベル。
イベントも「ぱん・スイーツまつり」「花火大会」「北上展勝地マルシェ」などが催されているので、開催時期に合わせてツーリングするのもいいですね。
数あるイベントの中でもっともオススメなのは、やっぱり「さくらまつり」。
桜名所百選に選ばれた約2kmの桜並木には桜が1万本も植えられていて、桜のトンネルを馬車はとっても絵になります。
展勝地公園内には蒸気機関車が展示されていて、記念撮影や運転席に乗ることも可能です。
新名物のB級グルメ:北上コロッケ
北上市に訪れたら食べてほしいご当地B級グルメ「北上コロッケ」は、地元で作られた二子さといも、黒毛和牛、白ゆりポーク、アスパラガスを使用していて、独特な粘りとコクが特徴です。
北上コロッケは北上市内のお店で提供されていますが、素材以外は自由なので各店舗でいろんなアレンジがされています。
中でも、オススメなのが「風土」の北上コロッケ定食で、ホワイトソースを混ぜてクリームコロッケ風にアレンジ。
店舗前に駐車場があり、テイクアウトも可能なので、バイクでも利用しやすいお店です。
風土の情報
電話番号 | 0197-64-2010 |
予 約 | 可 |
営業時間 | 11:30~14:00(L.O. 13:45) 18:00~23:00(L.O. 22:00) |
定休日 | 日曜日 |
公式サイト | – |
駐車場は店舗横に2台と、バイクには絶妙なスペースがあります。
ご馳走ロード:八幡平アスピーテライン
全長約27kmの山岳道路「八幡平(はちまんたい)アスピーテライン」は高原台地の八幡平を横断する絶景&ワインディングロードです。
広大な景色と走りごたえのある道は東北屈指のツーリングルートといわれています。
ちなみに、アスピーテとは盾状火山のことで、盾をひっくり返して伏せたような形の火山のこと。
八幡平山頂にある見返峠では、絶景を堪能できる展望台や県境を体感できるオブジェ、休憩や食事ができるレストハウスがあります。
4月中旬からゴールデンウイークごろまで見られる雪の回廊も忘れてはいけません!
冬季の通行規制が解除されると、日本一長い雪の壁「雪の回廊」が現れ、峠付近では最大8mにおよぶこともあります。
初夏の新緑や秋の紅葉の中を走るのもオススメで、どの季節に訪れても楽しめる絶景ロードです。
盛岡の冷麺発祥の店:食道園
八幡平アスピーテラインを抜けて南下すること1時間、岩手県最大の都市である盛岡市には「盛岡冷麺」発祥のお店「食道園」があります。
盛岡冷麺は朝鮮半島の冷麺を参考に、牛骨だしに酸味と辛味のあるキムチを合わせた独自のスープ、強いコシとのど越しの良さを持つ透明の麺が特徴です。
食道園は焼肉屋さんですが、冷麺だけの注文も可能なので、ランチはもちろん、〆にふらっと立ち寄るのもいいですね。
食道園の情報
電話番号 | 019-651-4590 |
予 約 | 可(夜のみ) |
営業時間 | 11:30~15:00 17:00~23:00(日祭日は21:00まで) |
定休日 | 第一・第三 火曜日 (連休の場合は営業) |
公式サイト | https://shokudoen.com/ |
食道園に駐車場はありませんが、目の前にバイクも駐車可能な「金田一駐車場」があります。
料金:¥200/h(8:00-22:00)、¥100/h(22:00-翌8:00)
青の世界が広がる:龍泉洞
「龍泉洞(りゅうせんどう)」は日本三大鍾乳洞で、生息しているコウモリと共に国の天然記念物に指定されています。
洞窟内では、吸い込まれそうなほど透明な地底湖と幻想的な光の演出で非日常感が味わえます。
気温は通年10℃前後なので暑い日を狙って涼みに行ってもいいですね。
透明度の高い地底湖の水は、日本名水百選にも選ばれるほど水質が良好で飲むことができます。
龍泉洞の周辺地域では地底湖の水を生活用水として使用しているそうです。
ミネラルウォーターとしても販売されているので、1本お土産にいかがでしょうか。
龍泉洞の情報
電話番号 | 0194-22-2566 |
料 金 | 大人 1,100円 / 子ども 550円 |
営業時間 | 10月〜4月 8:30~17:00 5月〜9月 8:30~18:00 |
定休日 | 年中無休 (増水等で臨時閉洞をする場合あり) |
公式サイト | https://www.iwate-ryusendo.jp/ |
本州最東端の地:魹ヶ崎
岩手県には本州最東端の「魹ヶ崎(どどがさき)」があります。
最東端の地を踏むには、駐車場から4kmほどの険しめな自然歩道を歩く必要がありますが「魹ヶ埼灯台」付近からの景色は必見です。
片道1時間ほどかかるので、歩きやすい服装や飲み物を準備しておきましょう。
本州最東端訪問証明書の購入は、平日限定ですが「宮古市重茂出張所」がもっとも近いです。
週末は景勝地「浄土ヶ浜」にある「浄土ヶ浜レストハウス」で入手可能なので、絶景のハシゴもできてオススメです。
360度絶景のルート:スリーグリーンライン
貞任(さだとう)高原と新山(しんやま)高原、和山高原を結ぶご馳走ロードが「スリーグリーンライン」です。
全長29km、1.5車線のワインディングロードで、気持ちのいい尾根上を走ることができます。
スリーグリーンライン一帯には「ユーラス釜石広域ウインドファーム」という風力発電地帯があり、巨大な風車が43基も設置されていて、異世界のような景色が楽しめます。
ただ、ユーラス釜石広域ウインドファームは現在建て替え中とのことなので、風車の数が減っていたり工事中かもしれません。
尾根からの景色と風を受けて回る風車を見ていると、自分も風になったような気分で走ることができます。
Googleマップにはスリーグリーンラインの記載がないので「ユーラス釜石広域ウインドファーム」を目指してください。
釣れたら1,000万円:カッパ淵
岩手県遠野市にある「カッパ淵」にはたくさんのカッパが住んでいて、人々にイタズラをしていたという言い伝えがあります。
カッパ淵はうっそうとした茂みに囲まれていてうす暗く、今にもカッパが出てきそうな雰囲気です。
実際に、カッパの目撃情報があったらしく、カッパには懸賞金がかけられています。
付近にある観光施設「伝承園」でカッパ捕獲許可証を購入すると、カッパの大好物のキュウリでカッパ釣りにチャレンジできます。
カッパを捕獲して、仲良く遠野市観光協会に行くと賞金1,000万円をもらえる大チャンス!
妖怪伝説が残る岩手県らしい夢のあるスポットです。
伝承園の情報
電話番号 | 0198-62-8655 |
料 金 | 200円 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 年中無休 |
公式サイト | https://www.densyoen.jp/ |
老舗わんこそば店:やぶ屋総本店
岩手県のご当地グルメで忘れてはいけないのが「わんこそば」。
お椀に一口大で分けられたそばを満足するまで食べ続け、お椀の蓋を閉めれば終了する、独特のスタイルが特徴です。
今回ご紹介する「やぶ屋総本店」では、お椀が目の前に積まれていく本来のわんこそばを楽しむことができます。
挑戦すれば大食い証明書をいただけますが、100杯以上食べれば横綱として認められ「記念手形」を発行してもらえます。
岩手県をツーリングするときは旅の思い出にもなる記念手形を目指して、ぜひ挑戦してみてください。
やぶ屋総本店の情報
電話番号 | 0019-82-41011 |
予 約 | 可 |
営業時間 | 平日 10:30~18:00(L.O. 17:30) 定休日前日 10:30~15:00(L.O. 14:30) |
定休日 | 月曜日・祝日 |
公式サイト | https://yabuya.jp/ |
店舗前に大きな駐車場があります。
まとめ
今回は、岩手県のオススメツーリングプランとして、オススメのツーリングスポットと、近所のおいしいごはん屋さんをまとめてご紹介しました。
関西のバイク乗りからすると、ちょっと行きづらい東北ツーリングですが、一度は走ってほしいエリアです。
私は2回ほど岩手県でツーリングをしましたが、胃袋とスケジュールの都合で盛岡三大麺はコンプリート出来ていないのが心残り。。。
「近いうちにまた走りたい」と感じさせてくれる岩手県、あなたもぜひ一緒に岩手ツーリングを楽しみしましょう。
ではまた!
投稿者プロフィール
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バイクと旅が大好きな夫婦ライダー、カゲモトです。ハネムーンの東本州1周をきっかけに、北海道1ヵ月旅、九州1年移住をへて、全国を走破しました。
今は関西を拠点に日本中を走り回って、ご当地グルメやB級ツーリングスポット、ミニマムキャンプを楽しんでいます。
愛車はNUDA900R・トリッカー・XL883R改。
執筆担当のカゲ太とご意見番のカゲ美が「実体験にもとづいたモトライフを楽しむヒント」をお届けします。
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